風間公親−教場0− 4話 感想|次回、遠野(北村匠海)が登場するってよ。

 

 

結局、「隼田編」は物語に惹かれずじまいだったなぁ…というのが第一の感想です。

今回も適度に"シングルマザー""子育て""トラウマ"のエピソードが

ブツ切りで盛り込まれていたために、前回で感じたのとほぼ同じ印象を覚えました。

途中で伊上(堀田真由)が「この間の事件だって、風間さんはお見通しでしたよ?

家庭で何かあって、捜査に集中出来なかった事に」と言っていたように、

隼田(新垣結衣)が仕事の部分とプライベートな部分で

公私混同しているキャラクターにしか見えなかったのが原因なんだと思います。

 

風間(木村拓哉)が隼田のプライベートに踏み込んで、

「家族でどんな事があったとしても、今は自分の気持ちを殺せ。

君がやるべき事は犯人の逮捕だ。」という言葉を真っ直ぐかけるシーンがありましたけど、

もしかしたら、それは前回に持ってきた方が良かったのかもしれませんね。

風間が助言する様子が早い段階で描かれていれば、

過去を引きずっていた隼田も刑事の覚悟を持ち、目の前の事件に真剣に取り組むうちに

精神的に強くなっていく"成長物語"としての面白味も感じられただろうし。

そうする事で、本作の特徴である「刑事指導官・風間が新人刑事を

マンツーマンで教育する『風間道場』」がくっきり現れ出て、

内容(事件パートそのもの)にも集中出来ただろうし。

何と言うか、隼田の設定と物語の絡ませ方が本当に勿体なかったです。

 

まぁ…それ以前に、確か「教場」「教場Ⅱ」の時もそうだったものの、

女性に対しては妙に優しい風間の態度は気になりましたけどね。

「厳しさの中に優しさあり」…って解釈しておけば良いのかな?(苦笑)

 

肝心の事件パートに関しては、相変わらずツッコミどころ満載で。

いろいろ言いたい事はあるけれども、とりあえずは…

・木と金属混合とは言え、出産直後にあの重そうな大皿を持てる体力ってあるの?

・大皿の上で産んだとしても、体液全部を受け止めきれないと思うんだけど…

・赤ちゃんが熱に触れたら大騒ぎして、近隣住民に気づかれない?

この3点だけはツッコんでおきたいです(笑)

 

でも、個人的に最も気になるのは、3話の椎垣(佐々木蔵之介)犯人回を除いて、

今までの犯人がどれも「シングルペアレント」で、殺害動機に子供が絡んでいるのが

共通点になっているって所でしょうか。

…今回の隼田もシングルマザーでしたしね。

これ、何か意図はあるんですよね。 風間の背景に繋がるとか?

今の所はSP含めて、風間の幼少期の話も、家族構成についても全く触れられていないため、

似通った設定が続くのに疑問を覚えてしまうんですが…。

ただ、スタッフは長年ドラマ制作に携わられている方々ばかりではあるし、

何なら原作があるので、1つずつのピースがハマったかのような感覚になれる展開が

後々訪れる事を信じてみるしかなさそうです。

 

最後に…次回からは遠野(北村匠海)編との事で。

白石麻衣さん、染谷将太さんと順々でやっていって、

彼は最終章に…とてっきり思い込んでいたので、

5話で本格的に登場してきたのにはちょっと意外でしたね。

時間軸を途中でいじる形になるんでしょうか?

このタイミングで全体構成が分からなくなって、先が読めなくなりましたねぇ…。

 

 

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