テセウスの船 3話 感想|雑な展開だけど、ちゃんと面白い。

 

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公式が「3話はジェットコースター回です」って宣伝していたのは知っていたけど…

いやぁ、凄いわ。「まさか」って何度言ったことか(笑)

 

父は犯人になって死刑になります。僕はあなたの息子です。

僕は未来から来ましたと宣言してしまう件。

佐野(鈴木亮平)の前で一気にこれらをカミングアウトしてしまったらねぇ…

そりゃあ、ふざけんな!出て行け!と追い出されるのも仕方ない訳で…(滝汗)

さっきまで言うか言わないか追い詰められる程迷っていたのに、

いざ告白したらしたで相手への配慮が全然ないんですもんね。

「僕は過去の事件の真相を探すために未来からやって来ました。

その事で、信じられないかもしれませんが、あなたに伝えたい話があります。」

っていう前置きをすれば、二人で結託するまでの時間も

そこまでかからなかったかもしれないのに。

 

そして、次に意外だったのは、金丸(ユースケ・サンタマリア)を味方につけた件。

視聴者からしたら完全に怪しい雰囲気を醸し出していたにもかかわらず、

心(竹内涼真)はいつから彼を信じてみようと思ったのでしょうか。

こちらに関しては、「僕は未来人です」と告白するのに躊躇しなかったのも不思議。

冒頭で逮捕される時に、突き飛ばしてノートを捨てるなんて行為をしなければ

早く協力してくれたのかもしれませんよね。

 っていうか、ライターを借りて燃やしておけば、再びタイムスリップして

同じ絶望(いや、悪化してますけど)を味わう事も減ったはず…。

 

けれども、これだけ毎回のようにツッコんでいても、"なんか"面白い。

不思議と「次回を早く見たい!」って惹きつけられちゃうんですよね。

このまま主人公の危うい単独行動が続いて

「物語の意外性」よりも「設定や展開の粗さ」が勝ってしまったら

作品に対する期待度も徐々に下がってきてしまうかも…なんて不安でしたが、

今回なんて、もう少し引っ張るであろうと予想していたカミングアウトの件や

金丸が消された件、嫌なタイミングで現在に戻ってきた件など

「ええっ!?」と驚くものをしっかり盛り込んでくれるんですもんねぇ。

 

そんな本作の良さが見えてきた所で…強いて言うなら、

「信頼関係を築く→事件が起きる→疑われて喧嘩→仲直り」の流れが

ワンパターン化してきているので、もう少し構成に捻りが欲しい感じですが。

でも、今の段階では楽しめているドラマです。

 

 

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