2023年01月一覧

罠の戦争 2話 感想|虻川撃退作戦は成功でも、結末が既に心配に…

 

 

面白いですね。

罠をテーマにしているだけあってか、

亨(草彅剛)はきっともう先回りしているんだろうなぁ…というのは割と読めていて、

その点では驚きが少ないと言えば少ないのですが。

彼が危険的な状況に追い込まれそうな様子を少し長く描く事で、緊迫感を煽ったり、

先に伏線を張っておいて、溜めて溜めて…から種明かしをしたりと

罠のからくりを焦らし過ぎない程度に、上手い事隠しながら見せていっているので、

仕掛けられる側の「やられた!」感を主人公目線で味わえる作品として

純粋に楽しめる仕上がりになっています。

 

そして、妻・可南子(井川遥)の絡ませ方も良いなぁと。

復讐劇関係なく、妻や子供の登場する家庭パートって、

主人公と直接関わりのないエピソードやネタが多いために

話の腰を折ってしまう傾向にあるんですけど(個人的印象)。

前回での「一緒に闘おう」という宣言通り、

家庭パートは家庭パートでも、可南子が亨の作戦に協力的になっている描写がほとんどで、

本作の言葉を借りるなら"秘書"的存在として、既にポジションを確立しているのが伺えるのが

テンポの良さに繋がっている気がします。

「何気ない日常がいかに幸せだったか…」を映す回想の尺も、丁度良い塩梅に収まっています。

 

ただ、2話の時点で虻川(田口浩正)が解雇となると…

鷲津家を陥れた相手が今はっきり分かるのが、犬飼(本田博太郎)と

息子を突き落としたと思われる黒パーカーの男しかいないとなると、

(全10話だと想定して)残り8話でどんな展開をしてくるのかが気になりますね。

まぁ…「罠の戦争」というタイトルになっているくらいですから、

そのうち、味方だと思い込んでいた"誰か"が裏切って、

折り返し地点になったタイミングで

亨が窮地に立たされる逆転の流れになるのか?とは踏んでいますが…

その中で完全に信じきれていないのは、

蛯沢(杉野遥亮)、鷹野(小澤征悦)、鴨井(片平なぎさ)辺りでしょうか?

まだ本格的な出番がない総理大臣・竜崎(高橋克典)、

犬飼の息子・俊介(玉城裕規)もいる事ですし、

登場人物の多さを活かして、ここはもう一捻り、二捻りある事に期待したいです。

 

っていうか…2話にして、既に結末が心配になってきましたね。

人は刺すし、周囲にいるとウザったく感じる"虻"川だけに、

最終回は、復讐を遂げた亨が彼に刺されて

バッドエンドになるんじゃないかと危惧しております(汗)

亡くなってしまったら、もうその可能性は低くなるんですけどね。

事務所を解雇させられただけで、1人で自由に動き回れる時間が増えますからねぇ…(震)

本来泥臭く見える復讐を鮮やかに魅せている作品なだけに、

報われたまま終わって欲しいと思えてしまうのです。

 

 

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スタンドUPスタート 1話 感想|いくらなんでも軽すぎるかと…(汗)

 

 

初っ端から「これはちょっと…」と嫌な予感はしていましたけど、

最後まで良い意味で裏切られる事なく終わってしまいました。

いちいち無駄な動きばかりする主人公にしろ、

(原作通りかは知らないけど)意味不明なプロレスシーンにしろ、

なぜか30分前に巻き戻すギミック展開にしろ、複数案件にしろ…

もう全てが「回りくどい」としか言いようがありません(汗)

 

肝心の「人を変えていく」ストーリーが筋道を立てて描かれていたら良かったんですけど、

好転していくまでの"間"がおざなりになっているようでは、

残念ながら、薄っぺらく見えてしまうんですよね。

例えば…林田(小手伸也)が帰宅した途端、妻も息子も避けるようにテーブルから離れる行為は

日々の不満やモヤモヤが溜まった結果なのに、

彼の仕事が順調で再び調子を取り戻したくらいで、

息子が「かっこいいじゃん」って言うのも、簡単に家族の仲が元通りになるのも

現実味に欠けている気がしますし。

音野の夫・圭一郎(大東駿介)の変化にしたって、今まで"頑張って家庭を支えてる自分"を

見下してる(と思い込んでいる)奈緒安達祐実)が気に食わなくて

高圧的な態度をとっていたのに、

奈緒の泣きの訴えに同情するようになって、会社を辞める件を受け入れたのも違和感。

まぁ…圭一郎側も、恨み言しか吐けないほど精神追いやられているんだろうなとは

素振りから察しはしましたが、

せめて、「自分より優位に立っといて悲劇のヒロイン面すんなや!」とか、

「会社を辞めろって、バカにしとんのか?」とか、

何か一言あっての本音での話し合いだったら、まだ納得出来たんじゃないでしょうか。

 

竜星涼さん演じる役もね…予告映像の時点で「ああ…」とは思いましたけど、

某朝ドラのあの破天荒キャラで知名度が上がってしまったからなのか、

しばらく似通った役が続きそうなのが、余計なお世話ながら気の毒です(泣)

 

回りくどい件は拡大放送が原因だとは分かっているので、あと何話かは様子見してみますが。

裏のドラマもありますし、感想の方はもう良いかなと…。

 

 

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スタンドUPスタート 1話 感想|いくらなんでも軽すぎるかと…(汗)

 

 

初っ端から「これはちょっと…」と嫌な予感はしていましたけど、

最後まで良い意味で裏切られる事なく終わってしまいました。

いちいち無駄な動きばかりする主人公にしろ、

(原作通りかは知らないけど)意味不明なプロレスシーンにしろ、

なぜか30分前に巻き戻すギミック展開にしろ、複数案件にしろ…

もう全てが「回りくどい」としか言いようがありません(汗)

 

肝心の「人を変えていく」ストーリーが筋道を立てて描かれていたら良かったんですけど、

好転していくまでの"間"がおざなりになっているようでは、

残念ながら、薄っぺらく見えてしまうんですよね。

例えば…林田(小手伸也)が帰宅した途端、妻も息子も避けるようにテーブルから離れる行為は

日々の不満やモヤモヤが溜まった結果なのに、

彼の仕事が順調で再び調子を取り戻したくらいで、

息子が「かっこいいじゃん」って言うのも、簡単に家族の仲が元通りになるのも

現実味に欠けている気がしますし。

音野の夫・圭一郎(大東駿介)の変化にしたって、今まで"頑張って家庭を支えてる自分"を

見下してる(と思い込んでいる)奈緒安達祐実)が気に食わなくて

高圧的な態度をとっていたのに、

奈緒の泣きの訴えに同情するようになって、会社を辞める件を受け入れたのも違和感。

まぁ…圭一郎側も、恨み言しか吐けないほど精神追いやられているんだろうなとは

素振りから察しはしましたが、

せめて、「自分より優位に立っといて悲劇のヒロイン面すんなや!」とか、

「会社を辞めろって、バカにしとんのか?」とか、

何か一言あっての本音での話し合いだったら、まだ納得出来たんじゃないでしょうか。

 

竜星涼さん演じる役もね…予告映像の時点で「ああ…」とは思いましたけど、

某朝ドラのあの破天荒キャラで知名度が上がってしまったからなのか、

しばらく似通った役が続きそうなのが、余計なお世話ながら気の毒です(泣)

 

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スタンドUPスタート 1話 感想|いくらなんでも軽すぎるかと…(汗)

 

 

初っ端から「これはちょっと…」と嫌な予感はしていましたけど、

最後まで良い意味で裏切られる事なく終わってしまいました。

いちいち無駄な動きばかりする主人公にしろ、

(原作通りかは知らないけど)意味不明なプロレスシーンにしろ、

なぜか30分前に巻き戻すギミック展開にしろ、複数案件にしろ…

もう全てが「回りくどい」としか言いようがありません(汗)

 

肝心の「人を変えていく」ストーリーが筋道を立てて描かれていたら良かったんですけど、

好転していくまでの"間"がおざなりになっているようでは、

残念ながら、薄っぺらく見えてしまうんですよね。

例えば…林田(小手伸也)が帰宅した途端、妻も息子も避けるようにテーブルから離れる行為は

日々の不満やモヤモヤが溜まった結果なのに、

彼の仕事が順調で再び調子を取り戻したくらいで、

息子が「かっこいいじゃん」って言うのも、簡単に家族の仲が元通りになるのも

現実味に欠けている気がしますし。

音野の夫・圭一郎(大東駿介)の変化にしたって、今まで"頑張って家庭を支えてる自分"を

見下してる(と思い込んでいる)奈緒安達祐実)が気に食わなくて

高圧的な態度をとっていたのに、

奈緒の泣きの訴えに同情するようになって、会社を辞める件を受け入れたのも違和感。

まぁ…圭一郎側も、恨み言しか吐けないほど精神追いやられているんだろうなとは

素振りから察しはしましたが、

せめて、「自分より優位に立っといて悲劇のヒロイン面すんなや!」とか、

「会社を辞めろって、バカにしとんのか?」とか、

何か一言あっての本音での話し合いだったら、まだ納得出来たんじゃないでしょうか。

 

竜星涼さん演じる役もね…予告映像の時点で「ああ…」とは思いましたけど、

某朝ドラのあの破天荒キャラで知名度が上がってしまったからなのか、

しばらく似通った役が続きそうなのが、余計なお世話ながら気の毒です(泣)

 

回りくどい件は拡大放送が原因だとは分かっているので、あと何話かは様子見してみますが。

裏のドラマもありますし、感想の方はもう良いかなと…。

 

 

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ブラッシュアップライフ 3話 感想|台詞通り「最高だよ」!w

 

 

黒木華さんと野間口徹さん…

共演作的にも危ない関係性的にも「ゴシップ」じゃん(笑)っていうのは置いといて…。

いや〜、今回も楽しかったですねぇ。

何と言っても黒木華さん、ナイスキャスティングでした。

 

玲奈(黒木華)にカミングアウトしたらどんな反応で来るのか?を

3人でシミュレーションしてみた中盤。

個人的には、まさかのまさかで「うん、知ってたよ」という意外な返事を返す

ヤバい女性展開になるのかと予想して見ていたら…

妥当でありつつもちょっとだけ斜め上な答えで、

穿った考えをしてしまってごめんなさーい!って思っちゃいましたよ(笑)

で…さらに面白かったのは、ヤンキー口調。

見た目ふわふわ、喋り方おっとりでも、

感情的になると早口で捲し立てるし、パンクだって歌う…

そのギャップでインパクトを残すには、黒木華さんの佇まいがぴったりでしたし、

演技力の高さを改めて思い知らされたシーンでもありました。

 

そんなコミカルさも盛り込まれたゆる〜い日常描写はもちろんの事ですが、

ふと"哲学"めいた、考えさせられる要素も含ませている構成自体も

やっぱり魅力的に映るんですよね。

今回、特に"哲学"だなぁ…と(勝手に)感じたのは2点。

1周目と2週目で、自身が関わっている・いないの違いだけで

その人の人生がポジティブな方向に変わっていたのを引きずっている

麻美(安藤サクラ)の描写を通して、

人生は全てが上手くいくとは限らないから、自分の歩んだ道を信じるのみ…という

視聴者へのメッセージがさり気なく込められていた点と。

あのグラフは大分誇張されてはいましたが(笑)でも、うっすら現実味があるのも事実で、

自転車でよそ見していたのも含めて、

人が不意の事故で亡くなる可能性は、どの世代でも十分にある…というのを示した点。

本作の見所になっている「麻美のブラッシュアップライフが成功するのか?」を

引き立てるための"隠し味"程度に留めているのが、毎回凄いなぁと思うのです。

 

凄いで言えば…1話は「フリン シタラ バラス」で衝撃的な暗号を残して終わり、

2話は痴漢冤罪を晴らしたのを絡めた「逆転裁判」、

今回は、もしサバの道を選んでいたら、サバの味噌煮になって食べられて

短い生涯を遂げていたのかもしれない…という皮肉と、オチのつけ方も毎回外しませんね。

 

次回は「3度目の正直(になるかもしれない)」が本格化するって事で…

麻美が今度選んだ職業はTV局員!?

やり直し人生を満喫している感じですね(笑)

どんな結末へと向かうのか、ますます気になってしまいます。

 

 

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Get Ready! 3話 感想|刑事兼医者になった仮面ドクターズ

 

 

オペナースのクイーン(松下奈緒)も執刀に参加するわ、警視庁の前で仮面は外すわ、

仮面ドクターが刑事の仕事も担っているわで、

もう何でもアリになってしまってますね(苦笑)

内容にしても、まぁ…視聴者を引きつけるために

「何が"善"で、何が"悪"か」を新しい手法で見せて、

イメージアップを図ったって所なんでしょうけど、

こういった"変化球"を、主人公の考える「生きる価値」の基準が何で、

4人で「仮面ドクターズ」を結成した動機が何なのかが

明示されていない段階でやられても、正直、混乱させるだけだと思うのです。

おまけに…エース(妻夫木聡)が患者を応急処置している様子が

冒頭で描かれた時点で、「ああこれは…後で遡る感じかな?」とは分かりましたが。

時間の巻き戻し構成にした事で、難解さに拍車をかけていたような気もします。

 

そして、個人的に最も違和感を覚えてしまったのは、

今までの内容と今回の内容で全く別物として見せたが故に、

エースの描写に一貫性のなさを感じさせた所。

今まででは、周りにお願いされてからか自分で最終判断したかで少し違いはあるものの、

どちらも「患者を救う」事に概ね"同意"した上で見せ場を作ってきたんですが、

今回は完全に、周囲の反対をよそに"主観""独断"で手術する人物として描かれたのです。

勝手に動くのであれば…交渉人・ジョーカー(藤原竜也)の存在って

ますます必要ないのでは?と思えてしまう訳で(汗)

初回から、交渉人が救うべき患者を紹介したにもかかわらず、最後はエースが

救うのか救わないのかでその人の人生が決まる…

そんなややこしいメカニズムがどうも引っかかってはいましたが…

交渉人が所属している以上は「交渉人の指示を元に医者が対応する」という

"絶対条件"を設けないから、今回のような矛盾が生まれるのでは?なんて思います。

それに、もし設定通り、主人公が「『生きる価値』があると判断した人のみ救う」医者なのだとしたら、

安達(杉本哲太)に復讐されて当然の3人を

(期限付きでも)生かしておいた意味って何…?って感じですし…(滝汗)

ブレブレな設定を早々に統一しない限りは、もう改善も難しいのかもしれませんよ。

 

唯一"マシ"だったのは、今回の展開の都合上、

警視庁の存在意義が見えたって所くらいでしょうか。

いや…重たい話とは裏腹に、コミカルな演出を頻繁にぶつけてくるので

台無しではありましたけど(苦笑)

 

なんか、なんかなぁ…ですね。

設定も構成も、人物描写も、全てがズレている気がしてなりません。

 

 

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夕暮れに、手をつなぐ 1話 感想|「かもしれない」の始まりを描く

 

 

思ったよりも"普通"でしたね。

あ…これ、褒めてます(笑)いろんな意味で。

胸キュン演出や、漫画なら許されそうな気を衒った展開を盛り込む事なく、

恋愛ドラマでは欠かせない「2人の出会い」をストレートに描いていった印象を受けました。

 

確かに、若者世代でそんなに訛ってるものか?と思えたり、

後半からの空豆広瀬すず)の自分勝手さには、

半分、青い。」での、幼馴染と相手とで結婚して建てた新居に

はがきに記載された住所を元に尋ねるトラウマシーンを想起させたりで

引っかかる部分はあったのですが(苦笑)

でも…見ていて嫌悪感の方が勝る事はなかったのは、

初回の段階では、あくまでも音(永瀬廉)は彼女を「何となく放っておけない存在」として、

空豆は彼を「自分に優しくしてくれる赤の他人」としてしか見ていないという、

まだお互い「好きなのかも…」以前の、恋愛感情の混ざっていない関係性に

留まらせたのが大きいのかもしれません。

 

中でも、個人的に上手いなって思ったのは、時間を飛ばしての見せ方。

例えば…2022年の春に、音のつけていたイヤホンが空豆とぶつかって落ちてしまう形で、

横断歩道で"運命の出会い"をしたのですが、

当然「そこでアクシデントが起きた」だけなので、その後は特に進展なし。

で…その時間軸のまま"偶然"何度も遭遇する流れになりがちなものを、

一旦、2023年の冬に時間を飛ばしているって所がミソなんですよね。

そうしたお陰で、「あれ…?」と気づく流れにも無理がないですし、

何より、音は覚えていて、空豆の方は完全に忘れている…という"記憶の差"の描写も自然。

(音にとっては、年齢と癖の強い方言でギャップがあるのと、

「同じ曲聞いちょった」でふふっと笑う姿が印象に残りやすいのも頷けますしね。)

あとは…"普通"とは書きましたけど、2人が実は小学校の同級生で、

どちらかは初恋の相手だと思っていて、告白しそびれたまま数年ぶりに再会した…といった、

予定調和を覚えるベタな設定が入っていなかったのも良かったです。

 

まぁ、「偶然が多過ぎ!」と思われる視聴者もいるかもしれませんし、

その気持ちも分かりますが、赤の他人同士の恋愛を描く以上は

多少のフィクション要素がないと物語は進展しない訳で。

そういう意味では、ある程度許容範囲内に収まっていたのかな?という気がします。

 

また、視聴者からしたら、ちょっと気の毒に感じてしまいそうな

空豆」という名前についても、学生時代の回想を通してしっかり言及してくれましたし、

2人がひとつ屋根の下に住むきっかけも、スムーズに描かれていました。

あの流れだったら…音の嘘に気づいてから急いで戻ってきて、

「嘘ついたお詫びにお金のないおいを養え!!」的な

無茶振り展開に持ってきそうな予感もしていたので(笑)

2人の馴れ初めを全く知らない響子(夏木マリ)が…なのには、むしろ安心してしまったのです。

 

恋愛ドラマの初回は「なぜ惹かれたのか?」という細やかな心情変化を、

納得出来るように描けるかどうかを重要視している私としては、

納得出来たどころか、2人にいつ"好き"という感情が芽生えるのか、

どんな風に進展して行くのかを

見守ってみたい気持ちにさせる作りになっていたのではないかと思います。

ホテルの店員もそうですが、合間合間のリズミカルな会話劇も面白く、

肩の力を抜いて見られる作品としても悪くありませんでした。

広瀬すずさんも近年は変わった役が続きますが、

噴水で顔を洗い、タオルで拭いて髪がボサボサになったままのカットが、

まるで期待の新人が現れたかのような透明感があって、魅力的な人物に映りました…。

 

半分、青い。」「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」を経て、

どうも主人公に脚本家のしたり顔が透けて見えてしまって(すみません…)

苦手意識を持っていたので、感想は初回のみにするつもりでいたんですが。

もしかしたら行けそう…?って事で、しばらく書き続けようかと思ってます。

 

 

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大病院占拠 2話 感想|お前の罪を数えろ…的な?

 

 

なんか…前回よりもツッコミどころが増えてません??

「ボイス」味、増してません???

前回はスピーディに進む展開だったのもあってか、

櫻井翔さんの役どころや口調に唐沢◯明さんがチラついただけで、

あとは見逃せる程度で終わってたんですけどね…。

まず、力づくでダクトから脱出したり、鬼に3階から突き落とされたりしているのに、

怪我は頬の擦り傷くらいで、あとは何事もなかったかのように元気に動けているのが…

いやいや無敵過ぎるでしょ!!って思ってしまいましたよ(苦笑)

 

せめて、足を引きずる描写をした方が自然でしたし。

っていうかそもそも…「過去の事件で精神を患っていて、今でも心療内科に通い続けている」

という設定が、2話にしてすっかり姿を消しているのも不思議な話なんですよね。

武蔵の役が仮に唐沢さんだったら、

今回の超人具合にも、半ば強引にでも説得力は持てたんでしょうけど。

うーん…終盤の医者の罪を暴く時の滑舌で魅せる演技は、さすがラップ担当!でも、

正直言うと、あのコンセプトでこの役では

櫻井翔さんの良さが活きないんじゃないかという気がしました。

 

警察に関しても、前回の感想で「全然仕事の出来ない組織に書かれていない」と書きましたが、

今回はそれが目立ってしまったように思います。

例えば、武装集団が配信開始するまで、

数字が減っていくのを突っ立ってただただ待つシーン。

いや…タイトルだけに、武装集団が占拠しているのって「大病院」でしょ?

場所、分かってるんでしょ?(笑)

あれだけ内部に人数がいるなら、配信場所を特定するよう何人かを病院に潜入させるとか、

危険性が高いと感じたのなら、既に手分けして探っているSATと連携して動くとか…

他に方法があったと思うんですけどねぇ。

武蔵の娘・えみり(吉田帆乃華)の隔離も…入口に警備1人いるとは言え、

自爆型ドローンも銃も持つ複数の鬼と太刀打ち出来ないのではないでしょうか。

 

他にも、これはマジレスになっちゃいますけど、

もし娘のスマホなんだとしたら、小学生の子がSNSを使っているのはアウトなんじゃ…?とか。

ダクトで武蔵の顔が見えた途端、動きが遅くなるドローンとか。

良い大人が不審なメールの添付開く?とか。

裕子(比嘉愛未)を落とすための錘にしていたストレッチャー、どこ行った?とか、

感想に書かずにはいられなくなるほどツッコミ要素だらけでしたね。

まぁ…真面目に見るべきではないと言われればそれまでですが…(苦笑)

 

今回は武装集団の目的の1つとして「医師の罪を晒し、社会的に抹殺する」事が判明しましたが、

「お前(ら)の罪を数えろ」的な、既視感のある生配信を扱っての痛快劇が

1人ずつピックアックされていく形で何話か続くんだとしたら、

間延びを強く感じそうで心配です。

 

実は本作の感想は初回のみにするつもりで、初回を見てみたら案外悪くなかったので

しばらく書き続けてみようかな…と思ったのですが、

「やっぱりね」って内容にはなっちゃいましたね。

他の作品の感想が溜まっている上に、そろそろ書く本数を絞りたくなってきたので。

次回の感想がなかったら、気軽に見る方向に切り替えた…って事でお願いします(苦笑)

 

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リエゾン–こどものこころ診療所– 1話 感想|多くの人に知ってもらいたい作品だわ…

 

 

いやはや…「真摯」という言葉が似合い過ぎる出来でした。

発達障がいという題材を通して、子供と親、それぞれが抱えている苦悩や葛藤を

等身大に、かつ平等に描く内容になっていて、

初回を見ただけでも、これは良作になるのでは?という可能性を感じさせてくれました。

 

構成自体は、主要人物の性格や、元のいた環境から新天地に移る過程などの

初期設定が描かれる上に、初回で早速、患者の複数案件も盛り込む…といったもの。

しかも、基本的に拡大はしない「金曜ナイトドラマ」枠の通常放送内であれば

情報過多に見えてしまいがちなのですが、本作にはそんな印象を一切覚えません。

個人的には視聴し終えてから、

これが脚本力なのか…と、まずそこにビックリしてしまいました。

 

「叱らない方が良いと頭では分かっているのに、つい子供を叱ってしまう自分」

「周りに迷惑をかけてしまっている自分」

子供専門の心療内科が舞台の作品なので、

前半はこういった、子を持つ親の現状が描かれる訳ですが。

院内の子供との関わり合いがきっかけで、発達障がいだと自覚するまでの

志保(松本穂香)の変化を同時進行で描く事で、

最終的に、"生きづらさ"を抱えながら生きているのは

発達障がいのある子供だけでなく、日々面倒を見続ける親にも、

今もその障がいに付き合い続けている大人にも共通しているんだよ…というのを

視聴者が共感し、自然と理解出来るようにスムーズに見せていたと思います。

 

ラストの涼太(川原瑛都)のくだりも、

描き方次第では"ベタ""お涙頂戴"に映るかもしれませんが。

「金の卵」と言われているのがイマイチ腑に落ちていない涼太の気持ちや、

子供に強く当たり過ぎてしまった時、いつもこうして冷静さを

取り戻そうとしていたんだろうな…というのが察せられる日常的な言動。

(ため息を吐きながら床に散らばった物をしまい始めるシーンには、特に感情移入してしまいました…。)

そして、言葉は時に、自分を肯定してくれる武器にもなれば、

人を傷つけてしまう凶器にもなる可能性を孕んでいるという事と、

親子の衝突に至るまでの原因や動機を順序立てて描いていたからこそ

心に響くものになっていた気がします。

 

黒田俊介さんの力強く優しい歌声から始まるコブクロの主題歌も、

本作の世界観を象徴しているかのようで、また涙腺がやられてしまいました…。

同じく医療ヒューマンドラマである「Dr.コトー診療所」を描かれた

脚本家・吉田紀子さんの最新作ですから、安心して見られるだろうと確信はしていましたが、

期待以上の仕上がりでした。

 

本作が金曜深夜っていうのだけが勿体ないですねぇ。

冒頭でも書いたように「真摯」な作品なので、

きっとプライム帯での放送は難しかったのかもしれませんが…

(新たな風を取り入れたいという意向は重々理解しつつも)

某木曜刑事ドラマと交換した方が、

お互い枠のカラーに合っているんじゃないかとも思えてしまいました。

まぁそれはさておき…今後もしっかりと見続けたいです。

 

 

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忍者に結婚は難しい 3話 感想|悟郎のダメ夫っぷりが控えめに

 

 

相変わらず、2人の馴れ初めが描かれるエンディング映像が、

ロミオとジュリエット」を最も表せているなぁ…感は否めませんが(笑)

でも、今回に関しては、特殊任務の遂行が物語のベースになっていた事や、

お互いが何者かに気づき始める終盤のシーンもあって、

少しだけそのコンセプトに追いついた内容になっていた気がします。

 

今までの話でなぜ「ロミオとジュリエット」に見えなかったって、

やっぱり、蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)の2人を、

性格面で格差をつけるように描いてきた事に原因があったんですよね。

例えば、蛍は一般的な社会人で、

悟郎は、自分が本当は忍者であるという事実を隠しながら日々を過ごしている…

という設定だったら、彼があそこまでダメ夫に描かれるのも

まだ受け入れられるものがあったかもしれませんが。

本作の場合、蛍も悟郎も忍者一族の末裔で、

「お互い秘密を隠して"普通"を装っている」点では対等な関係になっています。

 

その対等な部分を描いて初めて"すれ違い"が生じて、

視聴者は既に2人の秘密を知っているが故に、

切なく感じたり、焦ったく感じたりするものなんですけど、

今までの話だと、そこにはほとんど触れておらず。

悟郎のダメ夫っぷりが際立つ事で、蛍に同情が行くようになり、

お陰で、蛍目線で「夫婦生活あるある」を共感しながら楽しむホームドラマ…と

捉えられてしまうような内容になっている所に物足りなさを覚えていたのです。

 

なので…忍者一族なら、結婚する前に身元調査しないの?と思う部分はあるにしても。

今回でようやく、2人の進む道に興味が持てたのには安心しました。

もっと欲を言えば、爆弾仕掛け人とのシーンみたいなバリバリのアクションを

菜々緒さんはもちろん、鈴木伸之さんでも見たいんですけどね!(笑)

まぁそれは、秘密が判明してからの、後のお楽しみって事で…。

 

最後に、こんな流れだったら、より「ロミジュリ」に近づいたのかも?と感じた事を1つだけ。

「そこまでツッコむ!?」と思われるかもしれませんが…

本物の爆弾を仕込んでいるのを聞いた瞬間、

議員の命"だけ"を心配する悟郎たちの描写は、個人的には少し気になりました。

ステージに爆弾が仕掛けられている以上、

パーティに参加している全ての人々にリスクがあります。

しかも、家族同伴が条件なので、奥さんや子供もその場にいます。

任務なので、最初は議員を思い浮かべるのも無理はないんですが、

その後で、家で家事をしたり笑ったりする蛍の様子(回想)をインサートしつつ、

大切な人の事も心配して、いても立ってもいられなくなるような悟郎の描写が施されていたら、

伊賀一族で打ち合わせをした後で音無(勝地涼)が言っていた

「恵美(筧美和子)に、みんなステージから離れるように言ってくる」という台詞にも

違和感なく繋がっていたんじゃないかと思いました。

 

でも…今回の内容で、ミリ単位でも期待値が上がった感じでしょうか。

木曜日のドラマ、先週までは、どちらも中々伸びないな〜という印象を抱えていたので、

もうしばらく、延命措置(?)をとる事になりそうです。

 

 

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