アライブ がん専門医のカルテ 8話 感想|それぞれが見せる"笑顔"の意味

 

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先週の「ねんとな」の内容と重なる部分があったなぁ。

(視聴済ですがまだ感想は書いておらず。こちらも良い話だったので、

最新話までに書きたい…!←最近、金曜日の分の感想が遅くてごめんなさいm(_ _)m)

寄り添っている"つもり"の「頑張れ」や「いつも希望をもらってる」という言葉で

苦しめ続けてしまうのは人だけれども、

その一方で、忘れかけていた何かに気づかせてくれるのも、

笑顔を取り戻させてあげるのも、また人なのだ…と思い知らされるお話。

悩んだり、迷ったり、絶望したりした時に必要なのは、やっぱり人の存在。

それは、家族や親戚、友達かもしれないし、医者かもしれないし、

同じように闘病している患者かもしれないし、

もしかしたら、旅先で偶然出会った相手だってあり得るかもしれない。

 

和樹(萩原利久)が笑顔を取り戻すきっかけとなった、

道化師の格好をした光野(藤井隆)の芸に夢中になっていた少年時代の自分…

という夢を見るシーン。

まるでファンタジーで、視聴者によっては賛否両論が生まれそうな気はしますが、

かえってその演出が印象に残りました。

ドラマらしい「頑張れ」の押し売りではなく、アプローチを変えて

その言葉が自分にとってプレッシャーになる等身大の姿を描いてきた分、

光野の出現、彼との思い出が、彩りも何もないモノクロの世界に

ロウソクのような柔らかな明かりを灯したように感じられて、

現実と架空のメリハリのつけ方に思わず涙してしまいました…。

 

和樹は光野の芸に元気付けられた記憶で。

莉子(小川紗良)は民代(高畑淳子)にアドバイスしてもらったウィッグとスカーフで。

民代はずっとお世話になってきた心(松下奈緒)と薫(木村佳乃)の支えで。

そして、心と薫の二人は握手をして再出発。

それぞれが、自分なりに笑顔を取り戻し、自分なりに生きる希望を見出していこうよ…という

前向きになれるお話。

 

高畑淳子さんから発せられる言葉1つ1つに人間愛や温かみが含まれているような

演技がとても好きで、個人的には本作の要となる存在だったので、

退場してしまうのには寂しさがありましたが…

まだがんが悪化するかもしれないと不安になりつつも、

「自分でやり切る!」という強い意志を持って旅立って行った時の表情は本当に凛々しくて。

この人ならきっと大丈夫だろう…とも思える、爽やかな余韻の残るラストも良かったです。

 

医療ドラマの、患者のエピソードを扱う1話完結の作りとしては、

初回から特定の患者をじっくり描き続けるのは珍しい印象でしたが、

ずっと見てきたからこそ民代さんの選択には頷けるものがありました。

連ドラだからこその「醍醐味」もこういう形で活かされていたんだなぁ…とも

思わされる回でした。

 

 

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