純愛ディソナンス 8話 感想|ピアノ教室の先生が何気に一番可哀想…

 

 

はぁ………火曜に続いて、中々しんどいドラマですわ…。←褒めてる

ドラマを見ながら、人の優しさに触れて泣くとか、

成長っぷりを肌で感じて泣くとかはよくあったんですが、

息もつかせないほど、あまりにもドロドロした雰囲気に呑まれて

涙が出てきてしまうっていうのは本当に初めてで(笑)

正直でいる事で少しずつ凛とした表情を見せる冴(吉川愛)と正樹(中島裕翔)とは引き換えに、

2人に翻弄されてどんどん脆く危うくなっていく人たちの様子を堪能しまくった1時間でした。

 

愛菜美(比嘉愛未)は小説も書けなくなるほど精神的に追い込まれ、

慎太郎(高橋優斗)は自分では到底振り向かせられそうにない…といった

絶望を味わう姿が描かれていく中で、

「明日一緒にお昼どう?」「12時に〇〇で」っていう何て事ないやり取りをする

冴と正樹のシーンなんかは、本来だったら唯一の"救い"になるはずなんですけど。

周りの闇が深過ぎるせいか、その"救い"も夢物語のように

すぐさま散ってしまいそうに感じるんだから恐ろしい。

幸せを手に入れたように見えて、幸せな方向に向かって行きそうな気が微塵もしない。

これは連続ドラマとしての積み重ねがないと成せない技です…。

 

周りの闇と言えば…初回から"みんな訳あり"な雰囲気を醸し出していた事を考えれば

妥当ではあるし、前回でも莉子(畑芽育)がドロドロ恋愛模様に参戦する

気配を漂わせてもいたんですけど、

一番平和なポジションにいた晴翔(藤原大祐)も闇を抱えていたというのは何だか意外でしたね。

シェアハウスの同居人まで絡んでくるとなると、もうカオスの極みです(笑)

晴翔も只者ではなさそうと思えるのは、

彼の父親が加賀美(眞島秀和)だからなんじゃないかと想定出来るからであって…。

彼が関わっていない時点でも、相関図には矢印がびっしり書き込まれているであろうに、

これ以上相関図を拡大して行ったら、本当に風呂敷を畳めなくなるんじゃないかという

不安もちょっぴりありますし。

でも同時に、身を任せてこの混沌とした感じを楽しみたい…という気持ちもあるんですよねぇ。

 

愛され方も愛し方も分からない人になってしまった愛菜美に関しては…

比嘉愛未さんの自由自在な演技にはいつも圧倒されてしまうんですけど、

特に割れた鏡に顔を映すシーンなんかは、一瞬、

表情を何一つ浮かべず影のオーラをまとっていた"あの頃"の顔と錯覚して

ゾッとさせられるようでした。

"愛菜美"ではなく"碓氷先生"に見えてしまった事が、彼女の孤独を物語っています。

もうここまで苦しい展開続きとなると、

既に死にそうになっている静(富田靖子)がいるにしても、

愛菜美の自殺をきっかけに、2人に復讐の矢が降り注ぐ…という流れになっても

おかしくないのかもしれません。

 

まぁ………どの登場人物も見ていて辛かったものの、

最も可哀想なのは、夢見ていた開業が赤の他人の痴話喧嘩で台無しにされた

ピアノ教室の先生なんですけどね(泣)

なんで教師を辞めた理由を根掘り葉掘り聞かなかったのか…。

 

 

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