オールドルーキー 9話 感想|最終回前にクビ宣告。定番ですよね〜

 

 

水泳選手のドーピング疑惑で、SNSが炎上するお話。

某ネットニュース系のドラマでも取り上げられていましたが、

世間は結局噂話が大好きな人が多いから、

後で騒動の"その後"について言及する記事が上げられても拡散されづらい、

一度回った悪評は回復するのに困難…という

高柳(反町隆史)の考えは確かに一理ありました。

 

ただ…高柳の姿勢以前に、

「スポーツマネジメント」を扱うドラマとして純粋に疑問なんですけど、

ある程度有名選手を抱えた会社なら、

そこに所属している選手の注意喚起のためにも、禁止薬物の出処を特定する事が

マネジメント側のやるべき仕事ではないのか?って思うんですよねぇ。

むしろ、1人の選手のために動かないと、

他の選手たちも、責任持って対応してくれないのかと不安になるだろうし。

後で社員たちが手伝ってくれたからまだ良かったものの…

なぜ新町(綾野剛)が全体的に"間違った事"をしているように描かれているのかは

不思議でならないのでした。

 

あとは…これを言っちゃドラマにならないんですが、

所属チームなら分かるとしても、選手がドーピングしたからって

マネジメント会社が注目の的になって、批判されるケースが本当にあるのかどうか。

正直、そこが叩かれるなんて聞いた事なくて(笑)

何だか今回の内容は「マネジメント」がテーマの作品である事にこだわり過ぎたためか、

諸々の設定の不自然さが「なんで??」と思えるくらいには

目立ってしまった感は否めませんでしたね。

 

セミファイナルであるあるの急展開。で…まだ9月上旬なのに、来週でもう最終回。

最終回まで来たなら、新町(綾野剛)の仕事の成長っぷりや

周りに影響を与えていく頼もしさが感じられるはずだし、

そこが本来描くべき所でもあったはずなんですけどね…(汗)

前半部分はサッカーかマネジメントか?の葛藤と、それに伴う娘との確執。

全話通して言えば、果奈子(榮倉奈々)の現実味のないセカンドキャリアパートや、

合間合間に挟み込まれる「果奈子ガチファン」を始めとした社内のコミカルパート。

そして、何が本題なのか分かりづらくさせる、複数案件の同時進行。

これらのサブエピソードで話の腰を折りまくった事が、

主人公の変化の描写に中途半端さを覚えた原因に繋がったのではないかと思います。

 

だから、主人公の成長をまだ実感出来ていない状態で

クビを宣告されて、急に最終回って言われても……って感じですね。

高柳が彼に厳しく当たる理由も明かされましたが、

最終回前にサラッと盛り込まれた程度だったので、こちらも唐突感がありましたし。

クビにしたのも、独立して大成してみせろという意図があるのかもしれませんが…

それならいっそ、前半は「ビクトリー編」、後半は「独立編」の構成にして、

情熱的な主人公が周りを動かしていくお仕事ドラマとして、本作を楽しみたかった気もします。

 

 

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