2022年09月一覧

プリズム 9話(最終回) 感想|プリズムから生まれた出会いと別れ…そして繋がり

 

 

3人がお互いに夢のために再出発し、再会してはまた1つの夢へと向かう事になる最後のくだり…

個人的には、同局で放送されていた「古見さんは、コミュ症です。」

「今目の前に広がってる海は、世界中どこでも繋がってるよ」「だから心も繋がってるよね」

というやり取りを思い出しながら見ておりました。

 

その作品は、繊細で不器用な人々が、深い友情関係を築いていく姿を描く作品であり、

上に書いたやり取りはあくまでも、引っ越しが迫ってきていて、

初めて出来た大切な友達との別れを惜しんでいる人を励ますために生まれたものだから、

本作のテーマとはちょっと違うんですけども。

でも…離れ離れになったとしても、何か叶えたい夢や目標があればすぐに共有したい、

会って話がしたい…で集まれる関係性って、歳をとればとるほど減っていって。

"今"を生きる人にとって、そんな繋がりを持続出来る事が

いかに貴重かを考えさせられる点では、ある意味共通していると思うんですよね。

 

男女とか結婚とかは関係なく、離れていても相手の存在を感じながら

"パートナー"として自由に愛する事を決めた3人。

3人はまだまだ若いし、仕事も板についてきたばかりで

この先どう転んで行くかも分からないから、いろんな可能性がある。

これからに向けてのワクワクした気持ちをテラリウムに閉じ込めたかのようなラストも…

それぞれが抱く希望や未来を感じさせて良かったです。

 

一方で、「パートナーシップ制度」で"認められる関係"を作ろうとしている2人もいて。

一見すると、結婚にこだわっているとも取れるけれども、

制度を使う事は不正や犯罪を生ませない、

人生をより過ごしやすくするための1つの手段でもあるから、

こういった形で幸せを育んでいくのも、それはそれで素敵だなぁ…と思わされたのでした。

 

他にも、陸の妹・香蓮(小野莉奈)が恋に落ちた相手が還暦の人だったり、

綾花(石井杏奈)が子供を授かったり、梨沙子若村麻由美)にモテ期が到来したり、

まさにプリズムと言わんばかりの多様な恋模様を

最終回に一気にぶち込んで来たのにはびっくりしましたが(笑)

でも…皐月(杉咲花)と陸(藤原季節)、

耕太郎(吉田栄作)と信爾(岡田義徳)の関係性を通して、

複雑な心境を抱えている人々がほんの僅かな一歩を踏み出すまでの過程が

今までに描かれてきたので、盛り込み過ぎよりも、

みんなが幸せであって欲しい…と願う気持ちの方が勝ってしまいましたね。

 

中々変えられない自分に苦しんでいる…

そんな朔治(矢島健一)の本心にも触れられていたように。

現実世界ではこういう人が多いのだろうという事も、

LGBTも尊重しようという風潮が広まりつつあると分かっていて

それに順応していかなければならないのに、

自分の価値観がつい妨げてしまう人がいるという事にも十分に理解のある、

どの世代にも相手に目線を合わせて手を差し伸ばしてくれる

優しさに包まれた作品だったと思います。

…と同時に、皐月が自身のモヤモヤしていた感情を大きな声でぶつけられるまで、

自分の意志で自分の道を切り開いていくまでの姿を描いた成長記としても

興味深く視聴しました。

杉咲花さんの幼げな顔付きのお陰で、見守りたくさせられた部分もあったのかもしれません。

 

重くて辛い…場合によっては視聴者を選んでしまいそうな題材を、

緑いっぱいの自然と原由子さんの主題歌で和らげて、見やすさに繋げてくれる

バランスのとれた作りも好きでした。

 

で…来週からは、本作の余韻を吹き飛ばした「オリバーな犬」の続編ですね。

最終回でいかにも続編ありますよ風の予告を作っていたので、

こりゃないだろうな〜と思っていたら…本当にやるんだから驚きですよ(笑)

次回作も別ベクトルで楽しみます〜♪

 

 

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魔法のリノベ 9話 感想|闇堕ちしてしまった小梅…

 

 

食堂のリノベと、大家族が住む家のリノベという複数案件。

有川(原田泰造)が蔵之介(遠藤憲一)に恨みを持つ理由と、プロジェクトの企み。

そして、蔵之介がグローバルにいた頃の話。

前回で恋愛のゴタゴタが解決したと思ったら、

今度は違う所に潜んでいる魔物たちを倒さなきゃ…ですね。

 

お陰で、1話完結型のエピソードであろう大家族の方のリノベが

少しぼやけてしまった感は否めず。

(上の子が自立面でも家事面でも重圧をかけられがちな大家族も、リノベで解決出来る意外性と、

キラキラネームも「宝物だから」という回収の仕方が、ほっこりして素敵だっただけに…。)

まぁ…それもこれも、元カノだの、ライバルだの、

仕事とは関係のない恋愛要素を今まで引き延ばし過ぎたのが、

最終回に来て盛り込み具合のバランスが悪いと感じる原因になっているんですけども…(汗)

もうこの件は置いといて。

 

有川のエピソードに関しては、大惨事を起こして反省・改善ではなく、

悪い方に手を染めてしまう気持ちも何となく分かる気はするんですよねぇ。

尊敬していた先輩に裏切られた。1人ぼっちにさせられた。

そこには「先輩にはここを辞めても帰れる(=継げる)場所がある」

「でも俺にはここしかない」という恨みや羨望が含まれているんでしょう。

だから、円卓会を作っては部下たちを囲い込み、部下たちに逃げられないように執着する。

 

前回の感想では、小梅(波瑠)と玄之介(間宮祥太朗)の未来の家をリノベするのか?

なんて書きましたけど、それは匂わせ程度で終わり、

2人がバディでのお仕事を通して、人となりや仕事観が変わっていったように、

有川の人生がリノベされていく様子も描かれていくのかもしれませんね。

想像するとするなら…食堂のリノベが、彼の心を解きほぐすきっかけになるのかな?

 

本作は基本的に、気軽に楽しめる雰囲気で作られているので、

大団円で終わるだろうと確信しております。

小梅が戻ってきて、蔵之介と有川の因縁関係が少しだけ解消されて、

食堂のリノベも無事に出来て、仲直りもして…。

最終回もまたてんこ盛りにはなりそうですが、

見ていて微笑ましくなれるような終わり方だったら、それで良いかなぁと思ってます。

 

ところで…ダイニングテーブルの1つ1つの引き出しに

カトラリーを戻していく仕組みだけは、面倒臭そうだと思うのは私だけですかね?(笑)

多分、いつも子供が座っている席に合わせて、片付けて行くんでしょ?

箸とスプーンとフォークとで、それぞれ円柱の陶器に入れて一まとめにしたら

小さい子供でも手軽に出来そうですけどねぇ…。

 

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NICE FLIGHT! 8話(最終回) 雑感|何だかんだで気持ちの良い終わり方だったかも?

 

 

本当はTwitterで呟いて終わりにしようかと思ったんですが、

いざ呟いてみたら、それなりに文字数が多くなったので、

じゃあこっちでも雑感として書き残そうか…という事で投稿してみました。

 

ながら見していた時期もありましたが、無事に完走出来ました。

メインである恋愛パートの方はフォーマットが火10と重なる部分もあり、

すれ違いの描写やキャンプ回など、ベタ中のベタなネタが多かったので

個人的にはそこは記憶に残らないかもしれませんが…

粋(玉森裕太)と真夢(中村アン)の2人の誠意に終始ブレを感じさせなかったお陰で、

最後まで見られたような気がします。

 

ドラマでたまにやりがちな"恋愛脳"で浮ついておらず、

仕事は仕事、恋愛は恋愛できっちり分けて向き合っている姿に好感が持てました。

少なからず…当初の、合コンやらなぜか嘘をついたライバルやら

「なんじゃそりゃ??」な印象からはかなり変わりましたねぇ。

そして何より、中村アンさん演じる真夢の飾らないキャラクターが可愛らしかったです。

朝の支度は基本バタバタ、部屋が散らかりがちなのは特にあるあるで、勝手に親近感が(笑)

「SUITS」から良い役が続いている女優さんだなぁ…と改めて思います。

あ……今年の某海のドラマの事は忘れましょう………w

 

最終回の感想を書くとするなら…

王道ロマンチックで撮れ高が確定されている夜景ではなく、

あえて晴れた昼の時間帯に告白&キスシーンを撮ったのも。

通信を介しての真夢の「行ってらっしゃい」という声に

「行ってきます」と粋が返してフライトに向かったラストも。

恋人同士だけでなく、これからも管制官パイロットで連携していく

お仕事の"パートナー"でもありたいという

2人の想いや未来が伝わってきて、割と好きでした。

 

まだ最終回を迎えていないドラマの方が多いですが、

途中ながら見しなきゃ良かったかなぁ…?と思うくらいには、

何だかんだで視聴後に爽快感の残る、気持ちの良い終わり方になっていましたね。

最終回のみの、たった1シーンのゲスト出演というサプライズも久しぶりで、

ファンじゃなくてもあそこは楽しかったです(笑)

 

 

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純愛ディソナンス 9話 感想|もう1人お忘れではありませんか?感漂うラスト

 

 

「あんたじゃなきゃダメなんだよ」「冴の暗黒時代、一番救ってくれたのは新田だろ?」

急に当て馬らしい事を言うようになった路加(佐藤隆太)と慎太郎(高橋優斗)の2人…

なんか、切ないです…(泣)

 

路加が何気に、嫉妬や憎悪にまみれた世界の中では一番善人になったし、

慎太郎もちゃんとピアノ教室と正樹(中島裕翔)へ反省の意を示してくれたし、

静(富田靖子)も冴(吉川愛)にお金を渡してくれたし。

↑「お金を返して欲しい」の間違いでは?2人とも70万の事忘れてる??とは思うけどw

冴と正樹の2人の幸せを奪い続けてきた者たちの毒素が抜けきっていく流れで、

このまま愛菜美(比嘉愛未)も関係を断ち切るのかと思いきや…

まさかの、離婚届をまだ提出していなかった事が発覚。

それも、集中して見ている視聴者だけに静かに明かしてくるもんだから、

過去の綻びを1つ治したつもりでも、いつまでもつきまとうものなのだ…というのを

具現的に表しているようで恐ろしかったです。

 

もう1人お忘れではありませんか?感を漂わせながら

登場してきた彼については、なんとな〜く予想はついてました。

だって…恐らくその息子であろう晴翔(藤原大祐)の件も片付いていなければ、

プチ同窓会で小坂先生(筧美和子)との話題を出してからの

「これが俺たちの卒業式だな」という、

前触れだと分かりやすい"吹っかけ"もありましたので…(笑)

そんな感じで、ああ、また二転三転するんだろうなぁというのが

読めてはいるんだけれども、それでもワクワクしちゃうんですよねぇ。

なんてったって、あのお方ですから。

さらっと退場するような役者さんじゃないって期待出来るから、

今までの登場人物も含めて、やっぱり中々上手いキャスティングだと思うんですよ。

 

実は、愛菜美が正樹に抱きつくくだりは…

抱きついた時の音が無音で、スローモーションで映してきた辺り、

もしかして刺しに行ったんじゃないか…?と思っていましたが、そこは違いましたね。

でも、どちらにせよ、冴か正樹が刺されて

バッドエンドになる運命からは逃れられないのかも…?

まだまだ問題は山積みですし、果たして残り2話でどう収めるつもりなのか、気になります。

 

 

はぁ〜それにしても…今日のドラマはどちらもラストが盛り上がりましたなぁ。

あっちの場合は、黒の衣装と眩しいくらいの光の対比のお陰で、

彼女が再び表舞台に現れた時の周囲の喜びや安堵感を

より際立たせていたように感じられたし、

何より、激しいギター音から始まる主題歌と相性バッチリでした。

違うドラマの感想も合わせて書いてしまってすみませんが(苦笑)

これだけはどうしても書き残しておきたかったので、つい…。

 

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家庭教師のトラコ 8話 感想|家庭教師からゆすり屋のトラコに…

 

 

いろいろと遠回りしてきましたなぁ………。

 

トラコ(橋本愛)が3人の家庭教師になったのも、

要は、ほこりを叩けば問題が出てくる子供たちがいて、

銀行の頭取でもある利明(矢島健一)から大金を奪い取ろうとしていたから…なんでしょう。

そのために、奥さんの里美(鈴木保奈美)と、フリーライターである真希(美村里江)、

おまけに智代(板谷由夏)を利用した。

子供への指導は踏み台でしかなかった。これで合ってますよね?

今回は今までの全容が明かされる回となっていて、

トラコの目的や、3人の母親に近づいた意図が何だったのかを

ようやく知れたのは良かったです。

 

ただねぇ…そこに辿り着くまでの過程が長過ぎました。というか、ややこしかったです。

「先生がやってるのって、鼠小僧って事?」といった台詞がありましたけど、

それなら最初から「表の顔はちょっぴり変わった家庭教師」

「でも裏の顔は…悪事を働いて、違法行為をする人間からお金をゆすり取る詐欺師だった」

という"二面性"を漂わせる展開にしていれば、

迷走していると感じずに済んだんじゃないでしょうか。

そして、コスプレの設定も必要性が増したのでは?

とにかく…何を企んでいるのか、何に執念を向けているのかすらも分からない

ただ漠然とした"秘密"だけで、中盤まで延々と引っ張り続けたから、

前回からあまりにも違う雰囲気で困惑している訳で…(汗)

 

トラコを見送る3人からの、

抱きしめられたり、慰められたりしながら母親の愛情を受け取る流れも、

トラコの孤独を強調させて、悲しい気持ちにさせる意図があったのかもしれませんが、

今回のやり方も含めて、犯罪を犯している印象しかないので同情しづらかったです…。

何か"影"を思わせる表情を度々チラつかせていれば、また違っていたと思うんですけどね。

一捻りどころか二捻り、三捻りした結果、回を重ねるにつれて魅力的に映るであろう

主人公の描写の重ね方も、上手く行っていなかったような気がしています。

 

で…意外なのは、来週で最終回ではないんですよねぇ。

ここまで見てきたからには最後まで見届けますが、

多分もう、褒めた感想は出てこないと思います…(汗)

↑とある事情もあって、一応保険かけておきます^^;

 

 

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プリズム 8話 感想|誰も傷つかない世界なんてない

 

 

約11分半にもわたる告白大会…いや〜………圧倒されっぱなしでした。

もう今回はそれに尽きますよ。

しかも凄いのは、本音をぶつけ合うにも、どこかカフェや家に移動して、

話の最中で机を叩いて感情的になったりだとか、

途中で逃げ出して誰かが追いかける…といった、いわゆる"動"の展開じゃなくて、

森をバックにワンカット長回しで、彼らの様子をずっと映してきた所。

誤魔化しの効かない構図だから、その分、3人の演技や台詞が

目や耳にダイレクトに伝わって来やすい。

そして…いつもだったら、淡い光に照らされる登場人物のアップが多いイメージがあるんですが、

このシーンだけは引きの画で撮られ続けていたのもまた"違和感"に繋がっていて、

その"違和感"が物語への没入感を高めさせていたとも思います。

 

で…ずっと引きで撮っていた…と書くと単調にも捉えられですが、決してそうではなく。

例えば、悠麿(森山未來)と顔を向かい合わせて話している時は、

輪から外れ気味の陸(藤原季節)が画面からフェードアウトしていって、逆もしかりで、

3人で考える問題にぶち当たったら、3人が画面内に収まって…というように。

相手と話す機会を逃したくない、自分の心が、お互いが納得行くまで

とことん話し合いたいという皐月(杉咲花)の強い想いが反映されたともとれる

映像の変化のつけ方も合わせて、興味深く視聴しました。

 

話を切り出したのは皐月で、皐月を中心に話が広がっていっているんですけどね。

でも、陸と悠麿の関係性は誰にも手の届かない遠い場所にあって、

それくらい深い情で結ばれたものなのだというのが、画面越しでも十分に伝わってきて。

(陸の今までに聞いた事のない、悠麿と話す時の声の高さで察しましたよね…)

彼女が何か本音をぶつけようとすればするほど、

そこには到底辿り着けない疎外感を感じさせて、見ていて苦しい気持ちにさせられました…。

 

「無傷で人を愛すなんて、そんな生易しい事出来ますかね!?」

まぁつまり…誰も傷つかない世界なんてない。

私は優しい世界で溢れた作品が好きではあるけれども、

娯楽として作られる"フィクション"だからこそ、そういった世界は成立するのであって、

実際には、みんな上手くいくなんて事は早々ないのかもしれませんね。

何話か前の感想に「3人で過ごす線もアリなのかも」と書いた件、反省しております…。

もちろん、軽はずみな気持ちで書いたんではないんですが。

 

約11分半、見ていて辛かった……

トラックで移動するくだりが無音でサラ〜っと処理された辺り、

きっと車内でも無言を貫いていたのかも……と思うとしんどい話ではありましたが、

その後の正直過ぎるコミカルパートにはかなり救われました。

ああいう分かりやすい緩急があると、助かります。

いや〜…それにしても、陸に本当に振り回されっぱなしでしたわなぁ(泣)

せめて最終回では、皐月のイキイキとした表情を見たいです。

 

そうそう、あと書き残したい事と言えば…

何かと活発な役が続いたソニンさん、本作での役は新鮮に映りましたね。

子供の頃から温かく見守ってきたような故郷のご近所さん感(?)がぴったりハマってました。

 

 

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魔法のリノベ 8話 感想|始めてみないと分からない…から始まる恋

 

 

前回は問題編なら、今回は解答編…という、実質前後編構成。

タイムスリップしながら、前回で残した数々のほんの違和感を

場面ごとに回収していく作りは、

本作のスタッフ的に「浦安鉄筋家族」の最終回辺りを思い出しますね。

玄之介(間宮祥太朗)の電話越しの声が、やけに頼もしくて落ち着いているなぁと思っていたら、

実はワンマン営業で疲れ切っているだけだったり、

「こえだ」「すな」が違う方向に勘違いされていたり(笑)

前回と照らし合わせながら見ていく楽しさはありました。

正直言えば、今回はそんな答え合わせの展開と恋愛要素の方に

重きを置いていた印象が強く、肝心の案件は一瞬進捗を忘れそうになるほど

影が薄かった気がしなくはないですが…

構成自体イレギュラーでしたし、四角関係も一気に終息を迎えたので、まぁ良いでしょう。

 

ただ…前回のオンオフの切り替えっぷりで少し見直していた

竜之介(吉野北人)についてはガッカリさせられましたかね(笑)

いや、仕事放棄して遊びに来たんか〜い!!っていうw

次男にも三男にも振り回される長男…(泣)優し過ぎる性格なだけに、気の毒案件でした。

そういう意味では、前回の内容を先週放送しておいて正解だったかも…ですね。

今回と前回が逆だったら、いくら小梅(波瑠)の実家で

間取りを提案している姿を見ていたとしても、

「本来受け持ってた仕事はどうしたのかな…」

「もしかして、小梅の実家だからアピールしておきたいのかな…」っていう余計な考えが

頭にチラついて、ますます案件に集中出来なくなっていたかもしれないので(苦笑)

 

ミコト(SUMIRE)は未練がましい性格でもなさそうですし、

竜之介については小梅がバシッと言ってくれたので、

もう2人が絡んでくる事はないだろうと確信出来るオチになっていたのは良かったです。

本作の恋愛絡みのゴタゴタは苦手なんですけど、

小梅と玄之介の恋の行方だけは、何だか初々しくて可愛らしくて

つい応援したくなっちゃうんですよねぇ。

2人の連携プレイを通して着実に成長しているのが伝わってくるし、

基本お仕事に私情を持ち込まないから、あんまり抵抗感ないと言いますか。

恋愛ドラマでお馴染みの「好き」や「愛してる」というワードを出さずに、

「始めてみないと、分からない……ですよね」の曖昧な間だけで

2人が既に両想いである事を悟らせるラストには、

私も店主と同じ気持ちになってしまいました(笑)

 

最終回は小梅と玄之介の住む"未来の家"を、

まるふくみんなでリノベーションする…といった内容になるんでしょうかね。

でも、その前に有川(原田泰造)の件をなんとかしないとですね。

まぁとりあえず…恋愛は解決したので、その点ではやっと?安心して見られそうですw

 

 

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オールドルーキー 10話(最終回) 感想|マネジメントがしたいです…!で復帰

 

 

冷静に振り返ってみれば、最終回である今回が一番、サブエピソードは控えめだったし、

スポーツマネジメントに真剣に取り組んでいる姿が描かれていたような気がします。

でも………だからと言って、感動出来た訳でもないし、有終の美って訳でもない。

ほとんど「でしょうねぇ」という、予定調和な印象で終わった最終回でした。

 

そう感じた理由は、前々回から急に高柳(反町隆史)が新町(綾野剛)を

喜ばしく思っていない様子が強調されて、前回ではいきなりクビ宣告…という、

展開が早過ぎて逆にハッピーエンドになるのが想像しやすい

トントン拍子な話の進め方も関係しているんですけど、

まぁ何と言っても、高柳の独裁政権っぷりですよね。

新町がサッカー選手の海外移籍を成功させるのを待ってから

戻してあげるんだろうなぁ…とも分かっていましたが…

さっきまでは「君はもうスポーツマネジメントには関われない」と言っておきながら

終盤では「君にビクトリーに戻れるチャンスを与えよう」なツンデレな態度になっているのが、

あまりにも思考がコロコロ変わり過ぎていて(苦笑)

しかも…"最終回のお陰で"大団円で終わったから良いものの、

不当解雇と、本来社長に権利はないはずの「職業選択の自由の制限」を強要するなど

労働基準法に引っかかる行為も相まって、見ていてあまり良い気持ちにはなれませんでした…。

 

そして、話の全体の流れを見ていると、

あの時はついカッとなって新町をクビにしてしまったけれども、

後々後悔し出して、でも社長としてのプライドがあるから一度言った発言は取り消せなくて…

そこで悩んでいた所に、新町がちょうど海外移籍の件で苦労していたから、

裏でこっそり手助けする形で、新町を戻す事を試みよう…という

高柳の策略に上手く嵌められたとしか思えないんですよねぇ。←歪んでてごめんなさいw

何と言うか、高柳の手のひらの中で転がされているとも言いますか。

だって、新町は元々、彼の「人<ビジネス」に重きを置く方針が気に食わなかった訳でしょう?

彼が本当に初心に戻って変われたのかすら、具体的に分からないのに…

果たして、あの会社に戻りたいと思えるのかどうか?が疑問です。

疑問と言えば、今受け持っている選手たちの引き継ぎを任せる事もなく、

新町の後を追うようにして辞めた塔子(芳根京子)と城(中川大志)の責任感のなさも

ちょっとビックリしてしまいました。

えっと…自分なりに選手に向き合ってきた今までの描写は何だったの?という…(汗)

 

何だかねぇ…総括としては、

スポーツマネジメントを取り扱う話から得られる"学び"や"気づき"は確かにあったけれども、

全体的に「見たいモノを十分に見せてもらえなかった」

そんな残念な記憶が残る作品となりそうです。

話の腰を折っていた数々のエピソードに関しては、

今までの感想でも散々触れたからもう割愛するとして、

最終回になって、従来の日曜劇場を彷彿とさせる

「部下を身勝手な理由で切る→孤立した主人公が仲間を集めて反逆を試みる→

結果が認められてボスにギャフンと言わせる」みたいな、

どこかしらに"日9のカラー"である政治要素(?)を入れなきゃならないと

がんじがらめになっているような内容になっていたのも気になりましたかね。

 

日曜劇場という枠のお陰で、ドラマチックに昇華出来た"良さ"や"爽快感"もあれば、

逆に、日曜劇場という枠に囚われ過ぎて、素材を使いこなせない部分もあった。

だから、本作が別枠での放送だったら、まだマシになったかもしれない…とは言いませんが、

構成を見直せばもっと見え方が違ったんじゃないでしょうか。

う〜ん…いろいろと消化不良です。

 

 

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魔法のリノベ 7話 感想|爆発する母と素直になれない父

 

 

今回は脱線も少なめで、比較的見やすかったですね。

竜之介(吉野北人)が小梅(波瑠)の実家に押しかける展開なんかは、

最初は「えっそこまでする!?」なんて嫌な予感がしていたのですが…

さすがはプロといった所で、仕事は仕事、恋愛は恋愛できっちり分けて

対応してくれたのには安心しました。(キャラ変は激しかったですけどもw)

お客さんの要望や理想をすぐに形に起こして提案出来る設計士…

という職業なのが大きいのでしょう。

 

エピソード自体も「二世帯住宅」で、

いつかそうなってもおかしくないと思える身近な案件だからか、興味深く視聴。

小梅の家族の物語でもあり、普遍的な家族の物語でもありました。

男は仕事、女は家事をするもの。

俺の稼いだ金で家を買ったから、家は俺のもの…などと、(恐らく)団塊世代は考えがち。

前半は頑固で自分勝手なイメージが続いたからか、妻の衝撃発言がきっかけで、

本当は"独り"になりたくないだけだった、甘えたかっただけだった…という

素直な一面を覗かせる父・鳥雄(相島一之)が妙に可愛らしくて、印象的でした(笑)

 

まぁ、冷たいお茶くらい自分で入れろ!!と思うんですけどねw

でも…長い間、家や家族、妻のために働いてきた苦労は本人にしか分かり得ないから、

引退したら自分の好きなように生きたい…って気持ちも同情出来なくはないんですよねぇ。

ただ、少しは家の事も手伝わないと、足腰はますます衰えていくだろうし、

終いにはボケ始めてしまう訳で。

双方幸せに生きられるには、やっぱり「助け合い」の気持ちが欠かせません。

 

盛り込み方によっては蛇足になりかねない福山家の家庭事情も、今回は

母が亡くなって、次男も出て行ってしまって寂しいから、

後で後悔しないためにも、家族がいる時間を大切にして欲しい…という竜之介の願いが、

「リノベしてからの未来」を想像させる"お決まり"の展開と上手く絡められていて。

最終的に「こうあれたら良いな」と思える、心温まる内容になっていた気がします。

 

今回は静岡にいる小梅と竜之介の話でしたが、

予告を見る限りは、次回は2人がいない間の、別視点の話が描かれるという事でしょうかね。

何だかそっちの方がドタバタしそうですが…恋愛を強く押し出さなければ良いかなぁと。

 

 

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純愛ディソナンス 8話 感想|ピアノ教室の先生が何気に一番可哀想…

 

 

はぁ………火曜に続いて、中々しんどいドラマですわ…。←褒めてる

ドラマを見ながら、人の優しさに触れて泣くとか、

成長っぷりを肌で感じて泣くとかはよくあったんですが、

息もつかせないほど、あまりにもドロドロした雰囲気に呑まれて

涙が出てきてしまうっていうのは本当に初めてで(笑)

正直でいる事で少しずつ凛とした表情を見せる冴(吉川愛)と正樹(中島裕翔)とは引き換えに、

2人に翻弄されてどんどん脆く危うくなっていく人たちの様子を堪能しまくった1時間でした。

 

愛菜美(比嘉愛未)は小説も書けなくなるほど精神的に追い込まれ、

慎太郎(高橋優斗)は自分では到底振り向かせられそうにない…といった

絶望を味わう姿が描かれていく中で、

「明日一緒にお昼どう?」「12時に〇〇で」っていう何て事ないやり取りをする

冴と正樹のシーンなんかは、本来だったら唯一の"救い"になるはずなんですけど。

周りの闇が深過ぎるせいか、その"救い"も夢物語のように

すぐさま散ってしまいそうに感じるんだから恐ろしい。

幸せを手に入れたように見えて、幸せな方向に向かって行きそうな気が微塵もしない。

これは連続ドラマとしての積み重ねがないと成せない技です…。

 

周りの闇と言えば…初回から"みんな訳あり"な雰囲気を醸し出していた事を考えれば

妥当ではあるし、前回でも莉子(畑芽育)がドロドロ恋愛模様に参戦する

気配を漂わせてもいたんですけど、

一番平和なポジションにいた晴翔(藤原大祐)も闇を抱えていたというのは何だか意外でしたね。

シェアハウスの同居人まで絡んでくるとなると、もうカオスの極みです(笑)

晴翔も只者ではなさそうと思えるのは、

彼の父親が加賀美(眞島秀和)だからなんじゃないかと想定出来るからであって…。

彼が関わっていない時点でも、相関図には矢印がびっしり書き込まれているであろうに、

これ以上相関図を拡大して行ったら、本当に風呂敷を畳めなくなるんじゃないかという

不安もちょっぴりありますし。

でも同時に、身を任せてこの混沌とした感じを楽しみたい…という気持ちもあるんですよねぇ。

 

愛され方も愛し方も分からない人になってしまった愛菜美に関しては…

比嘉愛未さんの自由自在な演技にはいつも圧倒されてしまうんですけど、

特に割れた鏡に顔を映すシーンなんかは、一瞬、

表情を何一つ浮かべず影のオーラをまとっていた"あの頃"の顔と錯覚して

ゾッとさせられるようでした。

"愛菜美"ではなく"碓氷先生"に見えてしまった事が、彼女の孤独を物語っています。

もうここまで苦しい展開続きとなると、

既に死にそうになっている静(富田靖子)がいるにしても、

愛菜美の自殺をきっかけに、2人に復讐の矢が降り注ぐ…という流れになっても

おかしくないのかもしれません。

 

まぁ………どの登場人物も見ていて辛かったものの、

最も可哀想なのは、夢見ていた開業が赤の他人の痴話喧嘩で台無しにされた

ピアノ教室の先生なんですけどね(泣)

なんで教師を辞めた理由を根掘り葉掘り聞かなかったのか…。

 

 

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