冬ドラマの雑感いろいろ④〜となりのチカラ・DCU〜

 

今回はこちらのラインナップになっております(時系列順)↓

※タイトルをクリックすると、そのページに飛びます。

・となりのチカラ 4話

・DCU 6話

え〜と、記事タイトルの通り、各々の感想は長くありません。そして雑です。

それでもよろしければ… ※しばらくテンプレです。

 

  

となりのチカラ 4話(2/24放送分)

 

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今まではメインターゲットの悩みに立ち入る1話完結型に近い作りだったけれども。

徐々に周りと仲が深まってきている事もあり、今回は複数のサブエピソードも絡めつつ、

ようやく宣伝通り"1つのコミュニティ"が繰り広げる物語として展開していった感じですね。

相変わらず解決までの過程がワンパターンで間延びしているのが難点ではありますが、

今回でちょっとだけ奥行きが増し、変化を感じられた気がします。

 

そして、親子が意外と簡単に復縁するように見えても、

双方の考え・疎遠になった理由はちゃんと理解出来る描写になっており、

強引でも何だかんだ納得させられる流れになっていたのも良かったです。

 

ただ…これはクオリティというより編成の問題なんですけど、

1話分放送したら翌週お休みという方式を2回やったからか、

話のあまりの進まなさにイマイチ盛り上がれていない私もいるんですよね(笑)

勝手なのは重々承知しているんですが…。

今回から通常に戻るでしょうから、

視聴意欲が高まるような展開になる事を期待するしかないですね。

 

  

DCU 6話(2/27放送分)

 

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次回もまた水族館で捜査となると、

やっぱり"大人の事情"があるのかっていうのは置いといて…(笑)

今回は今までよりもちゃんと仕事しているようには見えましたね。

「仕事している」のが伝わるだけでも個人的には大きいのですw

縦軸や、前回の場合は家庭パートと、

本筋の中に切り刻んで入れる作りが多かったですから…。

 

確かに頻度的には変わらなかったかもしれません。

ただ、合間合間に挿入されたものは大まかに言えば

「成合は生きているのか」で共通しているエピソードばかりで目立つような進展はなかったし、

短いやり取りでサラッと済ませる程度だったからそう感じたんだと思ってます。

その上で、縦軸で最も重要になる部分を最後にまとめて持ってきたのは良かったです。

最初からこういう見せ方だったら若干まともに映ったでしょうけどね…。

 

ところで、違和感があると言えば、

50代の犯人が渡航資金集めのために密輸に手を出したという突飛さ具合もそうなんですけど。

個人的には、指輪を使用しての検証シーンにありまして。

DCUのメンバーに女性もいて、被害者の女性がつけた傷なのに、

なぜ男性しか参加しないのか?と疑問で疑問で。

力加減が全然違うから、それじゃ検証にならないのに…。

 

 

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ミステリと言う勿れ 7話 感想|"天使"は亡くなっていた…

 

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(リアタイ時は途中からちゃんと視聴出来なくて。

後日見返してから雑感集に加えようと思って見たら…

これは書かずにはいられないでしょ…って事で、遅くなりましたが感想を投稿しました(笑))

 

うわーーーーっ!!こりゃ驚いた!!!

香音人(早乙女太一)の佇まいに浮世離れした感じはあるなぁとは思ってはいたけど…

よほど鋭い思考の持ち主じゃない限り、あの真相には気づきませんよ…(笑)

ネタバレも一切見かけなかったし、原作既読の方はうずうずして堪らなかっただろうなぁ。

 

で、前回の雑感で、おたまじゃくしの話をしている

陸太(岡山天音)のエピソードを挙げた件。

ピーターパンシンドロームに陥っているのかと思わせる描写が

印象に残って言及したんですが、

ある意味、それも伏線となって繋がる結末ではありましたね。

虐待や性暴力、そして、異常な環境の中での生活を続けていたら多重人格を作る。

さらに陸太の場合は…親を燃やして殺すという現実から、"命の恩人"だと信頼していた相手を

衝動的に殺した現実から逃れたくて、そうなってしまった。

一方で、同じく家庭環境にトラウマがあったらしい整(菅田将暉)には、

考えるとは何かを教えてくれる人が身近にいたので、普通の大学生へと順調に成長出来た。

 

せめて、生徒の指導よりも自分の株を上げる事に夢中な担任さえいなければ、

「同じ想いをして苦しんでいる子供がいるから助けなくちゃ」という想いを助長する事は

少しでもなかったのかもしれないけれども…

でもやっぱり、全ては家庭次第で人生が決まってしまうのだ…

これが俗に言う「親ガチャ」なのだと、その実態に心が痛むお話でした。

エピソード単体でも辛いのに、ほぼ同年代の菅田将暉さんと岡山天音さん演じる役で

「天国と地獄」で人生を対比させるものだから、余計に辛い気持ちにさせられましたね。

前回は、単純にカエル顔に見えるからキャスティングしたのかな?と思ってましたけど、

全てを見てからだと…二面性の演技も含めて、物凄い説得力があった気がします。

 

それにしても、もう本当に…今回の話は"優れた"話で………

内容で言えば、軸はちゃんとミステリーになっているものの、

親ではなくても教育してくれる大人が身近にいる事の大切さとか。

実際にニュースでバカな行為をして捕まった容疑者の映像を見て

「何やってんだ…」と思っていても、もしかしたらその容疑者の中にも

今回の天使と同じような境遇だった人がいるのかも…という

思考のヒントを与えられたりだとか(全肯定する訳ではないけど)、

社会派の要素も絡めて考えさせられる点で、余韻の強く残る仕上がりになっているし。

それと同時に、扱いようによっては盛り込み過ぎになりがちな

「今の主人公に至るまでのルーツ」=縦軸も、

さらっと絡ませて紹介してみせたのもよく出来ていました。

演出で言えば、香音人がいない現実をはっきり告げられてから、

まるで魔法が解けたかのようにセピアからダークの世界観に変わる所が

陸太の心境を物語っていて良かったです。

 

風呂光(伊藤沙莉)も含めた三角関係の描写に関しては、

最後のマフラーのくだりはやや蛇足な気がしなくもないですが、

それ以外は"重要な視点"になるように見せていて、上手い構成だなぁと。

イカの場合は実に掴みにくい存在で。

今回のエピソードを通して未来が読める事を仄めかしたり、

整には見えて他の人には見えない事を紹介したりしているものの、

彼女が見えているという事は、少なからず一概に"幽霊"とは片付けられないんですよね。

恋愛要素は強めて欲しくないですが、彼女はキーパーソンにはなるのかも。

 

「考えて生きる」というヒントを与えてくれた整を見上げる

陸太の柔らかな表情と淡いライティングのカットにかかる主題歌。

今まで合わない合わないと散々ツッコんで来たのに、

今回は相性が良過ぎて涙が出ましたよ(笑)

4話の爆弾犯の回と肩を並ぶくらいの出来でしたね。

 

↓前回の雑感はこちら↓

 

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