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オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ 6話(最終回) 感想|オダギリジョーに驚くオダギリジョー

 

 

集団パフォーマンス…またやりおった〜!(笑)

期待していたものを最後にしっかり見せてもらえた感じですね。

 

トントン牧場ならぬトントン拍子で、終盤で一気に説明台詞やら回想やらで終わらせたのも、

全ての犯人は本作の生み出し人でした!で強引に繋げるのも、

ミステリーを扱う作品としてはタブーではあるんですけども。

あの舞台仕立てにしたのも、「これはあくまでも"作り話"ですよ〜」

「だから肩の力抜いて楽しんで下さいね〜」って視聴者を納得させるためであって、

タブーである事をあえて逆手に取った作戦だったのかもしれませんねぇ。

だって、「説明し過ぎなんじゃないの?」「ちょっとどんどん出てくるじゃん」

「もう見てる人も大分整理出来てると思うから」←何となくしか出来てません…w

といったメタ台詞が続々と飛び交う辺りね…

もうツッコんで!って促しているようなもんですから(笑)

 

そして、個人的にちょっと意外だったのは、

オダギリジョーさんのスタイリッシュな雰囲気を、大オチで自ら披露してきた所。

これは先入観が絡んでくるんですが…

元々の整った容姿とか、そこから漏れ出るミステリアスな一面だとか、

そういう「かっこいい」部分は、ご本人はあまり出す気はなくて

(どちらかと言うと人間臭くありたい…みたいな?イメージ)、

監督や脚本家に求められて初めて"かっこいい自分"を演じられているんじゃないかと

思っていたので、最後の最後にあんなお姿を見られるとは思いもしませんでした。

それってつまりは、"監督・オダギリジョー"さんが"役者・オダギリジョー"さんを、

おふざけと洗練さのどちらの世界にも住む役者さんだって

自己分析しているって事にもなる訳で。

今後自身の制作した作品が増えていくにあたって、本作が、自己研究を高めるための

貴重な資料になるんじゃないかと思うと、それはそれで興味深いです。

 

続編に関しては…今回ばかりは、可能性が低いんじゃないですかねぇ。

神々廻(橋爪功)は偽物でまだ捕まってはいないものの、

前作から続いていた謎も回収してしまったし、犯人も分かってしまったので…

訳の分からない作りだったなりに、

この段階である程度ピリオドをつけられそうな内容だった気がします。

 

正直言うと、もう一回見返さなければならないほど

情報が頭に入ってこない事の方が多かったですが(笑)

こんな豪華キャスティング二度とない!見られるのは今だけ!!な

お祭り感・プレミア感を楽しむ作品ではあるので、その点では今回も満足出来ました。

 

それにしても、松たか子さんと松田兄弟、本当に贅沢なキャスティングをしましたねぇ…

松田兄弟は最終回は3秒くらいのご出演でしたし、

松たか子さんに至っては歌って終わりでしたからw

 

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オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ 5話 感想|意外と繋がってきてる?

 

 

今更って感じですが。

このドラマって豪華キャスティングに目が行きがちですが、

何気にロケーションもパンチ力の強いものが集っているんですよねぇ。

 

例えば…赤と白を基調としたアメリカン風のポップな内装だったり、

花柄で大きな紫の椅子がセッティングされているカフェだったり、

そんな所よく見つけたね!?と思える

宗手(永山瑛太)たちのいるコンクリートと水たまりの跡地だったり、

あとは、ドラム(シシドカフカ)の背景がエスニック風の奇抜な模様だったり。

(↑これに関しては、生演奏を劇伴代わりにするという贅沢感も際立ってましたが…w)

ざっくり言ってしまえば、合同美術展みたいで(笑)

内容を一度見ただけだと情報過多でカオスな印象が先行してしまうのは、

何も親子共演や兄弟共演だけじゃなくて、

1つ1つがアイコン化されているような個性的なロケーションも関係しているのだな…と

気づかされた回ではありましたね。

 

でも、各々の謎も、ぼんやりとでも"繋がり"が見え始めたのは何だか意外でした。

去年放送された回も含めて、

回収しようとしている意図が感じられる内容になっていたのは、今回が初めてですよね。

こんな人いたっけ?な新キャラが登場してくるので、それで霞んではしまうんですけど、

とりあえずは…渡(仲野太賀)が自ら犯人だと名乗り出した理由と

トントン牧場の内部、小西(佐藤浩市)の居場所が分かったのにはスッキリ。

 

ただ、同時に、今回明かされた真相も、今後明かされるであろう真相も、

みんな神々𢌞(橋爪功)の手練れた催眠術が

絡んでいるんじゃないかって気もしております…(笑)

最終回は、催眠術の件が、全ての事柄を解決に向かわせる"切り札"として扱われて

完結しそうな可能性もありますね。

まぁでも、個人的にはミステリー要素よりも、

役者さん方のアドリブや遊び心に乗っかるつもりで本作を見ているので、

インド映画風ダンス並に楽しく終わってくれれば何でも良いですw

 

 

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監察医 朝顔 2022スペシャル 感想|定期的に見たい家族だねぇ…

 

 

冒頭のスタッフクレジットで、脚本家がいつもの根本ノンジさんではなく

本作初担当のお2人だと知り、今までの雰囲気と風変わりしてしまうんじゃないか…と

ちょっと不安に感じながら見始めましたが。

演出家は同じ方なのでそこで"本作らしさ"を保たせつつ、

2時間スペシャルという事で少しアレンジを加えた脚本になっていて、

個人的には2クールの頃よりも完成度の高い内容に仕上がっていたんじゃないかと思います。

 

見ていて気づいたのは…これ、大まかに言えば前後編構成になっているんですよね。

前半は、歳の離れた2人の子供を育てる大変さを経験する母親でもあるし、

遺体にも遺族にも真摯に寄り添う法医学者でもある

朝顔上野樹里)の2つの顔を持つ姿が描かれて。

後半は、平(時任三郎)の認知症が進行してきて、施設問題と、

つぐみ(加藤柚凪)にもいよいよ伝えなければならない時がやってきた…という、

"家族で"次のステージへ向かおうとしている万木家の変化や葛藤する姿が描かれる。

 

前半はホームお仕事ドラマ、後半はホームドラマをガッツリと…で、

こういった2時間スペシャルで多少ジャンルの異なったエピソードを見せるのは

近年ではかなり斬新ですし、

「向き合うべき課題」も、主人公単体と複数とで対比がとれている印象でした。

で…さらによく出来ていたのは、

劇中で茶子先生(山口智子)が代弁していた「そうあって欲しい」という

"願望や希望"を表す言葉が、両方にかかるような内容になっていた事。

前後で描き分けるとなると、話の流れがバラバラになりそうなものですが、

一本の太い軸を設定したお陰で、内容の一体感にも繋がったような気がします。

 

つぐみ(と里美)の成長という視聴者の注目ポイントもあるし、

子供の目線に立って言葉を選んで話し合うとか、朝ごはんを作る時の動線とか、

画面上では描かれていない"日常"も浮かびやすく、

主人公が身近に感じられる生活描写の質の高さを考えると。

やっぱり本作は「北の国から」みたいに、定期的なスペシャルでの放送が

一番合っているんじゃないかって思うんですよねぇ。

実際、久しぶりに万木家の面々を見たら、実家に久々に会いに来た孫(?)を見ているような

ほっこりとした気持ちにさせられましたし。

趣旨が変わってきそうですが…中学生のつぐみも見たいですし(笑)

じいじには微かにでも、症状が良くなる時が再び訪れる事を願って、

また来年か再来年くらいに続編でお会いしたいものです。

 

最後に…平の症状が避けられない段階にまで来ている事を物語らせる

時任三郎さんの若干小刻みに揺れた演技も、

時の変化の速さを感じさせる切り替え演出も、中々グサッと刺さりましたね…。

平が朝の支度をしている姿を最初に見て、あまりにも自然だったものだから

一瞬「あれ?」と思ったのも束の間、

次のシーンでは白髪で目の焦点が合っていない様子が映った時の衝撃は大きかったです。

これから認知症というワードが物語の鍵に後々なってくるのだ…と、

あそこで引き締められた気分でした。

 

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オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ 4話 感想|大河ドラマでも作れそうな豪華さ…w

 

 

去年放送された3話の感想では

「続編(第2弾)があると匂わせておいて作る気はないでしょ。

ストーリー?何それ?知らねぇぇぇ状態で適当に作った予告でしょ(爆)」

と書きましたが、まさか本当に続編をやるとは思わず…すみませんでしたw

 

さて、事件の真相がどうなったか以前に、大勢でインド映画風ダンスを踊っているシーンが

頭に焼き付いていて仕方なかった本作。

再放送を見れば良かったんですが、うっかり見逃してしまい…

まっさらな状態で見初めて、そう言えばそんな感じで進んでいたっけなぁ…?と

ちょっとずつ思い出すなどしておりました。

 

内容に関しては…いろいろツッコミたい所はあるけれども、

総じて言うなら、大河ドラマでも作れるんじゃないかってくらい

新キャラが多い!!(笑)

去年もキャストで情報過多な作りではありましたけど、

それでもね…事件の真相よりも、たった3話で主役級から有名バイプレイヤーズまで揃えて

予算が赤字になっていないかどうかの方が気になってしまうレベルです。

一番の衝撃は某兄弟の共演ですねぇ…。

贅沢過ぎて「新作作ったから試しに出てみない?」のノリで誘われての

ご出演なんじゃないかと思えてしまいます。

私としては、続編をやるという事だけ知っていて、他の事前情報は一切入れていなかった分、

数分ごとに新キャラが登場して

しかも本筋とは特に関係のなさそうなネタを挟み込む作りだったお陰で、

初見では内容がほとんど頭に入って来ませんでしたw

 

そんな訳で、倍速で見返してはみたものの、やっぱり進展はしておらず。

まぁよくよく考えてみたら、1話ごとに分かれてゲスト出演しそうな役者さんが

一気に集結しているんだから、進展しないのも無理はないんですよね。

とりあえず…神々𢌞(橋爪功)がなんか(なんかw)怪しい

という事だけ押さえておけば大丈夫そうです。

事件自体は、龍門(松重豊)の毒殺事件、11年前に失踪したかすみ(玉城ティナ)殺害事件、

小西(佐藤浩市)の失踪事件の3つを同時並行して書いている…って感じで良いんでしょうかね?

 

次回予告を見る限り、一応謎を明かす気はあるらしい。

でも…明かすだけで「(謎を解くとは言ってない)」という付け足しがされて

完結するのではないかと予想してますw

スロットが揃うかのように神々𢌞が映ったり、

その場での様子を別アングルで撮ったりする(映し方的に、恐らく2回演じてもらってる?)など

今回も制作が楽しくてしょうがないのが伝わって来る

オダギリジョーさんのワンマンプロデュースっぷりを楽しむつもりです。

 

最後に。個人的には、漆原(麻生久美子)のどんどん前髪が短くなっていくネタも

またいじって欲しいなぁ…と思ったりもしております(笑)

 

 

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緊急取調室 特別招集 2022 感想|これで新シリーズもアリかもな〜

 

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1/3はSPドラマが3本も被っていて…(笑)

三が日で休みの人も多くて、視聴者を集めたい気持ちも分かるけども、

4日も5日もドラマがなくて暇だからどれかズレてくれれば良かったのに〜…

と思いながら、当日は前番組の流れで「カッペリーニ」を視聴。

NHKの方は録画の都合で諦める事に。

で…録画しておいた本作を、暇な今日(1/5)さっさか見てしまおう…といった感じで

今回感想記事を投稿するに至りました。

 

そんな超個人的な事情はもう置いといて。

さて…本作の感想ですね。

一度解散させたキントリチームも「特別招集」と銘打てばいつでも再集結出来て、

今回のSPのような続編がいつでも作れるという

シリーズ作品を何作も生み出し続けているテレ朝ならではの

ある種の"あざとさ"は感じさせましたが(笑)

昨年の第4シーズンにマイナスイメージが残っていてあまり期待していなかったのもあってか、

純粋に面白く見られました。

 

そして、酒井(野間口徹)と生駒(比嘉愛未)の加入。

柔和でありつつトゲを残すタイプの人と、ひたすら真面目で男女平等にこだわるタイプの人…

どちらも対比が効いていて、チーム内でもバランスがとれていて良い感じですね。

新メンバーの件は、最終回でも何か"含み"を持たせて終わったラストになっていて、

メンバーを一新した状態で続編を作る気なのかもな〜とは思っていたので

想定内ではあったのですが。

みんなのリーダー的存在として今まで描かれていた真壁(天海祐希)が

今回では"取調の先輩"という新たな面も持ち合わせて、

お手本を間接的に伝授する姿を見るのは何とも新鮮で。

生駒のキャラ造形自体は俗に言う"新人ポジション"に近くて、正義感が強いが故に

真壁のやり方が気に食わなくて反抗的な態度をとるといった描かれ方に関しては

特に新鮮さはないけれども、

こういう形でまた違った、今まで見た事のない真壁やチームが今後も見られるとしたなら、

新生キントリで第5シーズンをやるのも良いのかもなぁ…と思えるくらいには

納得させられた気がします。

あと…これはドラマ好きならではの楽しみ方でもあって、

去年同じ夏クールで9時は「キントリ」、10時は「推しの王子様」で

木曜日を賑わせていた主演同士が同じチームに…というのにもニヤリ(笑)

 

ただ、強いて言うならば、新メンバーの教育面はもちろん、8億円も絡んで、

家族それぞれ訳ありで、しおり(菜々緒)には秘密の過去があって…と、

約2時間でそれらのエピソードを描き切るには情報量が多くて、

少し膨らませ過ぎだったかな?と感じたのも事実。

個人的には、しおりと8億円の結びつけ方かな…。

後半で田坂(浜田信也)と共犯だったと判明した途端、

「まだなんか設定あるの!?」と思ってしまったもんでして(汗)

うーん…良い女性になろうとしている人は実は悪い女性のままだったという

結論に持っていったお陰で、途中までの個性的な家族の綻びエピソードが薄まって、

下手したら、別の回の話(本来なら2つに分けてやる話)をくっつけたような感覚を覚えましたし。

「家族に救われた者もいれば苦しむ者もいる」というラストの台詞、

で、せめて、正義や地位を貫き通したいが故に悪事に手を染めそうになる女性、

正統派で目の前の仕事に取り組み続ける女性、

変わりたくても過去の経歴が邪魔して今も苦しみを抱えながら生きている女性の

3種の女性像を描く物語で"2時間で"まとめたいのであれば、

8億円絡みの回りくどい設定はやめて、

無難に 田坂が修一(木村了)と娘との結婚を許してもらえない根本的な原因で、

家まで来てお金せびりにしつこくつきまとう彼をウザったく感じて殺害を犯してしまった…

という動機でも整合性は取れたのかもしれません。

 

しかし、それはあくまでも許容範囲で、

満足のいくSPだったという良い印象の方が残るでしょう。

第4シーズンで最も不満点だった縦軸がなくなったのが大きいです。

あとは、理解者の磐城(大倉孝二)が戻ってきて、キントリの動きを阻止する者がいないから、

本作の魅力でもある メンバーの頼もしさと被疑者&重要参考人の演技合戦を

存分に堪能出来たのもありますね。

ボロを出しそうにもないほど手強い"ラスボス"感を漂わせていた秀子(高畑淳子)が

ある事を境に徐々に崩れていく意外性も、

相手の心を揺さぶる点では一番曲者っぽそうな悦男(井上順)の掴み所のなさも、

そんな強烈な親から一歩引いた立ち位置にいる息子・秀一とのバランスも…

それぞれが自分なりに良い気になり、もがき苦しんでいく様は見応えがありました。

 

お馴染みのメンバーに関しては…

菱本(でんでん)は少し顔を出すシーンはあっても、

春夫(小日向文世)はご本人がお忙しいのか別撮りが続いて、彼のシーンになると

もう完全に別ドラマ(教場と言えば…)を見ているようで寂しい気持ちにはなりましたが(泣)

今後も出番があるのならば、"お得感"…というか、

今まで見てきた者にしか分からない見所が加わって、新たな面白味に繋がると思ってます。

 

続編は是非、出来れば原点回帰がコンセプトで!

今回の内容に近い仕上がりになる事を期待して、お待ちしております。

 

↓第4シーズンの最終回の感想はこちら↓

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潜水艦カッペリーニ号の冒険 感想|トンチキなのに目から汗が…

 

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特に期待はしていなかったSPドラマ。

予告映像の時点で、昔の時代を扱っている割には軽そうに見えたし、

いざ視聴してからも劇伴やテンポがどことなく呑気で、

第二次世界大戦中なのに緊迫感が感じられないんだけど、これで大丈夫なの…?

やっぱり裏のキントリに替えておけば良かったかなぁ…などと思いもしたんですが。

中々どうして、見ていくうちにこの軽さがやみつきになってしまいました。

 

日本人とイタリア人3人のやり取りと、そこから生まれる台詞遊びがひたすら楽しかったなぁ。

「お前ら死んだのか」「(メタ的な意味で)日本語急に上手くなりましたね」

「礼を言う」「ごちそうさまです」「俺もアベだ」「こんな顔阿部ではない」

物語自体に派手さはなくとも、ついついクスッとしてしまうシーンがたくさん。

どうしても踏み込まなければならない部分を除けば

戦争を描く作品ならではの悲愴感は終始漂っていなくて、

みんな生き残って、体も丈夫で、プロポーズも出来て…という

珍しく綺麗なハッピーエンドで終わった訳ですが。

「人生は食べて歌って恋をするためにある」と言っていたように、

戦時下の日常生活でのささやかな幸せ、

この先もずっと大事にしておきたい幸せをメインで描きたかったから

あえて重くしないようにしたんだろうという意図は

物語を最初から見ていれば伝わってきたので、私はこれはこれでアリだと思えました。

外国人への差別、日本とイタリアの格差の描写もちゃんと取り入れていましたしね。

賛否両論は生まれようが、軽い"だけ"の作品ではない事は確かでしょう。

 

ただ、構想25年って本当なの…?と言いたくなるくらいには

トンチキっぷりは目立ってましたけど(笑)

ほら…港から船上を見た時の人と景色の合成感(人の輪郭がぼやけてたようなw)とか…

深海のシーンでの少々安っぽいCGとか…

ボートレースや喧嘩のシーンでなぜかオペラ音楽が流れるとか……

「クスッとしてしまう」「やみつきになる」と書いたのは

こういう所も含まれていたりするのかもw

 

まぁでも、アベ、シモネ、アンジュの3人の陽気さから来るボケと、

速水(二宮和也)の的確なツッコミのコンビネーションが心地良くて。

可愛らしい早季子(有村架純)も含めて、

いつまでもこの関係性が続くと良いな…と願いたくなる仕上がりで良かったです。

「香苗〜♪」の歌は今でも頭で流れておりますw

終盤で仏壇に3人が映った写真が置かれていたカットがあったから、

てっきり可笑しかったはずのあのシーンが本当に伏線として使われてしまったのか…

そんな…(泣)と一瞬悲しくなるくらいには、キャラに愛着が湧く作品でもありました。

 

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義母と娘のブルース 2022年謹賀新年スペシャル 感想|もう完結するのかもね…

 

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がっつり前作(2020年SP)からの続きのお話でしたね。

記憶がおぼろげになっていたもので、新作を見る前にざっとでも見返しておいて良かった…(笑)

ついでに、私の前作の感想も読み返してみたら、

どうやらラストで描かれた良治(竹野内豊)のくだりは

Paraviでしか描かれないと勘違いしていたらしくw

まぁそっちは、続きを地上波でちゃんと見られて嬉しいって事にしておきましょう。

 

さて、新作の感想。簡単に書くとするなら…

前作より登場人物の動機に違和感はなく、エピソード"自体"は面白かったものの、

ぎぼむす"らしさ"で考えると

日曜劇場が大好きな企業買収物語にほんの少しの恋愛要素を足した内容になっていて、

下手したら別作品を見ているかのような感覚に陥ったという所でしょうか。

事前に公式サイトの相関図ページをチェックしてみたら企業名も複数表記されていたので、

もしかしたらそっち寄りになってしまうんじゃ…と予感していたのがまさしく的中。

また、基本的に亜希子(綾瀬はるか)と良治、麦田佐藤健)中心で物語が動いていて、

娘であるみゆき(上白石萌歌)の出番が少なめだったのもあり、

本作の、義母と娘の距離が少しずつ縮まっていき、

良きパートナーになるまでの"家族愛"の描写が好きで見ていた私からしたら

そこにも物足りなさを感じてしまいました。

 

そして、個人的に腑に落ちないのは写真撮影のくだり。

確かに、連ドラ時代からの流れで、当時撮影出来なかったのが心残りだった点を踏まえれば

"一区切り"はつけられたとは思うんですが…

うーん…最後まで悪いやつだった良治にヒゲを剃ってもらって、

良一になりきってもらってまでした記念写真撮影が

果たして綺麗に"良い思い出話"で終わるのか?むしろそうして良いのか?が

引っかかるんですよね。

これで罪滅ぼしにはならないだろうし、顔が似ているだけで性格は別人だからなぁ。

私だったら、この撮ってもらった写真を数年後に見たら、

「ちゃんと続きが出来て良かったなぁ」じゃなくて

「この人に騙されかけたっけなぁ…ストライキまでして大変だったわ…」っていう

嫌な記憶の方が蘇りそうです(苦笑)

"家族愛"と"小さな奇跡"を描く物語で、あのポスタービジュアルや

良治があの時の亜希子を頭に浮かべながら「似てるな〜」と呟いていたシーンを踏まえれば、

亜希子もストレートに良治の元妻(若い頃?)にそっくりで、亡くなったという話も本当で、

恋人を亡くした者同士が同じ顔をした相手に再び出会い恋をする…

そして再婚してハッピーエンド…の流れに持っていっても

良かったんじゃないかと思えてなりませんでした。

 

正直言うと、連ドラの頃が一番面白かった…に尽きるんですよね。

今回の話が連ドラの中の1話分だったらまだ受け入れられたんでしょうけど、

あの時点で物語が完結したと言ってもおかしくない訳で。

そこからSPドラマという形で続編を作るとするならば、数年後の設定で

大事に育てられてきたみゆきが大樹(井之脇海)と付き合い、結婚し、

自立=家を出るまでの話を描いて欲しかったです…。

と言っても、あのエンドロールを見る限りは

もう続編が作られる気配はなさそうなんですけども。

まぁ、2本のSPの仕上がりを考えたら、終わらせるべきなのかな?とも思います。

 

同一人物で、いくらヒゲありの竹野内豊さんの方が好きだとしても、

良治がちゃんと嫌味ったらしい人に映るし。

ニカッとした笑顔も何か企んでそうで、

回想の良一と見比べてみると、発声から全然別人だという事が分かる。

竹野内豊さんの役の演じ分けは楽しんで見られました。

やっぱり役者さんは凄いなぁ…なんて。

 

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岸辺露伴は動かない 4話 感想|岸辺露伴の災難と執着

 

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すごーい!相変わらず面白い!!

キテレツな世界観でも、少し時間が経ったとしても(再放送は結局見れず)

スーッと入っていける作り込みの高さよ…。

やっぱり、視覚と聴覚による魅せ方が上手いんだろうなぁと思います。

 

今回はトレーニングに取り憑かれる男の話…ですね。

アニメを見た視聴者からは

「"あのシーン"は特殊メイクかCGでやるのでは?」という声が散見されましたが、

CGを使う事なく、トリッキーな演出を加えるでもなく、

ささやかな劇伴と、速度が上がると同時にヒートアップしていくマシンに倒れる自転車の余韻、

全身を使った息切れの声といった"日常音"を最大限に使って

陽馬がいかに頭がおかしい奴かを表現していた印象がありました。

架空ではなく現実で起こった出来事に寄せているから余計ヤバさが増してくるし、

どうかしているとも言いたくなってしまう。

まぁ…登場するたびに体が逆三角形に近づきつつあるほど実際に鍛えられた

笠松将さんの役者魂も効いているんですけども。

凄いよなぁ役者って…台詞通り本当に「変わって」見える。

 

あとは話を変えて、"視覚"で特にギョッとさせられたのはロッククライミングのシーン。

彼女が帰宅した時にね…後ろにチラッと映り込んでいるのを見て

「ん?ロッククライミング?」って判断した途端、次のカットでは壁中いっぱいそうなっていて。

狂気の沙汰以外の何物でもなかったんです(笑)

なんか…何となく、よく見かけるロッククライミングよりも

敷き詰められた石の密度が高かったような気もして、そんな所も含めて強烈な1シーンでした。

 

内容自体は、大分変わり者であるはずの露伴高橋一生)ですら彼を「ヤバイ」と

他人事っぽく捉えてしまうものの、

そういう本人も「ヤバイ」と分かっていながら中身を知るのをやめられない、

面白い話題を見つけては漫画のネタにしたくなるのをやめられない点では

彼と同じ"取り憑かれている"者の1人なのだ…という皮肉めいたオチに。

ちょっと引いていた泉(飯豊まりえ)の反応が物語ってましたねぇ。

そして、かなり次元の違った例えをするけれども、

ゲームをやり出したら、それを制止する親がうざったく思えるほどどっぷりハマり込むとか、

デブの素だと分かっていながらマヨネーズ中毒になるだとか、後は犯罪で言えば薬物だとか。

そういう日常生活で起こりうる話も同じ部類に入るんだと思います。

いくら何でも陽馬のようにはならないでしょ〜と、彼の行き過ぎた言動にホラーを感じつつも、

見終わってみれば「似たような経験はちょっとだけした事あるかも…」という

ほんの"気づき"を残す今回の作りは、2話の「くしゃがら」のオチを思い出させたりもしました。

 

構成としては去年と同じく、

1つ1つの話は独立しているものの、それらをまとめてパッケージ化させたら

1つの物語が出来上がる…といった感じになるみたいですね。

中村倫也さんがその役割を担っていたのを、今度は六壁坂村が代わりに担う事に。

 

高橋一生さんのキャラ作りも心なしか、去年よりも声のトーンが上がったり、

喋り方にクセの強さを付け足したりして

岸辺露伴というフィクションでしか成立し得ないキャラクターを

自分なりに消化しようという意気込みも感じさせます。

 

明日も、明後日も、もちろん見ます!楽しみです。

 

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オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ 3話(最終回) 感想|続編は作る気ないよね(笑)

 

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孤独のグルメならぬ、孤毒のグルメのゴローさん…

最終回が本家と同じ日じゃなくて良かったですね(笑)

まぁ、それは置いといて。

 

さて、本編の方は、狭間警察署のターン、溝口(永瀬正敏)のターン、

宗手(永山瑛太)のターンと、

15分くらいまで場面転換ばかりで物語が中々進まない焦ったさから

ちゃんとまとまるんだろうか?という不安を抱えながら見ていたものの。

結局の所、ラップバトルからのスリラーちっくなインド映画を彷彿とさせるシーンを撮って、

「なんじゃこりゃ!」と惹きつけるためにあえてそういう展開にしたのだと分かって、

なんか、逆に安心しました…

(小ネタオンパレードからの夢オチ(大殺界オチ)で曖昧に終わる予感もしていたので…)

いや、プロット通りにまんまと手のひらで転がされた感じがしてちょっと悔しいのかも(笑)

 

ディ○ニーアニメ作品のミュージカルパート並みに、尺を多めにとっていたし。

あそこだけであまりにも満足度が高くて、別に収拾つかなくても楽しかったから良いか〜…

と思わせてくれる作り込みも凄かったですね。

SATのシールドを使ったダンスが特にお気に入り♪

前回の感想でも書いた通り、完全1話完結型の構成の方が

本作のスタイルには合っていたんじゃないかという考えは揺るぎませんが、

あのダンスシーンのお陰で、最終的には全部通しで見て

「終わり良ければ全て良し」と言える作品になったかと思います。

 

で、最後の滝のように流れる映像の数々は…

続編(第2弾)があると匂わせておいて作る気はないでしょ。

ストーリー?何それ?知らねぇぇぇ状態で適当に作った予告でしょ(爆)

「もし僕がこの作品の続編の予告を作るとしたら、女性を森の中で走らせて、

いろいろと新キャストを用意して、登場人物のその後の物語もチラ見せして、

とにかく盛りだくさんの予告にします!

(本当はただ役者にこういう動きをして欲しかっただけなんだけどね☆)」

っていうオダギリジョー監督の"お遊び"と見た。

もしまたプロデュースされる機会があるとしたら、別作品でお会いする事になるでしょうね。

 

 

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オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ 2話 感想|1話完結型の方が合ってたかも?

 

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前提として…今回も楽しく見られました。

押忍語の翻訳とか、志茂田景樹ファッションとか、

役に立たなかった歴代1位でドヤる漆原(麻生久美子)とか

ついつい笑ってしまう小ネタが盛り沢山。

でも、初回が初回だっただけに、少し落ち着いちゃった感は否めなかったかな?

個人的に一番印象に残っていたのが

オリバー(オダギリジョー)が女性と戯れる様子を2つの視点から撮った演出だったので…

今回はそういったカメラワークのお遊びがなかったのも

物足りなさを感じた原因なのかもしれません。

 

人間というのは欲張りなもので、初回がインパクトに残る出来だと、

2話にもそれ同等かそれ以上のクオリティを求めがちになってしまうんですよねぇ。

大好評なドラマだったにもかかわらず、いざ続編が決まって放送されると

「前の方が良かった」といった声が出てくるのと似たケースというか。

特に本作の場合、豪華俳優1人1人のキャラクターの濃さや、

ツッコミきれないほどの小ネタの多さを売りにしているから、

よほどでない限り、この"爆発力"を持続させるのは至難の業。

まぁ、そう考えてみればやはり、全10話の連続ドラマ形式でやるよりかは、

全3話のSPドラマ形式の方が合っていたんだと思います。(マネーの問題もあるだろうけども)

 

あと意外だったのは、前回の詐欺の話に続きがあったんだ…というのもありますね。

てっきり、1話完結型のエピソード+龍門(松重豊)の縦軸

+絡みそうで多分絡まない宗手(永山瑛太)グループ の3本軸を

前後関係なくハチャメチャに展開していく作りだというつもりで見ていたので、

連続ドラマのように"点と点が線で繋がる"描写をやるとは思いもしませんでした。

う〜ん…どうなんでしょうね?

全3話なんだから、オムニバス形式(1話完結)にした方が…

極端に例えると、ホラー系、儚い純愛系、レンジャー戦隊(変装)系など

全くバラバラのジャンルを用意した方が、オリバーのいろんな一面が見られて

彼の"犬なのにおじさんで変態"という独特なキャラももっと活かせたのかもしれないし、

初回よりもインパクトが弱まったと感じる事もなかったような気がしました。

 

あれこれ書きつつも、次回で最終回。

基本的にコメディなので…良い意味で適当に伏線回収する に一票入れます(笑)

 

 

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