前作から約1年ぶりの続編。
まず…先週まで放送されていた「きれいのくに」との振り幅の大きさに面喰らう。
そして、初回からこんなに情報量過多だったっけ!?(笑)
と思ってしまったけれども、
よくよく考えてみれば前作だって、いきなりハワイに飛ぶとか、
妙に練りこまれたタイムスリップの設定だとか、
中将(桐山漣)と出会ってオホホホホが2倍になるだとか、
割とカオスな事は詰め込まれてきたんだもんなぁ。
あちこち飛び交うネタにクスクスと笑わされながら
あっという間に見終えてしまった感覚は、当時も一緒だ。
いや、面白いけどそんなに続けるの!?と疑問だった和歌対決は、
実は沙織(伊藤沙莉)に紫の上(紺野彩夏)が現代に来ている事を知らせるための
重要シーンだったんですね。
そして、謎にルー大柴臭を醸し出す一条(一ノ瀬颯)もライバルとして参戦。
前作を見ている身としては、第一印象の強烈さでは
光源氏(千葉雄大)も中々負けていないのに(むしろパッと見なら強いのに)、
一条のいちいち癖の凄い喋り方のお陰で
光源氏の方がまだ丸く見えてしまうんだから、慣れって怖い(笑)
新キャラを引き立たせるために、よりピュアな"悩める学生"風に描写して
差別化を図ったとも言えるでしょうか。
前作ではタイムスリップならではの面白さを。
本作ではこじれた人間関係を中心に描くといった感じ。
全四絵巻と話数は短いですが、短いからこそ
1つの物事を集中的に描ける…といった利点はありそうな気がしています。
とにかく、個人的にはお気に入りの、
サバっとしつつも切れ味の鋭い伊藤沙莉さんのツッコミや、
眉をピクピク動かしながら楽しそうに演じる千葉雄大さんのコメディアンっぷりを
初回で十分にお見かけ出来たので、それだけでも「帰ってきた」満足感は味わえました。
話数も展開もジェットコースターのように突き進む本作、楽しみますぞ!
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