しあわせな結婚 2話 感想|泥沼の夫婦生活の始まり?

 

 

初回からいきなりネルラ(松たか子)の殺人犯疑惑を匂わせてきて

空気をガラッと変えてきたので…

ネルラに一目惚れしてから振り回されっぱなしの幸太郎(阿部サダヲ)の心の中の呟きも、

独特さと奇妙さが入り混じった彼女の言動ももう見られなくなるのか?

どんな雰囲気で進めていくのか?に注目しながら視聴した今回。

 

結論として、今回も面白かったですし、今後に興味が失われる事は全然ありませんでした。

ですが、前回のあの衝撃のラストですもん…キャスティング的にもキャラクター造形的にも、

どちらも押していきたいというお考えなのであろう

ホームコメディとマリッジ・サスペンスのバランスの難しさは感じてしまいましたね。

素人が好き勝手言っているのは重々承知で、

作り手自身もどこを重点的に描いてどこを引くのか、

まだまだ模索中なんだろうなとは思いました。

 

と言うのも、初回早々「ネルラの殺人犯疑惑」「15年前の事件」を持ち出して、

次回予告で彼女の秘密を明かす事を提示したとなると、

気持ちは「マリッジ・サスペンス」の方に傾いちゃうんですよね。

で、彼女や事件の真相を最大の見所だと思って見てしまうと、

駐車場で幸太郎の目の前に黒川(杉野遥亮)が現れるシーンより前の約28分間の内容、

あれ?もしかしてあのエピソードって、なくても話として成立するのでは?という

疑問が湧いてくるのです。

 

約28分間の内容はもう本編の半分なので、前半という表記にするとして。

別に、前半と後半で別ドラマかのごとく雰囲気が全然違う訳ではなく、

前半は前半で、前回と同じくネルラによる言動の不気味さを漂わせたり、

日常生活を送っている中でも、彼女に対しての疑念がどんどん募っていく

幸太郎のモノローグが盛り込まれたりで、後半に合わせて不穏さは仄めかしているので

物語の緩急にはなっているし、全く意味がない事はないんですが。

なんでしょう…前半のホームコメディ部分を見ているとそれはそれで楽しくて、

もっと2人を、家族を見てみたくはなるんですが、

後半のサスペンス部分を見ていると、

前半って何だったんだろうとは思えてしまうと言いますか。

 

はっきりまとまらなくて申し訳ないですが、

うーん…せめて、幸太郎のお仕事描写(特に情報番組のMC代役のくだり)を

もう少し端折っていたら、この小さな違和感もなくなっていたのかもしれません。

気になった事は、これで終わりです。

 

終盤のネルラの告白については、聞けば聞くほど

な〜んだそういう事か!と納得するはずもなく(←まだ2話なのもあってw)、

イマイチ信用しきれないんですよね。

もうね…松たか子さんの、口以外の顔の筋肉を動かさない表情が凄くて。

ずっと切実さと緊迫感を宿しているかのようなネルラの目を見ていたら、

元検事で弁護士だから幸太郎に近づいたし、

離したくないんだろうな…とさえ思えてくるのです。

「幸太郎さんに出会ってしまってから、(中略)

もう一度…幸せになりたいと思うようになったの」からの主題歌のイントロは、

"運命"を表すにはあまりにも的確過ぎて

タイミングの相性の良さに引っ張られそうにもなりましたが、

全部を鵜呑みにはしませんよ(笑)

 

15年前の話、運命の出会いの話をした上で

「幸せになろうなんて望んだ事が間違いだった」と悲観的な事を言うネルラを見て

助けたい気持ちが動いた幸太郎は、

職業柄もあってか、困っている人を見ると放っておけないし

真っ直ぐ突き進んじゃうタイプの人間なんでしょう。

抱き寄せた時に主題歌がこもったのは…

一目惚れして結婚したからには無罪にしてあげたいけど完全には信じきれていない葛藤と、

これから大変な事に巻き込まれてしまいそうな不安の表れなのか。

 

いずれにせよ、泥沼から逃れられないような気がしますね。

ひらがな表記で「しあわせな」にしたのも、あえてでしょうね。

 

 

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僕達はまだその星の校則を知らない 2話 感想|繊細で不器用な主人公が愛しい

 

 

前回の感想終盤で「学校という名の宇宙で過ごす生徒たちの中で光る

"きれいなもの"を健治が掬い上げる…

そして、健治もいつしか学校への捉え方が…そんな物語になっていくのでしょうか。」

と書きましたが、今回でその輪郭がくっきりしてきた気がします。

大人の立場ではなく、スクールロイヤーの立場で生徒と関わっていく事で

学生だった頃の自分を見つめ直す、主人公の成長物語なのかもしれません。

 

今回の議題は「失恋は『いじめ』に入るのか?」

私個人の意見を言ってしまえば、相手を苦しめよう、傷つけようという

意図を含んでの行為ならいじめに値するけど、

その意図がなく、自分と相手の気持ちを想ってした決断なのであれば

いじめの内には入らない。

…という考えでいるんですが、最近できた「いじめ防止対策推進法」によれば、

被害者の主観的判断が基準となり、被害者が心身の苦痛を感じる行為であれば

法的には全ていじめなんだそう。

 

かつて小学校時代にいじめを経験した健治(磯村勇斗)だから、

藤村(日向亘)の「もうこれ、いじめの域だろ!」発言にも敏感で、

彼が何で心身の苦痛を受けているのか知りたくなったんでしょうね。

それで法にのっとり、彼を被害者、別れを告げた側の堀(菊地姫奈)と

今彼の井上(山田健人)を加害者と分けたのだけれども、

一方的な弁護がかえって新たないじめを生んでしまった。

 

「傷ついたと声を上げられるだけで、全部が全部加害者になるのだとしたら、

もう…人類は全員、飢えて死ぬしかなくなるじゃないですか」

という珠々(堀田真由)の主張もごもっともだと思います。

ハラスメントにしたって、何でもかんでもパワハラ、セクハラだと訴えられたら

何も指導出来なくなるのと同じようなもので…難しい時代になっているんですよね。

 

珠々の上記の言葉の他にも、自身の失恋経験談、生徒たちへの想いなど

彼女の本音を一気に浴びたからか、翌日、保健室まで山田(平岩紙)に運ばれてくる事に。

その時のヘトヘトで弱りきった健治を見ていたら…

ああ、彼はなんて繊細な人間なんだろうかと、愛しい感情が芽生えてしまったのです。

両者を傷つけたのを自覚した上で、次に彼がとった行動は

あまりにも生真面目で、真っ直ぐで、不器用で。

もしかしたら、スクールロイヤーを機に、

今は子供から大人へと成長している最中なのかもしれないと思うと、

学校が嫌いだという苦い思い出が少しずつ変化していくと良いな…と

応援したくなってしまったのでした。

 

1話完結エピソードに関しては、堀が初恋相手だったのかな?と思うくらい

藤村がとてもピュアな心の持ち主でしたね。

健治に湯船を勧められて即実践するほどなので、彼女と過ごした時間も、

傷ついた!苦しい!という叫びも嘘偽りないんですよね。

珠々や生徒たちから"気づき"を得た健治が、模索しつつ藤村に想いを伝えて、

最終的に前向きな方向へ進んでいったのには安心しました。

お前に会えなくて寂しい男もいる、かぁ…。

そう言ってくれる友達がいるのは、藤村の人柄あってこそでしょう。

 

最初は、「失恋はいじめ」だと断定して進むストーリーに少々困惑してしまい

どんな解決方法になるのかとハラハラしましたが…

健治と藤村、それぞれ別ベクトルで、

不器用ながらも自分なりの答えを出すまでの過程を見守りたくなるようなお話でした。

 

 

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しあわせな結婚 1話 感想|なんで結婚したの?の気持ちが膨らんでいく

 

 

いや〜、最初から最後まで面白かったです。

私は事前に情報をチェックしていたので、病院内のエレベーターで

ネルラ(松たか子)に一目惚れして結婚する事も知っていたんですけど、

結婚するまでの展開がね…あまりにも急過ぎるもので笑ってしまうほどでしたw

 

「人間は所詮1人」と言うほど独身主義を貫いてきた幸太郎(阿部サダヲ)が、

倒れて入院をしたのを機に、本当の意味で自分を心配してくれる人がいない孤独を強く感じ、

それが結婚する道を選ぶ決め手となった。

頭ではそう理解しているんですけど、夫婦生活が描かれるたび、

なんでネルラと結婚したの?という気持ちがどんどん膨らんでいくんですよねぇ。

だって…会って間もないのに、自分の家に誘う。

卍みたいなポーズの寝相。

寝相で股関節がやられたらしいヘンテコな歩き方。

「幸太郎さんも好きよ。レンコンより好き。」発言。

(↑松たか子さんが発すると坂元裕二脚本に思えてしまうという。

坂元作品でお見かけするイメージが強いから?)

クロワッサンに大胆に齧り付いてこぼす、汚いよりも怖さの方を覚える食べ方。

見れば見るほど、奇妙な言動ばかりしているのです。

 

幸太郎はエレベーターで彼女と出会った時、どう思ったかは分からないけれど、

姿はハッキリと分かるのに顔は見づらい絶妙な位置に立っているのはもちろん、

数秒間振り返ってじろっと見つめる表情に

只者ではない感じがビンビンに漂っていましたよ…(笑)

松たか子さんはこの手の、まともそうで実はかなりぶっ飛んでいるキャラが

妙にハマってしまうんですよね。

重みと不穏さを感じるピアノ調の劇伴と合わせて、開始早々引き込まれてしまいました。

 

CMまでの間隔が短い&多かったのもあって、前半〜中盤はうっすら不気味さも纏わせつつ、

彼女の奇妙さに翻弄される夫婦生活を送る

幸太郎視点の短編集のつもりで楽しく見ていたのですが、

ネルラが非通知電話に出た所から、その"不気味"が一気に確信へと変わります。

 

彼女が秘密を抱えている事も把握済みでしたが、

相手が亡くなるまでの一部始終らしき映像が初回の段階で挿入されるとは意外。

次回予告によると、ネルラの秘密も明かされるみたいなので、

長く長く引っ張って勿体ぶるような事はしなさそうで、

サスペンス部分も期待出来るのかもしれません。

 

それにしても…ネルラの殺害者疑惑が出た途端、

改めて「なんで結婚したの???」と強く思いましたよね(笑)

タイトルが出た直後には夫婦になっていたので、

「こうしてなぜか」の「こうして」が全然掴めないし、

ネルラもネルラで、幸太郎の事をよく知らないまますぐ結婚を決めた理由も分からない。

…幸太郎がヤメ検なのが関係してくるのかどうかも気になります。

 

「分からない」が魅力的過ぎて、興味が持てるタイプの作品です。

今期高く期待していた3本が、どれも初回から

好感触の出来(うち1本は多分めっちゃ好き)でホッとしました。

今期感想を書くドラマはほぼほぼ決まった感じですね。

 

 

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僕達はまだその星の校則を知らない 1話 感想|これは夜の時間に見たい作品。

 

 

冒頭数秒の、お月様はシャーベットの匂いがすると

キラキラした目で見つめて言う幼少期の健治の回想(+結晶がパラパラ落ちてくる図)から、

現在の健治(磯村勇斗)の日常シーンに切り替わった時にかかっていたピアノ調の劇伴まで、

見聞きしていて「あ、これ大好きかも」センサーが既に働いていたんですけど…

話を追うごとにそれが増幅するばかりでした。

 

率直に言ってしまうと、「僕らは奇跡でできている」「宙わたる教室」が好きな人には

刺さる作品かもしれません。

後者に関しては天体繋がりではあるものの、

前者に関しては、ただカンテレ制作ドラマ同士ってだけでスタッフは全然違うんですけどね。

でも、描写の所々で重なって見えるのです。

 

物語の舞台は、男子校と女子校が合併して間もない「濱ソラリス高校」。

ジェンダーレスを意識してか、

女子のスラックス着用も採用された新しい制服は評判が悪いらしく、

実際に生徒副会長・斎藤(南琴奈)が着用すると周囲がざわざわし始め、

やがて生徒会長・鷹野(日高由起刀)も含めて不登校になってしまったのは

新しい制服のせいなんじゃないかと考えた北原(中野有紗)が

制服の廃止を訴える…というのが今回のお話。

 

教師たちも視聴者に向けて苦悩を嘆いていたけれど、

由緒正しき雰囲気の女子校と、工業系の男子校が合併するというのは

ある意味異文化の融合みたいなもので、

生徒たちにとって、自分の知らない価値観や常識が否応にも混ざり込んでくれば

それは恐怖に変わり、不安に怯えながら過ごしている生徒はそう少なくないはずなんですね。

そして…学校は決して「楽しい」「青春」ばかりが詰まった場所とも限らない。

多種多様な人と毎日顔を合わせるが故に、人間関係で疲れたり、

居場所を保とうとして気を遣う事に精一杯だったり、最悪の場合いじめに遭ったりもしてしまう。

学校が嫌いだという健治は多分、小学校の頃に苦い経験をたくさんしてきたのかも…ですね。

 

でも、そんな健治が、学校で"きれいなもの"に触れた。

「普通に学校、好きなんで」と鷹野が言った時に現れた

ピンク色でふわっとしたものから漂う純粋さに、私も心が惹かれて…。

鷹野と斎藤の不登校に関しては、制服が原因じゃないんだろうとは予想していたけれども、

憶測ばかりの空気の中で、彼らの見えない所で互いを静かに尊重し合う、

恋でも友情でもない"愛"が生まれていたという事実に、

安堵感と温かい気持ちで包まれる心地でした。

 

今回で健治は、鷹野と斎藤の優しい関係性を知り、

北原からは、学校を自分の居場所にするために必死に戦う美しさを知る事が出来た。

初回を見た限りですが、「知る」が作品の軸になっているのではないかな?と思いました。

それで言うと…鎖で閉ざされ長く使われていなかった天文ドームが、

健治の象徴にも見えるんですよね。

鎖を断ち切り、天文ドームの装置を久々に開くと見えた星いっぱいの夜空は、

生徒たちの関わりを経て「学校に隠された"きれいなもの"を探してみたい」という

彼の小さな変化とリンクします。

中に入っていく様は、子供の頃こっそり遊んでいた秘密基地への潜入をも彷彿とさせます。

 

全体に青みがかっているのに冷たさは感じられない、

白と暖色系の光が適度に混ざったかのような映像は、見ていて心が落ち着きますし。

主人公も、主人公を取り巻く登場人物もみんな魅力的。

伸びやかな劇伴をバックに、自分なりの視点で素直に物を言う健治、

どこかズレてる三宅(坂井真紀)、穏便な性格の井原(尾身としのり)、

風紀委員長的な山田(平岩紙)による会話の応酬も楽しかったですが…

極め付けは山田の「それは…びっくり度合いというか?」かな(笑)

平岩紙さんが良い味出されてるんですよね。真面目と惚けた発言のギャップの強さ。

あ、主人公につく若手教師がよくある、規則や自分の常識に囚われがちなキャラじゃなくて、

堀田真由さんのほんの愛嬌も交えて、わんぱくな一面を覗かせてくる所も素敵です。

 

今回の裁判がディベート寄りで、尾𥔎(稲垣吾郎)の論破で終了したのもあって、

学校にスクールロイヤーが派遣されるという設定がどこまで活かされるのかは分かりませんが。

学校という名の宇宙で過ごす生徒たちの中で光る"きれいなもの"を健治が掬い上げる…

そして、健治もいつしか学校への捉え方が…そんな物語になっていくのでしょうか。

 

「あ、これ大好きかも」が「やっぱり、これ大好きだわ」に日に日に変わっていくと良いな。

星がよく見える天気で、完全に暗くなった夜の時間に見たい作品ですね。

 

 

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19番目のカルテ 1話 感想|なんでも治せる医者なんていない

 

 

医療ドラマと言えば大抵は、天才スーパードクターが活躍する痛快劇か

医者の等身大な部分も描くヒューマンテイストの二手に分かれるイメージですが、

私としては後者の方が好き。

その上、脚本家は「コウノドリ」も執筆された事のある坪田文さん。

数週間前の某情報番組にご出演していた松本潤さんが

主人公の事を「オペをしない医者」とも仰っていたので、

恐らく好きな作品だろうなと思い、期待しておりました。

 

で、いざ蓋を開けてみたら…

いつも笑顔で何を考えているのか分からない主人公の言動を補足する看護師の存在に、

正義感が強くて患者に感情移入しがちな若手ヒロインの存在に、

他の科とのいがみ合い、上層部による権力抗争など

医療ドラマならではのベタな設定は確かに所々で見受けられました。

しかし、個人的には「(好きそうな感じで)良かった」の方が大きく上回る初回でした。

 

どうして「良かった」という感想が出たのか?

それは後から振り返ってみたら…初期設定の紹介に走ってしまいやすい初回で、

何を控えめにし、何を前面に押し出すのかのバランスがきちんととれた

作りになっていたからなんだと思います。

具体的に言えば、本作ももれなく、病院を舞台にしているからか登場人物が多いんですけど、

「医者と患者の対話」を集中的に描いていたお陰で

本作がどんなドラマなのかも掴みやすかったですし、人物の多さも感じさせませんでした。

そこに、主人公が患者の心情に寄り添っている姿を表す演出と、

ゲスト俳優の演技が加わって…

体の痛みは酷くなるばかりなのに、いつまでも病名が分からない不安や、

病名が判明しないと会社を休めず終いには疑われる理不尽さ、

どこの病院で診てもらっても「異常はない」「ストレスが原因では?」と言われる

苦しみと戦い続け、やがて、どうせ分かってもらえない…と心を閉じてしまう、

そんな仲里依紗さんの繊細かつ真に迫る演技には胸が痛みましたし。

人には見えない、自分にしか分からない苦しみを抱えながら生きてきた

患者・黒岩百々(仲里依紗)の日常生活をじっくり描いてきたからこそ、

その彼女だけの世界に入り込んで、彼女の心の内を深く知ろうとする徳重(松本潤)の姿には、

彼女の今までの努力、人生を肯定してくれているかのような優しさを感じさせて

ホロっと来てしまいました。

「あなたの痛みは、本物です」と言われるのが、どんなに心強い事か。

後ろの大きな窓から入る穏やかな日光も含めて、素敵な雰囲気でしたね…。

 

そして、妙に印象に残っているのは、徳重が何度か

「なんでも治せる医者なんていない」「理想は理想。現実は現実。」と言っていた点。

利益重視ではなく、1人1人患者を診る病院が増えていく事を夢見る

主人公なのかと思ったら、案外冷静な思考は持ち合わせているんですよね。

「医者は探偵でも、エスパーでもありませんから」とも断言していましたし。

でも、百々に対して、痛みと向き合い、諦めないでくれたから

この診断に辿り着けたと感謝する様子や、

もう1人の患者・横吹(六平直政)が助かったのも

滝野(小芝風花)が普段の様子や仕事、家庭事情もしっかり見てくれていたからだと

捉えていた事で、彼がそう考えているのも何となくピンと来たと言いますか。

赤ひげ先生のようにはなれないけど、自分がこうして人を診る事が出来るのは

周りの人たちとの出会いや助けがあってこそ…なのかもしれませんね。

 

唯一気になる所としては、やはり先ほども書いた

他の科とのいがみ合い、上層部による権力抗争でしょうか。

そんなの気にしていたら…と文句を言っているシーンもありましたが、

医療業界は人手不足で、治療で手一杯だからこそ、

中々手が回らない細かい部分は総合診療科に任せた方が

双方連携が取れやすくなって良いんじゃないかと思えてしまうんですけども。

この辺りの描写は、今後悪目立ちしない事を願うしかないですね。

 

来週は選挙でお休みだそうで。

2話まで放送してからならまだしも、初回を放送した後で1週間飛ぶとは、

タイミングが悪かったですねぇ…。

 

 

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こんばんは、朝山家です。 1話 感想|ドキュメンタリー番組のごたる

 

 

本作が、脚本家の足立紳・晃子夫妻による連載日記

『ポジティブに疲れたら俺たちを見ろ!! ままならない人生を後ろ向きで進む』をベースとした

ほぼ実話の物語である事は事前に把握済み。

なので、見ていると、なるほどそういう作りにするんだな…という納得感がありましたね。

例えば、通常の作品よりも固定で撮影している場面が少なく、

登場人物の実態を、追ったり、歩いてアングルを変えたりしながら捉える

カメラワークが多々見受けられる所は、ドキュメンタリー番組を彷彿とさせますし。

視聴者に登場人物の性格や、家族内での個々の関係性を瞬時に理解させるために、

画面に映っている人物を画面外の違う人物が紹介、あるいは家族の話題を取り入れる形で

適度にナレーションを挟む手法は、実録日記のようでもあります。

「ほぼ実話」である事をアピールする徹底した演出は、ちょっと面白かったです。

ほぼ実話というか…「ムキムキ」のネーミングや(←語感も絶妙ですよねぇ)

数々のメタ言動に関しては、

以前朝ドラ「ブギウギ」を描かれた足立さんならではの遊び心が満載でしたね(笑)

 

ただ、私が1つの作品の感想を書く上で、

分かりやすくするために例として他作品の名前を挙げる事はあっても、

ここ最近は比較しないように心がけてきたので、これは言いたくなかったんですが…

去年のこの時期にNHK火10で放送された良作

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」を

既に見ちゃっているからな〜…とは思ってしまうんですよね。

前期の月9からの学びとして、ドラマは自分とは違う人生が描かれる訳で、

こっちの家族はこっちの家族、あっちの家族はあっちの家族で別物なのは分かっているんです。

でも、ホームドラマで、「ほぼ実話」で、弟が障がいを抱えているとなると

やっぱり重なると言いますか。

演出は徹底していても、内容自体は話をあちこち広げる事に終始していた印象で、

「家族だから〜」は「家族全員で笑って過ごしてやる!」というゴールを掲げていたけれども、

本作の場合は全8〜9話だと想定して、何をゴールにするんだろう?と

悶々と考えながら見てしまったのも確かです。

 

…まぁ、この感想も「ドラマウォッチャーと名乗る評論家もどきの感想」に

なるかもしれないんですけどね(汗)

いや、感じた事を残しておきたくて細々とでもブログを続けていますし、

誹謗中傷・人格否定しないように気をつけているつもりです…!

 

どの程度のものなのか気がかりだった朝子(中村アン)の罵声についてはリアル寄りで、

夫婦でのキレの良い口論バトルを期待していた視聴者にとっては好みが分かれてしまいそう。

個人的には、朝子については、賢太(小澤征悦)の書く脚本は面白いと

信じているんだろうというのは表面から分っっっかりにくいものの読み取れはするので

まだ良いんですが、どっちかと言うと、

思春期真っ盛りの娘のトゲのある発言の方がキツく感じますね。

家族全体に漂うギスギスした空気を軽減するためにも、

緩急のついた夫婦の会話劇を見たいんですが…今後どうなるでしょうか。

 

最後に書く事として…打ち合わせのシーンで、

朝子と梶本(宇野祥平)のこんなやりとりがありまして。

梶本「まぁ家族の事を書かれるのは良いんですけどね。

   やっぱりこう〜…もっと社会性っていうのか〜、何か引っかかるものが欲しいかな。

   社会的なテーマも盛り込まれていないと、今通用しないんですよね。」

朝子「朝山(賢太)は、ひとつの家族を描くことで、

   それが社会を描いているんだっていう事にもなると思っているんですよ。」

上記の言葉を登場人物が代弁している(ように聞こえた)辺り、

この作風で視聴者に届けるという、脚本家含めた作り手の意思表示に思えました。

私も先ほどの作品を比較対象にしてしまったのは、

まだ本作は初回しか見ていないから…でもあるんですよね。

 

来週は日曜劇場を優先しますし、次回以降の感想は内容次第にはなりますが、

本作は本作だからこその良さがそのうち見出せたらと思います。

 

 

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こんばんは、朝山家です。 1話 感想|ドキュメンタリー番組のごたる

 

 

本作が、脚本家の足立紳・晃子夫妻による連載日記

『ポジティブに疲れたら俺たちを見ろ!! ままならない人生を後ろ向きで進む』をベースとした

ほぼ実話の物語である事は事前に把握済み。

なので、見ていると、なるほどそういう作りにするんだな…という納得感がありましたね。

例えば、通常の作品よりも固定で撮影している場面が少なく、

登場人物の実態を、追ったり、歩いてアングルを変えたりしながら捉える

カメラワークが多々見受けられる所は、ドキュメンタリー番組を彷彿とさせますし。

視聴者に登場人物の性格や、家族内での個々の関係性を瞬時に理解させるために、

画面に映っている人物を画面外の違う人物が紹介、あるいは家族の話題を取り入れる形で

適度にナレーションを挟む手法は、実録日記のようでもあります。

「ほぼ実話」である事をアピールする徹底した演出は、ちょっと面白かったです。

ほぼ実話というか…「ムキムキ」のネーミングや(←語感も絶妙ですよねぇ)

数々のメタ言動に関しては、

以前朝ドラ「ブギウギ」を描かれた足立さんならではの遊び心が満載でしたね(笑)

 

ただ、私が1つの作品の感想を書く上で、

分かりやすくするために例として他作品の名前を挙げる事はあっても、

ここ最近は比較しないように心がけてきたので、これは言いたくなかったんですが…

去年のこの時期にNHK火10で放送された良作

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」を

既に見ちゃっているからな〜…とは思ってしまうんですよね。

前期の月9からの学びとして、ドラマは自分とは違う人生が描かれる訳で、

こっちの家族はこっちの家族、あっちの家族はあっちの家族で別物なのは分かっているんです。

でも、ホームドラマで、「ほぼ実話」で、弟が障がいを抱えているとなると

やっぱり重なると言いますか。

演出は徹底していても、内容自体は話をあちこち広げる事に終始していた印象で、

「家族だから〜」は「家族全員で笑って過ごしてやる!」というゴールを掲げていたけれども、

本作の場合は全8〜9話だと想定して、何をゴールにするんだろう?と

悶々と考えながら見てしまったのも確かです。

 

…まぁ、この感想も「ドラマウォッチャーと名乗る評論家もどきの感想」に

なるかもしれないんですけどね(汗)

いや、感じた事を残しておきたくて細々とでもブログを続けていますし、

誹謗中傷・人格否定しないように気をつけているつもりです…!

 

どの程度のものなのか気がかりだった朝子(中村アン)の罵声についてはリアル寄りで、

夫婦でのキレの良い口論バトルを期待していた視聴者にとっては好みが分かれてしまいそう。

個人的には、朝子については、賢太(小澤征悦)の書く脚本は面白いと

信じているんだろうというのは表面から分っっっかりにくいものの読み取れはするので

まだ良いんですが、どっちかと言うと、

思春期真っ盛りの娘のトゲのある発言の方がキツく感じますね。

家族全体に漂うギスギスした空気を軽減するためにも、

緩急のついた夫婦の会話劇を見たいんですが…今後どうなるでしょうか。

 

最後に書く事として…打ち合わせのシーンで、

朝子と梶本(宇野祥平)のこんなやりとりがありまして。

梶本「まぁ家族の事を書かれるのは良いんですけどね。

   やっぱりこう〜…もっと社会性っていうのか〜、何か引っかかるものが欲しいかな。

   社会的なテーマも盛り込まれていないと、今通用しないんですよね。」

朝子「朝山(賢太)は、ひとつの家族を描くことで、

   それが社会を描いているんだっていう事にもなると思っているんですよ。」

上記の言葉を登場人物が代弁している(ように聞こえた)辺り、

この作風で視聴者に届けるという、脚本家含めた作り手の意思表示に思えました。

私も先ほどの作品を比較対象にしてしまったのは、

まだ本作は初回しか見ていないから…でもあるんですよね。

 

来週は日曜劇場を優先しますし、次回以降の感想は内容次第にはなりますが、

本作は本作だからこその良さがそのうち見出せたらと思います。

 

 

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DOPE 麻薬取締部特捜課 1話 感想|アクションシーンと陣内はかっこいい

 

 

中村倫也さんを見て、放送終了後にすぐさま原作を調べちゃいました。

小説なんですね。でも表紙には人物イラストが描かれている。

原作の陣内は結構胸板が厚いけれども、ハードボイルドな雰囲気は似ている。

原作者からしたら、理想的なキャスティングだったのでは?と思います。

陣内(中村倫也)の魅せ方にしても、かっこよく魅せようというこだわりを強く感じまして。

きっと、目に青い光を入れるスタッフも、カメラマンも

仕事されていて楽しかっただろうな…と思いながら見ておりました。

 

ただ、内容自体が面白かったかどうかは、まだはっきりとは答えられないって所でしょうか。

俳優のプロモーションビデオ止まりにはなっていませんし、

放送開始4分後でOP映像が流れて、新型ドラッグ「DOPE」についての詳細と効果、

特捜課が異能力者集団だという事が簡潔に説明されて、

そこは頭に入って来やすかったんです。

でも、何というか…全体的に編集が粗っぽい。

大人の事情でまとめて撮影をする時間を確保出来なかったのか分かりませんが、

ぶつ切りのシーンが多々見受けられたのが気になりました。

 

それが顕著だったのは後半ですね。

ざっと列記すれば…後半のCM明けから始まって、特捜課の面々のプライベートパート…

才木(髙橋海人)と陣内の対峙…で、今度は陣内と恐らく亡くなったらしい妻の回想…

陣内がジウ(井浦新)から才木の事を知った後は、

才木母が更生中の施設の場面に切り替わって、才木と妹の食卓シーン。

シリアス寄りのパートとプライベートパートが交互に挿入されるので

どんな方向性で行きたいのかが掴みづらい上に。

後半になってから何度も後者を見せられたために、

序盤の方で描かれた事件解決の様子や、異能力者同士のバトルよりも、

最終的に「みんな1人の人間であり、それぞれに家庭の事情がある」という印象が

残ってしまった感じは否めませんでした。

 

視聴前に調べた公式サイトにはアクションシーンと記載されていて、

良い意味で、それ聞いてないよ!と驚くくらいのCGエフェクト…

いや、異能力を使ってのバトルは非現実感マシマシで興味を惹かれただけに、

変に個々の"私"の部分を見せず、

冒頭のテロップにあったような「近未来を舞台にしたSF作品」を

もっと押し切って欲しい限りです。

 

それぞれのプライベートパートがあくまでも初期設定の紹介のために用意された映像であり、

次回からはもう少し簡潔にして、"事件"の方に焦点を当てた内容になる事を信じて

しばらく様子見しようと思います。

 

 

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2025年 夏ドラマ 視聴リスト&期待度

 

 

9/13:「しあわせな結婚」最新話の感想をUPしました。

 

こんにちは、りんころです!

毎度おなじみ、視聴予定のドラマを紹介する時期がやってまいりました。

…と、いつもの挨拶文を書いていたのですが、

気づけば7月スタートの夏ドラマが1本始まってしまったので、ちゃちゃっと行きます(汗)

(コメントは本当に簡単で失礼します…)

 

膨大な数のドラマの中から、私が優先して書くドラマは…

 

7月から放送予定の春ドラマの一覧を記載しております(曜日・放送時間順)。

※既に放送されているドラマは除く

※夏ドラマを全部記載している訳ではありません(基本地上波のみ)

 

放送 作品一覧 主演 初回
月曜日
フジ
月9
明日はもっと、いい日になる 福原遥 7/7
フジ
月10
僕達はまだその星の校則を知らない 磯村勇斗 7/14
テレ東
月11
レプリカ 元妻の復讐 トリンドル玲奈 7/7
火曜日
テレ朝
火9
誘拐の日 斎藤工 7/8
フジ
火9
スティンガース 森川葵 7/22
TBS
火10
初恋DOGs 清原果耶 7/1
フジ
火11
北くんがかわいすぎて手に余るので、
3人でシェアすることにしました。
本田翼 7/1
日テレ
火深夜
完全不倫 仁村紗和、前田公輝 7/1
テレ東
火深夜
私があなたといる理由 蓮佛美沙子溝端淳平 7/1
TBS
火深夜
シンデレラ クロゼット 尾碕真花松本怜 7/1
TBS
火深夜
極道上司に愛されたら 戸塚祥太紺野彩夏 7/23
水曜日
テレ朝
水9
大追跡 大森南朋相葉雅紀松下奈緒 7/9
日テレ
水10
ちはやふる-めぐり- 當真あみ 7/9
フジ
水10
最後の鑑定人 藤木直人 7/9
テレ東
水深夜
雨上がりの僕らについて 池田匡志、堀夏喜 7/2
テレ東
水深夜
日本統一 東京編 本宮泰風、山口祥行 7/2
木曜日
テレ朝
木9
しあわせな結婚 阿部サダヲ 7/17
フジ
木10
愛の、がっこう。 木村文乃 7/10
日テレ
木深夜
恋愛禁止 伊原六花 7/3
テレ東
木深夜
量産型ルカ 賀喜遥香、筒井あやめ 7/3
金曜日
テレ東
金9
能面検事 上川隆也 7/11
TBS
金10
DOPE 麻薬取締部特捜課 髙橋海人、中村倫也 7/4
テレ朝
金11
奪い愛、真夏 松本まりか 7/18
テレ東
金深夜
40までにしたい10のこと 風間俊介 7/4
土曜日
日テレ
土9
放送局占拠 櫻井翔 7/12
テレ朝
土11
リベンジ・スパイ 大橋和也 7/5
フジ
土11
浅草ラスボスおばあちゃん 梅沢富美男 7/5
日曜日
TBS
日9
19番目のカルテ 松本潤 7/13
テレ朝
日10
こんばんは、朝山家です。 中村アン小澤征悦 7/6
日テレ
日10
DOCTOR PRICE 岩田剛典 7/6

 

この膨大な数のドラマの中から、私が直感で

これは優先して感想を書きたい!と思ったドラマは…

僕達はまだその星の校則を知らない(フジ・月10)

しあわせな結婚(テレ朝・木9)

DOPE 麻薬取締部特捜課(TBS・金10)

19番目のカルテ(TBS・日9)

こんばんは、朝山家です。(テレ朝・日10)

の5本です! ※ドラマタイトル名をクリックすると、その作品の詳細に飛びます。

 

次の節では、この5本の作品概要・スタッフ情報を紹介いたします。

 

 

2025年 夏ドラマ 視聴リスト&期待度

 

視聴&初回執筆予定の5作品と期待度を発表していきます。

※上から
タイトル/初回放送日/放送局/時間/視聴前期待度(最大:★5つ)
作品概要/簡単なコメント/主な出演者/スタッフ(脚本、演出etc)/
という構成になっております。

※初回放送日、スタッフに関する情報は、7/3時点のものです。

 

月曜日

 

僕達はまだその星の校則を知らない(7/14・フジテレビ・月曜22時)★★★★

 

男女共学化した高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されてきた主人公が、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に必死に向き合う姿を描く、学園ヒューマンドラマ。

 

脚本家・大森美香さんの描かれる、

どこか温かみのある愛らしいキャラクター造形が好きなので期待しちゃいます。

予告映像が出る前は真面目系なのかな?とも思いましたが、

いざチェックしてみると、少しファンタジックな雰囲気にも惹かれました。

 

出演:磯村勇斗、堀田真由、稲垣吾郎

脚本:大森美香(「青天を衝け」「シッコウ!!」「憶えのない殺人 ※SP」)

演出:山口健人(「静かなるドン シリーズ」「アバランチ」「ウソ婚」「イグナイト」)

   高橋名月(「メンタル強め美女白川さん」「顔に泥を塗る」「ふったらどしゃぶり」)

   稲留武 (「ノッキンオン・ロックドドア」「春になったら」「秘密」)

音楽:Benjamin Bedoussac(「名建築で昼食を シリーズ」「パティスリーMON」)

プロデューサー:岡光寛子(「アバランチ」「時をかけるな、恋人たち」「春になったら」)

       白石裕菜(「かしましめし」「時をかけるな、恋人たち」「春になったら」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.ktv.jp/bokuhoshi/

 

 

火曜日 

 

は…現状、視聴のみ。

 

 

水曜日 

 

も…現状、視聴のみ。

 

 

木曜日 

 

(終)しあわせな結婚(7/17・テレビ朝日・木曜21時)★★★★

 

50年間独身主義を貫いてきた主人公が、ある日体の不調で搬送された病院で女性と出会い、電撃結婚したのだが、やがて妻が大きな秘密を抱えている事を知る。
大きな秘密を前に夫婦の愛を問うマリッジ・サスペンス。

 

大石静さんの脚本は、いかにもフィクションらしい癖の強い所はあれど、

回を重ねるごとにその独自の世界観にグイグイ引っ張られていく魅力があります。

そこに個性派俳優の阿部サダヲさんと、表現力の引き出しが豊富な松たか子さんの

キャスティングなので、この組み合わせはもう楽しみでしかないなと。

もちろん、過度な期待は禁物ですが…一番初回が気になっているのは確かです。

 

出演:阿部サダヲ松たか子、板垣李光人 他

脚本:大石静 (「大恋愛」「星降る夜に」「離婚しようよ ※配信」「光る君へ」)

演出:黒崎博 (「ひよっこ シリーズ」「青天を衝け」「さよならのつづき ※配信」)

   星野和成(「僕らは奇跡でできている」「桜の塔」「いつか、ヒーロー」)

   楢木野礼(「ハラスメントゲーム」「リーガル・ハート」「続・続・最後から二番目の恋」)

音楽:(「」「」「」)

ゼネラルプロデューサー:中川慎子(「和田家の男たち」「NICE FLIGHT!」「Destiny」「魔物」)

プロデューサー:田中真由子(「NICE FLIGHT!」「ノッキンオン・ロックドドア」「民王R」)

       山形亮介 (「6秒間の軌跡 シリーズ」「ゆりあ先生の赤い糸」「スカイキャッスル」)

       森田美桜 (「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」「Destiny」)

       大古場栄一(「Destiny」)

主題歌:Oasis「Don't Look Back In Anger」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/shiawasena-kekkon/

 

 

金曜日 

 

(終)DOPE 麻薬取締部特捜課(7/4・TBS・金曜22時)★★★

 

考え方が正反対で相性最悪のバディが、新型ドラッグ「DOPE」によって巻き起こる不可解な事件の解決に挑む、新時代の麻取アクション・エンターテインメント。

 

刑事モノでバディで金10と言ったら、どうしてもあの作品が思い浮かんでしまい、

スタッフもあの面々だと勘違いしそうになるんですけど違うので、

星★は高く見積もって3つで。

お互い"秘密"があるようですが、考察を強調した作りにするよりも

麻薬取締官 VS 新型ドラッグ」という設定に釣り合った、

スリリングな映像で惹きつけてもらえると良いな…と思います。

 

出演:髙橋海人、中村倫也新木優子、三浦誠己、小池徹平真飛聖伊藤淳史

脚本:田中眞一(「警視庁いきもの係」「シェフは名探偵」「私の死体を探してください。」)

演出:鈴木浩介(「シグナル シリーズ」「24 JAPAN」「恋する警護24時」)

   古林淳太郎(「100万回 言えばよかった」「不適切にもほどがある!」)

   杉原輝昭(「仮面ライダーゼロワン」「仮面ライダーガヴ」※全て特撮)

音楽:(「」「」「」)

編成:杉田彩佳(「100万回 言えばよかった ※プロデューサー」「イグナイト」)

   松本友香(「私の家政夫ナギサさん」「不適切にもほどがある!」「イグナイト」)

プロデュース:長谷川晴彦(「シェフは名探偵」「警視庁アウトサイダー」「離婚しない男」)

     佐藤敦司 (「G線上のあなたと私」「インビジブル」「ライオンの隠れ家」)

主題歌:「」

原作 :木崎ちあき『DOPE 麻薬取締部特捜課』シリーズ

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/DOPE_tbs/

 

 

土曜日 

 

(終)ひとりでしにたい(6/21・NHK・土曜22時)

 

 

日曜日 

 

(終)19番目のカルテ(7/13・TBS・日曜21時)★★★★

 

高度に発展した日本医療の18の専門分野に新たに新領域として加わった19番目の分野「総合診療科」を取り扱った作品。
病気ではなく人を診て、生き方そのものに手を差し伸べる医師を描いた新しいヒューマン医療エンターテインメント。

 

看板枠の威厳を保とうとしてキャストにお金をかけ過ぎなくて良いし、

脚本家を複数体制にして大掛かりにしなくて良い…と

ここ最近の日曜劇場に対して思っているので、まず単独脚本という事で安心です。

脚本家の坪田文さんは過去に産婦人科が舞台のドラマ「コウノドリ」も描かれているのと、

あとは…個人的には、田中泯さんがご出演されるドラマは良作説を密かに推しています。

 

出演:松本潤小芝風花新田真剣佑ファーストサマーウイカ田中泯

脚本:坪田文 (「99.9 シリーズ」「コウノドリ シリーズ」「初恋、ざらり」「君とゆきて咲く」)

演出:青山貴洋(「半沢直樹(2020)」「マイ・セカンド・アオハル」「クジャクのダンス、誰が見た?」)

   棚澤孝義(「大恋愛」「無能の鷹」「クジャクのダンス、誰が見た?」)

   泉正英 (「インビジブル」「マイ・セカンド・アオハル」「ライオンの隠れ家」)

音楽:(「」「」「」)

編成:吉藤芽衣(「100万回 言えば…」「西園寺さんは家事をしない」「対岸の家事」)

   髙田脩 (「Eye Love You」)

プロデューサー:岩崎愛奈 (「#家族募集します」「西園寺さんは家事をしない」)

協力プロデューサー  :相羽めぐみ(「私がヒモを飼うなんて ※演出」「ビジネス婚 ※監督」)

主題歌:「」

原作 :富士屋カツヒト『19番目のカルテ 徳重晃の問診』

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/19karte_tbs/

 

 

(終)こんばんは、朝山家です。(7/6・テレビ朝日・日曜22時)★★★

 

売れっ子脚本家の"残念な夫"と経済面と家庭面で家族を支えてきた"キレる妻"が、衝突と罵声、ときどき愛で家族の難題を切り抜けていく一家奮闘ホームドラマ

 

病名は違うものの、自閉スペクトラム症を抱えた弟がいる事、

家族で困難を乗り越えるというテーマから、昨年放送の「家族だから愛したんじゃなくて…」

がチラついてしまうのですが。

「拾われた男」の仲野太賀さん×伊藤沙莉さんといい、

「ブギウギ」の趣里さん×草彅剛さんといい、

脚本家・足立紳さんの描かれる人物同士の掛け合いにはワクワクさせてもらえているので、

選ばせていただきました。

妻の罵声がどの程度なのか気になりますが…あんまりギスギスしていませんように。

 

出演:中村アン小澤征悦

脚本:足立紳 (「六畳間のピアノマン」「拾われた男」「ブギウギ」)

演出:足立紳 (「稽古場 ※映画」「それでも俺は、妻としたい」)

   小沼雄一(「絶メシロード シリーズ」「買われた男」「マイ・ワンナイト・ルーム」)

   安村栄美(「体感予報」「#居酒屋新幹線2」「やぶさかではございません」)

音楽:(「」「」「」)

チーフプロデューサー:山崎宏太  (「3Bの恋人」「封刃師」「ミス・ターゲット」「恋愛革命」)

プロデューサー:寺川真未  (「シュガードッグライフ」「あなたの恋人、強奪します。」)

       宮本日奈美 (作品不明)

       加藤伸崇  (「捨ててよ、安達さん。」「カプカプ」「マイ・ワンナイト・ルーム」)

       坪ノ内俊也 (「家族の旅路」「捨ててよ、安達さん。」「マイ・ワンナイト・ルーム」)

協力プロデューサー:足立晃子(「雑魚どもよ、大志を抱け! ※映画」)

主題歌:「」

原案 :足立紳、足立晃子『ポジティブに疲れたら俺たちを見ろ〜ままならない人生を後ろ向きで進む〜』

公式サイト:https://asahi.co.jp/asayamake/

 

 

 

こちらのドラマも視聴してみます

 

上記の5作品に加えて、以下のドラマも初回をチェックしてみます(続編の場合は視聴)。

こちらで紹介する作品の感想は、現状、1話も投稿する予定はありませんが、

「上記の5作品が微妙で、こっちが思いの外面白かったら書く

(その代わり交換する形で、元々書いていた微妙なドラマの感想は視聴のみに切り替える)」

不定期で雑感集の形で投稿する」

なんて事もあるかもしれません。

では、ざっくりと。

 

 

月曜日

 

明日はもっと、いい日になる(7/7・フジテレビ・月曜21時)★★

 

海辺の児童相談所を舞台に、刑事から出向してきた主人公が、子どもたちの純粋な思いに胸を打たれつつ、その親までも救っていく姿を温かく描くハートフルヒューマンドラマ。

 

「正義感が人一倍強いため、目の前で悩み、苦しんでいるこどもがいると放っておけず、

とことん寄り添おうとする。しかし、時にその性格が思わぬ波紋を起こすことになり…。」

主人公の設定、トラブルメーカーになる気しかしません(汗)

企画自体も、夏休みの時期だから子供を扱って、海を舞台に感動的なドラマを作ろう!

みたいな安直さを感じるんですが…。

 

出演:福原遥林遣都生田絵梨花勝村政信風間俊介柳葉敏郎

脚本:谷碧仁(「大事なことほど小声でささやく ※映画」「#who am I ※SP」「キャスター」)

演出:相沢秀幸(「ミステリと言う勿れ」「PICU 小児集中治療室」「イップス」)

   下畠優太(「真夏のシンデレラ」「うちの弁護士は手がかかる」「ブルーモーメント」)

   保坂昭一(「転職の魔王様」「君が心をくれたから」「プライベートバンカー」)

音楽:(「」「」「」)

プロデュース:宮﨑暖(「元彼の遺言状」「#who am I ※SP」「ライオンの隠れ家」)

協力プロデュース:熊谷理恵 (「チェリまほ シリーズ」「ミステリと言う勿れ」「イップス」)

       三浦和佳奈(「Back Street Girls -ゴクドルズ-」「好きなオトコと別れたい」)

主題歌:JUJU「小さな歌」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/ashitawamotto/

 

 

火曜日

 

(終)誘拐の日(7/8・テレビ朝日・火曜21時)★★★ ←リタイア

 

心やさしきマヌケな誘拐犯と、記憶喪失の天才少女の「擬似親子バディ」による奇妙な逃亡劇&特別な絆を描く、巻き込まれ型ヒューマンミステリー。

 

斎藤工さんと永尾柚乃さんの組み合わせも面白そうですが、

韓国制作会社のASTORYは本家の「シグナル」を手掛けられたようで、

割と楽しめるんじゃないかな?と思ってます。

 

出演:斎藤工、永尾柚乃 他

脚本:丑尾健太郎(「君と世界が終わる日に シリーズ」「愛しい嘘」「マル秘の密子さん」)

監督:深川栄洋 (「和田家の男たち」「星降る夜に」「GTOリバイバル ※SP」)

   片山修  (「ザ・トラベルナース シリーズ」「家政夫のミタゾノ シリーズ」「マルス」)

音楽:長岡成貢 (「そこにいた男 ※映画」「ROOM〜史上最悪の一期一会」)

ゼネラルプロデューサー:大江達樹 (「ドクターX シリーズ」「六本木クラス」「スカイキャッスル」)

プロデューサー:峰島あゆみ(「ザ・トラベルナース シリーズ」「ゆりあ先生の赤い糸」)

        菊池誠  (「六本木クラス」「民王R」「プライベートバンカー」)

主題歌:yama「us」

原作:ASTORY & KT Studiogenie『유괴의 날(誘拐の日)』  脚本:キム・ジェヨン

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/yuukainohi/

 

 

スティンガース 警視庁おとり捜査検証室

(7/22・フジテレビ・火曜21時)★★ ←未見リタイア

 

日本ではまだ制度として整備されていない"おとり捜査”で現代の犯罪解決に挑んでいく、通称"スティンガース"による活躍を描く、完全オリジナルの爽快コンゲームエンターテイメント。

 

この枠のドラマで当たった試しはなく…(1作品は未視聴)。

で、予告映像を見てみたら、う〜ん…やっぱり軽い(苦笑)

気軽に見る分には悪くないのかもしれませんが、

あまりにもグダグダしていたらすぐさまテレ朝に絞ります。

 

出演:森川葵藤井流星本郷奏多志田彩良井内悠陽、杉本哲太玉山鉄二

脚本:徳尾浩司(「おっさんずラブ シリーズ」「私の家政夫ナギサさん」「ライオンの隠れ家」)

演出:松原浩 (「高嶺の花」「しずかちゃんとパパ」「何曜日に生まれたの」)

   中島悟 (「俺の話は長い シリーズ」「世界一難しい恋」「もみ消して冬」)

   伊藤彰記(「ハコヅメ」「だが、情熱はある」「マル秘の密子さん」)

音楽:(「」「」「」)

プロデュース:松原浩 (「高嶺の花」「女の機嫌の直し方」「何曜日に生まれたの」)

     大庭佑理(「ACMA:GAME シリーズ」「新たな鍵 ※配信ドラマ」)

     難波利昭(「レンタル救世主」「何曜日に生まれたの」「俺の話は長い25春 ※SP」)

編成プロデュース:水戸祐介(「世にも奇妙な物語'24 夏・冬 ※SP・編成企画」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/stingers/

 

 

(終)初恋DOGs(7/1・TBS・火曜22時)★★ ←リタイア

 

愛を信じないクールな弁護士と、動物しか愛せないこじらせ獣医の"愛犬"同士が一目惚れしたのをきっかけに急接近し、やがて訳あり御曹司との三角関係に発展していく、国を越えたラブストーリー。

 

「恋は錯覚」とか言っちゃう恋愛興味なしな主人公のドラマは、

ベタな話になりがちなので惹かれた試しがないんですよね…(滝汗)

韓国人御曹司・ふわふわ系・三角関係・わんこの設定も、

女性が好きなものいろいろ詰め込んでみました!感が強い。

特にわんこに関しては、扱った意味が癒し要素以外に感じられれば良いんですが…

ここ最近好意的に見てきた火10で、下手したらリタイアかも?

(※初回視聴前のコメントです)

 

出演:清原果耶、成田凌、ナ・イヌ、萩原利久、宮澤エマ、深田恭子岸谷五朗

脚本:金子ありさ (「恋つづ」「着飾る恋には理由があって」「9ボーダー」)

演出:岡本伸吾  (「99.9 シリーズ」「大恋愛」「アトムの童」「Eye Love You」)

   ノ・ヨンソプ(「ザ・ゲーム」「無駄なウソ ※映画」※全て韓国作品)

   伊東祥宏  (「オールドルーキー」「ラストマン」「ブラックペアン2」)

音楽:(「」「」「」)

プロデューサー:宮﨑真佐子(「逃げ恥」「大恋愛」「あのクズを殴ってやりたいんだ」)

       荒木沙耶 (「18/40」)

       車賢智  (「Eye Love You」)

協力プロデューサー:キム・ギョレ(「流れ星 ※韓国ドラマ」)

主題歌:「」

原作 :Studio TooN『DOG한 로맨스』

公式サイト:https://www.ktv.jp/bokuhoshi/

 

 

水曜日

 

(終)ちはやふるーめぐりー(7/9・日本テレビ・水曜22時)★★★

 

2016年、2018年に3部作として実写映画化され、"青春映画の金字塔"と評された「ちはやふる」から10年後の世界が舞台のオリジナルストーリー。

 

映画は当時見ていましたので、水10はこちらをリアタイするつもりです。

あれから数年、私も歳をとって

若手キャスト陣について行けるかな?という不安も少しありますが、

映画版のスタッフが集結しているので、大ハズレする事はなく

部員たちの直向きさに再び胸を熱くさせてもらえるはずだと信じて…。

 

出演:當真あみ、齋藤潤、山時聡真、嵐莉菜、高村佳偉人、坂元愛登、上白石萌音

ショーランナー:小泉徳宏(「ちはやふる シリーズ」「線は、僕を描く」※全て映画・監督・脚本)

脚本:小坂志宝(「最高のおもてなし ※SP」「夫を社会的に抹殺する5つの方法」)

   本田大介(「社内マリッジハニー」「探偵☆星鴨」「夫婦の秘密」)

   松本千晶(「第38回ぴあフィルムフェスティバル入選作品 傀儡(かいらい) ※映画」)

   金子鈴幸(「キングダム3,4 ※アニメ」「飯を喰らひて華と告ぐ」「風のふく島」)

脚本協力:モノガタリラボ(「ちはやふる シリーズ」「線は、僕を描く」)

監督:藤田直哉(「stay」「LONG-TEAM COFFEE BREAK」「瞼の転校生」※全て映画)

   本田大介(「社内マリッジハニー」「探偵☆星鴨」「夫婦の秘密」)

   松本千晶(「第38回ぴあフィルムフェスティバル入選作品 傀儡(かいらい) ※映画」)

   吉田和弘(「ちはやふる -結び- ※映画・監督補」「夫婦の秘密」)

音楽:横山克 (「ちはやふる シリーズ」「わろてんか」「なんで私が神説教」)

チーフプロデューサー:松本京子(「獣になれない私たち」「ゼイチョー」「相続探偵」)

企画・プロデューサー:北島直明 (「ちはやふる シリーズ」「線は、僕を描く」※全て映画)

プロデューサー:榊原真由子(「ブラッシュアップライフ」「街並み照らすヤツら」)

       巣立恭平 (「ちはやふる シリーズ」「線は、僕を描く」※全て映画)

       中村薫  (作品不明)

       平田光一 (「あいつが上手で下手が僕で シリーズ」「Club キャッテリア ※SP」)

主題歌:Perfume「巡ループ」

原作 :末次由紀ちはやふる

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/chihayafuru-meguri/

 

 

最後の鑑定人(7/9・フジテレビ・水曜22時)★★

 

孤高で人に興味がない奇人鑑定人と、“変人”研究員というクセ強な男女バディが、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品。

 

何だか、テレビ朝日の水曜9時で放送してもおかしくない雰囲気ですね(笑)

科学捜査という事で手堅いジャンルではありますが、

その分、既視感が払拭出来るかどうかが懸念点です。

 

出演:藤木直人白石麻衣迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平栗原類

脚本:及川拓郎(「刑事7人5 最終回」「アノニマス ※演出」「日本一の最低男 ※演出」)

   山崎太基(「相棒18 13話」「卒業タイムリミット」「白暮のクロニクル」)

   北浦勝大(「クライムファミリー」「問題物件 6話」「キャスター」)

   青塚美穂(「伊藤くん A to E」「やんごとなき一族」「対岸の家事」)

演出:水田成英(「ごめん、愛してる」「アライブ」「119エマージェンシーコール」)

   谷村政樹(「ようこそ、わが家へ」「いちばんすきな花」「日本一の最低男」)

   清矢明子(「ラジエーションハウスⅡ」「あなたがしてくれなくても」「新宿野戦病院」)

音楽:橘麻美 (「フラジャイル」「真犯人フラグ」「情事と事情 ※配信ドラマ」)

プロデューサー:石原未菜(作品不明)

        宮木正悟(「水球ヤンキース」「刑事ゆがみ」「366日」「問題物件」)

        郷田悠 (「日曜の夜ぐらいは…」「続・続・最後から二番目の恋」)

プロデュース協力 :渡辺良介(「下剋上受験」「テセウスの船」「マイファミリー」)

協力プロデュース :大瀬花恵(「ワタシってサバサバしてるから シリーズ」「ナースが婚活」)

主題歌:「」

原作 :岩井圭也『最後の鑑定人』

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/saigonokanteinin/

 

 

木曜日

 

愛の、がっこう。(7/10・フジテレビ・木曜22時)★★★

 

まっすぐすぎる高校教師と愛に恵まれず生きてきたホストが、生徒がらみの騒動がきっかけで出会い、ホストに言葉や社会を教える秘密の"個人授業"を続ける中で次第に惹かれ合っていく、禁断なのに純愛な"愛"の物語。

 

「昼顔」のスタッフが多いので、どんな作風になるかは何となく想像は出来ます。

登場人物の心理を表す演出に長けた印象のある、西谷弘監督作品。

まずは映像美を楽しみます。

 

出演:木村文乃、ラウール、田中みな実、りょう、筒井真理子、酒向芳、沢村一樹

脚本:井上由美子(「緊急取調室 シリーズ」「昼顔」「シャーロック」「Believe」)

監督:西谷弘  (「昼顔」「モンテ・クリスト伯」「シャーロック」「嘘解きレトリック」)

音楽:菅野祐悟 (「花咲舞が黙ってない シリーズ」「昼顔」「半分、青い。」「モンスター」)

プロデュース:栗原彩乃(「SUPER RICH」「ナンバMG5」「ブルーモーメント」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/aino_gakkou/

 

 

土曜日

 

(終)浅草ラスボスおばあちゃん(7/5・フジテレビ・土曜23時40分)★★★

 

75歳で職を失った主人公が便利屋を起業し、クセの強い若者たちと同じ目線に立って解決に導きながらも自分自身も進化していく、痛快リスタート物語。

 

人生の先輩が世の中をぶった斬る!みたいなスカッと劇なら、まぁ別に…と思うんですが、

公式サイトの概要を読む限り、高齢者が故の弱さや葛藤も描かれるらしいので、

痛快は痛快でも、主人公も応援したくなるような物語だったら良いなと。

あとはもう、梅沢富美男さん演じるおばあちゃん見たさです(笑)

 

出演:梅沢富美男、堀田茜、朝日奈央遊井亮子研ナオコ浅丘ルリ子

脚本:政池洋佑 (「死役所」「シガテラ」「ミス・ターゲット」「日本一の最低男」)

   武井彩  (「アバランチ」「純愛ディソナンス」「夫婦の秘密」)

   川口清人 (「&美少女」「HOTEL -NEXT DOOR-」「ママはバーテンダー」)

演出:村上正典 (「犯罪症候群 シリーズ」「プロミス・シンデレラ」「ギークス」)

   菊川誠  (「純愛ディソナンス」「あたりのキッチン!」「お迎え渋谷くん」)

   北坊信一 (「危険なビーナス」「ミステリと言う勿れ」「院内警察」「復讐カレシ」)

音楽:出羽良彰 (「私たちはどうかしている」「恋する母たち」「育休刑事」)

   堀川真理子(「ランチ合コン探偵」「シネコンへ行こう!」「テイオーの長い休日」)

企画:市野直親 (「最高のオバハン シリーズ」「おいハンサム!! シリーズ」「ミッドナイト屋台」)

プロデューサー:鵜澤龍臣(「嗤う淑女」「介護スナック ベルサイユ ※SP」)

        森安彩 (「ランチ合コン探偵」「純愛ディソナンス」「ギークス」)

        手銭陸 (「その着せ替え人形は恋をする」「復讐カレシ」)

OPテーマ:DA PUMP「Pon de SKY, Pon de STAR」

主題歌:ズーカラデル「大喝采

原案・制作:元生茂樹(「あなたはだんだん欲しくなる ※プロデューサー」)

公式サイト:https://www.tokai-tv.com/asakusa-lastboss/

 

 

まとめ

 

期待度ランキングをTOP5で付けるならば...

1位 しあわせな結婚(テレ朝・木9)

2位 19番目のカルテ(TBS・日9)

3位 僕達はまだその星の校則を知らない(フジ・月10)

4位 こんばんは、朝山家です。(テレ朝・日10)

5位 DOPE 麻薬取締部特捜課(TBS・金10)

といった感じ。

 

***

 

今期は割と楽しみな作品が多いです。

上位5作品の他に「誘拐の日」「ちはやふる」「愛の、がっこう。」も注目しています。

 

ではでは、個人的ヒット作が出て来れば良いなぁと願いつつ...

夏クールのドラマを楽しみに待ちましょう(´∀`) もう1本は始まっていますが(汗)

最後まで閲覧ありがとうございました!

 

 

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波うららかに、めおと日和 10話(最終回) 感想|なつ美と瀧昌の子供もいつか見たい!

 

 

最終回の郁子(和久井映見)、一際素敵だったなぁ…。

嫌な夢を見るほど、大切な人が無事かどうか不安でたまらない様子の

なつ美(芳根京子)と芙美子(山本舞香)に対して、

最初は「もし残された自分を憐れんで泣いているのなら、みっともないからやめてね」

「不必要に悪い事ばかり考えて泣いているのなら、

お国のために戦う2人に失礼だからやめてね」と少し厳かな感じで注意するんだけれども、

最後に「でも、心が疲れて泣いてしまうのなら、いくらでも泣いて良いのよ?」と

言い終わった時には、いつもの包容力たっぷりの優しい声に戻っているんです。

この一連の台詞で、郁子の強さも、頼もしさも、愛情深さも垣間見える

和久井映見さんの緩急ある声の演技に泣かされました…。

和久井さんは私が認識してから、主人公たちの支柱的な立ち位置を

よく演じられている印象が強かったんですけど、

今回の役でそのポジションを確固たるものにしていた気がします。

 

大福を食べながら顔を寄せ合う3人の姿は、何だか三姉妹のようで可愛らしく。

今思えば、なつ美・芙美子・郁子の組み合わせってバランスが良いんですよね。

自分の感情に正直で、初々しさが残るなつ美と、

いつもクールに済ませているけど、実は心に秘めているものがある芙美子、

そして、2人を見守る優しさの中に、"海軍の妻"としての威厳を感じさせる郁子。

彼女たちのやりとりは、いつ見ても魅力的でした。

 

いや、魅力的なのは…もう登場人物全員にも言えますね。

家族全員集合のシーンでハッと気づいたんですけど、ここまで本作を楽しく見られたのって、

登場人物の描き分けが1人ずつしっかりなされていた所もあったんじゃないかと思います。

何と言うか…1クールのドラマなのに朝ドラか!ってくらい、

家族だけでも、なつ美の両親、長女、次女、四女、双子、

それぞれのキャラが伝わってくるのです。

人数が多いから、名称の通り主要人物を前面に押し出して、脇役は控えめに描いても

作品として見られそうな気がするんですが、

画面上では見えない脇役の夫婦関係や家族関係、四姉妹による会話シーンも描く事で、

「ドラマ(原作)のために設定された人物」ではなく

「その時代を生きた人」に映り、物語に立体感を生んでいました。

戸塚純貴さん、竹財輝之助さん、野間口徹さんもたった1〜数回のご出演でしたが、

個性的なキャラクターで記憶に残りやすかったですね。

 

でもって、脇役をあまりに個性的に描き過ぎると

主人公の存在感が霞んでしまうパターンもあるんですが、本作はそこの匙加減も絶妙で。

極め付けは、なつ美・瀧昌夫婦と芙美子・深見(小関裕太カップルの対比の仕方です。

なつ美と瀧昌を描く事で、芙美子と深見のエピソードがスパイスに変わるし、

逆に芙美子と深見が大人の余裕漂わせるビターな2人だったからこそ、

なつ美と瀧昌のピュアで初心な2人が引き立った。

改めて書きますが、6話の尾行エピソードは、2組の明確な違いと同時に

なつ美と瀧昌の恋の進展も感じられて、特に面白かったです。

 

考察要素を取り入れたドラマ、復讐系ドロドロドラマ、

あれこれ盛り込み過ぎてテーマを見失うドラマが散見され、話題を呼ぶ中で、

ブコメディという万人受けしやすい要素を絡めながらも

"普通の日常"を紡いだ物語が、SNSでの評判やTVerのお気に入り登録数から見て

多くの視聴者に刺さった事が、ドラマ好きとして本当に嬉しかったですし、

本作がヒットするなら、良質なドラマが作られる可能性はまだまだあるなと思えました。

 

そしてこれは、個人的な話にはなりますが…最終回なので書いておきたい。

主題歌を最後まで大切にして下さって、ありがとうございました。

場面と歌詞のリンクのさせ方、出演者による振り付け動画、

最終回では登場人物と合わせた歌詞のリップシンク映像まで、隅々に愛を感じました。

初回放送後すぐ配信されて、反応はどうかなとソワソワしていたんですけど、

いざ蓋を開けてみたらたくさん聞かれていて、広まっていって。

それはもちろん、ドラマの質の高さあってこそで、

プライム帯初主題歌が本作で心の底から良かったです。

おっと、もうこれ以上は書かんでおこう(笑)

 

もうね…全てひっくるめて、大好きです。

本作で初めて認識した本田響矢さんは、回を重ねるごとにブレイクしそうな予感を

ひしひしと感じさせましたが、

個人的には、ふゆ子役の小川彩さんのフレッシュながらも品のある雰囲気も好きで、

浜辺美波さんを彷彿とさせて、他のドラマでもお見かけしたいと思えました。

時間が経ち過ぎないうちに、SPでもFOD限定配信でも良いので"続き"が見たいです。

原作がどこまで描かれているのか分かりませんが、芙美子と深見の結納も見たいですし、

何年後かの設定にして、なつ美と瀧昌の元に生まれた子供が

どっち似なのかも知りたいですね(←ちなみに、最終回に収めなかった事は満足してます)。

でも、戦時下の話は見たくない…(泣)

 

 

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