レンタルなんもしない人 10話 感想|真逆の道を進んだ者たちの行く末

 

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滝口(磯村勇斗)の部屋に入った途端、外の世界とは分断されているような、

彼がその閉じられた空間で余生を過ごすかのような異質感を覚えたんですよねぇ。

レンタルさん(増田貴久)の服装も相まって余計に"白"が強調された部屋、

雨戸が閉めてある窓の上から大量の光が漏れているさま、

そして、左下部分にずっと映されている仏壇と、中に飾られている不揃いの2つの位牌…

彼にいったいどんな過去があったのか?と引き込まれもしましたし、

回想を通して片方の位牌が母のものだと分かった時、

あぁ…決して裕福な家庭ではなかったのだと、当時置かれていた環境を

スッと理解する事も出来ました。

 

本作の数々のエピソードの中では珍しく、見ているだけで心が抉られるお話でした。

滝口の背景がおばあちゃんとの生活を通して描かれたという前提があったために、

殺意が芽生えてしまうのも、友達だったはずの相手を殺してしまった時の悔しさにも

共感せずにはいられなくて。

この子が罪に問われるのであれば虐めていた方は何なのだと、

世の中の不公平さに憤りさえ湧いてきました。

 

「ある事をきっかけに友達が全くいなくなった」と言っていた滝口。

回想で"あいつ"が憎いという一心で行動に移した時、

自分の足音や、周りの人達の慌てふためく声がかき消されていった演出、

遺族に漫画を投げ飛ばされた際の怒号が聞こえなかったシーンからして、

彼は罪を犯して以来、本当に誰とも関わりを持たずに

自分一人で全てを背負いながら生きる日々を過ごしてきたのだろうと思います。

だから、レンタルさんに過去の事を打ち明け、少しでも"人と人との繋がりの貴重さ"を

知る事が出来た彼の遠くで子供達のはしゃぎ声が聞こえてきた時は、

「外の世界にいても良いんだよ」と慰めてくれているようにも感じられて

嬉しくなってしまったなぁ。

 

なんもしなくても、さり気なく社会の役に立っているレンタルさん。

誰しもが、毎日会えていたものが、明日には突然いなくなってしまう事は

十分にあり得る世界だから、悩みを話して一歩前進した滝口にとっては

人生において重要な"分岐点"の一つになったかもしれません。

誰と出会うか、出会わないか…ってやつですね。

 

一方で、「線を踏み外した者」を共通項とすると、

滝口とは真逆の方向へ進んでしまった神林(葉山奨之)。

アンチに目覚めるまでの神林の気持ちには同情出来たけれど、

さすがに今回のストーカーはやり過ぎ。

そう思う人がいっぱい出て来ると、「なんで!」って反発したくなる訳で、ますます悪循環。

アンチになる瞬間を垣間見た8話の瀬戸(松尾諭)の時のように、

レンタルさんでなくても もっと早い段階で誰かに打ち明けられる人に出会えていたら、

今立っている道も違っていたのではないかと思いますけど、

残念ながら、プライドが高い人には通用しづらい話なんですよねぇ…。

 

そんな神林が、次回ではレンタルさんに依頼する事に。

そして、いよいよ生計問題に差し掛かる森山夫婦…。

クライマックスに相応しいお話となりそうです。

 

 

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SUITS/スーツ2 11話 感想|SUITS、あと4話もやるってよ

 

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大輔(中島裕翔)のキャラ変が激しい。

一線超えた一週間後には「こういうのは良くない」って言って関係を切ってしまう。

なんだそりゃ。軽い気持ちで遊んで捨てたみたいじゃないですか。

中の人はアイドルなのに、あそこまでクズ男にしちゃって良いんでしょうか(苦笑)

そもそも本筋であるはずの弁護士依頼パートが霞んでしまうほど

彼の恋愛パートの比重が大きい気がするから、

そんなに描くべき内容か?と思っていたんですが、

すぐに断ち切ろうとするのだったら本当に蛇足な要素でしたよね。

おまけに、不倫した次の話で仕事ぶりを見せられても…

誠意ある人には映らなくて、ねぇ…。

 

今回の交通事故の依頼については、彼を混乱させた一番の原因は

署名してからドラッグの話をした佐竹(伊藤健太郎)にあると思うさ。

でも、大輔の行動もどうなんだろうと考えさせられてしまいますよ。

両親も同じ経験をしているからつい私情が入ってしまうのは理解出来ますが、

罪を犯して平気なはずがない佐竹の元に勝手にやって来ては

「傷を負いながら精一杯真面目に生きてくれ!」なんて捨て台詞を吐くのは

弁護士()としていかがなもんでしょう。

どんどん追い詰めて自殺でもしてしまったらどうする?

そこまで、責任とれますか?って話。

以前までは何とも感じなかったのに、ここ最近は大輔の暴走が酷くて

嫌なキャラクターになってしまいそうですよ(泣)

 

で、本作、全部で15話なんですってね。長いなぁ……。

そして次回予告の作りが相変わらず仰々しい件。

放送再開してからずっと"豪華さ"を気取って見栄えだけ良くしているから、

いざ本編を見ると肩透かし感が目立つんですよね。

普通にやれば良いのに。

 

 

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半沢直樹(2020) 9話 感想|土下座という名の組体操www

 

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ツーショットを撮る時になぜか親指を立てる半沢(堺雅人)、

なぜか社員の手帳のサイズまで把握している福山(山田純大)の有能っぷりだけでも

クセの強さ満載だったのに…

黒崎(片岡愛之助)まで再登場するんですもん。ズルいですわ〜!(笑)

前回でてっきり退場したのだと思い込んでいたから、

半沢の助太刀としてやって来た時には気持ちが高ぶってしまいましたよ。

何度も書いているかもしれませんが、本作のスタッフはどのキャラを

どこのタイミングで投入させれば良いか…っていうのがよく分かっていますよねぇ。

 

さて、最大の"掴み"となっていた予告の「3人まとめてーー!」の件。

3人とは誰の事を指しているのか。その後に続く言葉は何なのか。

箕部(柄本明)は勿論、頭取の中野渡(北大路欣也)も入ってくるんだろうとは

思っていましたが、ここに大和田(香川照之)も参加していた事がまた

どんでん返し的な面白さを引き立てていましたね。

私も最初は「え…?」と思いましたさ。

でも、冷静になって3人の立場を考えてみると、完全に箕部が悪の権化で、

頭取は以前も優柔不断な一面を見せていたように、ただ振り回されただけ。

大和田に至っては裏切り者じゃなくて保身に走っただけでしょう。

今までのニコイチな関係を見ていれば分かる。

あの組体操みたいな土下座だって…友達の半沢がこれ以上窮地に陥って

失業する事のないように…という"愛"から来ているかもしれませんよ。

(と同時に、本心ではどかされて「それでこそ半沢だ!」と褒め称えたい

葛藤もあったかもしれませんけど♪)

それにしても…本作に密対策など視野に入れていない事は前々から承知してますが、

このご時世でよくもまぁ、あんなに体をベッタリくっつけさせるもんですな(笑)

"笑っちゃう"土下座シーンは貴重かも。

しかし、堂々と演じられているから、ネタとして全然受け入れられてしまいます。

 

役者に関してもう一つ言及すると、個人的に新たな発見を得たのは、

大嶋…じゃなくて児嶋一哉さんが意外と(と言うのは失礼かもしれませんが)

暑苦しい半沢ワールドに馴染まれているという事。

他のドラマだとちょいボケ役での出演が多かった事から、

どこか抜けているようなのほほんとされているイメージがありましたが、

本作ではアクの強い面々に負けじと、強面な顔つきと鋭い流し目線で

物語の盛り上げにしっかり一役買っている所に

"役者"としての凄味を感じさせられました。

こんな渋い顔立ちだったっけ…どアップのカットをまじまじと見ちゃいましたね。

 

 

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妖怪シェアハウス 8話(最終怪) 感想|清々しさしか残らない神回!

 

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いや、泣いた。愉快なコメディなのに凄くジーンと来た…。

今期のドラマの最終回満足度ランキングで堂々の1位ですわ!これは。

まだ終わっていない作品もあるけど、もう揺るぐ事はないでしょう。

本作が、1位です(きっぱり)

 

原島大東俊介)か水岡(味方良介)のどちらかと結ばれてちゃんちゃん♪

では終わらないだろうとは思っていました。

でもそうなると結末が見え過ぎていて、個人的には澪(小芝風花)の痛快なお仕置きっぷりが

印象的だった3話までがやはり面白かったなぁ…という内容にもなりかねない。

しかし、それらを軽々と吹っ飛ばしてみせた最終回!

「やりたい事を見つけたから…」と新しい目標に逃げるでもなく、

2つのシミュレーションをして「やっぱり私には結婚生活向いてないから…」と

自分を否定するでもなく、

あそこまで「妖怪になって何が悪い!」と、世間体という名のしがらみを

ぶった斬る着地点になっていたのが良いですよね。

しかも、結婚も、仕事第一の生活も、妖怪化も、どの道を選んでも

自分が充実していると感じるならそれで良い…というメッセージ性も内包されている。

振り切るならとことん振り切れ!そんな"スカッとドラマ"の模範例を提示したかのよう。

 

今の澪に最も必要なのは自己肯定感だった訳で、

一番見たかった姿が最終回で見られたのも、

"主人公の成長物語"をブレずに書き上げた作りにも満足。

「私、妖怪になります。」その時の顔つきは、妖怪達と楽しそうに踊っている時や

数々のクズ男を成敗している時よりも光り輝いていたなぁ…。

もう、美しい。だからこそ、別れは寂しい…。

 

空気を読み過ぎるあまりに自分を押し殺して、誰かに甘えるのが下手な

そんなどこにでも必ず存在する一人の女性を、

最後まで嫌味なく、かつ辛気臭くなり過ぎずに消化してみせた小芝風花さん。

やっぱりポテンシャルのある女優さんでした。

「怖い役をやらせたら安心」みたいな印象を付けられていた松本まりかさんに

新たに「チャーミングなみんなのママ」というイメージも持たせるのも成功していたと思いますし、

大倉孝二さんをオチ要員に持ってきたキャスティングも抜群。

妖怪らしいおどろおどろしい雰囲気を作り上げるのに一役買っている座敷童子池谷のぶえ)。

ツンツンツンデレな優男っぷりが堪らなかった酒呑童子(毎熊克哉)。

どのキャラクターも粒揃いな上に、走馬灯のように回想を見せられたら

もう泣くしかないでしょう。

 

妖怪との生活を通して"答え"を出した…という終わり方だと

続編は難しくなって来るのかもしれませんけど、

SPでも良いので、後日談的なお話が見たいですね。

またこの面々にお会いしたい。

テレビ朝日さん、よろしくお願いします!!

 

 

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天使にリクエストを〜人生最後の願い〜 1話 感想|結末の斜め上を行く次回予告に驚き

 

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まず、全5話という短さで、初っ端から前後編なんだ!?という意外性があったのは勿論ですが…

このまま涙をあくまでも淡々と静かに誘う流れになるのだと予想しつつ、

逆にこれで人違いだったらかなりズッコケもんだよなぁとも

冗談で思っていたのも束の間…

まさか本当にそうなるとは思いもしないじゃないですか(笑)

「間違えたんだからしょうがねぇだろ!」

島田(江口洋介)のこのぶっちゃけ具合が一番インパクトに残りましたわ。

まぁ、60年も会っていないんだから、本来ならミジンコレベルの確率になる訳で、

「ヤクザ」というだけでそんなに早く特定出来るのかと

心の中で若干ツッコミながら見ていましたけども。

でも、作風がまだはっきり掴めていない、視聴者が想像を膨らませている中での

"捻り"としてはアリなんじゃないですかね。

 

「人生最後の願い」…余命わずかの人、終活真っ最中の人の手助けをする

特殊組織か何かのドラマかな?と考えてしまうくらい、

事前情報をほとんど入れない状態での視聴だったので、

無難にハードボイルドな探偵モノなんだなぁ…と。

MEGUMIさんがゲストとして来る辺り、ますます「ハムラアキラ」を思い出しちゃいました。

EDの作りと言い、ギターの劇伴と言い、島田の妙なチャラ臭さと言い、

全体的に渋めのテイストで、深夜ドラマっぽいと感じたのが第一印象って所でしょうか。

 

しかし、個人的にちょっと気になるのが、訪問看護師だという寺本(志尊淳)の存在と、

主人公サイドとの絡ませ方。

彼の方が人(患者)に寄り添うお仕事で、夢を叶えるボランティアにも意欲的に参加していた

姿勢を見せていた辺り、こちらの職業の設定にした方が

「最後の願いを叶える」とする本作のコンセプトとしては

斬新だったのではないか?と思うんですよね。

 

探偵モノにした"理由"が、島田と亜花里(上白石萌歌)の活躍を通して

ちゃんと説得力あるものになるかどうか。

その点にも注目しながら様子見してみます。

 

 

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キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 2話 感想|田中圭のキワドいショット!

 

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やはり初回はあれこれ盛り込んで力んでいたのか、

前回よりも事件解明シーンの説教臭さは抜けたと思うし、

コメディ面においては顔芸や劇伴を使って「面白くしようとしてます!」みたいな

あからさまな演出も減ったとも思います。

 

全体的に見やすくなりました。

「リモコンのボタンを足で押すな!」など

台詞面でクスッとさせられる部分も多くなった印象です。

田中圭さんのツルツルなお尻にも触れてくれましたしw

ただ、まぁ…良くも悪くも"普通"なんですよねぇ。

犯人も、伏線も、事件の真相も、人情ものに走るオチも全て分かりやすい。

(あ、でも、そこまで深い溝でもなさそうな壁を

本当に5階まで登ったのはびっくり仰天案件でした(笑))

 

刑事なのに弁護士みたく必要以上に容疑者(冤罪だけど)に肩入れしたり、

子猫ちゃんを利用したり、わざとらしい寸劇で騒がせたり、

事件の内容よりかは「刑事らしくない彼らによるチームワーク」を楽しむ事に

面白味を見出した方が良いのでしょうが、

そうなって来れば来るほど、じゃあ"異母兄弟"の設定って何…?

という疑問が浮かび上がってきます。

うーん…何というか、さっきまで気軽に笑えていたのが、

終盤になっていきなり縦軸の方向に舵を切るから、

過去のファミレス事件で引っ張って視聴者を手放さないようにしようという

スタッフの思惑が悪目立ちしてしまうと言いますか。

どこまでが原作通りかは分からないんですが、いかにもテレビドラマ用に付け加えられた、

下手すれば蛇足になってしまいがちな"オリジナル設定"って感じがしちゃうんですよね。

 

異母兄弟である事を最初から公表していなければ、

黒木(田中圭)の発言や父親を思わせる動作から

「もしかして…?」と想像力を駆り立てられ、

最近SNSで流行っている考察現象にまでなるんじゃないかとも考えましたが、

それだとますます「王道凸凹バディドラマ」感が漂って

掴みとしては弱くなっちゃうんでしょうかねぇ。難しい、けど…

ベタはベタなりの良さと清々しさがあると思うので、

やはり前半の段階ではキャラクターのコミカルさを活かした物語を徹底して作って、

表向きは楽しいけど実はクライマックスに繋げるためのヒントも隠されている…?という

ちょっとした"陰"も含ませた方が、本作の魅力も増したのかもしれません。

 

既に始まっちゃっているので元も子もないんですけどね。

でも、もう少しコメディとシリアスの"温度差"をなくして欲しいかなぁ?

 

 

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妖怪シェアハウス 7話 感想|似てる!って言わせる為のキャスティングもアリw

 

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そう…役者の顔を中々覚えられない人なんで、

実は私、池谷のぶえさんの事を最初は「峯村リエさんかな〜」と思いながら

見ていたんですよね。(自信がないので、あくまでも「かな〜」(笑))

だから、今回のゲストにはびっくりしちゃった。そう来たか!!と。

大阪のおばちゃんに合わせて白塗りのコテコテなメイクだし、

座敷童子池谷のぶえ)も本性を現すとそんな感じだし…

多分、役がいきなり交代になっても気づけなかったかもしれませんw

 

大阪の街並みをバックに2人が熱唱するシーンをガッツリ映すのなんて、

視聴者に「似てる!」って言わせる気満々だったんでしょうけど、

たまにはキャスティングにそんな遊び心がある回も良いな♪とも思っちゃいました。

ふくよかな肉付き&微笑むと目が三日月っぽくなるのが池谷さんで、

顔がシュッとされてるのが峯村さん…見分け方はこれで覚えていこう_φ(・_・

(後でGoogleで画像検索しました(笑))

 

内容の方は…ああ〜ちょっと想像していたのと違う方向に行っちゃったなぁという感じ。

ここ最近、原島大東駿介)をイケメンに見せる演出と、

彼にメロメロになってしまう澪(小芝風花)のくだりが続いたため、

妖怪達との絡みは楽しいけどう〜ん…という違和感を抱えていたんですよね。

個人的に、本筋に恋愛要素が絡んでくると、今までと雰囲気が変わって

「どうやって結ばれるか・誰と三角関係になるか」を重点的に描く事にシフトしていく

印象があるから、あんまり好みではないんです。

まぁ、いきなりモテ期が到来する展開は最終回前らしいと言えばらしいんですけど。

それにしても、妖怪化を防ぐためには人間と結婚しろって…凄い少女漫画設定。

 

流れにのっとって、原島と水岡(味方良介)のどちらと結ばれるのが良いか考えるとしたら、

水岡の方が澪にとって、色々とメリットがあるんじゃないでしょうか。

神主で妖怪達を住まわせているから、家庭を持ってもいつでも会えるでしょうし、

妖怪化しつつある事を秘密にする必要もない。

それに、何かあったら今回みたいに悪霊退散して、体を張って守ってくれそう。

一方で、原島も優しい性格で素敵だなぁとも思っていたんですけど、

「彼女の意見を尊重する」と言っている辺り、まだまだ吹っ切れていない感じがするんですよね。

 

まぁ、私が水岡の方を押したい一番の理由としては…

率直な想いが澪には微妙〜に届いていないっていう、ちょっとマヌケな姿を

応援したくなる気持ちに駆られる所にあるんですけども。

告白してもガン無視されたり、勘違いされて終わったりする空回りな感じが一々面白くて。

今になって魅力的なキャラクターになって来ましたぞ。

 

 

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未解決の女 警視庁文書捜査官 Season2 7話(最終回) 感想|SPの方が合っているのかも。

 

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前回と今回だけで捉えたら、紳士的な対応をする矢代(波瑠)と

それに元気付けられる鳴海(鈴木京香)の

所謂"王子様とお姫様"的な書き分けがされていてバディが魅力的に映るし、

泣かせに行きがちな逮捕のシーンも「どうか謝らせてくれ」という刑事側の誠意で

復讐を止めさせた捻りが効いていたのが面白かったです。

犯人側の背景も丁寧に描けているし、「文字の神様が降りてきた!」を二度言わせる形で

視聴者の心を掴む工夫も出来ているとも思います。

 

ただ、本作に最後までむず痒さを覚えたのは、

「文書捜査」のアピールが控えめ過ぎた事だけ。

本当に、それだけ。

刑事ドラマとしては普通に見ていられるんだけど、

でも見たいのは木8でやっているような内容じゃない…

ツンデレな2人は可愛げがあって好きなのに…

これらは前シーズンでも感じていましたが、続編になっても結局、

その気持ちは拭えないままだったなぁという印象が残ってしまいました。

あと、やっぱり登場人物も多いんですよね。

6係がチーム一丸となって原因究明していく姿を、もっと見たかったです。

 

去年放送されたSPの時は、文書要素も活かせていて、

脇役にもそれぞれスポットが当たった作りになっていたので、

前回と今回の話も少し手を加えて2時間構成で放送していれば

より満足出来ていたのかもしれません。

主題歌が変わっても本作の世界観なら上手く消化出来る事も証明されましたし、

物語に深みを増して行けば増して行くほど

主題歌が流れた時の切ない余韻もガッツリ残せる所は"強み"であるとも思っています。

だから…連ドラじゃない方が合っているんでしょうね。

 

 

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浦安鉄筋家族 9・10話 感想|最後はいつも報われない晴郎くん(笑)

 

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先週分の感想を書きそびれてしまった&視聴してから日にちが経ってしまったため、

2話分ざっくりまとめて…の形でお送りします。

 

9発目「晴郎アローン」

 

なるほど〜。家が変わった理由は、晴郎(本多力)が薬開発のための実験で

爆発させたからって事にしたのねぇ。

うん、本作らしいし、彼ならやってもおかしくない!←

あれあれ…でも、前回モヒカン頭にされていたはずのセーラービーンちゃんが

元の髪型に戻ってる?

そこらへんの細かい事は気にするな!ですかね?(笑)

 

アイスを食べさせるために「さくーらボックス」を制作しちゃう

妹思いな晴郎と桜(岸井ゆきの)のエピソードにはほっこり…。

歳が近いからこそ、一番お互いを分かっている関係性にも萌える。

やっぱり、兄妹って良いなぁ。ズルいなぁ。

「お兄ちゃんの失敗、いつか誰かの役に立つよ。」

そう彼女が言った時の主題歌の流れるタイミングが何とも神がかっていて、

そばで頼りにしている人がいる事を「忘れないで」と

エールを送っているようにも聞こえて、ますますジーンと来てしまいました。

 

それにしても、晴郎はかなり報われませんでしたなぁ。

事件の一部始終を家族に見せてやりたい!(笑)

確かに匂い的な意味で部屋は荒らしましたけど、

ニートだからこその使命は果たしたんですよ〜?

 

 

10発目「子供たちグローイン」

 

「子供たちグローイン」というサブタイトル、

小鉄(斎藤汰鷹)と桜の様子を勘違いする順子(水野美紀)のエピソードからして、

今回の「母のいない所で成長している…(泣)」的な結末に落ち着く事は

何となく予想はついていましたが、

泣きそうなのを我慢する時の順子の顔が何ともキュートで…

一喜一憂するカットが多いのもあり、今まで以上に愛着が湧いてしまった回でした。

そう考えると…放送再開してからは大鉄(佐藤二朗)が脇に回るようになって来ましたね。

仕事の都合なのかしら。

 

しかし、小鉄の方は最初の段階で分かりましたけど、

桜の方は(本当に妊娠ではないと思いながらも)随分ややこしい。

安産祈願、産婦人科で写真を撮る、「産む」…

張り込みしたくなる気持ちも頷けます(笑)

晴郎もさり気なく腕前の良さを発揮。

頼めば無料で盗聴器やら顕微鏡やら作って貸してくれる事、もっと感謝すべきでしょ〜。

と言っても、最終回になっても準家族から昇格出来ないまま終わりそうな気もしますがw

 

強烈なインパクトを残した泉澤祐希さん。

この方がメインで、大沢木家と全力バトルするお話も見てみたかったなぁ。

 

 

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おカネの切れ目が恋のはじまり 1話 感想|言葉遊びが実に「良き」

 

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何かとニカッと口をいっぱい伸ばして笑う猿渡(三浦春馬)が

本当におバカさんで、でもどことなく放っておけない愛されボンボンに映るから、

"猿渡"というキャラクターとしてフラットに見る事が出来た…と思っていたんですが、

やはり、見終わった時に一気に襲ってきますよね。「どうして」っていう虚無感が(泣)

 

開始5分も経たずにこれは面白そうだと感じて、

最後までその感覚は途切れる事ない仕上がりだったから、

全10話だったらどんな内容になっていたのかな?なんてつい考えてしまいます。

ああいかんいかん。本人はあくまでも"役"を演じ切っているのだから、

誠意に応えて、一つの作品として感想を書かねば…ですね。

 

さて、気持ちを切り替えて、内容の方はと言いますと…

「これは経費で落ちません!」を視聴した事があるかないかで

本作に対する新鮮味は結構違って来そうです。

私は視聴済なので、経理部の設定、非売品をフリマアプリで売ってしまう展開、

そしてほんのり恋愛を匂わせるオチなど色々と既視感を覚えてしまったのですが。

その代わりに、ノリノリな演出や言葉遊びの"クセの強さ"で

本作らしさを築いていくのではないかなぁという淡い期待もしています。

良いですよね。「ほころび」「良き」「お金と仲良く」。

九鬼(松岡茉優)の慎ましい性格を象徴したかのような台詞に

クスッとさせられる感じが好き。

 

個性豊かな経理部のメンバー設定も似てると言えば似てるんですけど、

各ポジションと中の人のキャラクターの組み合わせに無理のないキャスティング。

TBSドラマには必ず芸人が起用されているイメージでも、

アインシュタインの稲田さんは中々良い味を出しそう。

 

父に信用されたいくだり、自分の作りたいおもちゃを実現させるという夢、引っ越し、

更に本筋の「無事に営業部に返り咲けるのか」「九鬼と結ばれてしまうのか」と、

猿渡に関する伏線がかなりある印象でしたが、

残り3話でどうやってまとめて行くつもりなのか…そこも見所ですね。

 

基本的には辛気臭い雰囲気にはならないようで、少し安心しました。

春馬さんに別れを惜しみつつも、あまり気負わず、

「ラブかもしれないコメディ」を楽しみます!

 

 

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