監察医 朝顔(2021) 13話 感想|"◯◯編完結"と聞いて嬉しくなるのも珍しい。

 

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何だか…久しぶりにガッツリお仕事している姿を見た気がしますね。

ここ最近の話でも全くしていないって訳じゃないんだけど、

どうも家族内でトラブルを延々と描き続けている印象が強かったので。

若林(大谷亮平)や茶子(山口智子)が取り掛かるエンバーミングについて少しの間だけでも

知識を得られたのは良かったし(グリーフケアは…「アライブ」でも取り上げられてましたね)、

薬物中毒で亡くなった紗英(依田ゆい)に友人の愛菜矢作穂香)を会わせる事で、

まだあなたは生きているからやり直せる…といった

朝顔上野樹里)なりの世話焼きな部分が再び垣間見えたのも嬉しかったです。

 

前半は薬物中毒のご遺体の話で、後半は人食いバクテリアに侵されたご遺体の話。

前半のはわざわざ2週にわたって描かなくても…

むしろ後半の方をじっくり見せて欲しかったかな?という気がしないでもないですが、

「みんな誰かのお陰で生かされている」を最後に伝えたかったのだと思うと、

2つの事件エピソードを詰め込んだ理由にも少し納得。

愛菜がいたから、紗英は本来の自分の姿のまま家族にもお別れを告げる事が出来た。

隣人がビーフシチューを受け取ってくれたから、これからもお裾分けして喜ばせようという

モチベーションに繋がった。

まぁ、後者の場合は、他人の手料理を食べたくない

(検査に回されたものなら尚更食欲は湧かない…)人の方が多いだろうし、

丸屋(杉本哲太)の「あなたのために料理を作ったんだ」と発言したのも、

良い話にしようとしているけど

それは相手に罪悪感を植えつけてないか…?とも思ったんですけどね。

震災で母親を失って、桑原(風間俊介)や平(時任三郎)、つぐみ(加藤柚凪)や茶子先生と

ここまでいろんな人に支えられてきた朝顔が言うからこその重みと説得力はある。

 

薬物疑惑のあった愛菜は元彼に騙されたとか、無意識に摂取させられていたとか

そういう訳ではなく、促される形で自ら摂取したっぽくて、

高橋(中尾明慶)にとっては失恋よりもショックな案件でしたが…それも今回で解決。

残るは、平の認知症の件ですね。

次回で"孤独編"が完結だと知って、一つの区切りに対して嬉しく感じる事も滅多にないです(笑)

 

独り占めしようとしている美幸(大竹しのぶ)とはどう決着を付けるのか。

で、じいじの事情は承知の上で、

やっぱりまた朝顔達と一緒に暮らす…なんて展開にはならないんでしょうかねぇ。

車の運転とかガスコンロとか、ストーブとか…身の回りには危ない物だらけだから、

今の彼にとっては誰かが近くにいてあげる事が一番大切だと思うんですよ。

 

 

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