緊迫感がないな…から、感受性と計画性がないな…に変わる(苦笑)
娘を取り戻した代わりに地位も職も失った圭太(向井理)が、USBだけを武器にして
悪の組織に立ち向かう…という所はアンチヒーロー誕生ともとれる展開ですが、
その割には振り切れてなくて、
ただ自分の首を絞めているだけのダメ男にしか映らないのが残念。
脅迫するよりもっと保身に走れる方法なんて、いくらでもあるのに…。
火事の件はあれだけ燃えていたら「負傷者は出たけど死人は出なかった"らしい"」などと
楽観的な思考には走らないでしょうし、
瞳(山田杏奈)と繋がりのある翼(松村北斗)の前で
娘とラインしている事を普通に報告するのだってよく分からない。
娘が家を燃やした張本人かもしれないのに、
見つかって欲しくない真相に怯える素振りもないからまるで他人事みたい。
タイトルの「10の秘密」は圭太の秘密の事をさしていて、
実はサイコパスで誰かを復讐するために
全ての事件の鍵を握ってましたー!とかいうどんでん返しが最終回に来たら、
今までの行動にも納得出来るのかもしれませんけど…
今の所、正直言って「この人バカだなぁ」という印象しかないです(苦笑)
まぁ、どう見てもデータのコピーを取りそうにないだろうと思っていたものが
予め取っていたと分かったのは意外でしたかね。
っていうか、このドラマの人々…データの中身を確認しないまま渡したり壊したりする
無用心な人が多過ぎません?
翼が近づいてきた理由は、10年前の火事と関係しており、
自分は大きな火傷跡を負ったほど重症だったのにもかかわらず、
警察に伝える事なく何事もなかったかのように呑気に過ごす圭太に
恨みがあるからだと予想してます。
自分たちが被害者みたいな流れで進む割には、焦りってものが見えないなぁと
違和感を覚えてましたが…
真相を辿るミステリーというよりも、
サイコホラーなドラマとして見た方が良いのでしょうね。
だって…次回予告で、由貴子(仲間由紀恵)の本性が、なんて…王道中の王道ですし。
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