SPドラマ一覧

リカ〜リバース〜 3話(最終回) 感想|純愛モンスター・リカの誕生

 

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3人になると迫力とコメディっぷりに拍車がかかるわ(笑)

でも「リカ」の頃より走り方(腕の振り?)が芋っぽいように映って、

なのに追いつけているのがおかしくって。

笑いつつも、そんな所でもレミとリカの違いを出しているんだな〜…と

妙に感心させられました。

最後まで見ると、リカはレミのコピー版…ではないですしね。

 

本作の見所はミステリーではないので、多くの視聴者も予想していた通りの真相で

そこに驚きはなかったけれども、

もう何でもありなジェットコースターな展開と全3話という話数の短さがマッチしていて、

続編としては成功したんじゃないかと思っています。

登場人物も多過ぎず少な過ぎず、一気に消されてしまう恐怖を体感するには

丁度いい人数だったかも。

 

結果的に麗美高岡早紀)はちょっと足の速くて

人付き合いが不器用なお母さん…で終わったけども、

"リカ28歳"を作り出したのは間違いなく、麗美の妄想癖が激しい性格と

支配しがちな教育に原因があったというのが分かり、

続編が作られたからと言ってお馴染みのネタを盛り込んで楽しませるだけでなく、

きちんと"エピソードゼロ"の話に着地していたのもよく出来ていました。

 

結花を演じた山口まゆさんは…調べてみたら、かつて視聴していた

コウノドリ」や「明日の約束」に出演されていたんですなぁ。

当時認識していなかったか、

それか役者の顔が中々覚えられない人なので、忘れてしまっているだけなのかもしれませんが…

いつもは儚さと繊細さが見え隠れした表情が、感情の持たない冷たい表情へと変わっていく

切り替わりの素早さにゾクッとさせられましたね。

赤く染まった白いドレスを着た時の佇まい、

ずっと怖いイメージしかなかった麗美が小者に見えてしまうほど存在感がありました。

高岡早紀さん、田辺桃子さん、山口まゆさんが上手過ぎて、

その分、某純烈の方の素人っぽさが浮き彫りになった感は否めませんが(笑)

叫んだ時の抜けた感じも含めて楽しめる作品です。

 

で、映画はもうね…ポスターからして良い意味でイカれているので絶対面白いだろうし、

暗闇で見るからリカの恐ろしさも倍増するんでしょうけど、

こんな楽しい作品、無言で笑いを堪えて見るなんて

勿体ないなと思ってしまう自分もいて(笑)

私はやっぱり、ギャーギャー騒いだり、笑ってツッコんだりしながら見たいかも。

いつか地上波でもやらないかしら。

 

 

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リカ〜リバース〜 2話 感想|レミの血筋を継ぐ2人の娘。ユカは覚醒する?

 

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幸子(福田麻由子)、よく雨宮家の家政婦を再度引き受けたよなぁ…正気か??

一度死にそうな想いしたなら、普通はもう関わりたくないほど嫌がるのよね(笑)

なので、彼女もやっぱり変わり者なんだな。

怖いもの見たさで麗美高岡早紀)や周りの人々の実態を追う視聴者的ポジションでもあるのか。

消されないと、良いですね…。

 

麗美の躾は、基本的に誰かが幸せになって終わるという事はなく、

つくづく「連帯責任」「依存」で出来ているんだなぁ…と思いますよ。

誰かが反省をしていたら、自分も同じ気持ちを味わなきゃいけないんじゃないかという

罪悪感が襲ってくる。

梨花田辺桃子)につられて、特にする必要のない結花(山口まゆ)まで

定規で手首を叩く姿を見ていれば、いかに母親の存在が脅威なものであるかがよく分かる。

手首が赤く腫れた母子3人の食卓シーン…微笑ましくなるはずが、凄く異様な光景でした。

異様と言えば、ミートソースによる感情表現も印象的でしたね。

フォークを立ててぐりぐり混ぜて、

徐々に怒りメーターが上昇していく様を表しているのも面白かったけれど、

勢いでシャツにぶちまけたソースがさ…一瞬、血に見えましたわ(笑)

電話がなかったら、近くにナイフがあったら、あのまま殺していたのかも…

 

あと気になるのは、「結花は私から宗像先生を奪ったりしないよね?」と詰め寄る梨花の台詞と、

「お姉様のように…なりたい」と結花がボソッと言った件。

これは多分、オチがどうなるか何となく分かってきた気がしますなぁ。

麗美の恐ろしさを常日頃肌で感じているから、

そのうち殺害&隠蔽方法も身につけるようになるはずなんですよ。

同じく宗像(浅香航大)が好きな結花の嫉妬心で梨花を殺して、

今度は全てにおいて優秀な"リカ"と名乗る人生を送っていく…

そんな流れじゃないかと予想してます。

でも…千尋阿部純子)と武士(小田井涼平)が「死ねばいい」と言われて恐れられていたのも、

シンプルに麗美がやって来たからだとは思えなくてねぇ。

得体の知れないものを見るかのようなリアクションなのが気になる。

考えられるとしたら、予想外な所から来ている訳で…普段から怖いイメージのある麗美じゃなくて、

これも結花の仕業なのかな?という気もしないでもないです。

 

次回はもう最終回。

親子3人のターミネーター…今から楽しみでしょうがないですわ。

もし本作の放送が1週間早かったら、月曜日にやっていた「お宝映像アワード」で

タクシーを追いかけるシーンのNG集を流してくれたかもしれませんな(笑)

っていうか、本作自体のNG集を見たい!!w

 

ちなみに、もう原作者も発表されているんで言っちゃいますと、映画化されるんですって。

ドラマはドラマで一旦完結してくれると嬉しいですね。

 

 

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シグナル 長期未解決事件捜査班 スペシャル 感想|大山が生還するかどうかは映画で!

 

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連続ドラマは当時視聴済み…とは言っても

3年も経つと基本的に記憶もぼんやりとしているので、

復習してなくても行けるかなぁ…と思いながら見てみましたが、

なかなかどうして、結構面白かったですね。

SPという名の総集編じゃなくて、ちゃんと新作エピソードを用意しているのも良かった。

連ドラの時ってもう一回見なければならないほど

話が複雑だったイメージがあったんですけど、こんなに見やすかったかな?

どこが見所なのか要点が抑えられていて、コンパクトにまとまっていた気がしました。

 

SPが面白く感じられた要因としては、

桜井ユキさんと青木崇高さん、駿河太郎さんというキャスティングの上手さにありますよねぇ…。

三者三様で、ドラマを盛り上げるスパイスになっている感じ。

桜井さんは「モンテ・クリスト伯」で紙を食べるシーンが印象的で、

そこから注目するようになったけれども、やっぱり繊細で傷つきやすい役が似合うんだな。

(そう言えば…当時本作とは同じクールでしたね。)

青木さんと駿河さんは同じゲス役でも、

駿河さんは持ち前の関西弁を活かして"勢い"で雰囲気をピリつかせて。

青木さんは古畑任三郎の真似をするザコ○ショウの真似をしたり、目玉が飛び出るほど煽ったりと

憎たらしい演技をするも、銃が見つかった時には腰を抜かすという

"ゲスの仮面をかぶった小者"っぷりで楽しませる。

最近ゲスな役が多いイメージですが、一番「こいつ〜!」って思ってしまったかも(笑)

 

三枝(坂口健太郎)と石川(青木崇高)による心理戦で静かに襲ってくる緊迫感…

上杉の死の真相が中本(渡部篤郎)の件とも繋がる事が分かった時の読後感…

そして、キントリシーンが最大の見せ場かと言わんばかりの演技合戦によるワクワク感…

クライマックスに近づくにつれて畳み掛けるかのような展開で、飽きのこない2時間。

過去は変えられても、"人が死ぬ"運命までは変えられない、

どこかほろ苦さを感じさせるオチも健在でしたね。

まぁ、ツッコミどころ=謎も残りましたけど。

例えば…古川雄輝さんと桜井ユキさんはいくつの設定…?って話ですよね(笑)

30代の設定だとしたら中学生くらい。(少なからず30代後半には見えない。)

でも婚約者っていうんだから、中学生でもう結婚前提でお付き合いしているのは早過ぎるし…

だったら現代では40代で考えた方が自然なんですよ。

もっと年相応の役者さんを用意するか、設定をいじるかしたら良かったのに。

あとは、深夜というか早朝でしょ!とか、

顔も確認しないで確保するなんて、元刑事なのに迂闊過ぎか…とか、

気になる所は色々ありましたけどね。

結果的には楽しんだから、良いかw

 

三枝の教場時代や、大山(北村一輝)が最後に銃で撃たれるシーンは

劇場版での内容をちょこっとお披露目したという感じでしょうか。

SPが面白かったので、映画も…とつい期待しちゃいますねぇ。

良い繋ぎだったと思います。見に行けたら…行きます!

 


いないかもしれない 感想|多分由美子なのかもしれない

 

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30分間に色々盛り込み過ぎたのかも…ですね。ちょっと頭が混乱中。

 

学生時代の恐らく"カースト下位"だと認めたくなかったであろう

涼子(三浦透子)と明美(清水くるみ)による、"同じライン"にいたはずの由美子への嫉妬。

仲が良いように見えて過去は案外覚えておらず、大した関係ではなかった2人の虚ろな友情。

テーブル下で行われるSNSのやり取り。

表向きでは良い子ちゃんで押し通していても

本音を本人の前で隠し続けていたらいつかボロがでるから、

SNSとの付き合い方には十分気をつけようねという

中高生向けの教訓ドラマのつもりで途中まで見ていたんですけど…

終盤からの展開は何だったんだろうか(笑)

吉岡くん(杉野遥亮)、由美子の元彼って事で良いんですかね?

涼子と明美と由美子の3人が軸となって物語が進んでいる印象があったから、

急に傍観者=キーマンとして介入してくるのにも困惑しちゃった。

「あなたが不倫とか援交なんてしてないって分かってくれたら」っていう台詞があったけど、

それだったら回想中で少し気にかけている様子をチラッと映してくれたらなぁ…と思いました。

 

一番謎なのはオチですよねぇ。

学生時代の由美子じゃなくて、現在の由美子がいるんですもん。

(妹って言っていたけど、由美子にした方が想像しやすいから、勝手に由美子って事にします。)

しかも、仲良さそうに3人で下校するシーン。

「あんた最近痩せ過ぎだよ」と忠告したのなんて、

さっきまでの流れを見ていると嘘くさ!と思わずにはいられないし、

提示されてきたメッセージとも噛み合わない。

だから、まぁ…地獄=由美子が思い描く理想の世界に

2人が引きずり込まれたと考えれば良いんでしょう。

救急車のサイレンが鳴ったって事は、多分あの後不意な事故かなんかで亡くなって、

明美の後を追いかけるように涼子が逝ったから、

由美子と馴染んでいる明美の姿を見て動揺した…とか?

 

でも、「えっと…誰だったっけ?」と思いながらも適当に相手のペースに合わせて

何とか乗り切ろうとするのは、同窓会ではあるあるですしね。

20年代辺りの役者さんが演じているから、

その場独特の気まずさが伝わってきた面白さはありました。

パニックになった理由は演出のトリッキーさにもあったかもしれないけど、

「参加する」「退出する」が教室の出入り口に例えられているのは斬新なアイデアですし。

意味深な発言をする時のあやかんぬさんの迫力も良かったなぁ。

ぽっちゃりキャラで"怖い"の感情しか出てこなかったのは初めてだったな。

 


リカ〜リバース〜 1話 感想|誰が本当の"リカ"?

 

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おかしい…………

エピソード・ゼロでリカの幼少期を知るために見たつもりが、

最終的に「レミ・28歳、怖ぇ〜!」という印象で見終えてしまってる(笑)

まぁそれも、大人になったリカも母・レミも高岡早紀さんが演じられていて、

同じショートの髪型だからややこしくなっているっていうのが大きいんですけどね。

しかも…夫役の小田井涼平さんと、連ドラの大谷亮平さん…似てますしw

好みも性格も、完全に母から遺伝したんですなぁ。

母があそこまでリカに似ているとなると、祖母も麗美のような人だったのかと

逆に母の生い立ちが気になってきましたよ。ループしているのかしら。

 

で、一応「エピソード・ゼロ」に話を戻すとなると…

どうもストレートに梨花田辺桃子)=リカとは思えなくてですねぇ。

最初、聞き間違えたのかと思って、

ちょっと陰のある雰囲気もまとわせた、

出来る姉を密かに妬んでそうな結花(山口まゆ)がリカだと決めつけてました。

「太陽と月」「二卵性双生児」ってワードが出てきたら

どうしても今の時期的に「天国と地獄」を思い出しちゃう訳でさ。

後に入れ替わって"残酷な運命を背負う"展開が来るのかな〜…とか考えちゃいます。

でもって、家政婦の幸子(福田麻由子)も

連ドラの夏菜さん的ポジション(利用される側)にはならなそうな気がしますし。

素朴で素直だった少女が雨宮家に隠された秘密を知っていく事で

いつしか家族の弱みを握り、

自分が窮地に立たされそうになったら情報を突きつけて、破滅の道を歩ませて、

一人勝ちした幸子がリカと名乗る…っていう展開もなくはないんですけど。さて、どうなのか。

 

とりあえず、回想も絡めて、初っ端から「リカ、28歳」「死ねばいい」「ミートソース」と

お馴染みの台詞やくだりをガンガン飛ばして行った作りになっていて、

視聴者が何を求めているかよく分かっているな〜…という初回。

さらに、複数の人間による"冷たく睨む目のカット"が挿入されて、

ますますゾワッとくる恐ろしさに拍車がかかってきた感じですね。

誰が生き残るかのサバイバルゲームでもある(笑)

今後も楽しみです。

 

そう言えば、主題歌が「STRIP」じゃなくなっちゃったのは寂しいなぁ。

気持ちはぁ〜い…もっとした〜い…出だしから中毒性があって好きだったんですよw

 

 

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岸辺露伴は動かない 3話(最終回) 感想|飛び出す絵本で繋がる遺伝子

 

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ヘブンズドアー…今回は全身が本になっちゃった!

幼い子だとそういう仕組みになるのか、

はたまた、今までとは違って露伴高橋一生)が優しめに呪文を唱えたからなのか。

理由を考えながら見ていたら、物語の着地点に

「なるほど、これがやりたかったのね〜」と腑に落ちましたよ。

手を繋ぐ3冊の飛び出す絵本。パステルな色遣い、可愛らしかったなぁ…

確かにあのシーンをいつもの顔だけが本になる見せ方で撮ろうとすると

人間を川の字状態に寝かせなきゃならない訳で、画面全体にシュールさが増して

絵本の持つ幻想的な世界観を壊してしまいそうですもんね(笑)

こういうパターンも、アリですね。

 

内容の方は、太郎(中村倫也)が事故に遭ってから人格が変わってしまった事、

そして真依(瀧内公美)の6年前の事故で、2人にどんな関係性があって

どんな結末を迎えるのかが何となく想像出来てしまったので、

今までの話と比べるとそこまで捻りはない印象でしたが、

演出面や芸術面から滲み出る独特さは今回が一番抜きん出ていた感じがして。

柔らかなヴェールとぬいぐるみに囲まれた真央の部屋…

お姫さまのような格好をした真央の佇まい…娘を頑なに隠そうとする真依の謎の女性っぷりと

興味を惹く要素が多くあり、その惹かれたままの状態で

最後まであっという間に見終えた話だったように思います。

 

個人的に2>1>3話の順に好きで、今回は1,2話とは違ったファンタジー寄りの内容でしたが、

全体的に満足出来ました。

ヘブンズドアーの見せ方も色々変えてくるし、

劇伴も"どことなく不気味"なのはどの回も共通しているものの、

話の内容に合わせて少しずつテイストを変えていっているのも凝っているなぁと。

ファンシーなぬいぐるみから得体の知れない黒い物体まで。

不協和音が重なるピアノとバイオリンの劇伴から、

ちょっと鉄琴(?)っぽい弾んだピアノの劇伴まで。

振り幅が大きいから飽きないわ。これはやっぱり…3話じゃ勿体ないですわ(笑)

それぞれで違う色を出せているのは、1話完結型のドラマとして成功している証拠でしょう。

 

偏屈な主人公と、明るさで相手を振り回しがちな助手という組み合わせも

"凸凹コンビ"で言えば鉄板ですしね。

中村倫也さんも、ここ最近のクールな王子様系も悪くないけれど、

ほんわかしつつもちょっと影を覗かせる役の方が好きだなぁ…。

原作にどれだけネタがあるのかは分かりませんが、

まだまだ引き出しはいっぱいありそうな気がしています。

もし連ドラでやるとしたら…ドラマ10枠になるのかしら。←勝手に決めてるw

続編を心からお待ちしております。

 

 

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岸辺露伴は動かない 2話 感想|人の頭に棲みつく"くしゃがら"

 

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シンプルに話が面白いわ。

まだあと1話あるけど、今回が一番好きかもしれないなぁ。

物語の内容も後味の悪さをうっすら残すラストも…

何だか「世にも奇妙」を見終わった後の余韻と重なるものがありました。

 

「くしゃがら」は一度聞いたり口に出したりしたら、

その人の頭から離れなくさせる魔物のようなもの。

でも、興味ないと言って流す人もいるので、捉え方は人それぞれ。

これ…特にこのご時世なら尚更、

SNSによる誹謗中傷にも繋がる話なんじゃないかと考えさせられましたよ。

心と体に精神的な支障をもたらすかもしれないから、

あんまり言葉を深く受け取り過ぎない方が良い。

軽く受け流す技を身につける事も大切。

そんなメッセージをさり気なく残しておきながら…

「実際の単語とは違うものを使っています」という興味を惹かせる注意書きを出して終わるから、

今まさに私たちが試されているような感じがしてズルい(笑)

世間に教訓を投げかけるような内容でしたね。

 

そして、1つ気づいたのは…台詞量が適切で、丁度良い塩梅で差し込まれている事。

例えば、露伴高橋一生)が十五(森山未來)に対して言った

「僕はこれかららしくない事を言うぞ?」という言葉。

この補足があるかないかで主人公の見方も大きく変わって、

あんまり多過ぎるとクドくなるし、逆にないまま進行させると

「あれ?こんな事言う人じゃないよね?」という"キャラクターのブレ"の意味合いで

疑問を引きずる可能性も出てくる。

で、ヘブンズドアーのくだりも、「使いたくはなかったがしょうがない…」の

一言が添えられただけで、その魔法が基本的にタブーであるという新たな情報になる。

原作ファン、作品を初めて見る視聴者、どちらの目線にも立ってきちんと配慮された

言葉の選び方をしているなぁ…と、感心させられちゃいました。

 

「くしゃがらってんじゃねーぞ!!」

"くしゃがら"に取り憑かれれば取り憑かれるほどみるみる鬼の形相になり、

コンテンポラリーダンスのようなぐにゃっとした異質な動きを見せる十五と、

手を突っ張って距離を取ろうとする露伴の対峙…

下手なバトルシーンよりも見応えあったなぁ。

森山未來さんの演技の凄みも堪能したわ。

 

 

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岸辺露伴は動かない 1話 感想|これは連ドラで見たいでしょ。

 

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どんなものか知るために、以前放送されていた10分間の番組案内を見た時点で

連続ドラマで見たいやつだな〜…これは絶対面白いだろうな〜…と思わされましたが、

その印象は本放送でも変わらなかったです。

 

まず、アバンの作りがもう上手いですもん。

初回は初期設定を盛り込むために台詞が多くなってしまいがちなものを、

泥棒が入って来たらどんな対応をするのか…という"やり取り"だけで

主人公の性格や職業を紹介出来ているのが凄い。

句読点を変に区切る話し方とか(例えば、〜なはずだだが とか)

「〜ねえ!」「〜だあ」の語尾の強さとか、

初っ端から主人公のクセの強さも発揮していて、掴みとしては抜群でした。

ギザギザのヘッドバンドを付けている事に関しての言及は特になかったけれど、

彼だから付けてもおかしくないよね…と思えるくらいの説得力の高さ(笑)

話し方にクセはあるけど、目つきは妙にキリッと真っ直ぐしているアンバランスさが

何だかやみつきになっちゃいますねぇ。

 

原作は読んでいないものの、原作者が「ジョジョ〜」の方だという事、

その作品の存在と独特な絵柄は把握済み。

内容は知らない。…でも、「原作の世界観を再現」ではなく、

あくまでも「原作の世界観をドラマ用に咀嚼して再構築」したんだろうなぁ

というのは何となく分かります。

中盤で、露伴高橋一生)と泉(飯豊まりえ)の2人が山奥へ行くシーンで

1カットだけ差し込まれた、露が滴る植物とクモの映像。

あそこだけやけに生々しくて、やけに鮮明に物体を映していて…何故か強く記憶に残りました。

お洒落で大人っぽい物語の中にささやかな"違和感"を残す…

劇伴の方も同じで、ピアノが奏でる優雅で品のあるメロディの中に、

バイオリンの不協和音が混ざってくる。

原作をある程度踏襲しつつも、ドラマとしてはこういう"ちょっと不気味"な世界観で

物語を展開していくのだというのが掴めた初回でした。

 

ヘブンズドアー!で人の顔が本になるくだりも良いですね。

めくれた皮が、本当にページをめくっているような動きをしていて凝っているなぁ…と。

少年の頃読んでいた漫画で伏線回収したのも、話の骨格がしっかり出来上がっているから

さり気ない"小ネタ"として成り立つ訳で。

 

面白かったです。

まだあと2話見られる嬉しさはあるんですけどね…

もう一度書きますけど、これはやっぱり連続ドラマで見たい(泣)

 

 

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教場Ⅱ 後編 感想|エンドロールで席を外さないように。

 

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最後の5分間が一番面白かったし、一番スリルを感じたわ(笑)

なのに…ブツ切れの所で物語は幕を閉じる。

来年にまた「復讐編」という体で続編をやるつもりなのかなぁ。

風間教官(木村拓哉)が義眼になった理由は明かされたけど、

なぜ警察を恨んでいるのかは、おそらくこの続きにあるんでしょうね。

中盤で田澤(松本まりか)が理不尽な目に遭わされたという話もありましたが…

そこの生徒が犯行に及んだとか、なのかしら。

 

前作もそうでしたけど、

後編になると急に毒っ気が薄まっちゃうんですよねぇ…本作。

昨日はアリの件で、これからどれだけ恐ろしいものを見せてくれるかと期待しましたが、

まさか恋愛ドラマちっくな展開を見せられるとは思いもしませんでしたもん。

ちょっとサイコパスを欲していたなぁ。

でも、ジャニーズの2人は…行為で考えればシンプルにヤバイ役でしたけどねw

 

杣(目黒蓮)は爆発物を作る計画を立てたり、妊娠させたりした…でも無事に卒業出来た。

同じ"備品を盗む"でも、それが恋心からなのか、あるいは爆発物を作るためだったのか、

どちらがヤバイかと聞かれたら一目瞭然なのに…卒業出来た。

これは母親の名誉のために見逃したと思われても仕方がない案件。

そして、199期の出馬(重岡大毅)はライバルを蹴落とそうという動機から、

殺人未遂まがいの事故を起こした。

またしてもクズ役を演じる重岡くん、もう「これは経費で落ちません!」のピュア青年の

イメージがなくて本当に気の毒ですね(汗)

本来なら、出馬はイト…さんが演じる予定だったそうじゃないですか。

彼も彼で、どうしてこう自動車が絡む役が多いのか…。

体が治ったらまた警察官に挑むそうですが、事故を起こした時点で無理でしょう。

人を陥れようという気持ちが少しでも働けば、

それは市民を守る警察に向いていないって事にもなるし。

もしかして無謀な事を知っていて風間教官も「面白い」って言ったのかなぁ(苦笑)

 

前作以上に訳アリな生徒たちが集っていた訳ですが、

杣は勿論、漆原(矢本悠馬)も石上(上白石萌歌)も卒業出来たのが不思議ですよ。

漆原の「時間感覚が掴めない」件は小さい頃からの症状な気もして、

半年間で克服出来たというのは都合良過ぎると思いますし。

石上だって授業中に頻繁に手の震えを起こしていたはずですけど、そんな簡単に治るもの?

 

そこそこには楽しんだけど、前作ほどではないと感じたのは…

生徒一人一人に愛着が持てないまま、いろんなエピソードを盛り込んでは

サクサク片付けるように物語が進行した所にあるのかなぁ、と思っています。

こねくり回し過ぎましたね。

年末に再放送されていた前作は復習していませんので

感じた事が合っているのかは分かりませんが、

なぜ昨日の感想で「短編集っぽさが強くなった」と書いたのかも、よくよく考えてみたら…

警察学校での生徒の成長、生徒同士で切磋琢磨する姿よりも

風間教官VS生徒 という構図に絞って

「いかに風間教官の洞察力の高さを魅せるか」にこだわった

作りになったからなのか?という気もしました。

後はCMの挿入頻度の多さですよね。

昨日よりも多くて、これが更に緊迫感を削ぎましたねぇ。

 

内容自体は199期メインにした方が面白そうでしたし、

今更ですが、CMのないNHKで30分構成×7話?で放送した方が

本作のコンセプトもより強く活かせられたのかもしれません。

 

来年もやる場合は、もう前後編&2時間半ずつじゃなくても良いような…

 

 

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教場Ⅱ 前編 感想|前回よりいろんな意味でヤバくない?

 

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これは前作でも思ったんですけどね。

よくあんな犯罪者のたまごみたいな人が試験合格出来るなぁと(笑)

で、半年も待てずに悪さをする。

こりゃあ風間教官(木村拓哉)の洞察力が長けていくのも無理ないですよ。

 

最初に退学を命じられた稲辺(真栄田郷敦)は、前作で言う林遣都さんのポジション。

あとは…堂本(高月彩良)が、嫉妬のためか盗みを働いたのが原因で。

漆原(矢本悠馬)のターンもありましたが、ここは危機から免れたようです。

という訳で…よく考えてみたら、今回は2人しか消されていないんですね。

前作よりも構成に"短編集"かのような

サクサク切られている感覚を覚えた気がしなくもないですが、

予想していた斜め上の所から急に凄い展開を盛り込んでくる流れが

息つく間もなく起きるので、常に緊張感を保ちながら見られる面白さはあります。

 

「想いは伝えてきたか?」なんて言葉、風間教官でも言うんだなぁ…

意外とロマンチストな一面を持っているんだという新たな発見もあったけれど、

特に印象に残ったのは、やっぱり宮坂(工藤阿須加)の件ですね…。

役名を忘れていた分、それが工藤阿須加さんだと分かった時の衝撃が大きかったです。

序盤で流れたスタッフクレジットに前作のキャストの名前が載っていたから

いつ登場するんだろう?と楽しみにしていましたが、

198期の顔ぶれが見られるのがあんな辛い場面だなんてねぇ(泣)

漆原が責められたのは「あの時通報してくれれば」から来ているんでしょうけど。

携帯は規則で持っていないし。それにまだ警察のたまごだから、

適応力よりもパニックの方が勝ってしまう事が多いはず。

一番悪いのは道を通した宮坂でもなく、車を止めさせた漆原でもなく、

人をはねた車なのに…。

身近に人がいた・いないで命が助かる可能性も変わりますから、

追い詰めてしまうのも理解出来ますが。

でも、薬物とか関係なしに、日常生活に支障をきたすほどパニック状態になってしまうのは…

警察には向いていないとは思うんですよ。

しかし、辞めさせてくれと言われても残した風間教官。

どうやって乗り越えていくのか…そこも明日の見所になっていくんでしょうかね。

 

前作で魅力の一つだと感じた若手役者の演技面で言えば、

真栄田さんの「鳥羽ーーーーー!!ちゃん」の緩急のクセが激しい脅迫の仕方にも

ゾクゾクさせられましたが、

矢本悠馬さんの全ての所作から出る落ち着きのない演技も凄かったですね。

劇中でも言及されていた通り、薬物でもやっているのでは…と思えたくらい。

真相が分かるまで「え?なになに?」と、こちらまで振り回されましたw

 

後編は伊佐木(岡崎紗絵)、杣(目黒蓮)、比嘉(杉野遥亮)のターンという事で、

3人それぞれどんな表情を見せてくるのか楽しみです。

中でも、目黒くんの演技は見た事がないので…ワクワクもんですな。

勿論、風間教官の過去と199期の話にも興味があります。

 

それにしても、これは超余談ですけど…あのコントね。

トイレから戻ってきて目にしたもんだから、まだ続きがあったのかと思っちゃいましたよw

チョコプラのお2人を見てようやくパロディだと分かる。

ややこしいわ!面白かったけど(笑)

 

 

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