前回の作りにあまりにも"引き延ばし感"を感じた分…
いや、今までの話と比較してみても、今回が一番物語が動いていて
面白くなった気がしますな。
(相変わらず、妄想とか痴話喧嘩とか、無駄な部分はあるんですけどね。)
「遺産相続」を書くにあたって最も重要になってくるのは
ミステリーあるあるの誰かの失踪や殺人事件、揉め事ではなく
「禎子(斉藤由貴)の死」と「明人(染谷将太)を誘拐した犯人は誰か?」の
2つだと思うからさ…
そこをようやくガッツリと描き進めていったのは良かったです。
っていうか、6話でこんなに動くのであれば、
小出しにしたままになっている数々の謎(楓(吉高由里子)が本当に明人の妻なのか、
兼岩家が怪しい件、叔父が言うお宝、池田院長の存在の有無など)を一まとめにして
初回2時間で放送しても良かったんじゃないでしょうかね?
そして、前回の義父・康治(栗原英雄)に続き、今回も明人との関係性を深堀りしていく形で
伯郎(妻夫木聡)が"遺産相続に興味を持ってくれるようになった"と感じさせる
描写になっているのも良い流れだと思います。
最初から変な妄想や解説を挟まずに、遺産相続の根本的な謎に踏み込んで、
回想だったとしても登場人物とのやり取りを描きつつ
主人公を 真相を積極的に突き止めるキャラとして前面に押し出していれば、
本作に対する印象も変わったかもしれないのに…勿体ない限りですよ。
拘束された明人が登場した最後のシーンも、妄想じゃないって事でOKですよね?
まぁ…3話で楓を突き落とした犯人が遺産相続とは関係ない人物だったのを考えると、
文章を読ませている長身の男性が新キャラな可能性は高そうですけども。
話が進んだ今、次回は"お宝"とやらにも進展がある事を微かに期待してみます。
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