DCU 1話 感想|水から離れている事は確か。

 

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劇中ではDCUは「海上保安庁に新設された組織」という説明があったから、

海上保安庁について調べてみたら、こんな仕事をしているらしい…

海上保安庁は、日本の行政機関のひとつ。

海上における人命・財産の保護、法律違反の予防・捜査・鎮圧を任務とする

国土交通省の外局である。(Wikipediaより引用)

となると、DCU自体は「海上保安庁の仕事である"捜査"に特化した組織」と

解釈しておけば良いらしい。

 

まぁ、なぜ調べたのかというと、海上保安庁については漠然としたイメージを持っているだけで

よく知らない…っていうのもあるんですが、

単純に言って、刑事との違いが分かりづらかったからなんですよね。

肝心の潜水捜査シーンは「手がかりを探す」のではなく

「本当に現場に落ちているのか」を確認する程度のもので、

それ以外は全体的に陸での捜査が多く、ベタな2時間刑事ドラマを見ているようで…

別の例えをすれば…刑事が"海底で捜査する"権限も持ってしまっているって感じ。

わざわざ海上保安庁を舞台にした理由付けが弱い気がしました。

実際の仕事に寄せて作られているのかもしれませんが、

初回ではまず、刑事と海上保安庁の違いを明確にして

視聴者に理解させる必要があったと思います。

例えば…「手段を選ばない」と言うのなら、某取調ドラマの某食べ物コンビみたいに、

清水(山崎育三郎)含めた捜査一課の面々を巻き込んで

連携をとる描写にしてみても良かったんじゃないですかね?

 

内容自体も、85分内で処理するには情報が多くて、頭に入りづらかったです。

お陰で、事件捜査パートは"何となく"の感覚で話の流れを掴むしかなく…

2つの職業の差別化すら出来ていないのに、

瀬能(横浜流星)が新名(阿部寛)をスパイだと確信するくだりを入れるのは欲張り過ぎ。

せめて、冒頭では「新名に助けられた少年時代」だけを強調して、

ラストで新名らしき人物(肩から下を映す形で)が誰かを落としているシーンを流して

「もしかして…?」と疑惑を持たせる程度で十分だったでしょう。

 

演出に関しても、ハリウッドとの共同制作を押した割には

いつもの池井戸作品風の日曜劇場らしい印象を覚えましたし。

劇伴も今期あるあるなのか(?)、壮大な世界観に見せようとするあまりに

音量が大きく聞こえて、ごちゃごちゃしていた気がします。

あと、役者さんについてはポジティブな事しか基本書きたくないんですが…

あえてお名前を伏せるとすると、

上品な装いが公安の陰湿な雰囲気と合っていなかったような…?(これは人物設定が原因)

 

「TOKYO MER」が海に置き換わった話だと思い込んでいた分、

主人公がよくある熱血ヒーローで終わらないのは斬新で、

15年前の真相に興味を抱かせるような内容だったので次回以降も見てみますが…

少なからず、次回以降への期待を書くとするなら…

本作にしかない特性をもっと活かして欲しい…に尽きますね。

 

↓次回の感想はこちら↓

 

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