2026年春ドラマ-GIFT一覧

GIFT 10話(最終回) 感想|この結末を奇跡とは呼びたくない…。

 

 

最終回の感想を書く前に、まずはやっぱり、涼(山田裕貴)の死について触れておきたい…。

今期は本作の他に、登場人物が亡くなってしまう作品がもう1つありました。

個人的な事情ですが、実は某作品の最終回の方を先にリアルタイムで見ていて、

本作は数話溜まっていた分をコツコツ見て、

昨日の土曜日、ようやく9話に追いついたんですね。

この前久々に投稿した感想をご覧になって、「あれ?あっちのドラマにもあったのに?」と

思われた読者の方もいらっしゃったかもしれませんが、これが、スルーしていた理由です。

 

私がドラマを見る上で、絶対に揺らがないタブーが1つだけあります。

それは、物語上で大きな必要性を感じさせないまま、"病"や"死"を盛り込む事。

某作品でもただでさえガッカリしたのですが、正直、9話の展開には引いてしまいました…。

 

要素の盛り盛りした物語に思う所はありつつも、それでも、

伍鉄(堤真一)の語る「宇宙と車いすラグビー」と、

最初は仲間割れしていたブルズに活気が徐々に戻ってきて、一致団結するまでの過程に

魅了されながら見続けていました。…9話の途中まではね。

涼の死を機に、本作に注いでいた熱がバッサリ切られた状態での最終回の視聴なので、

ブルズが勝ったとしても負けたとしても、

どう受け取れば良いのか分からず、残念ながら感情が動きません。

血の通った言葉を綴った涼のノート…

母・君代(麻生祐未)が人香(有村架純)に託す想い…人香が書いた記事…

いくら感動を誘うシーンを立て続けに用意したとしても、

じゃあ、なんで涼を死なせたの?が頭の中でずっと付き纏ってしまうんですよね。

 

待ち構えたブルズvsシャークの決勝戦については、1点差でシャークの勝ち。

世間では、いやそこは勝ってよ!という声をお見かけしましたが、

私としては、ブルズがまたしても負けてしまう結末は「現実的」で、

不満には感じませんでした。(「マシ」とは言いたくないのでこの表現)

そりゃあ、負けて終わったら、ドラマの最終回としてはスッキリしないとは思います。

でも、勝って終わったら…チームの士気を高めてくれる陰のリーダーで

精神的支柱の涼がいなくても勝てた事がご都合主義に思えて、

1つピースが欠けた状態でも「奇跡」と言えるのか…?と、腑に落ちなかった気がするのです。

まぁ、あーだこーだ言った所で、涼が病で命を落とす展開を作らなければ

こんなにモヤモヤする事もなかったんですけどね。

 

ただ、5話でも描かれた同じ「たった1点差での敗北」でも、

5話と最終回では意味が全く違うのは確か。

本当にねぇ…何を涼を死なせなくても良かったでしょう…としか…。

圭二郎(本田響矢)がトライをした所で、

回復の可能性が低いとされていた涼が目を覚まして、ブザーが鳴ってゴール…とか。

病室のテレビかスマホで見守っているとか。

あ…昏睡状態の涼に、母・君代と父・達也(菅原大吉)がスマホで音を聞かせて、

やがて目を覚ます…でも行けるのか。

「感動」「奇跡」の描き方次第では、まだ挽回は出来たと思うんですね。

 

しかし、そんな流れになったとしても、今度は、

安易に病を盛り込む事に対する疑問は残っていた事でしょう。

だって、試合後半にイマジナリー涼を何度も登場させるのなら、

最初からブルズ完全体で、試合に参加している姿が見たかった…!

という感想が出てきますから…。

イマジナリー涼の登場のさせ方に関しても、なんかなぁ…感が拭えず。

谷口(細田佳央太)に立ち向かう時に、圭二郎の姿に涼の姿が重なる演出。

あれは胸熱シーンだったのかもしれませんが、せっかく圭二郎が覚醒しているのに、

肝心な見せ場で元エースにすり替わってしまう彼の立場を想像すると、

対等に見られていないというか、

彼だって頑張っているんだけどなぁ…と思えてしまうのでした。

 

最近は私もちょっと考えを改めて、

ドラマを見ては、要素を盛り込み過ぎ!とすぐさまツッコまないようにはしていて、

制作陣にとって、盛り込んだなりの理由がいつか分かるのかも…と

じっくり経過観察する体でいるんですね。

だから…伍鉄の息子である設定には最後まで必要性を感じなかったものの、

一度音楽の道を諦めた昊(玉森裕太)の存在も、

車いすラグビーに刺激をもらって、ブランクを乗り越え曲を完成出来たエピソードも、

物語を紡ぐ上で決して無駄だとは思わなかったのです。

年代も、背景も、家庭環境も、職種も、挫折の過程もバラバラな人たちが

車いすラグビーをきっかけに引き合い、

1つの星団を作り上げていくまでを描く作品として見ていましたし、

科学とスポーツを融合させた、新しい形のスポ根ドラマを作ろうとされている点で

応援の眼差しでも見ていましたから。

 

でも、やっぱり、全体を通して…涼の死(病)と、主人公の息子→家族関係の修復と、

伍鉄を阻む宗像(宮﨑優)と記者のくだりは、削っても支障のないものだったかなって。

日曜劇場枠での放送だっただけに、何もそんなに捻らなくても…という勿体なさが残ります。

脚本家・金沢知樹さんの直近の過去作品は好んで見られたのを考えると、

企画の段階で要素の引き算が上手く出来ていなかった可能性はあります。

上記の代わりに車いすラグビーにかける人々の想いをさらに足して、

王道の展開を楽しみたかったですし、感動の余韻に浸りたかったです…。

 

強いて言えば、国見(安田顕)がそこに最も近かったのかもしれませんが、

彼は彼で疑問はあって、ブルズを去り、

伍鉄に「お前が涼を殺したんだ」と怒りを見せておきながら

結局は署名活動の発起人になっていたのは、ちょっとブレがありましたね。

 

涼はいなくなり、目標に掲げていた「シャークに勝って日本一」は果たせず。

私は、この結末を「奇跡」とは呼びたくありません…。

ブラックホールに飲み込まれたままの最終回になるなんて…う〜ん……。

 

 

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GIFT 2話 感想|一番星と褐色矮星の邂逅

 

 

いやぁ、面白いですね〜…。

仮説が立証される展開は、やっぱり見ていてスカッとしますね。

1話の序盤でも、ファミレスでゲームに中々勝てない子供に

伍鉄(堤真一)がコインの出し方を教えたら、

その子供が勝てたシーンが描かれていたのに引き続き。

今回では規模を変え、物語のメインとなる、人数と個々の能力が備わったゲームを通して

伍鉄が"答え"を出すまでのプロセスを描く事で、

彼の解明オタクっぷりと頭のキレの良さに説得力を持たせ、

より魅力的な主人公に仕上がっていました。

 

一見無謀なレク派vsマジ派の対決。

この枠の特性上…いや、ドラマの展開上、逆転劇になるのは分かりきっています。

でも、レク派の勝利で熱くなれたのには、以下の描写が理由になっているんです。

 

マジ派のメンバーも「アップにもなりませんわ〜w」と言うくらいには、

レク派を「熱量のある俺たちとは違う世界にいる人々」と分別していた。

そんな中伍鉄は、李(水間ロン)に「背後霊のようなプレイヤー」、

坂東(越山敬達)に「天体の軌道を追いかける望遠鏡のような目を持っている」、

竹松(やす)は無駄のない動きだし、弥生(冨手麻妙)はタックルが大好き…と、

1人1人にキャラクターを付けた。

その結果、個々に活力が生まれ、竹松がまさかのゴールを決め、

宮下(山田裕貴)に近づきたくても近づけなかった坂東が

覚醒し始めるシーンで熱狂を誘った。

 

こういった描写は、日常生活でも通ずるものだと思うんです。

彼らはレク派と呼ばれている通り、クラブ・趣味感覚でやっている人も多いので

少し意味合いが違ってくるかもしれませんが、坂東が一番近いんでしょうか。

自分を平凡な、何の取り柄もない人間だと思っていたのが、

ある日相手から褒められたり、良い所を言ってくれたりしたら嬉しくなるし、

そう思ってくれていた嬉しさを噛み締めて、今度は頑張ろうという気持ちに変わる。

私自身もこの経験をしているから、伍鉄の相手への接し方、個性の伸ばし方にも、

勝手に自分と重ねて共感しながら、胸が熱くなれたのだと思います。

 

坂東を演じる越山敬達さんは、「ぼくほし」に続いて天体に関わる役です。

あの時はメガネをかけていたのですぐ認識出来ませんでしたが、

声を聞いて、あ…!と思い出しました。

 

人香(有村架純)が伍鉄の最初の理解者になるのも良いですよね。

彼女の事は、最初は物語のストーリーテラーとしか捉えていなかったので、

ここはちょっと意外でした。

スポーツもので、その分野に無知の人がヒロインの場合だと、

ほぼ同じ目線の視聴者にとっては、専門知識を知る入口となる存在にはなるのですが、

主人公の説に対して口を出して、話の流れを遮ってしまいがちです。

でも人香に関しては、「もう昔には戻れない」に心当たりのある苦い思い出があり、

変わり者の伍鉄が悶々と悩んだり(本人はずっと楽しかったようですが(笑))、

ムキになったり、前回では寝る間も惜しまず学んだ痕跡を見ていたりと、

表面では分からない人間臭い部分も見ています。

常に好奇心のもとで動いている伍鉄への、人間としての興味と、

彼ならきっと面白い事をしてくれるかもしれないという期待が

理解者へと繋がったのでしょう。

個人的には、ワーワーキャーキャー言わないキャラなのは、大分ありがたいです…。

 

後半は宮下vs圭二郎(本田響矢)で展開されていきました。

圭二郎の根っからの負けず嫌いな性格は、スポーツマンには必要不可欠な個性ですよね。

 

「何年ぶりだ?あの感じ…」と、少年のような純朴な眼差しで星を見つめる

宮下のシーンも印象的でした。

自分のためにスニーカーがクタクタになるまで働いて

支えてくれている母親への申し訳なさと、

ブルズのエースとしてチームを守りたい責任感を抱えて生きていた宮下。

後者のプレッシャーが外れ、一番星ではなくなった今、

新たな星との出会いを経て、彼の心に火が灯ろうとしています。

 

しかし、最後には谷口(細田佳央太)とばったり。

宮下と谷口の真上に映し出される、2つの星。

谷口もかつてはブルズのメンバーだったようですし…

2人もまた、プレーヤー同士特別な関係なのでしょうが…それはまた次回という事で。

 

※3,4話も本当は見て書きたい所ですが、

 TVerの視聴期間と時間の都合で、この2話分の感想は飛ばします(謝)

 追いつきたいもので…。

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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GIFT 1話 感想|思ってたよりも宇宙!

 

 

実は、「視聴リスト&期待度」を作成している時に、

感想を書く候補に入れようか迷っていた作品でした。

というのも、弱小チームが一番を目指すまでの物語は多くの視聴者にいかにも好まれそうで、

その分野から外れた変わり者の主人公が指導するという設定も

モチーフやテイストを変えては何作か放送されているので、

王道中の王道ジャンルだと感じたのもありますし。

あとは…個人的な気持ちですが、前作が、後半以降は涙を流しながら見守るほど

大好きな作品だったので(書けなかった事を後悔(汗))、

あの作品は書かないでこの作品は書くのか?と思ってしまったのも少し関係しています。

 

そんな訳で、視聴のみにするつもりで初回を見たんですが…

初っ端から伍鉄(堤真一)のキャラが良い。

程よく歳を重ねられて、年相応の雰囲気を醸し出す堤真一さんだからこそ

ぴったりな役ですよね。

ファミレスで子供たちに話しかけ、席を移動してまで一緒にゲームで盛り上がる

シーンの時点でクスッとさせられましたが、

公式サイトの概要で書かれていた

「最高だよ! このチーム問題山積みだね!」というヤバい台詞は

文字を読むよりも、実際に映像で、堤さんの演じるとぼけた声で聞くと何倍も面白いんです。

全体的に、語尾に「♪」か「^^」がついているような話し方も聞いていて楽しくて、

無意識に相手をブラックホールに落とす性格だと言われているのにも説得力が生まれます(笑)

 

伍鉄が興味を示したのは車いすラグビーで、

中でも弱小チームと呼ばれている「ブレイズブルズ」。

数年前は強豪チームの1つだったはずが、

いつしかレク派とマジ派でバラバラになり、エースは孤立している状態。

 

これからは伍鉄が周囲と異なる視点で、

ブルズの立て直しを図る過程がメインで描かれるのだと思いますが、

気になるのは登場人物の多さで、チームメイト以外にも、

記者・人香(有村架純)の家庭事情や、

作曲家のマネージャー・昊(玉森裕太)の夢への葛藤にまで踏み込むみたいなんです。

あとは、加入メンバーになるのが途中で丸分かりな圭二郎(本田響矢)もかな?

人香は車いすラグビーを取材する立ち位置なのもあり、

選手1人ずつの紹介や初心者の視点などで

ストーリーテラーの役割を果たしている印象を受けたのでまだ良いとして、

こんなに人物を用意して話がまとまるのかと、一抹の不安を覚えてしまったのも確かです。

私たち視聴者が本作を見て、明日からの活力に繋がるように、

それに近しい人物として昊がいるのかな…?とも考えましたが、

まぁそこはもう少し様子を見てからですね。

 

ライバルチーム「シャークヘッド」のコーチ・国見(安田顕)に関しては、

日曜劇場らしさを1人で背負ってる!?と言わんばかりの悪役っぷりなので

そこで作品への評価が分かれそうですが

(まだファンが会場に残っているのに、あんな酷い事言うか?とは思いますw)。

ヤバいおじさんにはヤバいおじさんを…という事で、

個人的には、人を見下し意図的に煽ってくる国見と、

1人で興奮して煽り返しを素でやってしまう伍鉄の対比が可笑しかったです。

 

宇宙の持つ壮大さと、スポーツの持つ情熱。

一見相容れなさそうなこの2つが似ている…

全く考えもしなかった不思議な組み合わせに惹かれます。

「宇宙は、偶然という名の奇跡にあふれてますんで」

そう言いながら天井を見上げる伍鉄の目には希望や好奇心が宿っていて、

この人が生み出す物語を見てみたい…そう思わせてくれた初回でした。

 

 

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GIFT 1話 感想|思ってたよりも宇宙!

 

 

実は、「視聴リスト&期待度」を作成している時に、

感想を書く候補に入れようか迷っていた作品でした。

というのも、弱小チームが一番を目指すまでの物語は多くの視聴者にいかにも好まれそうで、

その分野から外れた変わり者の主人公が指導するという設定も

モチーフやテイストを変えては何作か放送されているので、

王道中の王道ジャンルだと感じたのもありますし。

あとは…個人的な気持ちですが、前作が、後半以降は涙を流しながら見守るほど

大好きな作品だったので(書けなかった事を後悔(汗))、

あの作品は書かないでこの作品は書くのか?と思ってしまったのも少し関係しています。

 

そんな訳で、視聴のみにするつもりで初回を見たんですが…

初っ端から伍鉄(堤真一)のキャラが良い。

程よく歳を重ねられて、年相応の雰囲気を醸し出す堤真一さんだからこそ

ぴったりな役ですよね。

ファミレスで子供たちに話しかけ、席を移動してまで一緒にゲームで盛り上がる

シーンの時点でクスッとさせられましたが、

公式サイトの概要で書かれていた

「最高だよ! このチーム問題山積みだね!」というヤバい台詞は

文字を読むよりも、実際に映像で、堤さんの演じるとぼけた声で聞くと何倍も面白いんです。

全体的に、語尾に「♪」か「^^」がついているような話し方も聞いていて楽しくて、

無意識に相手をブラックホールに落とす性格だと言われているのにも説得力が生まれます(笑)

 

伍鉄が興味を示したのは車いすラグビーで、

中でも弱小チームと呼ばれている「ブレイズブルズ」。

数年前は強豪チームの1つだったはずが、

いつしかレク派とマジ派でバラバラになり、エースは孤立している状態。

 

これからは伍鉄が周囲と異なる視点で、

ブルズの立て直しを図る過程がメインで描かれるのだと思いますが、

気になるのは登場人物の多さで、チームメイト以外にも、

記者・人香(有村架純)の家庭事情や、

作曲家のマネージャー・昊(玉森裕太)の夢への葛藤にまで踏み込むみたいなんです。

あとは、加入メンバーになるのが途中で丸分かりな圭二郎(本田響矢)もかな?

人香は車いすラグビーを取材する立ち位置なのもあり、

選手1人ずつの紹介や初心者の視点などで

ストーリーテラーの役割を果たしている印象を受けたのでまだ良いとして、

こんなに人物を用意して話がまとまるのかと、一抹の不安を覚えてしまったのも確かです。

私たち視聴者が本作を見て、明日からの活力に繋がるように、

それに近しい人物として昊がいるのかな…?とも考えましたが、

まぁそこはもう少し様子を見てからですね。

 

ライバルチーム「シャークヘッド」のコーチ・国見(安田顕)に関しては、

日曜劇場らしさを1人で背負ってる!?と言わんばかりの悪役っぷりなので

そこで作品への評価が分かれそうですが

(まだファンが会場に残っているのに、あんな酷い事言うか?とは思いますw)。

ヤバいおじさんにはヤバいおじさんを…という事で、

個人的には、人を見下し意図的に煽ってくる国見と、

1人で興奮して煽り返しを素でやってしまう伍鉄の対比が可笑しかったです。

 

宇宙の持つ壮大さと、スポーツの持つ情熱。

一見相容れなさそうなこの2つが似ている…

全く考えもしなかった不思議な組み合わせに惹かれます。

「宇宙は、偶然という名の奇跡にあふれてますんで」

そう言いながら天井を見上げる伍鉄の目には希望や好奇心が宿っていて、

この人が生み出す物語を見てみたい…そう思わせてくれた初回でした。

 

 

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