2020年冬ドラマ一覧

テセウスの船 1話 感想|父の代わりに犯人になったりしない?

 

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面白かった!

これは期待通りに面白くて良かった。

 

そりゃあ、どう見ても不審者と思われる心(竹内涼真)の動きだったり、

レスキュー隊を呼ばなかったり、「上を向いて歩こう」を知らなかったりと

かなりツッコミ所はありましたが、

物語自体はそれを上回るくらい終始ハラハラさせられる展開続きで

飲み込まれるように見てしまった初回でした。

(過去を変える代わりに、あの行動では自分が犯人になってしまうんじゃ…

というハラハラが大きいけれどw)

竹内涼真さんと鈴木亮平さんの心理戦、

特に、良い人かも?いや、やっぱり悪い人なのかも?と思わせる、

顔つきから得体の知れないオーラを放つ鈴木亮平さんの存在感が素晴らしい。

 

最後の「実は繋がっていた」と分かるシーンにはちょっぴり感動しつつ。

佐野(鈴木亮平)が初回で犯人の候補から外れたり、

自ら未来人だと明かしたりするのは意外でしたね。

残りの候補はねぇ…今の所じゃ金丸(ユースケ・サンタマリア)しか

考えられないんですけど、「トレース」のジュニアさんみたいに

同じ芸人のせいやさんが犯人だったら驚きがあるのかも、なんて。

 

過去と現在を行ったり来たりするのか、

タイムリープものでありがちな、過去を変えるという禁忌を犯したら

消えてしまうのか…など、今後がどうなるかはまだ読めませんが。

とりあえず初回は、延長を全く感じさせないテンポの良い作りになっていたので

このまま期待出来そうです。次回も楽しみ。

 

ところで、平成元年ネタ…

「元気ですかー!」しか分からなかった私(笑)

少年が唱えてた謎の呪文(ちゃっぷい?)も流行りネタだったんでしょうね。

実際はどれくらい盛り込んでいたのかしら。

 

 

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トップナイフ -天才脳外科医の条件- 2話 感想|医療ドラマじゃなくても良くない?

 

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前回よりは「脳外科医」らしさはあったかもしれません。

記憶障害ではなく、赤の他人の医者を変装した昔の男性だと思い込んでしまう

症状があるとは…とタメになりましたしね。

こういうのは医者相手じゃないと、共感はされづらいよね…。

 

しかし、物語自体はまだ方向性が定まっていないような。

何というか…牧羽(松本若菜)のエピソード、桑原(濱田マリ)のエピソード、

黒岩(椎名桔平)と女性の関係、西郡(永山絢斗)の手の痛みと、

特に繋がりもなくてチグハグに感じるんです。

例えるなら、ピースのはまらないパズルみたい。

 

それに、リアルドクターストーリーとうたいながら、

病院内ならともかく、1つの科に女難の相だったり、謎めいた過去があったりの

訳ありの医者ばかりで、全然リアルではない件。

患者の話で余韻残して終わりかと思ったら、前回に引き続き

冒頭とラストに伏線を意味ありげにばら撒く展開となると…

ミステリーで引っ張りたいんだったら、

別に医療ドラマじゃなくても良いんじゃない?

なんて思っちゃうんですよねぇ。

(もう1つリアル関連で書くなら、小机(広瀬アリス)の髪の長さも

西郡がシャツの襟を立てているのもツッコみたくなるんですが(笑))

 

まぁでも、今回は、化粧が出来て泣きそうな表情を見せる

濱田マリさんの演技に大分助けられました。

1話完結パートは、演者次第で見応えのある回が出てきそう。

 

小机(広瀬アリス)のポンコツっぷりが浮いちゃってるのは気になりますが、

そのうち成長した姿を見せてくれるでしょう…って事で、長い目で見るつもりです。

 

 

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心の傷を癒すということ 1話 感想|何でもない日々なのに泣かされる

 

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何でだろう…見ていて自然と涙が止まらなくなってしまったし、

どこかふわっと軽くなる心地さえしました。

冒頭で安(柄本佑)がピアノの演奏を止めるシーンの間の取り方が上手かったので

「これは信頼出来るかも」と思っていましたが、

最後までそのイメージが崩れる事のないクオリティで、本当に良かったです。

 

阪神淡路大震災を取り上げるというのは認知済み。

しかし、まだ被害が起こる前の話とはいえ、想像以上に「重たさ」「暗さ」を

全く感じさせない雰囲気になっていた所に新鮮味を覚えました。

同じ進路を目指す湯浅(濱田岳)と自転車早漕ぎ対決をしたり、

セッションをしたりする青春の日々、永野(近藤正臣)の存在の大きさ、

台詞を聞きたさにまた映画館で出会ってしまう終子(尾野真千子)との"運命"の可笑しさ。

そんな人々との関わりによって今の安が作られていく、

愛しい思い出達がたっぷり詰まった1時間。

軽やかなピアノ調の劇伴の入れ方も効果的で、掴みとしてはとても見やすく、

震災経験者が気を重くしないようにと配慮したんだろうな…とも思わされました。

 

全4話なので、初期設定として 子供〜精神科医院長と一気にタイムワープさせた

展開ではありましたが、不思議とサクサク進んだ感じはなく。

名札の「安田」という苗字をじっと見つめ続けるシーンを幼少期最後にしたお陰で、

歳月を経て、世間に好かれようと肩書きばかり気にする父に窮屈さを覚えたり、

「ええ名前やと思います!」とありのままの気持ちを伝えたりする安にも、

"不安の安"から"安心の安"に変わるのも、

在日というコンプレックスと常日頃戦いながら過ごしてきたのだという

空白の期間が想像出来た気がします。

 

始まる前までは、精神科医の安が震災経験者の患者と対話していく事で

当時の出来事を徐々に描いていく「ドキュメンタリー」的な作りになるのだと

思っていましたが。

実際には安の半生を描くドラマで、

誰かに癒しを与える安もまた誰かによって癒される…という温かさをも

物語に落とし込んでいくのだというのが、

どんな方向性で行くのかがよく分かった初回でした。

次回から本題へ…という所なのでしょうが、この感じなら期待出来そうです。

 

最後に超余談ですが、俯いた時の柄本佑さん、お父さんに似てきましたね。

 

 

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病室で念仏を唱えないでください 1話 感想|テーマはしっかり描き切ってください

 

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まぁ、脚本家が近年では「ダメ恋」「きみ棲み」「はじこい」などの恋愛ドラマを

得意とされているので、(以前同じようなジャンルはやられた事はあるにしろ)

医療ドラマとなるとどうかなぁ…?とは思っていましたが、

ああ、やっぱり描き慣れていないのね…というのがある意味分かりやすい初回でした。

 

何というか、名前負けしている感じ。

プールで人目を憚らず座禅を組んだり、僧侶なのにエロ本が好きだったりと、

本筋に関係ないコメディパートでは主人公・照円(伊藤英明)の奇抜さが

描けてはいるのですが、

医療ドラマならではの患者に向き合うシーンとなると

「僧侶と医者を掛け持つ主人公」のトンデモ設定がまるで活かせていない。

設定が設定なんですから、病院だからと制服に着替えないで、いっその事、

袈裟姿のまま手術も応急処置もする変わり者!

というキャラクター造形にしてみても良かったんじゃないですかね。

 

一応好意的に解釈したとしたならば、失った命を成仏させる仕事をしているだけあって

人一倍「死」に敏感で「生」に執着を持っている…

ここで従来のものとは違いを出したかったのかもしれませんが、

生きて欲しいと願うのは医者全員同じだと思うので、それだけだと弱いと言いますか。

もう1つ弱いと言えば、終盤で怒りのお経をぶつけるシーンも。

毎回の見せ場にするには、ただ念仏を唱えているだけでは平坦過ぎるので

(宗教で実際にあればの場合)最後に「かーつ(喝)!」と声を張る事でメリハリをつけるか、

照円の気迫に満ちた表情を CGやエフェクトなどで強調させる演出をした方が

面白くなる気がしました。

 

「生死とは?」が本作テーマの割には、笑いながら患者を搬送する医者とか、

心臓マッサージが緩いとか、患者を必死で助けようとしているのが照円だけで

周りは何もしていないとか、所々で作り込みの粗さが目立ってしまっているのが残念。

そして、これは初回だからなのかもしれませんが、

不倫だの足切断だの、残された少年だの、濱田(ムロツヨシ)の陰謀だの、

あらゆる要素を詰め込み過ぎて、結果ぶつ切りの流れになり、

生死を描く要となるであろう「人間模様の深み」が全く感じられないまま

サーっと見終えてしまった印象を受けました。

母と息子2人のエピソードも、何だかとってつけたようで…。

 

タイトルと「僧侶×医者」の組み合わせに惹かれて、期待していたんだけどなぁ。

まさかこんなに普通の医療ドラマだとは思わなかった。話は悪くはないんですけどね。

 

…しかし、まだ月曜の「病院の治しかた」が控えていると言うのに、

同じジャンルのドラマも4本目となると、見るのもちょっとしんどい。

同じ日に9時10時どちらも…ならまだマシなんですけど、

月火木金土でほぼ毎日見る事になっちゃいますから。

だから、全部を完走出来る自信は本当にないです(笑)

 

視聴率の取りやすい定番ジャンルで行こうとしたのが、たまたま被っちゃった!

という所なんでしょうが、去年も弁護士モノ3本でやらかした上に今年は5本なので、

真面目に各局で話し合いした方が良い案件ですよね。

比較されるわ、「もうお腹いっぱい」と言って最初から諦めるドラマが出てくるわで、

ジャンル被りで何か得する事があるのかな。

 

 

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アライブ がん専門医のカルテ 2話 感想|死は突然でも、流れるのは優しい時間。

 

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今期は「これだ!」という突出した作品が出てこないと散々嘆いていましたが…

2話を見た限りではその言葉も撤回出来るかもしれない、

そう期待させてくれた内容でした。

 

今回の題材は、近年で認知が広がりつつある「乳がん」。

しかし、「今からでも検査する事が大切だよ」なんていう

啓発的なメッセージだけにとどまらず、

男性も乳がんを発症する物珍しさで視聴者を惹きつける所から始まり。

お節介おばさんの温かさと優しさ、与えられる運命の不平等さから

「何で私が…」という率直な嘆き、

"これから"の人生が残されているが故の1人の女性の抱える不安、死は突然訪れるという事、

そして、乳房切除&再建経験者から贈られる嘘偽りない言葉まで、

多くの患者と人物のエピソードを扱っているにもかかわらず

乳がんに向き合う人々の逞しさ」を共通点とした一切無駄のない話として

まとまっているのが素晴らしい。

 

本作が取り扱う「がん」は、

一回手術しただけでは完治させる事が出来る確率の低い、

言わば慢性の病気。

だから、ドクターXのような凄腕医者もいなければ、

医療ドラマではよくある「難しい手術を成功させられるか!?」などと

ハラハラ感を誘う劇的な展開は一切なく、どちらかと言うと地味ではあります。

けれども、もしかしたら再発するかもしれない、

長きにわたって付き合う事になるのかもしれない…そんな気持ちを抱えて

日々を生きる患者にどう寄り添ってあげられれば良いか。

そこが、心(松下奈緒)や薫(木村佳乃)の動きを通して

よく考えて作られているのが伝わります。

 

初回で見せてきたミステリー要素も、

心が二人の患者を外に連れ出す…なんていうベタな泣かせ要素もかなり排除され、

見やすくなった分、劇伴の使い方も効果的だったという新たな発見も得ました。

特に、カンファレンスでの様子を音声なしにした所で流したのが印象に残ります。

女性の声のする劇伴が、このドラマで流れる優しい時間と相まって

自然と朗らかな心地にさせてくれるんですよねぇ…。

 

医療(ヒューマン)パートがせっかく見応えあるものだけに、

ミステリーを絡ませなくても別に良くない?とは思うんですが。

どうか、後半になるにつれてそっちで変な方向に行きませんように…

このままのクオリティでありますように…と願うばかりです。

 

 

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ケイジとケンジ 所轄と地検の24時 1話 感想|テレ朝らしからぬ"ど"コメディ

 

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硬派な刑事ドラマを生み出すテレビ朝日らしからぬ、どコメディなドラマでしたね。

 

初回の2人を見た限りでは、桐谷健太さんはいつもの"無駄に熱い"系ですし、

東出昌大さんはいつもの"可愛がられるポンコツ"系。

良くも悪くも安定した役…というだけに、

個人的には「刑事×検事の異色コンビ」だからこその新鮮味がまだないような気がして、

キャラクターの弱さを、顔芸や書類バッシャーン!などのコント的要素で

何とか面白く見せようと誤魔化している印象を受けました。

 

金八先生みたいな暑苦しい展開になったり、

弁護士モノでよくある「罪を償う事の大切さ」という流れになったりと、

何のドラマだか一瞬混乱するようなシーンも多々ありましたが。

最後の事件の落とし所を見るに、「事件そのもの」よりも

「肩の力を抜いて楽しめる作り」を重要視するのだとは理解出来ました。

だからこそ次回以降は、豪太(桐谷健太)、修平(東出昌大)単体ではなく

もっと2人が連携して事件に取り組んでいる姿を見てみたいです。

 

刑事なのにブルゾンを着て初出勤!…というのは、

同じ脚本家の作品「HERO」の久利生さんのオマージュだったりするんでしょうかね。

2000年代だったら月9でやっていたんだろうな〜と感じさせられました。

 

そんな訳で、細かな点を気にしなければ、悪くないと思えるのかもしれませんが、

今回の「アライブ」が初回よりも格段に良い出来だったので、

今後の内容次第では感想は木10をメインにしようか…なんて考えてます。

なので、次回も書くかどうかは未定です。

 

 

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悪魔の弁護人 御子柴礼司 –贖罪の奏鳴曲– 6話 感想|"正義のため" それ、本当かな?

 

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死体配達人の事件は、冤罪だったのではないか?なんて勘繰って見ていましたが、

どうやら自分の意思で本当にやってしまった事らしい。

虫と同じで人間の体はどうなっているのか知りたかったという悍ましい動機を

淡々と語る御子柴(要潤)の姿に、軽くショック…。

シンプルに「罪を犯した者はどうやって償って行けば良いのか」を

問うドラマだったんですね。

 

今回は御子柴の境遇に関係し、母・郁美(浅野温子)が犯人なのか?

彼が罪を犯してしまったのは母の育て方が原因だったのか?という内容が描かれました。

 

名前を変えて更生しても、親や姉が事件に直接関わっていないとしても、

いつまでも貼られ続ける「殺人者の」というレッテル。

この手の話は何度見ても痛ましい…

けれども、動機が動機なので、被害者家族も許し難い事でしょう。

 

しかし、だからと言って、検事が公の場で郁美を「死体配達人の母」だと晒すのも、

いなくなったのを良い事に「怪物」呼ばわりする大家さんも、

何とか生き抜こうとする1人の人間の希望をマスコミが潰そうとするのも、

果たして"正義のため"と言えるのか?と、それぞれの動きを見ていて思うのでした。

 

郁美の殺害事件は、どう考えても無罪になりそうにないんですが…

自ら殺意を持ってやったのか、それとも、夫に命令される形で自殺幇助をしたのかで

罪の重さも変わってきますよね。次回はそこを突く展開になるのでしょうか。

 

 

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知らなくていいコト 2話 感想|敏腕記者には到底思えませんが…

 

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ああ、今回も主人公がよく分からない…

という気持ちのまま見終えてしまった。

 

指輪の注文者が連続殺人犯の乃十阿徹(小林薫)だったと知った時点では

その人が父親かなんてまだ明らかでないのに、

「私、殺人犯の娘"なの"」って春樹(重岡大毅)に安易に口をこぼしてしまう。

しかし、婚約破棄されたらされたで、血縁関係が確実じゃないから

撤回しない?と提案を持ちかける。

あの話を聞いてしまったから無理と言って、急に素っ気ない態度になっていたけど

そりゃそうでしょ。

言わなくてもいいコトを言ったんだから、完全に自分の蒔いた種じゃないですか。

 

で、ケイト(吉高由里子)の設定は敏腕記者らしいんですが、

前回も含めてそれが全く伝わって来ない。

「DNAなんて関係なしにプロポーズする人、そんな人中々いませんよ!」???

ニュースでDNAの相性が悪いと病気がちの子供が生まれる…なんて取り上げられていたら

悩ましい事なんでしょうけど、そもそもDNAがどうのこうのの話なんて

結婚する時に出てくる話題じゃないと思うんですが。

しかも、逆境乗り越えて!って何?主観がもろ入っちゃってますよね。

コラムニストなら別に良いし、事実を踏まえた上で自分の意見を書く事も

彼女達の仕事の上では大切なのかもしれませんが、

書き手の主観まみれの「DNAがなんだ」の記事がそのままスクープになってしまうのが

絵空事過ぎてあり得ない。

DNA婚活をディスった内容なのに、アプリに登録者が多数押し寄せる…なんていうのも雑。

 

このドラマを見てるとどこかギクシャクした心地に陥るんですが、

その原因としてはやはり、ウェットな映像とお仕事パートの軽さの

不釣り合い具合にあるのかもしれませんね。

そして、何を話の軸に持って行きたいのかもまだ分かりません。

「乃十阿徹は本当に殺人犯なのか?それとも冤罪なのか?」のくだりを

しばらく進めて行くのかもしれないと思っていたら、

最後には尾高(柄本佑)のプロポーズ展開で

視聴者を胸キュンに落とし込もうとするし…。本当、何がしたいんでしょう。

 

最後に個人的な話になってしまいますが、基本的に視聴継続する条件として

「主人公に共感出来るか」も入ってくるので、

このブレブレな感じでは完走出来る自信がありません。

蔵之介さん見たさに見る!と言っても、それが持続するか不明ですし…

 

感想の方もどうしよっかなぁ。

水曜日、別のドラマがやっていたら迷わずそっちを書くんですが。

 

 

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知らなくていいコト 2話 感想|敏腕記者には到底思えませんが…

 

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ああ、今回も主人公がよく分からない…

という気持ちのまま見終えてしまった。

 

指輪の注文者が連続殺人犯の乃十阿徹(小林薫)だったと知った時点では

その人が父親かなんてまだ明らかでないのに、

「私、殺人犯の娘"なの"」って春樹(重岡大毅)に安易に口をこぼしてしまう。

しかし、婚約破棄されたらされたで、血縁関係が確実じゃないから

撤回しない?と提案を持ちかける。

あの話を聞いてしまったから無理と言って、急に素っ気ない態度になっていたけど

そりゃそうでしょ。

言わなくてもいいコトを言ったんだから、完全に自分の蒔いた種じゃないですか。

 

で、ケイト(吉高由里子)の設定は敏腕記者らしいんですが、

前回も含めてそれが全く伝わって来ない。

「DNAなんて関係なしにプロポーズする人、そんな人中々いませんよ!」???

ニュースでDNAの相性が悪いと病気がちの子供が生まれる…なんて取り上げられていたら

悩ましい事なんでしょうけど、そもそもDNAがどうのこうのの話なんて

結婚する時に出てくる話題じゃないと思うんですが。

しかも、逆境乗り越えて!って何?主観がもろ入っちゃってますよね。

コラムニストなら別に良いし、事実を踏まえた上で自分の意見を書く事も

彼女達の仕事の上では大切なのかもしれませんが、

書き手の主観まみれの「DNAがなんだ」の記事がそのままスクープになってしまうのが

絵空事過ぎてあり得ない。

DNA婚活をディスった内容なのに、アプリに登録者が多数押し寄せる…なんていうのも雑。

 

このドラマを見てるとどこかギクシャクした心地に陥るんですが、

その原因としてはやはり、ウェットな映像とお仕事パートの軽さの

不釣り合い具合にあるのかもしれませんね。

そして、何を話の軸に持って行きたいのかもまだ分かりません。

「乃十阿徹は本当に殺人犯なのか?それとも冤罪なのか?」のくだりを

しばらく進めて行くのかもしれないと思っていたら、

最後には尾高(柄本佑)のプロポーズ展開で

視聴者を胸キュンに落とし込もうとするし…。本当、何がしたいんでしょう。

 

最後に個人的な話になってしまいますが、基本的に視聴継続する条件として

「主人公に共感出来るか」も入ってくるので、

このブレブレな感じでは完走出来る自信がありません。

蔵之介さん見たさに見る!と言っても、それが持続するか不明ですし…

 

感想の方もどうしよっかなぁ。

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恋はつづくよどこまでも 1話 感想|恋にうつつ抜かすな!ばっかり。

 

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どこまでもベタベタなラブストーリー。

いや、命を預かる場で失敗するな!とか、何かに気を取られるな!とかが

言いたい訳じゃないんですよ。

そこは新人だから、多少のミスは致し方ないと思ってます。

しかし…七瀬(上白石萌音)の描写がどうしても仕事<恋愛で、

「仕事そっちのけで天堂(佐藤健)と同じ職場に就く事を最優先する新人」にしか

見えないから、数々の行動にもイラっと来てしまうのです。

 

仕事ではなく恋の指導をして、優しく接する先輩&上司達が不自然。

収入の少ない新人と 地位と腕前のある医者が、

同じ家賃であるマンションで隣同士だというのも不自然。

下手したら小さな患者が命を落としそうな恐ろしいシーンに、

助けに行く天堂の顔を七瀬に近づけさせて「キャー顔が近い!キュンキュンする!」

なんて胸キュンで盛り上げるのは不謹慎。

 

…でも、これだけトンデモ設定を並べても、気持ちに蓋をしてちゃんとした看護師に

なろうとする「お仕事ドラマ」「成長物語」方面も描こうとするんですよね。

だから中途半端。

?を吹っ飛ばすくらいのファンタジーなラブコメに徹するか、

1人の新人看護師の成長物語にするか、どちらかに絞るべきでした。

OP映像に出てきた勇者と魔王のコスプレだって、なぜ使いこなさないのでしょう?

 

「何も考えてなかった私が、道を見つけた。」「先生と続く道。」は、

初回を見た限りでは、ただ天堂と両思いになるための…としか考えられなかったので、

そこから「誰かを助けたい。これが私の夢です。」という結論に繋がるのも謎。

しかし、天堂との関わりを通して夢を持つまでに"変化"を見せた七瀬が

次回でどう動くのか?次第で、もしかしたら…リタイアの道は免れるのかもしれません。

(現時点ではその可能性はかなり低いですが。)

 

ポスタービジュアルの「正気か?」「本気です♡」とハートマークからし

こりゃ寒いな…とは思いましたが…とりあえず次回も一応見てみます。

感想がなかったら、お察し下さいませ。

 

最後に余談ですが、某天パーの新人くんは、髪の毛縛った方が良くないですかね?

 

 

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