最愛 1話 感想|黒と赤をまとう姿は魔女のような美しさ

 

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「その人をいつ好きになったのか覚えていない」から始まるモノローグから漂ってくる、

まるで文学作品のプロローグ部分を読み進めているかのようなほろ苦さと哀愁よ…。

これは絶対面白いと確信出来るアバンは早々ない。

宇多田ヒカルさんの主題歌も、もう切なくなるに決まってるんだからズルい(笑)

これから主題歌が流れるたび、両想いだったはずなのに

ある日を境に物理的にも心理的にも離れ離れになってしまった過程を描いた

今回の内容を思い出しては泣くんだろうな…と思えるくらい、

掴みは抜群過ぎる初回でした。

 

以前金10枠で放送されていた「リバース」、

視聴者は口を揃えて面白いと言う「Nのために」は恥ずかしながら未視聴なもので、

個人的には、本作のような重ためラブサスペンスをこの枠で見る事に

新鮮な感覚を覚えましたね。

ロケーションは「テセウスの船」を彷彿とさせます。

(劇中の汁物も一瞬はっと汁に見えちゃった(笑))

あっちは雪山で、こっちは緑一面の田んぼ…

作品に引き込ませるためなら大自然も押さえちゃうTBSの"ガチ"さは半端ない。

白川郷も雪が積もった状態のをいつか見に行きたいなぁ…。寒いのは苦手ですがw

 

内容に関しても、恋人同士だった梨央(吉高由里子)と大輝(松下洸平)が

容疑者と刑事の真逆の関係になってしまうのは事前に分かりきっているし、

アバンの時点でもそういう方向性になる事を匂わせていたのに、

ラストまでの物語を進めていく中でいろんなからくりがあって、夢中で見てしまってました。

劇伴のメリハリが効いてますよねぇ。

笛の演奏でセンチメンタルな雰囲気を醸し続けていた分、

渡辺(朝井大智)の登場とともにかかる女性ボーカル付きの劇伴には、

梨央と同じように、これをただの日常の出来事で済ませてはならないような

異質な印象を受けましたもん。

風が吹いているのさえ不気味に映る。

あとはブラックボックスの演出もキレがあったなぁ。

あの日の事をなかった事にしたい…

再会してあまりの変貌に、仕事柄 動揺を隠したくても完全には隠しきれない…

そんな本能&心理状態の時に現れる謎の箱。

OPとラストで毎回この演出はやるでしょうから、

今後、物語の流れや心情描写とどう重ね合わせてくるのか、

ちょっと楽しみになっている自分がいます。

 

目覚めるとなぜか腕が血まみれになっていた梨央。

興奮すると記憶が飛ぶ弟。息を切らして帰ってくる父。

そして、15年経って…若い男性の登場。

私が考えている真相は多分、多くの視聴者と同じだと思うんですけど…

もっとそれ以上の衝撃が待っているのか。

それとも、あくまでも2人の関係の変化を描くのに特化した話なのか。

でも、どう転んでも、この初回がある限りは信頼出来そう。

 

ロングで赤リップ、黒い服をまとった梨央は魔女のよう。

肌が白くて、黒い服とコントラストが効いているから、よりそう見えます。

血のついた手で髪をかき上げる仕草も、妖しい美しさがありましたね…。

「危険なビーナス」の時よりも「危険なビーナス」かも?(笑)

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

 

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