キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 4話 感想|母娘よ、そこに愛はあるんか?

 

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山田くんはジャニーズの中でも童顔で可愛い!ってイメージがいつまでもあったけど、

いざ学ラン姿を見てみたら、ああ、歳をとったんだなぁ…と感じましたわ。

目元のメイクが濃かったからなのかしら?

でも、前の時間にやっていたMステの最初のカットでも物凄く大人っぽかったもんなぁ…

視線に色気があった…あ、ドラマと関係ない話になってしまったので戻しましょうw

 

今回の内容も、刑事ドラマなのに誘拐犯をあっさり拘束して、

放置したままお説教タイム続けて大丈夫なのかよ…とか、

刑事の仕事ではないとは言え、いじめの首謀者にはその後どんな処分を下されたのか

ちらっとでも映して欲しかったかな〜とか、

誰の手も借りず頑張ってきたと言い張る母(奥貫薫)から"10年間の重み"が

伝わってこないから、最後まで「児相に通報する人が出てくるほど恐れられている毒親

というイメージしか湧かず、果たして親子間に愛は本当にあったのか?とか

所々の詰めの甘さがちょっと気になったんですけどね。

しかし、残り2話だと分かった今、もう良い意味で"ユルさ"が売りだと捉えて、

それが"本作らしさ"だと思って見るしかないのでしょう。

 

逆に、コンビの書き分けはどうだったか?で考えてみたら、

今回が一番際立っていた印象はありました。

同じ説教でも黒木(田中圭)は少女に対してありのままに意見をぶつけるんだけど、

その"勢い"のシーンの後だったからなのか

神崎(山田涼介)の「お母さんに会いに行こう」と言った時の声色がとても優しく聞こえて。

飴と鞭の関係性に、この2人はそれぞれ違う母親からこんな風に育てられてきたのだという

"異母兄弟"の設定ならではの背景が透けて見えたのは良かったです。

 

K2コンビは普通に楽しい。

なので、もう一方の木村(江口のりこ)&諸星(ジェシー)コンビも

前回のダンスで爪痕を残すくらい個性があるのだから、

もっと出番があっても良いのにな〜と思っています。

特に江口さんなんて「半沢直樹」の次作なのに…

「ほら、あの大臣も出てるで?」と宣伝するみたいに適確に使っていった方が

会話劇にもハリが生まれそうなもんですけどね。

八嶋智人さんもシリアスな場面が多くて、なんか違う感が。

 

 

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天使にリクエストを〜人生最後の願い〜 2話 感想|十字架を背負って生きる大人たち

 

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島田(江口洋介)の粋な計らいで終わるのかと思いきや、

なるほど、そう来ましたかぁ…

二転三転する「嘘」が、互いに思いやっての「優しさ」だったと分かる結末。

これは前回と合わせて1セットで生まれる面白さでしたよ。

前後編で切らないで、民放の初回拡大放送みたいに1時間30分にして

一気に見せちゃった方が、"本作らしさ"が徐々に現れていく作りに

引き込まれたりしたのかもな〜…なんて。

まぁ、終わり良ければすべて良しですが。

 

今回は、十字架を背負って生きている(た)大人達のお話。

生まれたばかりの我が子を捨てた母・幹枝(梶芽衣子)は

死ぬ前にその子に会いたいと言う。

しかし、ヤクザの組長となった息子・克美(六平直政)は

再会してひたすら詫び続ける母に対して「息子ではない」と嘘をつく。

 

人生を狂わせた張本人に、なぜあえて嘘をついたのか…

その根底にはきっと、自分の罪まで背負わせたくない…という想いがあったのかも。

ヤクザになって人を殺した前科のある彼にとっては、

親としてやってはならない事をした母の苦しみや、今もなお抱えて生きている

罪の重さが痛いほど分かったのかも…と思っています。

 

本物の息子ではないにもかかわらず、手をとって心の底から泣いてくれる

お医者さんに治療してもらえて良かった。

たくさんの優しい大人達に出会えて支えられた最期。

幹枝さんのような死に方が出来たら幸せだろうなぁと、ちょっと羨ましくなっちゃいました。

 

一方で、銃の暴発で息子を亡くしてしまったという重い過去を持つ島田。

そんな彼が、これから死にゆく人達とどう向き合って、

どんな風に変わって行くのかも見届けたいです。

 

そう言えば、タイトルをいじって

天使の歌声を持つ上白石萌歌さんに歌謡曲を「リクエスト」する…

という遊び心ある演出も面白かったですね。

急に歌い出したのはびっくりしたけど(笑)ああ、良い声…

 

 

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おカネの切れ目が恋のはじまり 3話 感想|ピュアピュアな世界観に笑い泣き

 

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ああ〜もう、泣いたり笑ったり忙しい…。

終盤になるにつれていろんな想いが交錯するよう。

 

「少し綻びがあった方が、人間らしくて素敵です」

玲子(松岡茉優)のこの台詞、真理だと思うんですよね。

こうでもないああでもないと自分を完璧に見せようとするよりも、

彼女のように15年間分の妄想や悔しさを遠慮なく吐き出せて

"弱み"を見せて行った方が、乗り越えられる力も大きいのかもしれない。

ドラマと現実を重ねちゃ行けないとは分かっていながらも、

慶太…三浦春馬さんにも届いていたらなぁ…と考えてしまう。

日常の支柱を突然失う事はこの世の終わりでもある。

人生の半分も早乙女さんを推して来たのに!と号泣する玲子が、

同じくらい熱い気持ちで今まで推し続けてきたファンと重なっちゃって、

貰い泣きせざるを得なかったです(泣)

 

キスシーンも、個人的に見てきたのは「つい見惚れてしまう美しいキス」か

「恥ずかしくて目を逸らしたくなるほどの初々しいキス」のどちらかが多い中、

あまりにもナチュラルで、可愛い!この2人が愛おし過ぎる!!と感じられたのも、

ブコメでは新たな発見だったかも。

回を増すごとに少年と少女みたいになるんですよねぇ。

で、やっぱり主題歌が良い仕事してるんですよ。

慶太の元気いっぱいな励まし方も含めて、画面全体がピュアで溢れまくっててまた泣ける。

 

諸々の事情関係なしに、ここまで普通に面白く見られる作品なのだから、

予定通りだったらどんなに良いものになっていただろうかと考えずにはいられませんね。

今回の内容は全10話だとすると…折り返し地点なんでしょうか。

それだけに最終回がどうなるのかがますます読めない。

変更前の脚本、発売なんて事にならないかなぁ…。読んでみたい。買わせて下さい。

 

 

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DIVER-特殊潜入班- 2話 感想|格付けチェックで相手を騙す

 

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「ワールドグルメキャンプ」が世界中の名物を飲み食いして交流を図るサークルじゃなく、

ただ目の前に出される2つのパンや出汁を試食して検証するサークルだと分かった途端、

あれだけ人が集まるもんなんでしょうかねぇ。

しかも、流されない人なら「これ味一緒じゃない?」で終わるのに(笑)

それに、一緒についてきたエリ(山口真帆)が実は騙す側だったというのは

ハンバーガーを食べて監視するシーンで何となく理解出来たけれど、

彼女を始め、なぜリスクを負ってまで橘(山中崇)の計画に参加しようと思ったのか

動機もいまいちよく分からなかったし。

お金が欲しかったから、面白そうだったから…とか、そんな単純な理由で良いのかしら。

 

内容に関しても、前回では人物紹介や状況説明を兼ねた

ある種の複雑な演出で"潜入捜査"を見せて行った代わりに、

今回はかなりストレートな作りになっていた印象。

そりゃあ、山中さんの登場、子供の病気設定と来たら

どうなるのかは大体察しはついちゃう訳で…

そういう意味では、前回の方が先の読めないワクワク感は大きかったですかね。

 

あともう1つ気になるのは、伊達(安藤政信)と佐根村(野村周平)の描き分けかな。

「兵悟(福士蒼汰)と同じ味方側」「だけどいつも仲間割れしている」

の2つが似通っちゃっているような気がします。

相関図を見に行ったら、どちらもD班の所属なんですねぇ。

佐根村の「ある真相を追い求めている」という部分が徐々に明るみになれば、

どっちか1人でも良くない?と思う事はなくなるかもしれませんけども…。

 

 

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レンタルなんもしない人 11話 感想|生きていれば試練はつきもの…

 

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「アンチ活動してる人に自分を貸し出したら、面白い事になりそうだなって」

「炎がない所に熱気は生まれませんから」

ああ、やっぱりレンタルさん(増田貴久)の考える事は凄いな。

初回の頃から、彼から発せられる1つ1つの言葉の独特さに惹かれていた訳ですが、

彼がどんな想いで毎日を過ごしているのか…そんな人間性

今回のエピソードで少し感じ取れたような気がします。

 

今更ですけど、思えばレンタルさんが依頼人と関わっていく上で

笑った姿って一度も見た事がないんですよね。

神林(葉山奨之)の時もそう。

「トラブルが起きた時、笑顔で対応されていました」「とても、楽しそうでした」

本来だったら、相手の知らない一面を知れて嬉しくなって、ちょっと自慢したくなるはずなのに

いつも無表情で淡々としている。

それとは反対に、喋り出したら止まらなくなるほど感情を剥き出しにする神林。

そこで、「炎がない所に熱気は生まれませんから」と言った真意を考えてみる。

 

レンタルさんは相手の生き方を決して否定したりはしないけれど、

かと言って自分の生き方にも強く胸を張ってはいないんだと思います。

「これが良い」じゃなくて、あくまでも「これが合っているのかも」と

思って選んだだけで。

自分には出来ない生き方。自分には持っていない良い所。

1つの物事に熱くなって、笑ったり怒鳴ったり表情をコロコロ変えて…

そんな人間臭さが羨ましい、全く違う人と触れ合ってみたいと

感じる部分もあったのかもしれませんよね。

 

神林も、今回の事が貴重な経験になっただろうなぁ…。

SNSで匿名を使ってディスるのは簡単。

でも、本人に向かって、しかも一応有名人の前で

ありのままに怒りをぶつけるなんて滅多に出来ない。

今までよりも"感情"を前面に押し出してきた作りになっていましたけど、

そうした事で、レンタルさんのボソッと呟いた率直な言葉が妙に刺さりましたし、

見終わった後には清々しささえ残りました。

「夢はなんもしない事」評価されない人生。何者にもならない人生。

そんな人生もアリかもしれない…

結果的に、お互いにとって得る物があったみたいで良かったです。

 

沙紀(比嘉愛未)のパートは、どちらの気持ちにも共感してしまうだけに辛いですねぇ。

なんもしない人の裏では、なんかしている人がいる。確かに真理なんですよ。

でも、奥さんの絵を額縁に入れて飾っている辺り、

頑張りを認めて応援してくれているはずなのに…うーん…想いは届かない…(泣)

生きていれば、お金のしがらみからは抜け出せないんですよね。残念ながら…

 

 

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SUITS/スーツ2 12話 感想|内輪揉め話、もう飽きた(笑)

 

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原作が元々長編シリーズなので、本作もある程度早い段階で続編が決まっていて

15話やるのも考えてプロットを立てていたんでしょうけど、

それにしても「残って"しまった"話数を消化している」感が否めませんね。

 

もうーーーーとっくにトップ争いは終わっているし、

上杉(吉田鋼太郎)も退場したっていうのに、

いつまで事務所内のゴタゴタに尺を取るのかと…ぶっちゃけ本当にどうでも良い…

お陰で、粗品さん出演エピソードが霞んで仕方がない(汗)

有耶無耶にするんだったら最初から取り上げない。

描くんだったら、最終章始動のタイミングで藤嶋(上白石萌音)が登場してきたように、

甲斐(織田裕二)vs藤嶋のガチンコ弁護士対決で

痛快劇にこだわった話に仕立ててみれば良いのにさ。

 

前回と同じ内容を流して、残り300〜時間とカウントダウン形式で大袈裟にしておけば

視聴者を引っ張れるだろう感満載の次回予告の作りも、蛇足の極みだと思うんですよ。

で、中でも一番蛇足だったのは大輔(中島裕翔)の不倫のくだり。

旦那さんが出てきたのは良い。殴られるのも当然の報い。

でも、え…殴って終わりっすか?ってなもんで。

あれだけの剣幕なら、所属事務所に報告して訴えそうな気がするもんですけど、

こんなあっけらかんと終わらせるんなら、ますます不倫したという設定を

付け加える必要はなかったですよねぇ。

 

シニアパートナーに相応しいと言われるほどの説得力は

蟹江(小手伸也)にはないし…むしろ部下にパワハラしまくってましたけど…。

ただ、無言で荷物を運んで事務所に戻ろうとする甲斐の後を

ひょこひょこ着いていく姿は可愛らしかったですw

二人とも仲直りして事務所も平和に…ちゃんちゃん♪で良いでしょ。もう。

早く1話完結パートに戻しましょう。

 

 

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半沢直樹(2020) 10話(最終回) 感想|愛と正義の物語…おしまいdeath!

 

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あーーーーー楽しかった……。終わっちゃいましたね。

あれだけの濃さなら、最終回も25分拡大して全然OKだったのに(笑)

でも、満喫させていただきました。

 

盛り上がりどころは色々あったけれど、それは後で書くとして…

まず個人的に一番アガったのは、花ちゃん(上戸彩)が白井大臣(江口のり子)や

半沢(堺雅人)を後押しするシーン。

久しぶりに彼女の頼もしいキャラクターっぷりを感じられて嬉しくなりましたよ。

本作が始まる前の総集編で、数々のエピソードの中でも

半沢の家に家宅捜査した際の国税の失礼な態度に「銀行員の妻をナメんなよ!」と

啖呵を切ったシーンが特に印象に残っていたから、

またあのような大々的な活躍を見せる時が来ないかなぁ…とウズウズしていたんですよね。

最終回まで待ちに待ち続けました。

彼女の見せ場を最後までとっておいたのが

半沢側による怒涛の反撃戦の起爆剤として意味をなしていて、

この"焦らし作戦"、かなり成功したんじゃないかと思います。

 

他にも、中野頭取(北大路欣也)の曖昧そうな表情から優柔不断と思わせてからの、

実は後先の事も考えて動いていたというギャップの強さで驚かせたり。

恩を受けた瀬名(尾上松也)と森山(賀来賢人)が半沢を叱咤激励するシーンがあったり。

そして、初心にかえって寝返る白井大臣だったり、

「聞こえないね〜」返しする大和田(香川照之)だったり…

いろんな意味で「そう来たか!」と、今までの流れがひっくり返るような

サプライズが満載で、飽きさせない内容でした。

 

以前、土下座を軽視しているといった発言をしていたのもあり、

超高速で済ませた箕部(柄本明)にはムキー!とはなったけれど。

彼にこそ前回の組体操をやって、強制的に長く謝らせて欲しかったけれど…(笑)

でも、前シーズンでの大和田の土下座時間の対比にもなっていて、

これはこれで面白いのかも…と思います。

すぐさま逃げ去る時の子供みたいな腕の振り方は中々滑稽でしたしw

 

前シーズンの大ヒットを受けて似たような作品が増えたのもあり、

人気作とは言えもうあの衝撃を超える事はないのだろう…と思っていましたが、

いざ蓋を開けてみたら軽々と超えてきました。

「続編になると面白くなくなる説」を見事に打ち破ってくれました!

半沢を支える仲間たちに愛着を持たせたのがやはり大きいのかも…ですね。

メインは勧善懲悪でも、裏を返せば強火半沢担によるラブストーリーでしたから(笑)

そして、まさに勧善懲悪の"生みの親"とも言える池井戸班だけが持っている強みを活かして、

全体図のわかりやすさや熱い演出、

歌舞伎役者には歌舞伎っぽい演技をやらせて盛り上げようといったエンタメ性など、

約6ヶ月という長い年月でここまで精度を上げてきた作品を見られた事に、

感謝してもしきれません。

 

原作はついこの間新作を出したみたいですから、

またどんなに年数が経ったとしても続編を待ち続けます。

シーズン1から見ていた視聴者にとっても、きっと待った甲斐がある出来でしたよね。

楽しかったdeath…

いや、"最高に"楽しかったdeath!!

 

 

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恐怖新聞 5話 感想|分かるようで分からない前前前世物語

 

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本編の8割は前前前世の物語だった5話。

始まった瞬間、私はチャンネルを間違えたのかと戸惑いましたよ(滝汗)

前回の内容とあまりにも繋がらないので、

いきなり世界が変わってもどう捉えて良いのか…という感じですし。

まぁ、何となく恐怖新聞が生まれた所以の話だとは察しはしましたけど…

例えば、回復した詩弦(白石聖)、あるいは恐怖新聞の事を知りたくて仕方ない

篠崎(駿河太郎)がルーツを知るために廃れた村にやって来て、

唯一生きているとされる村長から話を聞く形で今回の物語を挿入するなど、

導入部分を作っておいた方がもうちょっと馴染めたんじゃないでしょうかね。

 

で、その肝心の内容にしても、

昔の人物を白石さんと黒木さんが演じていたらどうしても同じ人を重ねてしまう訳で、

詩弦の前世がヤエで、母(黒木瞳)の前世がシズとなっていたのが

私の頭をさらにパニック状態にさせました(笑)

ん?ヤエは母の本来の姿じゃないの?詩弦がシズの恨みを背負っているの?

父の「お前が生まれなければ」は件(くだん)の事を指していたのは理解出来たものの、

真相をなぜキャストを逆にしてお届けしたのか、真面目によう分からんかったです。

そして、桃香(片山友希)だけ登場して来なかったのも謎。

勇介(佐藤大樹)が大切にしている妹役として出てくるのを薄ら期待していたのにw

 

そもそも、まるで詩弦が持つべくして持った能力であるかのように

描かれていましたけど、じゃあ彼女が受取人になる前に恐怖新聞を受け取っていた

男の人はどうなるの?とも思ってしまい、物語の入り方も含めて、

結果的にルーツがよく分かるようで分からない話…で終わってしまいました。

どこかで聞き漏らしていた部分があったのかしら。

理解力が乏しい人ですいません(苦笑)

 

後半戦突入であんなにガラッとテイストを変えてくる辺り、

残り2話はもっと混沌とした展開になりそうな気しかしませんねぇ。

 

 

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浦安鉄筋家族 12話(最終回) 感想|EDもプロレスラーも…怒涛の伏線回収祭り!

 

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はぁ…やられましたわ。

話の流れに関係なく晴郎(本多力)がビンタされる、

おもちゃ感満載のミニチュア劇、役者さんが普通に笑ってしまったシーンをカットしない…

全て「なんでもアリなコメディ」という作風が

今までの数々の違和感をスルーさせてたんですよね。

 

7話のエラーコインのネタが大鉄(佐藤二朗)の謎を明かすためにあったのも妙に納得。

さらには6話で「旅行に連れて行ってやるからな」と発言していたのには震えました。

ED映像まで全部伏線。怒涛の伏線回収祭り。

良い意味でバカバカしくて笑えるドラマだと思っていただけに、

まさかこんなにも練られた脚本になっていたとは…という意外性もプラスされて、

最終的には満足度が高い状態で見終える事となった作品でした。

ああ、録画を消さなきゃ良かったなぁ(笑)

 

元々想定していた構成だったにしても、

過去に収録した映像と新録映像を組み合わせて放送した点では

今の状況に相応しい制作方法として理にかなっていたと思いますし、

逆に撮影中止&家の取り壊しというハプニングがあったお陰で

「半年はなげぇ…」なんてメタな台詞も追加され、面白味も増しました。

今考えれば、放送再開されてからの話の方が微妙に感じる作品も多い中、

本作に関しては「普通に3ヶ月放送されてたらどうなっていたんだろうなぁ」と

ネガティブな方向に考えることは一切なかった。

むしろ、半年間放送した方が出来が良かったかもしれない。

Twitter佐藤二朗さんが「忘れ得ぬ作品となった」と呟かれていたのも頷けますし、

逆境をネタにしてまで、予定通りの話数で届けてくれてありがとうと言いたいです。

 

宇宙船とぶつかってサンタモニカへタクシーが飛んでしまうといったチープな展開と、

大沢木家の行動の裏にはいつも「家族が大好き」「我が家が大好き」という想いが

込められていた"ほっこり話"の、本来だったら噛み合わない2つの特徴を融合させて、

見終わった後には不思議と余韻を残していたのも本作の魅力の1つ。

原作ファンにはどう映ったかは分かりませんが、

漫画ではフィクションとして描かれる芸能人が実際に本人役としてゲスト出演されたりと、

実写化だからこその良さも活かせた作品だったのではないかと思います。

 

実は本作の感想は初回だけで終えるつもりでしたし、微妙…?とも思っていたのですが、

気づけば世界観やキャラクターに愛着が湧くほど好きになっていってました。

「続くかも」じゃなくて、是非「続いて欲しい」です!

 

 

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キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 3話 感想|唐揚げは偉大だっていう話でOK?

 

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一応刑事モノなのに、事件描写が雑過ぎるのはどうなんざんしょ…。

なんというか、「犯人にも良心があった」みたいな、

犯人←役名不詳(清水尋也)に説教して泣かせる展開"ありき"で

話が作られているのが見え見えなんですよね。

だって、色々と「?」な箇所が浮かび上がりますよ?

 

第一、事故死した孫に成りすますのは無理があるでしょ。

顔が本当に似ていたとするのなら、認知症が原因でおばあちゃん(島かおり)が

すっかり孫と信じるようになるのも頷けますが、

近所の人たちには通用しないと思うんです。

葬儀に参列していなくても、亡くなったという情報は入ってくるでしょうし。

あ…でも、バイトだと思い込んでいたとか?

それにしたって、住み着いているんじゃあ「最近あの子、よく見かけるようになったけど

新人さん雇ったの?」とか質問した時に、矛盾が生じるはずなんですよねぇ。

 

認知症のおばあちゃんは成功しても、その他の老人はどう騙していたのか、

そして、特定されていた男2人とグルだという"動かぬ証拠"があったのかどうかも、

詳細は全部「人情話」のために端折られる(苦笑)

だいたい、「おばあちゃんのために孫になった」なんて方向に誘導していましたけど、

自分の身を守るための行動でしかない訳ですから、特に響いてこないし…。

唐揚げはどんな人をも救う…ってお話で良いんですかね。

逮捕をきっかけに、おばあちゃんの症状がますます悪化しそうで心配です。

老人ホームに環境を移すのも悪影響ですから、近所同士で面倒を見てあげて欲しい。

 

コメディパートも、やっぱり振り切りが足りないんですよね…。

↑なんか定期になってしまいそう…

ダンス対決、キメ顔カメラ目線、コン!カン!などのSEを入れておけば

視聴者の笑いを取れるだろうという"手抜き感"を感じさせます。

江口のり子さんのケバいメイクと演技のお陰で、なんとか場を盛り上げてくれた印象。

全然本編と関係ない話ですけど、ジェシーさんって結構手足長いんだなぁと

思いながら見てもいましたw

 

そして、最後に浮き彫りになった「兄弟じゃない」説。

犯人の子供が神崎(山田涼介)だったら、

親とは真逆の情に深い刑事に育った点で面白くなりそうですけどね。

 

次のドラマが10月スタートとの事なので、本作は長くても残り4話なのでしょうか。

どちらにせよ、縦軸の部分"だけは"雑に扱ってくれなければ良いです。

 

 

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