金田一少年の事件簿(2022) 1話 感想|こんな学校は嫌だ

 

 

初代は1995年から始まり、2001年、2005年、2014年と

4代にわたって作られてきた「金田一少年の事件簿」を、

今回は5代目にして令和版にリメイクとの事。

人気シリーズで、原作や初代共々熱狂的なファンがいらっしゃるようですが、

原作となった漫画は未読で、

過去作品も初代・堂本剛さん主演のシーズン2の初回と

数ヶ月前に再放送されていた4代目・山田涼介さん主演の初回の2話分だけを

予習がてらに見たくらいなので、ほぼ知らないに等しいです。

 

さて、そんな初見の私の感想としては…

うーん…主人公の存在感がちょっと弱いかなぁ?なんて。

IQ180の設定なので、たとえ学問の勉強は出来なかったとしても、

同級生のふとした動作から心理を見破ったり、

謎解きが大好きな"ミステリーオタク"気質が備わっていたりと

どこか洞察力に長けたキャラに仕立て上げるのだろうと期待していた分、

途中までは一(道枝駿佑)よりも刑事の方が事件を解決しそうに映ってしまいました。

1話ずつ見た程度で比べるのもなんですが、

初代はもう少し頭の切れた性格だと分かりやすかった気がしたし、

4代目は確かスケベな性格で個性が感じられたような…?

 

そして、30分拡大だったためか、七不思議と括られる1つ1つの事件が起こるまでの流れに

尺を多く割いていたのも間延び感を覚え、

木村ひさしさん監督だと忘れるくらい猟奇的な演出も優しめだったので、

全体を通して見れば、真面目の域を出そうで出ない雰囲気で終わったように思います。

まぁ、猟奇的な画作りに関しては、

令和となった今では多少の制約があるのは重々承知していますから、

あとは美術やゲスト出演の役者さんの演技で質を上げられるだけ上げる…

それで今後の印象も変わってくるのかな?って気はしますね。

 

事件パート自体も、犯行動機よりもトリックを見破るのが物語の本質なのか、

ツッコミどころがかなり満載。

レンガを組んでまで頑丈に固めた壁が、なぜかチョコレートのようにポロポロ砕けたり、

永続的に飾るはずのないポスターで壁の穴隠しをしていたり、

その隠し方や床からじゃあ腐敗臭が漂いそうな気がしたり…っていうのもそうですけど。

一番無理があるのは…えーっと…有毒ガスなのに6人しか亡くならなくて

同じく工事現場にいたとある作業員は無事だとは(苦笑)

しかも、犯行を起こす動機にしても、その作業員との親密な関係が描かれたのなら

まだ理解は出来そうですが、6人の遺体を自分が殺害したと庇う事にするのは都合が良過ぎるでしょう。

一応"ミステリーの金字塔"なんですから、細部のグロさで見せるにしても

最低限の整合性はとって欲しいものです(汗)

 

以前どこかで「土10と日10逆にした方が良かったんじゃ?」と書きましたが、

まさしくそうなりそうで、日曜の遅めの時間にミステリー作品をリアタイしたら

少し集中力が切れてしまった…というのが本音ですね。

というのも実は、日10枠の作品って基本的に相性が合わなくて、

様子見の場合は感想を書かずに視聴する事が多いので、

そうなると優先順位も下がって、最近は録画に回して後から見るか、

何本か溜まったのを一気見する傾向にあるんですよね。

なので…リタイアする可能性は現時点では低いですが、

本作も録画で明るい時間に見る事になりそうです。

日曜日は日9の感想がメインになるかもしれません。

 

 

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