今回は3話と4話の裏側を描く回。
個人的にここの話が今までの中では印象に残っているというのもありますが、
前回よりも特別編を放送する価値があると思える回だったんじゃないでしょうかね。
だって、伊藤(武田真治)とみどり(仲里依紗)に対するイメージが変わりましたもん…。
2つのエピソードの共通点は「良心でやったつもりが…」というもの。
伊藤の殺害動機に共感し、良かれと思ってやった証拠隠滅のつもりが、
処理が甘かったのが原因で彼の首を絞める事に繋がってしまい、
その罰として消されてしまったギャルソンと。
田舎のおばちゃんらしい世話焼きな性格が
みどりを知らず知らずに精神的に追い詰める事となってしまった
和宏(落合モトキ)の母(どんぐり)。
本編には一切書かれなかった新たな事実が明かされました。
(えっと…ギャルソンに関しては、あの後4話のように分解したのかしら…なんて思ったり。)
みどりの方は、本編時では「姑は決して悪気がなかったはず」と感想には書きましたが、
今回のを見るとますます姑が気の毒に…。
幻聴が聞こえているって事は、直接彼女を追い詰めるような発言は何もしていない訳で、
それを一方的に思い込んで狂ってしまったみどりが
勢いで旦那を殺したと考えると、どちらの立場もちょっと可哀想でなりませんでした。
真面目に捉え過ぎちゃう人だったんでしょうねぇ…。
どうしても母の味付けが良いのなら旦那に全て譲って
自分は自分で作りたいものを作って別飯するなり、
仕送りの回数を減らしてもらうなり…を早い段階からしていれば
殺害には至らなかったかもしれないのに。
夫婦生活の要となる食の価値観が合わないのって何よりもキツイですね。
デートの時点で気付いてはいなかったのかな?
しいたけのうま煮入りのハンバーグを食べさせた時の仲里依紗さんの笑顔が、
普通に笑っているんだろうけど狂気を纏っているように見えてしまったり、
どんぐりさんの甲高い特徴的な声が、
みどりにとってはトラウマになってしまうのも納得だったり…
4話に関してはキャスティングの上手さも光りました。
本編以上に募らせている事がほんの会話から見て取れるので、
それも含めてサイドストーリーだけでも十分面白いです。
huluさんと日テレさん、この機会に地上波放送してくださって感謝!
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