コントが始まる 1話 感想|昭和世代には特に刺さりそう

 

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今期のドラマは事前に公式サイトでチェックはしているものの、

TVで放送される予告や春ドラマ特集は見ないでおいたので、

本作は中でも得体の知れない感じがあったんですよねぇ。

「コント」だから、毎回1話完結型で描かれるのか、会話劇で楽しませるのか、

それともシニカルなタッチなのかと色々予想していましたが…

いざ初回を視聴してみたら、思ったよりも青春群像劇を

真っ直ぐ描く作りになっていて意外でした。

で…昭和の世代の方が心に刺さるんじゃないかなぁとも。

これから書くのは私が個人的にイメージしている"昔の時代の若者像"なので、

偏見だだ漏れになっちゃうかもしれませんけど、

大胆で思い切りの良い3人を見ていると、

歳を重ねた大人が懐かしむ若気の至りを見ているようでさ。

今時の若者だと、将来は"堅実"で"安定した"生活を送りたいという

ある意味保守的な人が多い気がして。

何か面白い事をやるにしても、リスクを考えずに勢いで福岡まで

ラーメンを食べに行ったり、その場のノリでお笑いコンビを結成したりするよりも、

SNSYouTubeなどの情報ツールを使って、

身近な所から視聴者が目を引く企画を作ろうっていう人の方がいそうなんですよね。

まぁ、いつブレイクするのか、それとも不発で終わるのか分からないギャンブル世界に

飛び込む人達の話だから、周りにそんな人がいない限りは

珍しいっちゃ珍しいと感じてしまうのか。

また、どの世代の芸人にも響くのかも。

 

構成は文字通り「前フリ」で、モノローグも多用していて、

コント→種明かし→おさらい と

「本作はこんな形でお届けしますよ〜」という流れの紹介のような印象が強かったため、

初回だけでは心が動かされる事はなかったのですが、

若者だけで物語を展開していくという面白さは味わえそう。

菅田将暉さん、神木隆之介さん、仲野太賀さん…

ちゃんと高校生っぽく見えたのも凄いし、

やり取りから"高校生活の延長線上""腐れ縁"な関係性なのが伝わってきたわ。

特に太賀さんは、ラーメン店での泣き笑いの演技が良かったです。

ああいう泥臭い演技も似合うんだ…

もっと歳を重ねたら、深みが増して化けそう…そんな可能性も感じさせました。

 

次回は中村倫也さんと芳根京子さんが登場されるとの事で、

今後もゲストが続々出てくるんでしょうかね。

何となく、間宮祥太朗さんと矢本悠馬さんも出てきそうな予感がしてますが…

それだと「べしゃり暮らし」からの刺客になっちゃうのかな(笑)

 

コントから始まる斬新なアバン、若者だらけのキャスティングからし

深夜の時間帯にやってそうなものを、

大人も子供も見るイメージのある土10枠で放送するっていう挑戦的な所が素敵です。

もう少し見守っていきます。

 

 

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リコカツ 1話 感想|リコカツという名の復縁活動?

 

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ジャック・バウアー藤岡弘、を足して割ったようなクセ強キャラ…

今にも「拙者」って言いそうな口ぶり…

あれは本物の自衛隊からクレームは来ないんだろうか(笑)

そのうちモノマネする芸人さんが出てきそうよw

 

自衛隊に対する「真面目」「責任感強い」のイメージをコッテコテに塗り固めた

紘一(永山瑛太)のキャラクターは偏見で設定し過ぎでしょ!とは思うし、

他のドラマだったらキャラがあまりにも濃くて世界観から浮いてしまいそうな気がするんですが。

アバンからテンポは良いし、咲(北川景子)とのボケツッコミの掛け合いも間合いも

既に確立されているのが伝わり、

「これはコメディとして楽しめば良いんだ」と肩をほぐされる心地を覚えて

そこまで抵抗感なく視聴出来ました。

人物紹介の名字の部分が"籍を入れている"事を示すハンコで表されている演出も面白い。

 

ただ、本作はオリジナル作品ですし、離婚活動を描くという切り口は興味深いので、

公式サイトのイントロの通り「夫婦の新たな形」「離婚=幸せになるための第一歩」を

考える機会になるきっかけになれば…とは思うんですが、

こうして見てみると、

果たして10話も必要な内容なのか?

という懸念点はありますよね。

視聴リスト&期待度に「話が「離婚したい!」「いや、やっぱり離婚しなくても良いかな…」

の繰り返しだったらどうしよう(笑)」って書いたけれど、あながち間違いでもないみたい。

 

結婚までにお互いの長所や価値観を知っていく過程を

結婚後の生活に置き換えただけなのでは?感は否めないし、

何度も何度も別れたいと強く願うも、吊り橋効果によって毎回終盤の方で引き止められて、

最終的には徐々に好きになってしまうオチになるんだろうなぁというのも何となく読める。

 

そして、「全員離婚家族」って言うけど…

多分、メイン2人の優柔不断な展開だけでは話が持たないから、

両親=脇役のエピソードも加えて群像劇仕立てにする事で

食い繋ごうと考えているんですよね。

個人的には、その"盛り込み具合"もちょっと不安で。

回を重ねるごとに両親のエピソードの方が膨らんできて

メイン2人の存在感を薄める可能性があるだけでなく、

結婚・離婚のテーマに関係なさそうなお仕事パートの「パワハラ」「ルッキズム」も

同時に展開していくとなると…

扱いようによっては散漫してしまうのではないかな?と思っています。

 

この話だったら、NHK土曜ドラマかBSPの日曜10時枠で全5話で放送した方が、

全体が引き締まって社会性も増しそうな気がしましたが、

まぁ、まだ今後を見ていかない事には分からないので。

テンポ自体は悪くないし、普通に笑って楽しめるので、見続けるつもりでいます。

 

最後に…米津玄師さんの主題歌が、作風と絶望的に合わないのも珍しいなと…(笑)

曲を流すためにわざわざエモーショナルな場面を用意した感。

 

 

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レンアイ漫画家 2話 感想|照れ臭く微笑む鈴木亮平さんを見ていたい

 

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「泣け、泣いて良い。」「連れて行けと俺に言え。一緒に捨てに来てやる。」

言い方はそっけなくても、その言葉の本質にはちょっとした愛情が込められているのが伝わる

表情や声色の僅かな変化だったり、

手作りコーヒーを飲んでくれた事に対して喜びを隠せないレン(岩田琉聖)に向ける

ハハッと誤魔化した笑いだったり、

自分の作品を一晩で読んでくれた事に対してこっそり嬉しそうだったり…

無愛想な性格の中にときたま現れる"素直な一面"を見せる清一郎(鈴木亮平)に、

劇中で言う「きゅん♡」をしてしまいましたなぁ…。

世間知らず過ぎてバスの乗り方も降り方も分からない所も、

知らない人の前ではフードを被ってささっと逃げる人見知りな所も含めて、なんか可愛い。

 

やっぱり、もう少し清一郎が変わっていく様を見ていたいかも…

応援してみたいかも…と思えた回でした。

そして、彼をそばで支えていく立場になるのはあいこ(吉岡里帆)なのだと仄めかす

丸子橋でのシーンもグッと来ました。

 

演出的にも、今回の話がある意味「後編」みたいな展開であるためか、

SEやコマ割りなどのコミカルな表現も減って見やすくなったと思います。

ただ、はっきりと面白いと言いづらいのは…

まだぎこちない部分が残っているこの感覚は…

多分、エピソードが箇条書きになっていて、

繋がっているようで繋がっていない作りに原因があるのかな?と。

レンとの親子関係。恋愛が出来なくなった清一郎の過去。そして、恋愛ミッション。

本作の内容はこの3つの種類に分けられるけど、

あいこと清一郎の不器用な2人が成長して行く"人間的な部分"を描こうとしているのを、

恋愛ミッションが邪魔しちゃっているんじゃないかなぁ

という気がしてならないんです。

例えば、ダメんずと付き合った過去〜葬儀場をクビになった設定は同じで、

初めて出会って立ち聞きしている所に「人付き合いが下手」という点で親近感を覚えて、

この人なら気持ちが分かり合えて緻密な心情描写が出来そうだと踏んで

「俺のアシスタントになれ!」と誘う流れから始まる物語にしても成立出来そうなんですよ。

早々に恋愛ミッションを止めちゃうか、上手い事別の軸と絡めるか、

もうちょっと主題が分かりやすかったら良いんですが…

とりあえず、そのエピソードも、あいこに近づく男性キャラも

現段階では必要性を感じないというのが私の考えです。

 

でも、主人公の"気になる度"は確実に上がったので、もう少し見続けたい。

主題歌も、以前にラジオで流れていた時から気になっていたけれども、

ぽつりぽつりと語りかける歌い出しが

2人の繊細な心と重なって聞こえて好きなんですよねぇ。

 

 

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桜の塔 1話 感想|不思議と関テレドラマのかほりが…

 

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あ〜なるほどね…というオチ。

最後まで見て、主人公がどんな人で、どんな物語になっていくのかが

ようやく掴めた気がした初回でした。

にしても、漣(玉木宏)…かなり悪いやっちゃな〜!

やけに順当に事件が進展して行くので、未成年の子とラブホのくだりは

佐久間(少路勇介)を陥れるために仕込んだハニートラップではないかと

勘ぐっていたけれど、まさか事件そのものを作り上げた張本人だったとは想像つかず。

…まぁ、ボイスチェンジャーなしで蒲生(森崎ウィン)に電話していた迂闊さは

「竜の道」を思い出しもしましたけども(笑)

 

中盤までは、テレビ朝日でよくある硬派な雰囲気で、1話完結型の事件を取り扱って

取調室で真相を突き止めたり、人情味の強い劇伴で泣かせにかかったりするという

今までの刑事ドラマの既視感を覚えて特に惹かれなかったのですが、

昇りつめるためだったらどんな手段でもとるダークヒーローとして徹する姿が

これから描かれていったら、面白さが増すんじゃないかと踏んでおります。

 

ただ、私が本作で少し不安に思っているのは…むしろ警戒しているのが脚本家でね。

初回は初期設定・背景の紹介がメインなだけに

過剰なシーンがあまりなかったから見やすかったものの、

本作の警察側の登場人物はみんなライバルの設定なので…

上層部に近づいていくごとに漣が感情的になって揉めたり、

暴力を振るったりする場面が今後出てくるのだとしたらちょっとキツい。

「3年A組」も「ニッポンノワール」もその描写で捻じ伏せようとしている感じに

モヤっとした過去がありました。

初回の時点でも、改善策を見直すための会議のはずが

"対立""威圧"の構図になっているように思えましたし、

たまに感情の沸点の湧き出るスピードが急過ぎて理解が追いつかない時もあったので、

どうか以前の作品みたいな展開にならない事を願いたいです。

とにかく警察達による「騙し合い」「頭の切れの良さ」が見たい。

 

組織に対して復讐心を抱いている様子の主人公は

「竜の道」での前世の姿かな?と思っただけでなく、

機捜隊で経験を積んでから違う部署に異動を命じられて、

またそこでいろんな事を学んでいく事になるのかな〜と思える九重くん@岡田健史さんだったり、

引退して今度は外の立場から見守る選択をとったんだと思える

陣馬さん橋本じゅんさんだったりと、

過去の出演作と照らし合わせながら見る楽しみ方もアリなのかもしれません(笑)

岡田さんと橋本さんの共演はあるかしらね…♪

 

まだ"嫌な予感"はわずかに残りつつはあるものの、

もう少し様子見してみるつもりです。

 

 

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恋はDeepに 1話 感想|視聴ターゲットを絞り過ぎでは?

 

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嫌な予感、見事に的中ですね…。

まぁね、予告の時点で、壁ドンしたり顔を接近させたりする綾野剛さんのキャラは

なんか違うなと思っていたし、

相性が合わない凸凹コンビで設定して、美男美女の役者2人をメインに据えて作るやり方は、

個人的には苦手な近年の火10枠のドラマのヒットにあやかっている印象があったので、

元々期待していなかったんです。

でも、固定観念はいかんと思って一応初回は視聴してみましたよ。

…結果、これ、ひょっとして火10よりもペラくないか?という感じで見終えてしまいました。

 

私の邪推に過ぎませんが、あの内容になってしまった原因としては、

脚本よりも企画側に問題があった気がしてならないです。

徳尾浩司さんの名前を聞けば、大体の人が思い浮かべるのは「おっさんずラブを描いた人」。

だからこの方にラブコメを頼めば、ある程度は話題になる。

でも更に「見たい!」というインパクトを残すにはどうしたら良いか…

そうだ!石原さとみさんと綾野剛さんという容姿端麗なお2人をキャスティングすれば

顔見たさに視聴者が見てくれるだろう!…なんて。

 

本作の企画がいつから練られているか分からないで勝手に書いておりますが、

少なからず、何年も練り上げて企画されたものだとは思えません。

だって、キャラクター設定の心情描写があまりにも雑過ぎる。

どんなタイミングでやってるんだってツッコミたくなる壁ドンやキスシーン、

目が合ってドキドキしてしまうといった目先の"胸キュン"要素よりも、

2人が惹かれ合っていく"過程"をじっくり描いてこそ、ラブコメと呼べるんじゃないんですか?

特に、途中までベタに倫太郎(綾野剛)に対して「感じ悪い男」の印象を抱えている

海音(石原さとみ)がキスしたラストは…本当に意味が分からない。

そもそも、ツアーでも誰かに頼まれてでもなく、専用のマリンスーツで

自ら潜っているんだから、ある程度は経験者だと思うんですが。

あの深さなら、多分ボンベを捨てて上に泳いで行けただろうし。なんで溺れているんだか。

 

設定的には「リッチマン、プアウーマン」を彷彿とさせましたが、

あれは"あの時の"石原さとみさんだから光った役なのであって、

今ならバリバリキャリアウーマンの役の方がこれまでの出演経歴を考えても合うでしょう。

もう少し若めの女優にしても良かったし、

むしろ、役を逆にして、開発プロジェクトのリーダーとして仕切る石原さとみさんと

朗らかでぽやぽやしがちな綾野剛さんの方がまだ面白かったのかもしれません。

 

唯一良かったと言えば、橋本じゅんさんの愛嬌あるおじいちゃんっぷりが

可愛らしかった所くらいですが…

私がドラマを見続ける基準の1つとして「主人公を好きになれるか」があるので、

「〇〇を見るため」というスタンスで見続けるのはちょっとモチベーションが上がらず…(汗)

 

「あといられるのも3ヶ月」といった台詞があったように、海音の正体は人魚姫で、

今後は御曹司3兄弟が彼女を取り合う展開にもなると予想出来ますが、

私は本作にお呼びでなかった!って事で。初回でリタイアします。

 

 


大豆田とわ子と三人の元夫 1話 感想|坂元裕二節爆発!やっぱり期待を裏切らない。

 

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坂元裕二脚本の連ドラは「anone」以来、3年3ヶ月ぶり。

本作の前にもSPドラマや映画の脚本は描かれていましたが…

久々の連ドラで張り切ったのか、もう初っ端から"坂元節"が爆発してましたね。

面白いと感じる人だけが見続ければ良い!というスタンス。

TBSの金10っぽくも思えたけれども、挑戦的な作品の多い火9枠にはぴったり。

特に、何でもかんでも語尾に「〜する大豆田とわ子」をつけるくだりには死ぬほど笑いましたw

伊藤沙莉さんのアニメ口調(?)っぽい特徴的なナレーションも癖が強かったけれど、

多分、仲良さそうに見えて微妙に拗れている"人間関係のギクシャク"を

表現しているという解釈も出来るのかも。

ああ、まだ週末まで遠くて憂鬱気味な火曜日に、

これだけエネルギーと人間臭さを吸収出来る作品を毎週味わえるんだな…なんて幸せか。

 

 

物語自体は、初期設定らしくとわ子(松たか子)と三人の元夫が久々に再会して、

三人の元夫の方にも何やら新しい出会いがあって…といった内容で、

よくよく考えてみたら、進んでいるようでジリッとしか進んでいません。

しかし、坂元先生の場合は、会話劇だけで"物語"を展開させる魔力があるので、

それが面白ければオールオッケー。

少し詩的でさりげない台詞からあぶり出される、

何となく気づいているけど上手く表現出来ない"潜在的なあるある"に、

日常生活のあるあるに、「シーズン2」といった言葉遊びに…

何から何まで見応え&聞き応えあって。延長したのを全然感じさせません。

 

とわ子が三人と別れた理由は、やり取りで何となく分かる気がしたし、

多分田中(松田龍平)との付き合いが一番長くて自然体でいられて、

でも彼は誰にでも優しく接しそうな性格だから

「一人でも大丈夫だけど大事にもされたい」という望みには合わなくて、

今度は違ったタイプと、また違ったタイプと付き合ってみたら

やっぱりシーズン1が一番良くて…という所なのかもしれないけれど。

一方で、彼女の元にある日突然王子様が現れるように、

人生には予測不可能な様々な出会いや出来事があるから、

分かっているようでまだいろんな原因が隠されているんじゃないかな〜と思えたりもします。

 

でも、少なからず、誰か一人といるよりも三人といた方がとわ子には合っているのかも。

そして、公式HPのイントロに「四人はそれぞれの幸せを見つけることができるのか?」と

書かれている通り、誰とヨリを戻すとかくっつくとかそういう話じゃなくて、

四人で長所も短所も洗いざらい共有する事で、最終的には自分らしい生き方を選択していく

前向きな話になるのかもしれません。

 

さっき「進んでいるようで…」とは書いたけれど、

裏を返せば、どんな展開になるのかが読めない可能性を秘めているともとれます。

四人による"模索"の人生…見守っていきたいです。

 

 

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きれいのくに 1話 感想|まだ序章にしか過ぎない。

 

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謎だった。謎としか言いようのない初回だった。

事前情報(ドラマトピックスの概要欄)を見てみる限りは、

容姿にコンプレックスを抱えた高校生が魔法のアイテムを使って、

憧れの人のパーツを良いとこ取りして"別人の顔"になりすます

ファンタジーなお話なのかと想像していたけれども…

かなり哲学的な作品になるらしい。

最後まで見たから先が気になったものの、多分、1時間での放送だったら

「話引っ張り過ぎ!」って感想に書いていたかもしれません(笑)

30分で丁度良い題材ですね、これは。

 

"エリ"という名前のはずだった吉田羊さんが、

朝目覚めると蓮佛美沙子さんの顔(10年前の"エリ")になっていたオチが独特。

確かに、一瞬「あれ?今ベッドにいるのは羊さん?蓮佛さん?」と迷うくらいだったので、

言われてみれば確かに似ているキャスティング…。

それも、10年前なら同一人物がメイクして二役演じるのが多いものを、

違う役者さんを2人用意するという発想が良い意味で不気味なんですよね。

途中までは、若い方の旦那が凄いクズじゃん…という印象が強かったけれども、

同時に小さな違和感が積み重なっていく心地も覚えましたし。

ああ、だからガラケーなのか…

だから女性2人にしかインタビュー時に年齢が表記されていないのか…

露天風呂や写真撮影で自分が写る(見られる)のを嫌がっていたのは

ちゃんと伏線になっていたのか…

随所に物語の鍵となる要素が張り巡らされているので、

本作は集中して見れば見るほど本質が分かってハマる作品なんだと思います。

 

よるドラ枠が土曜23:30から月曜22:45に移動して、第一弾の連続ドラマ。

本作の前は単発ドラマ「いないかもしれない」を放送していて、

あれも最後は想像力を必要とする不思議なオチだったから…

ライトで若者受けしやすい題材が多かった印象の"土曜時代"とは違って、

枠移動してからは、大人も考察好きな人も楽しめそうな作品を取り入れる機会が

多くなるのかもしれません。

(次作は「いいね!光源氏くん」の続編なので、あくまでも"機会が多そう"という表現)

 

ただ、この作りとなると、リアタイじゃなくて

録画でじっくり、気になる所は巻き戻しながら見たいかな〜…っていう気持ちもあったり。

月曜日、やっぱりどれも惹かれるものばかりで混み合っちゃっているんですよね。

元々期待度が低いドラマを早めに切るか、

録画となると多分土日の視聴になっちゃうだろうから

本作の感想はなしにして見るだけにするか…

とりあえず、他のもチェックしてから色々考えます。

 

ちなみに、wikipediaでネタバレ?っぽい内容が載っている話をチラッと見聞きしましたが、

私は何も知らない状態で楽しみますぞ!

タイトルバックで最初に映る顔が稲垣吾郎さんと吉田羊さんのお2人なのも

意図がありそうですし…

本当にどんな展開になるのか想像がつかな過ぎて、逆に気になります。

 

 

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イチケイのカラス 2話 感想|保身は時に刃物にもなる

 

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凄いですね。2話にして完成度を高めてきています。

1本の作品を見たぞ!という満足感さえ感じます。

 

この手のドラマは基本的に逆転判決されるのが鉄板です。

が…視聴者を翻弄する展開が続くので、それとは関係なしに、純粋に面白い。

序盤の段階で「鬼女の微笑み」と呼ばれている深瀬(前田敦子)を始め、

旦那や義母、医師(金井勇太)、事務総長・健一郎(石丸謙二郎)と

その息子・隆久(馬場徹)などいかにも怪しげなキャスティングを用意しては、

誰が本性を見せるのか?誰が事件に関わっているのか?を予想する楽しさがあるし。

見せ方的にも怪しいと思っていた人が案外そうでもなくて、

逆に「そことそこが繋がるのか!」という意外性にやられたりもする。

判決を言い渡される時のちょっとした間には固唾を呑み、

母を覚えていてくれた娘との再会に救われた心地になりつつも、

でも子供と離れ離れだった"空白の時間"はもう戻らない…

旦那も含めて、あの時信じてあげたら、もっとこうしていたら…という後悔=ほろ苦さも残る。

今回の内容をざっくり例えるなら"人生"…そんな言葉が似合う気がしました。

 

また、1話完結で、「有罪」「無罪」の二手の判決を言い渡す裁判が舞台の作品らしく、

最後は間違っている者に対してはっきりと「間違っている」と言い渡すかのような

悪人を懲らしめるオチもあり、

勧善懲悪モノとしても形が出来上がっていたんじゃないかと思います。

一方で、裏では「間違っていない」と言い張る人物が一人…

"ある裁判"によって弁護士を辞めるほどボロボロの状態になっていたみちお(竹野内豊)が、

手柄を得る事で信頼してくれる仲間が増え、そうして経験値を積み、

最終的には最高裁判所判事・日高(草刈民代)に再び挑戦状を叩きつける

RPG的な構図に近づいてきているワクワク感も。

縦軸にも興味を惹かれてしまいますね。

 

前回で「ゆる可愛い止まり」の印象の方が強かったみちおのキャラクターも、

法廷に裁判官を呼んだり、自分の頭をゆすってみるよう提案したりして

大分自由度が増してきていると同時に。

何度も現場検証をして確認する"弁護士っぽい"場面よりも

法廷で活躍を見せる"裁判官らしい"場面が増えて、

従来の作品の既視感を払拭させる描写になっている感じがします。

 

あとは…主人公においても、周りの登場人物においても、

抽象的な表現になってしまうけど、なんか見ていて心地良いんですよね。

本作が一貫して描いているのは「正義感」でも、全然押し付けがましくない。

それは、相手と同じ目線に立って本心を語りかける

みちおの柔らかくて穏やかな口調も効いていると思うんですが、

彼の仲間達に厄介者扱いしたり嫌ったりしている人が

いないっていうのが大きいのかもしれません。

ボヤいたり呆れたりはするけれど、みちおの能力や人間性を認めている部分もあって、

いざという時には完璧なサポートに回って超優秀なチームワークを発揮する…

そんなプロ集団、全員まとめて魅力的です。

 

全員に好感が持てるから、次はどんな案件に向き合ってくれるのだろうと、

来週がますます楽しみになりました。

前回よりもあまりにも仕上げてきたのでね…書きたい事が色々あり過ぎて

文章がごちゃついていると思いますが(苦笑)伝わると嬉しいです。

 

これは本当に期待出来そうかもなぁ…

やっぱり他の2本は録画に回して、月曜日は本作だけ感想を書く事にしようかしら…。

 

 

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ネメシス 1話 感想|眠らない毛利小五郎&ADの迷探偵コンビ

 

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まぁ、率直に言うなら…放送が日曜日だからまだ良いけど、

疲れている時に見たら、多分途中で寝落ちするかもしれませんな(苦笑)

それくらいストレートな意味で"ユルかった"です。

読売テレビ制作の木曜深夜枠でやってそうな感じ。

 

基本カラッとしていて適当な性格っぽい栗田(江口洋介)に、

ポンコツ探偵だけどヒントを与えればそれなりに推理出来る知能はある風真(櫻井翔)に、

実は一番出来る子ちゃんなアンナ(広瀬すず)と、

初回でそれぞれのキャラクターが掴めるくらいには

説明台詞なしで上手く描き分けられていた印象はありますが、

肝心のストーリー展開に起伏が感じられず、全体的にぼやけて見えるのが気がかりですかね。

多分、この手の作品は、木村ひさし監督だったら

もっと濃く味付け出来るのかも…という惜しさが残りました。

 

私が考えるに、ユルい印象が強く残ってしまった原因としては、

ドラマの核となる推理パートとちょこちょこ出てくる小ネタのメリハリが足りず、

全て一本調子で「老若男女誰でもフラットに見られる」テイストに

落とし込んでしまっているからなのかもしれません。

推理パートで明かされる真相はエグくても良いだろうし。

小ネタはクスッと笑える親父ギャグレベルじゃなくて、更に強烈な要素を用意したって良い。

 

なんと言うか…数々の有名作がある"探偵モノ"でコメディな雰囲気なだけに、

パロディで遊んでみてもアリなんじゃないかなぁと思います。

例えば、名探偵気取りで推理を披露する風真と、遠くでカンペを持って誘導するアンナのシーン…

コナンと毛利小五郎の関係性に見えましたもん。

ファンじゃなくてもそう思った視聴者は多いはず。

その"似てる"を上手い事利用して、吹き矢とは別のもので眠らせてみるとか、

似通ったコスプレをしてみるとか、

そしたら「いやどこかで見た事ある設定だな!」って誰かにツッコませてみるとか。

直接的な表現がダメと言われているのであれば、

有名な探偵主人公の名前をいじった人物を登場させてみるとか。

素材は悪くないだけに、もっと設定をこねくり回せそうな気がするんですよね。

 

そんな訳で、初回を見た限りではあまり惹かれる事なく終わってしまいました。

しかし、本作は脚本協力が出版社の方や、ミステリー小説の原作者など

複数体制になっているので、回ごとにクオリティや面白さにバラつきが出て、

そのイマイチだったのが初回に来てしまった…という可能性もなくはありません。

 

なので、来週も様子見してみますが、

再来週からは25分拡大の「ドラゴン桜」が控えているため、

感想執筆&視聴継続するかどうかは次回で決めるつもりです。

(個人的な事情になっちゃいますが、生活環境が変わって

就寝しなければならない時間が少し早くなったので…

両方とも面白くない限りは(書きたいと思える"何か"がない限りは)

片方に絞りたいなっていうのが本音です^^;)

 

 

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最高のオバハン 中島ハルコ 1話 感想|キャラクターだけでもクセが強いのに…

 

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これは…いろんな意味でガチャガチャさせ過ぎじゃないですか?

 

まず演出で言えば、心のツッコミをテロップで表示する"お遊び"が

ほぼ一定間隔(個人的印象)で施されているので、画面がくどい。

そのため、肝心の痛快劇も薄味で終わってしまった気がします。

まぁ、華々しい世界にいるハルコ(大地真央)と

"普通""庶民"=視聴者の立場にいるいづみ(松本まりか)の違いを強調するために

あの演出をしたのでしょうが…

まりかさんのパニック起こしがちなコミカルな演技もクセが強いので、

気持ちが顔に出るくらいのモノローグに落とし込んでも

十分楽しげな雰囲気は確保出来るんじゃないかなぁと。

その代わり、ハルコがズバッと言う時は、文字をギラつかせて行書体(?)っぽくして

格言めいた表現にするとか。

そっちの方が緩急がついて、彼女の"人格者らしさ"も際立ちそう。

 

そして、薄味に感じた理由はもう1つあって、

単純に初回にエピソードを詰め込み過ぎなんですね。

大衆ウケが良い(とも言える)演出に合わせて、

ストーリーもベタなりに、これから準主人公としてハルコについていって

様々な価値観を学んでいく事になるであろういづみのエピソードに絞ってしまった方が、

本作のコンセプトも掴みやすかったのではないかと思いました。

 

中盤で「水戸黄門」の助さん格さんを彷彿とさせる部下を従えている描写があったので、

チームプレイでゲスな相手を成敗する話をやっても面白そうですね。

あとは今野浩喜さんと大地真央さんの共演があるのかどうかが見所でしょうか(笑)

 

しかし、私としては、土曜日に見る予定のドラマがまだ始まらない中

「一応見てみようかな〜」のノリで本作を見たため、

初回の時点では微妙な印象が強かった以上、次回以降も視聴継続するかは不明です。

来週もテレ朝の深夜ドラマの放送はないから見ても良いっちゃ良いんだけど…

感想は多分もう書かないかなぁ。

 

 

4/18追記:

 

2話も視聴。

初回はどうしても初期設定の紹介をしなければならないために

エピソードが盛り込み過ぎになっていた分、

今回は見やすくなったとは思うんですが…

その代わり、いづみの存在意義ってあるのかな?という疑問が湧いてきました。

 

いづみは基本的にツッコミ役。

でも、本作の場合は心の声を全部テロップで表示する演出なので、

そうなるとキー◯ン山田さんみたいに

ナレーションでツッコむシステムでも事足りるのではないかと思ってしまいます。

周りを引っ掻き回す役でもないし、1話完結型のエピソードが過去と重なる訳でもないし…

むしろ彼女がいない方が、ハルコ1人でぱぱっと解決出来てしまいそうです。

それに、ただのツッコミ役なら、「怖い」「あざとい」イメージのまりか様である必要もない上に、

助さん格さん的な部下2人が上手く活かしきれていない勿体無さも感じさせます。

 

演出も若干抑えめになったものの、全体的にガチャガチャしている印象は変わらない…

つまり、私の嗜好に合わないって事にもなるので、

やはりこちらはリタイアしようと思います。