二月の勝者−絶対合格の教室− 6話 感想|子供はみんな伸びしろあるよ…(号泣)

 

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男の子同士の友情の次は、女の子同士の友情。

また違った形の青春漫画だ。

一言で言ってしまえば…いや〜〜…良いもんを見たって感じです(泣)

前回でも思っていたんですけど、ここの子役たちはみんな演技が自然体で、

子供だからと言って変なあざとさがなくて上手い。

子役だけでのシーンも迫力が伝わる凄さ。

 

夏合宿から帰ってきてからのまるみ(玉野るな)のするすると流れてくる涙も美しかったなぁ。

前の涙がまだ残った状態で次の涙が出てくるもんだから、

それだけ追い詰められているんだと思えて、ついもらい泣きしてしまいました。

状況は決して同じではないけれど、今まで取り上げられた生徒の中では

一番自分を重ねながら見ていたような気がしています。

高校3年のちょうどこの時期とか、就活が始まった時とか…

周りの子はどんどん成績が伸びているのに対して自分は下がる一方だったり、

友人関係で徐々に壁が出来たり、身近な相手をライバル視したり。

そうやって自分で勝手に落ち込んでは、ピリついていたなぁって。

樹里(野澤しおり)も悪気はないし、

話の流れ的に「隣の芝生は青い」オチである事も分かってはいるんですけどね。

まるみの目線で見ると、「算数楽しい!」「(図形の解き方を見て)綺麗だから覚えられた!」

っていう1つ1つの発言がマウントを取っている感じに聞こえてしまうのは

何となく頷けるんです…。

まぁ、私も算数の楽しさが一度も分からない人間だったっていうのもありますがw

でも、お洒落で明るくてコミュ力抜群で…と、全てが真逆の人と毎日いると、

まるみの場合は初外泊だったのもあってキラキラした風を浴び続けるとなると、

自分を卑下してしまいがちになると思うんですよね。

 

「中学受験は本人よりも親の方が先に根を上げます。

子供は大人が思ってるよりタフなものです。」

前回でも上杉(伊藤駿太)に関して「あなた(佐倉先生)が言うほど弱い人間ではありません」と

似たような事を話していた黒木(柳楽優弥)だからこそ、

途中で衝突があろうがそうなるのも見据えた上で

生徒の成長を見守っているんだという彼の考えにも説得力が持てます。

灰谷(加藤シゲアキ)の好感度は下がり続けるけど、主人公は増すばかり…(笑)

 

そして、一気に涙腺やられたのは、最後の歩道橋の2人のシーンね…。

後で響いた理由を書き残すために、あえて会話の一部始終を引用しますが…

(長くてすみません。端折れなかった…(泣))

樹里 「一緒にしないでって…そんなの、こっちが言いたい台詞だよ!」

まるみ「私なんて、全然出来ないもん!最初から一緒じゃないよ!」

樹里 「だから、そういうんじゃなくて…5年の時からΩなの。それからずっともう今の位置なの」

まるみ「そんな事わかってる!まるみみたいな出来ない子と一緒にされたら嫌な事ってくらい」

樹里 「違う違う!そうじゃなくて…まるみは違う。

    だって1人でコツコツ自習できるとことか、嫌な科目も逃げずにやるとか、

    本気出したら何人も抜いてΩに上がってくるとことか…」

   「まるみは…まるみは伸びしろしかないじゃん!」

まるみ「そんなの…ジュリだって、まだまだ伸びるとこあるのに。

    だから…そっくりそのまま返すよ!」

 

まるみ「…分かった。私、二女目指す。樹里と一緒に二女行きたい!」

樹里 「樹里も…まるみと一緒に二女行きたい!」

それから、2人で同じ学校を目指すと決意してから流れ始めた主題歌の出だしの歌詞が…

『いつも いつも ありがとうね なんでそれが言えないんだろ

「負けないことが本当の強さじゃない」そう教えてくれたあなた』

"ドラマの主題歌"として初めて直感的に「良い!」って思えたんですよね。

何と言うか、相手を羨んでいるのは向こうも一緒で、

だけど2人はまだその事を知らなくて、

そのまま本音を口に出したら自分の心がボロボロになって

受験に支障が出てしまうのは分かっていたから、つい意地を張ってしまって。

でも、"強がりな自分"でい続ける事が成長に繋がるとは限らなくて、

お互い煮え切らない気持ちを遠慮なく伝え合う事で初めて

自分を高めさせてくれる存在が身近にいる幸せを噛み締める…という2人の心情変化が

歌詞とシンクロし過ぎていて泣けました…。

熱いなぁ。前回に続いて、中学受験の日々も十分青春だなって、胸を打たれました。

 

佐倉(井上真央)という"個"を前面に押し出す代わりに、

桜花ゼミナールという"全体"を描くようになってきているのも

熱い気持ちにさせられた理由の1つだと思います。

これは前回でも言える事ですが、

描く対象となる生徒を無理に1人に絞らなくなったお陰で

講師たちや生徒間の関係性を描く余裕が出来て、

登場人物に奥行きが感じられるようになった…っていうのもあるのかもしれませんね。

 

 

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