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G線上のあなたと私 6話 感想|ほっとけない、認められたい…も含めて人間愛。

 

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 「人間愛」。

見終わった後に毎回残る余韻は…

ああ、そうか、本作はこれがテーマだったのか…とストンと腑に落ちた回でした。

 

婚約破棄されて仕事も辞めて、一人でも大丈夫そうだと言われるけど

本当はそばで見ていてくれる人がいない事に寂しさを覚えて…

でも誰かに察して欲しいからって自分の気持ちに蓋を閉じてしまう也映子(波瑠)と。

自己満足な愛と優しさに浸る侑人(鈴木伸之)。

「最上位女子」の目線でしか相手を考えられない真於(桜井ユキ)と。

夫は今でも許せない、だけど出て行っては欲しくないという

中途半端な自分に苛立ってしまう幸恵(松下由樹)。

そして、その「自己満足」も「中途半端」も自分の事のように許せない理人(中川大志)。

 

どちらかと言うと也映子側の私からしたら、

真於は何てドライな事を言うんだ…とは思うし、

冷静に考えたら、勝手な解釈で動いている人ばかりではあるのですが。

でも、「ほっとけない」「認められたい」「必要とされたい」

それぞれが自分だけの"愛"を探し求めて生き続ける姿が描かれるから

愛しいと思えてしまうんですね。

 

愛が欲しいからありのままを見せる人がいる。

逆に、愛が欲しいから大人の自分を演じて、強がってしまう人もいる。

しかしそんな人に限って、思いがけない救いの手が差し伸べられると

抑えきれない"何か"が溢れ出して、どうしようも出来なくなるのも事実…

「サムワン」の本当の意味に気付いた時の也映子には、

彼女と同じようにどこか報われたようで、感情を追体験せざるを得ないシーンでした。

 

偶然過ぎるほど同じ場所でばったり会ったり、立聞きしたりと

恋愛を取り扱うドラマではありがちな展開は結構盛り込まれてはいるものの。

それでも「都合が良いな」とはならないのは、

「自分はどうしたいか」「どうなりたいのか」が主に描かれている、

所謂 恋愛ドラマとはそう簡単に括れない"感情"や"人間臭さ"がたくさん詰まっているから

也映子達の動きに目が離せないのかもしれません。

 

次回でいよいよ、也映子と理人が潜在的な恋心に気付く展開となりますが、

それに向き合った事で自身の成長へと繋がる話となるのか、

あるいは、よくあるヤキモチの流れに落ち着くのか…

物語がどう転ぶのか、楽しみです。

 

 

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まだ結婚できない男 7話 感想|桑野さんにタピオカ吸わせるのは…ズルい(笑)

 

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前回はまどか(吉田羊)の話で、

今回もカフェ経営でもめる有希江(稲森いずみ)の話が中心になるのかな〜と思いきや…

奇妙な動きを見せる点でも、素直じゃない点でも、

桑野(阿部寛)にしかない魅力が詰まっていた回でした。

そう。笑い方が気持ち悪いだけで

やる事はスマートなんですよ。この人(笑)

 

キックバックの件を告発して、有希江の運命までも変えたというのに

一切自分がやったんだとは語らない。

で、一人で考えるのには最適な店だからと、ロゴ入りの看板までプレゼントしちゃう。

流石にこれには有希江も惚れちゃうでしょう…

話題に桑野の名前を持ち出すって事は、ちょっと距離が近づいたという事で…

個人的には、公式が推そうとしている「桑野×まどか」より

お似合いな気がするんだけどなぁ。波長が合いそうなんですよ。何となく。

 

桑野が語る恋バナの件は、前作の話がちょいちょい出てくるかと

期待していたけど特に出てこず。

でも、スマホの通話履歴には、今までよりもがっつり載っている「金田」の文字…w

やっくんの正体を暴いてしまった以上、

薬丸(デビット伊東)との関わりはなくなるのかなぁという寂しさはありましたが、

今後は「金田更新してる」のノリで彼のポジションを引き継ぐ事になるんですね。

 

本作のエピソードの中で一番格好良い所を見せた桑野ですが、

格好良いままで終わらせず、音楽に夢中になる姿を映して締める…のも

どことなく桑野らしいなと。

そして、どう見てもタピオカを吸う顔には見えない

神妙な面持ちには笑わされました。

 

次回はまた演説をさせられる桑野さん…

今度はどんな風に結婚をぶった斬るのか楽しみ過ぎます(笑)

 

 

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シャーロック 7話 感想|欲を出すとロクな事がない。

 

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シャーロックと少年シャーロックの新バディ。

今回は最近の重たげな話に一息入れた「番外編」の気持ちで見ておりました。

 

私としてはちょっと置いてけぼりな部分が多かった

獅子雄(ディーン・フジオカ)が事件の手がかりを見つけるカットに関しては、

比較的「彼が怪しいと思った要素」としてある程度提示している印象で、

一緒に推理している感覚になれたのは良かったです。

 

いつもの獅子雄&若宮(岩田剛典)バディのやり取りの愉快さも

虎夫(山崎琉飛)が加わる事により、獅子雄の変わり者っぷり、

若宮のツッコミ的立ち位置が引き立っていたような気がして、

数々のシーンには大いに笑わせられました。

グラウンドでバイおディーンタイムしている所にボールが当たるというのは…

まぁ、その場所なら当たってもしょうがないよねとは思ったけれど(笑)

 

しかし、肝心の犯行動機やトリックに…少しモヤる。

登場してきた時点で黒沢あすかさん&遠山俊也さんだろうな〜と予想はしていたものの、

お金が欲しいという欲が出過ぎての共犯とか…ありきたりな感じ。

そして個人的によく分からないのが、

近所をグルグルして2時間遠い所に行かせたフリをしたというトリック。

河川敷での犯行なら、序盤で獅子雄が言った通り人目に触れやすいのに、

なぜわざわざそんな まどろっこしい動きをする必要があったのか?

ラジオだって、栃木や茨城(北関東)を中心に流れているのに

(本作が東京を舞台とうたっているので恐らく今回も)

東京でもなぜその番組がはっきり聞けたのか?と、

色々な部分が気になってしまいました。

 

で、最後は鼠男のエピソードで「銀次は死ぬまで俺の相棒だった」で

良い話風に幕を閉じましたけど…

う〜ん、事件解決の展開になってから一気に畳み掛けてきたようで、

キャラクター以外は全体的に描写が浅かったのかなぁと。

 

今回初めて脚本を担当された"東山狭"さん。

グーグル先生で調べても経歴とかが出てこない…新人さんなのかしら。

 

 

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グランメゾン東京 5話 感想|客増えとるやないかい!

 

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リンダ(冨永愛)のやった事は自分本位で、酷いものですよ。

今や尾花(木村拓哉)の店ではないし、3年前の事件に何ら関係していない人もいる訳で

たくさんの人々を傷つけているのを自覚していない。

 

…けれども、喧嘩っ早くて、些細な誤解を大きくしてしまいがちな

尾花の言動を見ていれば、たとえどんなに料理は美味しかろうが

お店自体のイメージは悪くなるだろうし、若い料理人が辞めるのも当然だし、

顰蹙を買われても仕方ないと思うのです。

とりあえず、良い歳して手を出すんじゃないよ…とツッコんでたところで

「おっさん同士無駄に熱い友情みたいなの、やめてくれないかな!」

「オーナーは私だから!」って言い放つ倫子(鈴木京香)がド正論過ぎて、

思わずクスッとさせられてしまいました(笑)

本当、ここまで付き合ってくれる仲間がいる事に感謝すべきなんですけどねぇ。

 

さて、カレーフェス…がメインのはずが、

いつの間にか色んなフェスに参加してる事になっている件。

バンバン店出してるけど事前にエントリーの手続きはしてるんだよね…?

実店舗がどこにあるかも分からない店が(そりゃ架空の名前だからね)

そんな急に行列になるもんか…?と、個人的には細かな部分が気になってしまいました。

 

特に最後の、店にお客が押し寄せてくるくだり、ランキング50でgakuと並ぶくだりは

1話飛ばしたのか思うくらいちょっと急展開な感じがしました。

一度悪いイメージがついたら暫く回復させるのは年月がかかると考えているので、

せめて○年後とかにして時の流れを変えるか、

もう少し尾花たちの「挫折」のエピソードを見たかったような気もします。

 

ナッツ混入の件は、途中で俺だ俺だ!じゃあどうぞ!みたいな

ダチョウ倶楽部的流れになってましたが、

最終的には、ストレートに平古(玉森裕太)だと明かされました。

でも、あくまでも"ボトルに入ったナッツオイルを使った犯人"は。

回想を見る限り、平古はいじわる心で意図的に入れたとは考えられず、

知らなかったとも思える表情も見せていたので、

今後は「ナッツオイルをボトルに注いだ真犯人は誰か?」が

ミステリー面においてメインで進行していくのかもしれませんね。

 

にしても、平古の動きは半分読めていたけど、

まさかgakuに入ってしまうとは、そこは意外だったなぁ。

 

 

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リカ 6話 感想|誰を消すかよりも、お金の収入源がどこか気になる

 

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あらあら、本間(大谷亮平)たちに本音を漏らし

スパイとして情報共有する関係になるのかと思ったら…

がっつりリカ(高岡早紀)側についてしまうんですね。千秋(夏菜)さん。

お金が欲しいだけでただ振り回されていく彼女…

というか、1回ごとに10万くらい渡すほど

リカの収入源がどこにあるのか気になって仕方なかったです(笑)

看護師辞めて3年間は何してたんでしょうねぇ。

代行業者でもやってたのかな?(何のとは敢えて言わないけど)

 

せっかく千秋がスパイだという情報を掴んだのに、

探偵に知らせるでもなく、俺が阻止してやる!と言わんばかりの正義感で

リカに歯向かう坂井(内田健司)。案の定消されてしまいました。

だから…如何にもな恐ろしい人に直接攻撃したらダメだって…

どうしてこの世界の人々は警察に頼む事を知らないんだ…と

ついツッコミたくなるんですけど、

それは第1部でのリカの様子を知っているからであって、

実際にこの状況に陥ったら迂闊な行動をしちゃう事が多いんだろうなぁなんて思います。

でもさ、歩道橋で立ち止まる位置には気をつけて。

あれ、本当に落としやすそうな所にいたから(笑)

 

ハーバリウムの部屋は…よくある設定だと、鍵がかかっていて(あるいは隅っこの部屋で)

自分一人しか入れないようになっている事が多いイメージなんですけど、

そこは普通に飾ってある状態で招待させちゃうのはちょっと意外でした。

 

次回予告のターミネーターリカ…面白い予感しかしないw

 

 

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俺の話は長い 6話 感想|満が家出。新たな一歩となるかどうか?

 

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其の十一「毛蟹と体温計」

 

食に関して団結力があり過ぎの岸辺家&秋葉家(笑)

分かる。分かるさ。誰かが熱出して上で寝込んでいる所に

人数分ちょうどのカニが送られてくる…

独り占めしたい気持ちが芽生えてきちゃいますよねぇ。

 

我が家もかつて兄が家にいた頃は、食に興味がない人だったから

デザートとかで呼んでも「いらない」って返す事が多くてさ。

だから時々「どうせいらないって言うだろうから食べちゃおうか」って言って

残りを食べる事、あったあった(笑)

そのエピソードを自然と思い出しましたよ。

まぁ、こちらでは、カニ雑炊として食べさせようって事になりましたけどね。

(春海(清原果耶)と光司(安田顕)の件がなければ、光司の分はなかったと思うけど。)

 

風邪回はやっぱり好きで。

光司がカニ雑炊を噛みしめるように食べる姿を見て、心がほだされてしまう春海…

いつもは多分しないのに、食器洗いや買出しを率先してやる春海…

で、ちょっかい出す満(生田斗真)との関係性…

光司なりの優しさも含めて、改めて家族って良いなぁと

見ていてニンマリしてしまうお話でした。 

 

其の十二「モンブランと亀」

 

満の家出は最終章あたりまで引っ張るだろうと思っていたので、

まさか前回で明日香(倉科カナ)と知り合って、

次でもうそんな展開になってしまうとは意外でした。

 

愛情があるかないかでヒモかどうかが決まると言っていた満。

でも難しいですよねぇ…ヒモの定義って。特にこのご時世は。

家に住み着いていて家賃は払わず、ただご飯をもらうだけなら

それはハッキリと言ってヒモですけど、

家事をしているのなら主夫とも言えるし、

プラスお金をもらっていれば、もしかしたら契約結婚なんて形にもなるかもしれない。

 

一見同じようなパターンだったとしても、

食器は洗ってるし、給料はもらわないし、愛情はあるんだと

「前とは違う自分」をとにかくアピール。

でも「前とは違う」って事は少なからず満にとっては大きな一歩だと思うので、

親からの自立を考えれば、ちょっとでも変われた彼を応援してあげたいかな。

 

騒がしい家族であればあるほど、別れは物凄く寂しい。

満への依存が見える母・房枝(原田美枝子)も心配だけど、

見送る時の春海の何とも言えない表情にやられる…

清原果耶さん、大袈裟じゃなく、本当に将来大物になる予感。

 

 

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少年寅次郎 最終回 感想|家族それぞれの愛の形と、寅さんの旅立ち。

 

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結局、平造(毎熊克也)とは分かち合えないまま家を出て行って、

"あの"寅さんへとなったんですねぇ…そう思うと、ちょっと複雑な心境。

 

くるま屋は優しい人ばかりだから、誰かガツンと言ってくれる人がいたならば

寅次郎(井上優吏)が出て行く事はなかったでしょうし、

もう少し駅に辿り着くのが早ければ、引き止める事だって出来たでしょう。

ほんっとうに平造は、最後まで「素直じゃない」を通り越して捻くれた人だった…(泣)

けれども、そんな彼にも自分なりに奥さんを想う気持ちがあった事が

見受けられただけ、まだ救いはあったのかもしれません。

あれからどこへ行ってしまったのかが気になって仕方ない…。

 

男はつらいよ」シリーズは全く見た事なければ、

タイトルと寅さんがフラれる物語…くらいのざっくりした知識しか持っていない状態で、

単純に「岡田脚本だから面白そう」という目的で見始めた本作ですが、

そんな私でも予想以上に楽しめた作品でした。

寅次郎の子供時代が舞台なので、ファンの人だけが楽しめる

内輪寄りになってしまうんじゃないかと少し不安だったものの、

全体的に「母親がいる事の尊さ」「様々な形の愛情を受け取り育つ親子の物語」の作りで

"人気シリーズもののエピソード0"とは違った

1つの作品として成立していたと思います。

勿論、初見に優しいだけでなく、こうして寅さんが出来上がったんだなぁと

想像させる部分も多々あり、映画を見たくさせるある種の広告塔としても

ファンの人が本作を見て2倍楽しめる作品としても、

さじ加減が程よく盛り込まれていた印象でした。

 

寅次郎の旅立ちでしんみりしてしまってからの「お元気ですか?」の手紙、

そこからまとめに入る流れには急な感じがして、

全5話だから駆け足気味になってしまったのかな?とは思いましたが。

とにかく、最近にはなかったような穏やかで懐かしい「ザ・昭和」らしさが心地良く、

どの登場人物の気持ちも汲み取り共感させる心情描写も丁寧で、

毎回見終わった後は「上質なホームドラマを見たなぁ」という余韻に浸れました。

 

また、初めて見たのが恐らく「花より男子」での女子学生役だった井上真央さんが

今ではもうお母さん役にしっくり来るんだ…という驚きもあり、

寅次郎役を演じた藤原颯音くんも井上優吏くんも、凄く芸達者な訳ではないのだけれど

子供らしいあどけなさや繊細さがぴったりハマっていて、

役者面においても収穫を得るものが多かったです。

 

今期1,2位を争う作品がもう終わってしまった寂しさ…

男はつらいよ」1本でも借りて見てみようかな。

 

 

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少年寅次郎 4話 感想|父の事殴って良いぞ、寅さん!

 

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なんだって、平造(毎熊克也)はあんなに人を馬鹿にするんでしょうねぇ…

寅次郎(井上優吏)じゃなくても殴りたくなってしまったよ。特にラストのシーン(笑)

何やったってどうせ、みんな優しくしてくれるだろうとか甘えてるんですよね。

っていうか、戦争前より捻くれてないか?というのは置いといて…

 

今回は"現在の母"である光子(井上真央)と"かつての母"であるお菊(山田真歩)の、

二人の母親の我が子に対する想いが描かれました。

 

赤ちゃんの時以来の寅次郎に会いに来たお菊。

空白の数年間、今まで何をしていたのか?どんな想いで生活して来たのか?といった過去は

詳しく明かされはしなかったものの、

散歩先生(岸谷五朗)の提案で再会を果たし、腕を掴んで

ごめんね…ごめんなさい…と延々と泣きながら寅次郎に謝り続けるその姿には、

自身の行為をどんなに悔いてきたか…という背景が滲み出るようで

涙が止まらないシーンでした。

 

他にも、万年筆を見て寅次郎とお菊の関係を悟り、それをあえて話さない光子や、

神社で光子とお菊が対面し、一見神頼みするつもりで本当は光子に

「頼みましたよ?」と背中を押しているのが見て取れる様子など、

今回も視聴者がその人の心情を想像させる形で、優しさと温かみが感じられる描写が

盛り込まれていたのが良かったです。

 

親の承諾も取らず、寅次郎に心の準備をさせないまま

お菊を会わせるなんて良いの!?と思っていた散歩先生も…

愛する奥さんを亡くしてしまった今、彼女にも後悔のないように、

お互いが生きていて手の届くうちに会わせてあげたい、幸せになってもらいたい

という気持ちが働いての行為だったのかもしれませんね。

そして、その親の元で立派に育ち、

相手の立場になって考えられる子に成長した夏子(井頭愛美)。

2人の母親と更に、散歩先生と夏子も含めて4人なりの「思いやり」も

描かれたお話だったと思います。

 

光子もまた、寅次郎を心根真っ直ぐに育て上げてくれた。

産みの親も愛してくれていると分かって喜ばしい事だった。

でも…平造への憎しみは募る一方で、やはり家を出て行ってしまうんですね。

どうやって落とし所をつけるのか、気になります…。

 

 

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ドラマとは全く関係のない余談。

本当は日曜日に見て感想を上げるつもりだったものの、

録画が(いつもはちゃんと録れてるのになぜか)映像が乱れ乱れで、

気付いたら20分しか録れておらず…

再放送を待ち、視聴出来るチャンスを待ち…で、放送直前になってしまいました(汗)

 

感想を定期的に読みに来てくださる方もあまりいないとは思いますが、

もしいらっしゃったら、大変遅くなってしまってすみませんでしたm(_ _)m

HDDレコーダーくん、最終回はしっかり録ってくれよ〜!

 


時効警察はじめました 5話 感想|きのこヘッドホンの無理やり感(笑)

 

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親子の遺伝が、事件の重要な手掛かりとなっていた回。

 

夏歩(趣里)の丸い物丸呑みの件は、

本作なら絶対伏線として回収してくるだろうなぁと思っていたので

そこは予想通りではありましたが、

草履で痒くなったり、ネタとして捉えてたきのこくんを怖がったり…は重要視しておらず

まさかその2つも伏線だったとは!という面白さがありました。

っていうか…木能古 真朱(きのこ まっしゅ)って名前、なんやねん(笑)

ヘッドホンの耳当て部分に入るサイズのきのこ、よく見つけてきたよね…

いやいや、流石に気づこうよ(笑)

敷き詰められた小ネタに、相変わらずクスッとさせられます。

 

殺害動機としては、凡人の気持ちが分からない孤高の天才・村瀬(水川かたまり)への

恨みが故の…というもの。

自分を否定され、殺意が芽生えてしまう栗原(鈴木もぐら)の立場も分からなくもない。

しかし、売れっ子になった今、抗いたくなる気持ちは

マネージャーの安田(前野朋哉)にバトンタッチされたんじゃないでしょうか。

 

趣里さんの喜怒哀楽コロコロ変わる演技を、堪能した回でもありました。

最初は豹変っぷりにちょっと変わった人なんだという印象を与えられたものの、

終盤のマッサージチェアに座る父と笑顔を作るシーンでは、

ちゃんとしんみりした雰囲気を作り出すの…役者だなぁと思わされましたね。

 

 

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ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜 5話 感想|隠蔽が一番の失敗では?

 

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「まさかこんな事は起きないだろう」という油断が引き起こした医療ミス。

食塩水とアルコールを取り違えてしまった背景には医者の過剰労働があり、

この失敗を未来に活かす事が大切だ…といった

いつもの希望のあるラストで締めた訳ですが、

個人的には、ミステリーの捻り方的にも、遺族側の心情的にも

ちょっと釈然としない感じだったかなぁ。

 

本当にアルコールだとしたら匂いで分かるだろうから、

そういう意味でも前回の感想で触れた「紫の炎」に目を付け。

調べてみてセシウムがその色になり、医療業界で使われているとも分かった事から、

(ソースはこちら)→・セシウム - Wikipedia ・家庭でトライ!キッチンで炎色反応

真奈子(松雪泰子)達が「なぜ炎が出て、なぜ紫色だったのか?」

「その成分は何なのか?」を探る実証をする展開になるのだと想像していました。

しかし、実際にはストレートに容器の取り違えだった事が明かされ、

この多くの視聴者が読みやすいミステリー要素ならば

前後編にしなくても良かったのでは?と思ってしまいました。

(前後編にしたもう1つの理由としては、守康(寺脇康文)の件もあっただろうけど。)

 

そして、今回の事件が引き起こした原因を「過剰労働」だとした真奈子。

う〜ん、遺族側からしたら、それなら仕方ないね とはならないと思うんですよね。

大切な人が帰らぬ人となった今、ミスはミスなのに変わりなくて、

大体、病院の事情なんて知ったこっちゃないでしょうし。

展開としても隠蔽の件は二の次にして(という表現が合ってるか分かりませんが)

過剰労働が最大のヒューマンエラーだった…みたいな描かれ方だったのが

少し気の毒な感じがしました。

好意的に見ているポイントその2の、どの立場の人々にも必ずフォローを入れる…

というのも、遺族側にはなかったのも不思議。

 

面白い事には面白いし、本作なりの良さもあるのですが、

凄く面白い!までに行かないのは、脚本とキャラクターの全体的な軽さ、

そしてテレ朝ドラマを彷彿とさせる作りにあるのかなぁ…と思ってます。

 

 

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