面白味があるようでない…つまり、盛り上がりに欠けるって事ですな。
明人(染谷将太)の行方と、誘拐犯が誰かは最終回まで引っ張ってもおかしくないとは言え。
「価値あるモノ」、禎子(斉藤由貴)の死の真相、楓(吉高由里子)の正体…
最終章だから流石にどれか1つでも進展するだろうと考えていただけに、
結局、話をあっちこっちに広げたまま終わってしまうとは思いもしませんでしたよ。
隠し子の件。まるで伯朗(妻夫木聡)を取り合っているかのような
楓と元美(中村アン)のドロドロシーン。
お陰で…主人公の存在感が霞む霞む(苦笑)
いや、一応最後ではしっかり出していましたし、所々で介入したりもしていたんですけど、
後者に関しては、矢神家や元美がいて初めて自分の意思を伝えられたからであって。
先導している誰かについて行くか、翻弄されるかに過ぎないんですね。
明人の話し方に似せて康治(栗原英雄)に語りかけるシーンは良かったですよ?
でも、個人的に伯朗で印象に残ったのと言えば…元美がリストアップしてくれた"謎"で
何が一番引っかかったかを聞かれた時に、楓の裏切りを選んだ所。
母が殺されたかどうかよりも、継父の研究よりもそっちかい!
とツッコむでしょ、これは(笑)
「風呂上がり」な事がよっぽど気に障ったらしく、
勇磨(ディーン・フジオカ)にも感情むき出しな様子だったのがちょっとウケる。
それでいて、元美には手作りのシフォンケーキを渡す。
「蔭山さんの方がお似合い」って言うけどさぁ…
彼からしたら、付き合えればどっちでも良い感じだと思いますぜw
冒頭で挙げたいくつかの真相は勿論ですが、それら以上に気になる部分もありますよ。
山下容莉枝さんがただの焼き鳥屋店主で終わるはずがなくて、
元美の言う通り、口裏合わせはしているんでしょうし。
小日向文世さんをキャスティングした意図があるのかどうかも。
どう見ても一番怪しい牧雄(池内万作)&祥子(安蘭けい)がそのまま
明人の誘拐犯でした!という展開になるのは面白くないので…
重要な場面で是非活躍していただきたいです。
(以前も、伯朗が禎子に関する話を順子(酒井美紀)に尋ねた時、
途中で話題を遮るような発言をしてましたしね。)
そして、終盤のシーンで康治が伯朗を明人だと勘違いしていた件も、
もし今までもそうだったのだとしたら、「あきとにうらむな」のメッセージも
また違う意味に捉えられそうなんですよねぇ。
これだけ"モヤモヤ"があるんですよ。真相も色々残ってるんですよ。
隠し子&康治が亡くなった以外は全然話が進んでいない。
来週…通常通りの45分でまとめられるの?という不安しかないです。
日曜劇場なのに25分拡大しないんですって。
ぶっちゃけた話をすると…こんなダラダラ進むんだったら
評判高めな裏のSPを見れば良かったかなぁと後悔していますw
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