2020年秋ドラマ一覧

監察医 朝顔(2021) 10話 感想|穴を埋めようとする人々から出る綻び

 

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職場にとっては茶子先生(山口智子)と、

朝顔上野樹里)とつぐみ(加藤柚凪)にとっては

桑原(風間俊介)と平(時任三郎)と離ればなれになり、

双方で"心のぽっかり"が出来てしまって…からの今回の話。

自分がいっぱいいっぱいだから、誰かに手伝わせて少し楽になりたいという気持ち。

自分がやってしまった事なのだけれど自分は悪くないと思いたい気持ち。

ちょっとずつズルい部分が出てしまう人間臭さが、手に取るように共感出来てしまう内容でした。

 

子供の事情を聞かずに自分の事を話してしまう朝顔も、

ジュースをどかして感情むき出しになるつぐみも、

(恐らく寝不足だからなのだろうけど)

解剖中に指を切ったのを黙っていた光子(志田未来)も、

みんなどことなく"らしく"なかった。

それだけ大切な人に支えられて過ごしていたって事で、

欠けたものが大きければ大きいほど、バランスを狂わせる。

そして、人って本当にパニックになったら、光子みたいになるんだろうなぁ…と思うくらい

あの反応の仕方がリアルに映りましたよ。

何かショッキングな事を伝えられたら涙をこぼすのではなくて、

悲しんでいる心を誤魔化すために無理に笑ったり、口から本音がこぼれたりして、

"元凶"を恨んでいるとだんだんと自分の行いを悔やむようになる。

 

仕事のシビアさを目の当たりにしている牛島(望月歩)を映すシーンが度々ありましたが、

罪悪感を埋めるかのように率先して仕事をしている彼も、

経験を積んで、"監察医とは"を肌で感じていく事で、

感情移入しがち…言い換えれば人を想いやれるという一面を長所にしつつ、

きっと最終的には変わっていけるのだろうと信じたい。

 

人間の"悪い部分"も"良い部分"も浮き彫りにしてみせたお話自体には

グサッと来るものがありましたし、

「医療従事者の子供にはつぐみちゃんのような子がたくさんいるのかもしれない」と

思わされる点では、このご時世に訴えかけるには相応しい内容だったとも思います。

 

でも…最近薄々感じているのは、

コード・ブルー3」と作りが似てきちゃっているなぁ…という所なんですよね。

今回の感染疑惑の話といい、次回のトンネル事故の話といい、ネタが被るのもあるんですけど、

事件や震災以外で主人公サイドを不幸にさせる展開が続いているのが、

「不幸にさせれば"ドラマ"になるだろう」感が滲み出ているようでちょっとモヤってしまいます。

年が明ける前は日常生活を丁寧に紡いでいる印象がありましたが、

明けてからは何だか事件の規模もデカくなっちゃいましたしね。

美幸(大竹しのぶ)と平の恋愛パートも…

大切な人を失った者同士で支えあう関係性のままだったら別に良いけれど、

彼の事が好きだから手放したくない!っていう恋心にまで踏み込むのは余計な気が。

 

 

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監察医 朝顔(2021) 新春SP 感想|来週から現実に戻されると思うと…

 

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家族の思い出話においても、事件においても、

「親子」がテーマになっていた新春SPでしたね。

 

事件の方は、前半は子供が抱える気持ちに気づいてあげる話。

後半は子供の幸せを願う父の話。

亡くなったパニックで砂糖と塩を間違えるのはあり得るかもしれないけど…

新人へのお酒の強要でもなく、過食させていじめるって小中学生か!?とか、

娘を悲しませたくないがために遺体を別の場所に運ぶ発想になるのが疑問だとか

(↑指紋がついて真っ先に容疑者候補に上がる上に、

ジンクスになっているのなら娘も耐性がついているはずで、そこまでしなくても…と(汗))、

内容自体は動機や過程がいつもより雑な気がして、腑に落ちない部分もあったんですけど…

まぁ、今回はあくまでも「馴れ初め」がメインなので、

あんまり深く触れない方が良いんでしょうね。

 

ここ最近の本作は主人公サイドのしんどい話が続いているので、

新春SPと言うからには、つぐみ(加藤柚凪)や家族のほっこり話を見たいな〜…と思っていた分、

本当に全体的に癒される仕上がりになっていて安心しました。

だからこそ、前回のラストシーンを再び見せてからの次回予告で

また現実に戻されるのね…という切なさも感じましたけど(泣)

あと3回くらいで良いから、今回のような癒され話を時々挟んで行って欲しいなぁ。

男3人を手玉にとるつぐみちゃんなんて超可愛らしかったですし。

私も馬役やりたいし、つぐみちゃんの削ったかき氷が食べたい!(笑)

2時間という長い時間だからか、無邪気に過ごす姿を多く見られたのも嬉しい。

 

目の前の事に精一杯が故に、たまに天然っぷりを発揮する桑原(風間俊介)も、

朝顔の就任当初から、良い所は素直に褒めてあげたり、

寄り添って指導したりする研究室の面々も、

つぐみが生まれた時に太陽のような温かい笑顔で抱きかかえる平(時任三郎)も…

朝顔の周りには素敵な人で溢れていて。

この人達のお陰で、朝顔は現在の"頼れる先輩&母"として成長していったんだろうなぁ

というのがよく伝わるSPでした。

ドラマの世界線では5、8年前でも、現実では少し前での撮影でしょうに、

拙さや緊張が見え隠れする過去と現在で"変化"を感じさせる

上野樹里さんの演技が自然だったから、時間軸の行き来にもすんなりついて行けましたしね。

 

父と娘水入らずの2人旅行のシーンを見ていると、やっぱり「孤独編」は早く終わりにして

また一緒に住む様子を見たいと思ってしまうんですよねぇ。

正直言うと、大じいじよりもじいじの今後が心配です。

以前の桑原の"聖奈さん"の件で浮気疑惑を匂わせていたように、

認知症も疑惑で終わってくれれば良いのだけど…今回ばかりはそんな訳にも行かないのかしら。

 

 

 

↓前回の感想はこちら↓

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2020年 秋ドラマ 総括|小粒ながらも良い作品が多かったかな?

 

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どうも、りんころです。

毎度おなじみ、今期見た秋ドラマ17作品のランキング付けです。

…って、もう今日で今年が終わりますね(笑)

年間ランキングもあるので、冬&夏クールと同様

「最終回の感想を引用、再編集(+その他書き残しておきたいコメント)」

という形式にはなってしまいますが…

超ざっくりと発表させていただきます!手抜きですみません^^;

 

ちなみに…まだ完成していなかった夏ドラマの総括は、

日付を変えてこっそり投稿いたしました。(今更過ぎるので…)

たとえ簡単な内容でも、自身の備忘録として

どうしても残しておきたい気持ちはあるのでね。

 

さて、話は本題に戻って…

ランキング対象作品は

「SUITS/スーツ2」「ハルとアオのお弁当箱 ※感想なし」

「DIVER」「姉ちゃんの恋人」「この恋あたためますか」

「#リモラブ」「東京デザインが生まれる日 ※感想なし」

「ルパンの娘」「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい ※感想なし」

「キワドい2人」「あのコの夢を見たんです。」「歴史迷宮からの脱出 ※感想なし」

「天使にリクエストを」「35歳の少女」「さくらの親子丼」

「危険なビーナス」「極主夫道」

の17作品。

 

視聴前に付けた期待度ランキングはこんな感じ↓

1位 ルパンの娘(フジ・木10)

2位 監察医 朝顔2(フジ・月9) →冬クールへ

3位 ハルとアオのお弁当箱(BSテレ東・月深夜)

4位 姉ちゃんの恋人(フジ・火9)

5位 危険なビーナス(TBS・日9)

この中から3作品がTOP5に入る結果となりました。

 

これはあくまでも個人的なランキングです!!

下に行くほど褒めるだけでないコメントも出てきます。

 

ではでは…

 

⚠︎「監察医 朝顔」「ざんねんないきもの事典」は

  10月期・1月期の2クール編成のため、冬ドラマの対象作品になります。

 

2020年 秋ドラマ ランキング

 

視聴した17作品の順位を発表していきます。

※上から
順位 タイトル(放送局・曜日・時間)視聴前期待度(最大:★5つ)
という構成になっております。

感想記事のリンクも貼ってあるので、詳しい内容を見たい!という方は、よろしければ。

 

 

1位 最優秀作品賞

天使にリクエストを(NHK総合・土曜21時)(-)

 

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本作はストーリー自体も完成度は高かったですが、

世代の離れた私でも様々な登場人物に食い入るように感情移入出来たのは、

役者一人一人の表情をじっくり見せるカメラワークの美しさもあったからだと思っています。

苦しみに耐えられない時の顔。何かに気づけた時の顔。救われた時の顔。

劇伴は基本的にギターかハーモニカで洒落た雰囲気を漂わせていて、

それを使って一切泣かせにかかろうとはしない。

よくある人情モノでも「死と向き合う事で救われる人々」を

真摯に描いている所に新鮮味を感じました。

 

ロードムービーっぽい作りもお気に入りになってしまうほど、

自分の中ではかなり好印象で終わった作品でした。

 

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2位 優秀作品賞

姉ちゃんの恋人(フジテレビ・火曜21時)★★★★

 

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みんなそれぞれに悩みや不安を抱えていて、大きな壁も立ちはだかって、

それでも前を向いて生きて行く…といった登場人物の描写は

日常生活や人生にもリンクする部分が多々あり。

リンクするだけでなく、1年後のクリスマスの世界、

赤裸々に想いを伝えて共有し合う関係性を通して

「こんな世界になれたら良いよね」という

"そう遠くはない未来"=プチファンタジーの要素も加わった事が、

今あるべくして生まれた作品だったと感じる最大の理由だと考えています。

 

「とある小さな惑星の物語」を覗いている感覚にさせるような

地球のモチーフがOP映像や劇中に使用されている所、

そして、"惑星"絡みで、毎回絶妙なタイミングで流れるMr.Childrenの主題歌も。

どこかキュートで、ロマンチックで、切なくて…

見ているだけでいろんな感情が込み上げてくる、大好きな作品でした。

 

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3位 作品賞

30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(テレビ東京・木曜25時)(-)

  

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優秀な相手と比べては「俺なんて」と自分を卑下する主人公が

周りの仲間や部下達に支えられながら強く逞しくなっていく物語。

ぱっと見は恋愛モノではあるものの、本作は基本的にこれがベースになっており、

黒沢に好意を向けられている事に対して動揺してしまうのも、

自分が黒沢と釣り合っているのか?付き合っても良いのか?と悩んでしまうのも

「自分が男だから」を原因とするのではなく、

あくまでも「一人の人間」として恋愛の壁にぶつかり、奮闘していく…という

純粋な心情変化・過程が描かれていく所にとても配慮が感じられ、好感の持てる作品でした。

 

また、そういった成長過程の描写で視聴者の共感を呼ぶだけでなく、

恋愛モノの醍醐味である「すれ違い」「ギャップ」「一歩前に踏み出す大胆さ」も

しっかり押さえた内容になっていたのもポイントが高いです。

魔法を手に入れる事で、安達や柘植が今までならあり得なかったであろう姿や

表情を見せる姿にときめいたり、切なくなったりと

登場人物の恋模様を応援したくなってしまう純愛ドラマとしても十分に見応えがありました。

 

4位

ルパンの娘(フジテレビ・木曜22時)★★★★

 

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「全力バカ」を存分に楽しめた回もあれば、

小ネタの詰め込み過ぎが気になった回もあったりと、

前シーズンよりもクオリティに多少のバラツキがある印象でしたが、

全体的には再び役者の新たな発見を得られた点で、面白く見られました。

 

まだ終わりの見えないコロナ禍の状況の中、

続編になっても変わらない…いや、むしろパワーアップした本作の作りに救われたのは確かで、

現実を忘れて心から楽しめるような作品に出会えて良かったと思っています。

  

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5位

極主夫道(日本テレビ・日曜22時30分)★★★

 

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カオスな展開で進んで行く裏には、"愛"もあって。

ただのコメディではなく「人間愛」「家族愛」にも踏み込んでいく。そこはブレない。


コメディだからと、奇抜なSEや顔芸を使って露骨に笑わせるのでもなく、

じんわり来るシーンでお涙頂戴路線に走るのでもなく。

登場人物が何やらシュールな言動をしているのを

ただ淡々と映し出す所から笑いが生まれる…という作りに落とし込んだ

脚本と演出のセンスが光った作品でした。

  

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6位

#リモラブ〜普通の恋は邪道〜(日本テレビ・水曜22時)★★

 

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最初の頃はぶっちゃけ、「リモートドラマはもう良いかなぁ」と思っていました。

しかし、結果的には、生きづらさを抱えながら過ごしている

人々の心に今響くのは"言葉"である事。

言葉の持つ力は偉大で、些細な事でも何でも良いから

大切な人と気持ちを共有していく所から始めようよ…といった

メッセージ性を残した作りになっていたのが素敵。


今まで"負"のイメージが強かったコロナ禍の特徴を逆手にとって、

「近づきたくても近づけない葛藤」「それを乗り越えようとする変化」という

恋愛ドラマならではの醍醐味として昇華してみせたのを見て、

まだまだこの手のジャンルは無限の可能性を秘めているのかもしれない…と。

コロナ禍を迎えて、今後どんな新しいドラマが生まれてくるかと

期待してみたくなってしまう作品でした。

 

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7位

ハルとアオのお弁当箱(BSテレ東・月曜24時)★★★★

 

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最終回でハルが言っていた「いろんな色があって良いんだ」という台詞が

本作を物語っている気がしますね。

あえてアオの格好に触れないようにしたのも、個々で習得したレシピも、盛り付け方も、

そのお弁当を渡されたり見たりした時の受け取り方も…

どれも否定する事なく、お弁当に何のおかずを詰めるのか…と一緒で

「こんな人がいるのだ」と多様性を純粋に受け入れてくれているような内容に

終始ほっこりさせられてしまう作品でした。

 

料理や弁当を作ると、その人の性格や気持ちが滲み出てくる訳で。

相手を想って作れば作るほど"愛情"が形になり、それが相手にも伝わって、

さらには感謝の言葉なんかもらったりしたらなお嬉しい。

食の力はやっぱり偉大なのだ…とも改めて気づかされました。

 

 

8位

さくらの親子丼(フジテレビ・土曜23時40分)★★★

 

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本作…というか、オトナの土ドラ枠は

終盤になると駆け足展開になってしまうのは恒例行事みたいなものなので、

そこはある程度大目に見てるんですけどね(笑)

でも、これまでと違って全10話だったので、

描くべき登場人物が多かったのか、真由子のエピソードに話数を割き過ぎていたのか、

それともバーで駄弁るくだりが長かったのか…

いずれにしても、いろいろ欲張り過ぎちゃったのが原因だったかと思います。

 

しかし、第3シーズンになって、シェルターに初めて新人ポジションを置いたのか、

さくらさんの大人な対応や包容力の高さ、お節介っぷりが活きた気がします。

子供たちの"過去"を毎回小出しに見せていく事で視聴者の興味を惹かせる手法が"新"ならば、

親子丼を食べさせる事で徐々に心を開いていく変化の見せ方は"昔ならでは"といった感じで、

新しさと懐かしさが共存した、今までとはまた違った形の「さくらの親子丼」を楽しみました。

 

※感想は3話で止まってますm(_ _)m

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9位

DIVER-特殊潜入班-(フジテレビ・火曜21時)(-)

 

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ラストに「?」を覚えただけで、

基本的には面白く見られた作品ではありました。


主人公のモットーでもある「悪者にはどんな手段を使ってでも成敗する」

しかし、それは全ての人に通用するとは限らず、

社会の巨悪の前ではどうしようも出来ない事だってある…という"不条理さ”も描く。

本作が何をテーマにしているのかは全話通して伝わりましたし、

阿久津を"謎めいた人物"に仕立て上げるのも、この話数なら無理ない

ちょうど良い塩梅だったと思います。

変に引っ張り過ぎても「また進んでない」「後は最終回を見れば良いや」と

なる可能性だってありますしね。

 

「妙に次が気になってしまう」という見所をミルフィーユのように何層にも重ねて、

物語が徐々に深みを増して行く作りが魅力的でした。

 

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10位

35歳の少女(日本テレビ・土曜22時)★★★

 

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役者の演技の巧みさがなかったら、

本作の所々のシーンの"深み”は変わっていったでしょう。

 

惜しい所はあると感じつつも

主人公の成長を見守る意味合いで好意的には見ていましたし、

特に後半戦に突入してからはみるみる変化する展開の早さに

引き込まれる魅力はあったのに…

結果的に、なんでこうなっちゃったんだろう感が否めない

締め方になってしまった事が残念でなりませんでした。

 

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以下は、もっと簡単に。

10位まで見られれば良い!ノミネート賞の方を見たい!という方は、

こちらを押すと「超個人的なノミネート賞」のページに飛びます。

 

 

11位

東京デザインが生まれる日(テレビ東京・水曜25時28分)(-)

 

年末に一気見。デザインに携わっている身としては、どうしても見てみたい内容だったのでね。 

初回の頃はドラマというよりも、社内PRだったり、

「デザイナーあるある」の印象が強かったですが、

回を重ねるごとに 一人の駆け出しデザイナーが成長していく

"連続ドラマ"ならではの面白味や、

一度挫折しつつも、それでも立ち上がらなきゃ…という人間臭さが感じられた作品でした。

 

特に響いたのは、企画のために街に置かれた物を物色したり、頑張っていたにもかかわらず

「やる気ないなら…」と言われて悔しい気持ちを見せたりしたシーンでしたが、

私の働いている会社はあそこまで特化した仕事はしていないので、

どちらかというと学生の頃を思い出してしまった…という感じかなぁ。

 

余談ですが、劇中の制作会社のモデルとなっている「れもんらいふ」 は

「恋あた」のポスタービジュアルを担当していたそうですよ。

 

 

12位

あのコの夢を見たんです。(テレビ東京・金曜24時12分)★★★

 

まぁ、自分の心を満たすための"妄想"ですからね。

つまらなくはないけど、面白い!とはっきり言える訳でもなく…

全体的にユルかったですな(笑)

強いて言うなら、3話の森七菜さん回が一番良かったですが。

青春時代ならではのドキドキ感や儚さがあって。

 

※感想は1話のみです。

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13位

この恋あたためますか(TBS・火曜22時)★★ 

 

結果的に、いろんな要素がとっ散らかった作品になっちゃいましたね。

元々設定や背景が用意されている漫画原作の映像化だったら、こんな事は起きなかったのかと。

スイーツ開発秘話に恋愛に、「キキかじり」に、元アイドル設定に…

力のある脚本家さんだったらバランスをとれていたと思うんですが、

これを重点的に描いたらこれを描くのを忘れていて、

「そういえばこんな設定あったわ!」と思い出したように久しぶりに登場させて…

というのがまぁ多かった。


"見捨てられたアイドル時代""透明人間"というレッテルを貼られて過ごしてきた主人公が、

浅羽&コンビニスイーツとの出会いを通してどんな成長を見せるのか…

そこを会社での仕事を通して、もっとはっきりと描いて欲しかったです。

 

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14位

キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木(TBS・金曜22時)(-)

 

真相をあっさり済ませたのもありますが、

涙を誘うような説教シーンが全体的に多かったのも

あまり引き込まれる事なく見終えてしまった原因でしょうか。


チーム一丸となって捜査するくだりも鉄板なはずが、

メンバー1人1人に愛着がある訳じゃなかったので、最終回の展開にもノれず…。

もっと脇役の活躍も見たかったです。

コロナがなければ、もう少し構成も上手くまとめられたのかもしれないと思える

何とも惜しい作品でした。

 

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15位

歴史迷宮からの脱出(テレビ東京・金曜24時52分)(-)

 

これは"ドラマ"としてではなく、

クイズ番組内で流れるミニドラマ(1つのコーナー)として見ておりました(笑)

最後…あれ?恋愛要素も絡んでたの?とは思いましたけど。

  

 

16位

危険なビーナス(TBS・日曜21時)★★★★

 

"紆余曲折"の部分が面白ければ良いんですけどねぇ…

女性同士の修羅場や色恋で肉付けして、どうでも良い内容でだらだら引き延ばしていった結果、

東野圭吾ならではの独特の世界観を薄めた作品になってしまったのが残念でなりません。

まぁ、連ドラ向きではなかったって事でしょう。

お正月の2時間半スペシャルにした方が、

原作の持つスピード感が活きた内容になったのではないでしょうかね。

 

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17位

SUITS/スーツ2(フジテレビ・月曜21時)★★

 

コロナ禍で一番被害を受けたのは本作である事は確かですね。

放送再開してからはいろんなキャラクターにブレがあったし、

マカオに行くと言っておきながらすぐに帰ってきたし←

内輪揉めの話もダラダラやっているような印象しかなく…

引き込まれずに終わってしまった感じです。

 

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リタイアしたドラマ…

 

七人の秘書(テレビ朝日・木曜21時)★ 

 

1話のみ視聴。リタイアして後悔なし!

 

 

タリオ 復讐代行の2人(NHK総合・金曜22時)★★★ 

 

4話まで視聴。「TRICK」好きには楽しめたのかもしれませんが、

個人的には本作のうたう「痛快でポップな新感覚"復讐劇"エンターテインメント」と

内容が噛み合っていない所に違和感を感じられずにはいられませんでした。

笑えなくはないんですが、絵面や盛り上げ方が地味で淡々としていて…。

 

 

恋する母たち(TBS・金曜22時)★

 

1話のみ視聴。元から期待はしていませんでしたけどもね。

「確かに僕らイケてますよね」という台詞が出てきた時点で

多分これはついていけないな…と思ってしまいましたとさ(笑)

 

 

24 JAPAN(テレビ朝日・金曜23時15分)★★★

 

3話まで視聴。本作の何が一番勿体ないって、

劇中に度々出てくる時間とリアルタイムで流れている時間をリンクさせなかった所ですよね。

なぜ15分ずれた金曜ドラマナイト枠で放送したのか。

そこが合っていれば、もう少し臨場感が生まれたかもしれませんが…

どちらにせよ話に抑揚がなさ過ぎるので退屈で…(汗) 

 

 

先生を消す方程式。(テレビ朝日・土曜23時)★★

 

2話まで視聴。個人的な事情&ただ暑苦しい教師のドラマという印象は

今後見ても変わらなそうな気がしたのでリタイアしたんですが…

何やらゾンビになったり、雷に打たれたりと凄い事になっていたらしいですね(笑)

まぁ、最後まで見ていた視聴者のほとんどは「なんだこれ」という感想だったので、

これも切って正解ではありましたけどもね。

 

 

ちなみに、「共演NG」はですね〜…2話までは見ていて、

初回よりも露骨な煽りが減って見やすいと思ったんですが、

録画が溜まるわ、年内に完走出来そうにないわで、視聴を断念いたしました(汗)

 

        

超個人的なノミネート賞

 

主演男優賞 江口洋介(天使にリクエストを) 

→候補:玉木宏(極主夫道)

 

主演女優賞 柴咲コウ(35歳の少女)

→候補:波瑠(#リモラブ) 

 

助演男優賞 坂口健太郎(35歳の少女)

→候補:松下洸平(#リモラブ)

 

助演女優賞 鈴木保奈美(35歳の少女)

→候補:稲森いずみ(極主夫道)

 

新人賞 なし

 

主題歌賞 Mr.Children「brand new planet」(姉ちゃんの恋人)

SOUNDTRACKS 通常盤 (CD / 32Pブックレット)

SOUNDTRACKS 通常盤 (CD / 32Pブックレット)

  • アーティスト:Mr.Children
  • 発売日: 2020/12/02
  • メディア: CD
 

→候補:福山雅治「心音」(#リモラブ)

    King Gnu「三文小説」(35歳の少女)

  

OP/ED映像賞 姉ちゃんの恋人 OP

 

脚本賞 水橋文美江「#リモラブ」

→候補:岡田惠和「姉ちゃんの恋人」

    大森寿美男「天使にリクエストを」

 

演出賞 武内英樹、洞功二「ルパンの娘」

 

劇伴賞 得田真裕「#リモラブ」 

 

 

特別賞 まこっちゃん(この恋あたためますか)

 

*** 

 

以上、秋ドラマの総括でした。

 

今期もざっくりまとめになってしまったので、

振り返りもこっちで軽くコメントを残す形で終わらせてしまいますが…

まぁ、そうですね〜…今期は突出した作品、

「これを強く推したい!」と思わせる作品はなかったですかね。

どれも良い部分もあり、惜しい部分もあり…という感じのクールでした。

言い換えれば、小粒ではあるものの、

クオリティのピンキリが激しくなかった点を考えれば

それなりに楽しめたのかな?という気はしています。

 

 

来期も素敵な作品との出会いがあればな〜と思います。

あとは年間ランキングの方を完成させなくては。

閲覧ありがとうございました!

 


監察医 朝顔(2020) 9話 感想|茶子先生が退場。スッキリしないまま年越しへ…

 

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2時間スペシャルなだけに、

女性連続殺人事件や、桑原(風間俊介)の審議会のくだり、

平(時任三郎)の記憶障害疑惑に、美幸(大竹しのぶ)の家族事情と

いろんな"影"を盛り込んできた訳ですが、

後半はSNSとの付き合い方を問う内容になっていましたね。

 

牛島(望月歩)がご遺体に関わった事で覚えた憤り、悔しさ、歪んだ正義感…

ありとあらゆる感情を見せる場面が伏線として度々提示されていたので、

この人にまつわる話をメインで描きたかったんだろうなぁというのは分かりやすい。

けどその代わり、前半1時間分は最後を魅せるための"繋ぎ"になっていた感も…否めない(汗)

平がまさか…というショッキングなラストを残していたのも相まって、

余計にそう思えてしまったのかもしれませんけどね。

桑原も交番勤務以外の処分は下されなくて済んだんですし、

途中で解決させるくらいだったら今回の内容を1時間ごとに分けてしまった方が

中盤も霞む事なく、話が引き締まったような気がします。

 

まぁでも、演技面ではかなり印象に残るシーンもありました。

朝顔上野樹里)の静かな怒りを見せる演技に"ドラマっぽさ"を感じさせなくてさ。

感情を露わにするのは、あくまでも目に涙を溜めるだけ。

若者がSNSを通して犯した過ち。相手に真摯に対応する大人の姿。

この両者の構図を描こうとすると場合によっては

"説教""熱弁"の暑苦しい方向に偏りがちになってしまうんですけど、

本作はその流れに持っていかない所が良かったです。

期待していた、成長を見守ろうとしていた若者であればあるほど

「なんでそんな事しちゃったのかな…」っていう残念感が先に来ると思うから…

朝顔の気持ちや1つ1つの言葉、確かに伝わりましたよ。

 

呼吸器をつけて入院している嶋田(柄本明)を見た時のつぐみ(加藤柚凪)の表情もリアル。

いつも実家に行ったら笑顔で嬉しそうに自分の元にやって来るのに、

今日は何だか違う…いつもの大じいじじゃない…と

ショックを覚えてしまっているのもよく分かる。子供は何事にも敏感な年頃だから。

 

茶子先生(山口智子)の退場の件は…きっと責任を取るために辞めたんでしょうね。

大谷亮平さんとの関係の謎を残したまま(笑)

だめっしー…いや、うっしーはお咎めなしで済んで、法医学教室も解体せずに済んだけれど、

現実問題はそうは行かなくて。

対処が甘過ぎるとは思うんですが、画像から特定された彼はこれから橘の遺族に訴えられて、

軽はずみな気持ちでSNSに上げるよう促した事から、

今度は彼に誹謗中傷の矛先が向くようになるのは大いに想像出来る訳で。

まだ学生だから、未来を奪ったら可哀想だし、チャンスをあげたい。

クビにしない代わりに私が…という経緯なのかもしれません。

朝顔の支えとなった存在として今まで描かれてきただけに、いなくなるのは寂しいなぁ。

 

案の定、スッキリしないまま年越しとなりましたが…

次回の新春スペシャルは本題とは離れた内容になるのでしょうか。

「ちゃんと新作です」って予告に記載されているのは笑っちゃったけど。

いつも月9が特別編を作ると「ただの総集編じゃん!」って視聴者にツッコまれるから

そうならないように予防線を張ったとか?(笑)

 

 

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#リモラブ〜普通の恋は邪道〜 10話(最終回) 感想|キスシーンもソーシャルディスタンスで!

 

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そわそわ、したねぇ…。ドキドキしたねぇ。

恋愛ドラマなら片想い同士が結ばれてハッピーエンドになるだろうとは

分かってはいるんだけれども、

中盤まで焦れったい方向に進むもんだから、どんな結末に転ぶのか目が離せなかったなぁ。

 

本作の登場人物はみんな"器用な人"になりきろうとするんだけど、

実は下手で、本当はただ強がっているだけで。

だからこそ、身近で愛おしくって、何かある度に一喜一憂しちゃって。

挫折を味わった時に、一人になった時に吐き出す1つ1つの言葉に"生"を感じる訳で。

 

最初の頃はぶっちゃけ、「リモートドラマはもう良いかなぁ」と思っていました。

しかし、結果的には、生きづらさを抱えながら過ごしている

人々の心に今響くのは"言葉"である事。

言葉の持つ力は偉大で、些細な事でも何でも良いから

大切な人と気持ちを共有していく所から始めようよ…といった

メッセージ性を残した作りになっていたのが素敵。

 

今まで"負"のイメージが強かったコロナ禍の特徴を逆手にとって、

「近づきたくても近づけない葛藤」「それを乗り越えようとする変化」という

恋愛ドラマならではの醍醐味として昇華してみせたのを見て、

まだまだこの手のジャンルは無限の可能性を秘めているのかもしれない…と。

コロナ禍を迎えて、今後どんな新しいドラマが生まれてくるかと

期待してみたくなってしまう作品でした。

 

美々(波瑠)と青林(松下洸平)のキスシーンも、正面からではなく、

あえて外からの引きのカットで見せる事で

ソーシャルディスタンス的演出を施した…という、

中盤から設定が忘れ去られるドラマもある中、

最後まで徹底的にコロナ禍が舞台である事を表現したラストも面白い。

 

本作の脚本家は言葉を自由自在に操るのが得意なのか、

「丸ちゃん」とか「私の嫌いなイチャコラ!」とか

ついついクスッとしてしまう台詞も豊富に含まれていて、

それもまた、本作を純粋に楽しむ気持ちで見て良いんだ…と思わせてくれる要素の一つでしたね。

そして、波瑠さんは「G線上のあなたと私」以来、どんどん吹っ切れている感じがします。

今まではコミカルな役をやっても どこかぎこちなさを感じていましたが、

最近は自然体な演技をされている印象ですねぇ。

 

明日はクリスマスイブで、恋人に、家族に…と、

誰かと過ごす事が愛おしいと思えてくる日。

その前日が本作で良かったです。

昨日に引き続き、みんなの幸せを願いたくなる気持ちにさせられました。

 

 

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この恋あたためますか 10話(最終回) 感想|2人の恋、むしろ冷めましたw

 

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一人愚痴大会…みたいな感想になります(笑)

あ、でも、ガチで怒っている訳じゃないので。

基本的に、文の後にほぼ「w」が付いてると思って見てくだされば…。

 

さて、最終回ね。

本作の最終回を見てこんなにも

前の時間帯のドラマと逆だったら良かったのに!!

と強く思った事は過去にない。

「姉ちゃんの恋人」のぽかぽか幸せエンドをデザートにしたかった…ですな。

そしたら、新谷(仲野太賀)の不憫さをその雰囲気でかき消して、

幸せになって良かったね〜なんて超好都合解釈で終われたかもしれないのに。←流石にないかw

 

いや、確かにハッピーエンドなんですよ。

紆余曲折あって、片想い同士の人が無事に結ばれたという王道な締めなんですよ。

でもさ…最後の最後まで主人公の恋心に共感出来なかったっていうのは、ないでしょ(笑)

私には「甘いクリスマスを過ごすカップルたちの裏には、

涙を堪えてしょっぱい想いをしている人々がいる」という

残酷な"現実"を突きつけられる内容に映って堪らなかったです。

 

だって、樹木(森七菜)、普通〜に無神経で自己中じゃないですかね?

新谷は自分に気があって、北川(石橋静河)は浅羽(中村倫也)を想っていたのを

知っておきながらクリスマスの話題を振るし、

友達とパーティーだと聞くと「楽しそう」って羨ましがる。

クリスマスイブの日は、浅羽が出張で帰ってこない中、一人ぼっちで心細そうな姿を見せる。

ちょっと口が悪くなりますがすいません。

いや、あんた、恋人いるじゃん!

「私、一人で寂しいの…」みたいな可哀想オーラまとってるけど、

クリスマスの日"だけ"いないっていう話でしょうよ!!

 後者に関しては、まだお互いが付き合っていない段階で、浅羽の出張日が迫っていて、

「私の事が好きだったら、クリスマスイブの日に帰ってきて欲しい」と樹木がお願いして、

帰ってくるか帰ってこないかの選択を本人に委ねる…という展開だったら分かるんです。

でも、もう付き合っていての流れだから…ドキドキも何も生まれない訳ですよ。

発売予定とは言え、持ち込んだケーキをコンビニのイートインスペースで食べるしさ。

家で食べろよ!!

って最後までツッコんでしまいましたよ。

 

そして2人の両想いに納得行かないもう一つの理由は、

あんな卑怯な介入のお陰でフラれた新谷の立ち直り方が早過ぎる事。

もうちょっと引きずっていても構わないのに…

北川も樹木の惚気っぷりにもっと嫉妬の感情を見せたって良いのに…

良い人過ぎて逆に辛かったです。

サスペンスだったら、元恋人が 好きだった相手が付き合っている恋人を

嫉妬心で殺害しにいくレベルですね。

その時の凶器は"あの"スノードームで!

…いかん、物騒な妄想をしてしまった(笑)

 

放送開始から約15分くらいで、まるで最終回の終盤でやるかのような王道展開を済ませたので

それ以上にもっと重要な"何か"を用意しているんだろうなぁ…と思ったら、

まさかの樹木と浅羽によるイチャコラ&惚気話ばかりを

残り30分で見せられるってのも何だかな。

前回のラストは意外性があって面白かった。

物語の後半から「クリスマスは誰と過ごす?」がテーマであった事、

浅羽の「クリスマスを好きになる」が1つの軸として描かれていたにもかかわらず、

その重要アイテムとなるケーキはあっという間に完成してしまった。

あんなグダグダした内容だったら…

9話のあの展開を最終回に持ってくるか、それとも前回の内容+30分拡大するかして、

そこに今回の告白シーン→フラれて立ち直った新谷と北川と一致団結して

"チームで"ケーキを作り上げる流れを追加した方が良かったんじゃないでしょうか。

 

う〜ん…以前にも度々書いてきたかもしれませんけど、

結果的に、いろんな要素がとっ散らかった作品になっちゃいましたね。

元々設定や背景が用意されている漫画原作の映像化だったら、こんな事は起きなかったのかと。

スイーツ開発秘話に恋愛に、「キキかじり」に、元アイドル設定に…

力のある脚本家さんだったらバランスをとれていたと思うんですが、

これを重点的に描いたらこれを描くのを忘れていて、

「そういえばこんな設定あったわ!」と思い出したように久しぶりに登場させて…

というのがまぁ多かった。

 

最後に、これは個人的な考えですが、見続けた理由として、

初回で提示された主人公の過去に「初めて恋をした日に読む話」のような内容になれたら…

という可能性を感じさせる部分があったからなんですよね。

「挫折した経験の持ち主」の点では、あちらの作品の主人公とも共通してますし。

漫画ちっくな胸キュン要素や、当て馬ポジションのキャラクター、複数人の心情を描くのも一緒。

"見捨てられたアイドル時代""透明人間"というレッテルを貼られて過ごしてきた主人公が、

浅羽&コンビニスイーツとの出会いを通してどんな成長を見せるのか…

そこを会社での仕事を通して、もっとはっきりと描いて欲しかったです。

仕事をサボって遊んでいるようなイメージが強くて(苦笑)

 

 

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姉ちゃんの恋人 9話(最終回) 感想|2021年もつづけ、幸せ。

 

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大団円の最終回。

今期のドラマの最終回はこのご時世を反映させているのか、

どのジャンルでもハッピーエンドになる事が多いですねぇ。

しかし、どんなに優しい世界でも、どんなにファンタジーでも…

こんなにも人の幸せを願いたくなるのは、本作が一番だったと思っています。

 

「生きるって事は、幸せってやつに片想いし続ける事なのかもしれないね」

和輝(高橋海人)のこの語りが、本作が描く世界観は勿論、

現実を生きている私たちの心情を表しているようで刺さる。

幸せが欲しくて欲しくて堪らない人々が、

目の前にある小さな幸せを見つけて積み重ねていったら

やがて大きなものになって私たちの元に訪れてくるかもしれない…

これを伝えたかったのだと思うと、数々の幸せムードも納得で。

(それにしても…臼井(スミマサノリ)の"捨てられた椅子"のくだりにも

しっかりオチが用意されていたのは意外でしたな(笑))

 

「あったかもしれなかった」「まだ続いていたかもしれなかった」

私たちがコロナ禍でその幸せを理不尽に奪われたように、

桃子(有村架純)は家族を事故で失い、吉岡(林遣都)は元恋人に傷つけられた"過去"を背負った。

 

後者の方が理不尽という言葉では済まされないほど辛い想いをしている訳で、

並べて書くものではないとは思います。

けれども、みんなそれぞれに悩みや不安を抱えていて、大きな壁も立ちはだかって、

それでも前を向いて生きて行く…といった登場人物の描写は

日常生活や人生にもリンクする部分が多々あり。

リンクするだけでなく、1年後のクリスマスの世界、

赤裸々に想いを伝えて共有し合う関係性を通して

「こんな世界になれたら良いよね」という

"そう遠くはない未来"=プチファンタジーの要素も加わった事が、

今あるべくして生まれた作品だったと感じる最大の理由だと考えています。

 

本作の脚本家が、温かい気持ちになれるファンタジーを得意とする

岡田惠和さんで良かったです。そして、この時期に出会えて良かったです。

良い人ばかりの優しい世界だからこそ、その分悲劇が際立ってしまうのだけれども、

それがなければただの空想で終わって印象も薄くなってしまいますから。

 

フィクションではあるものの、その世界で生きる人々と一緒に

2021年が幸せ溢れる一年になりますようにと願いたくなる最終回。

みんなで、いつか来るかもしれない大きな幸せを夢見て、前に進もう。

 

「とある小さな惑星の物語」を覗いている感覚にさせるような

地球のモチーフがOP映像や劇中に使用されている所、

そして、"惑星"絡みで、毎回絶妙なタイミングで流れるMr.Childrenの主題歌も。

どこかキュートで、ロマンチックで、切なくて…

見ているだけでいろんな感情が込み上げてくる、大好きな作品でした。

 

 

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監察医 朝顔(2020) 8話 感想|つぐみだけが救いの"孤独編"始動。

 

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つぐみ(加藤柚凪)がいなかったら、もっと重くなっていただろうなぁ…と思えた1時間。

正直、「孤独編」というワードに加えて、今回の児童誘拐事件となると、

つぐみもまさかお泊まり先で模倣犯にさらわれてしまう展開が来るのでは…なんて

いらん事を考えてしまったんですよね。

本作は前シーズン以上に、良くも悪くも

主人公達に襲いかかる"試練"を重点的に描いている印象があるので。

 

結果的に、朝顔上野樹里)が本当の意味での"孤独"にならなくて済む。

が、タッパーに詰め込まれた料理を黙々と食べたり、食堂で食べたり、

カップラーメンを食べたり…と、食生活に"孤独"が滲み出ている所はやっぱり切ない。

仕事から帰ってきて、和気藹々とした雰囲気の中で今日の出来事を話しながら食卓を囲む

家族の姿を今まで見てきた視聴者からしたら、

それぞれの3人の姿はまるで非日常のようでした…。

 

「孤独編」に絡めるならば、幼い娘だった栞里を亡くし、

あれからぽっかりと心に穴が開いた状態で生き続けていた父・浅野(森下能幸)と、

"父には見えていなかった"息子の心情にも繋がる今回の事件。

 

監察医のバイトくんの予想どおり、事件の動機は

我が子を殺した犯人に対する復讐心によるもの。刑事ドラマではよくある結末だと思います。

しかし、「復讐はやっぱり良くないね」とは言える状況ではなく…

なんならその行動に走った事に共感してしまいました。

 

つぐみと同じくらいの年齢の子の命を奪われ、

その部位が土から発見されるたび確認はするんだけれども、結局右手だけは返してもらえず、

さらには警察側の判断で捜索が半ば強制的に終了。

「みんな、まるであの子がいなかったかのように」と遺書に書かれた言葉が刺さる。

犯人にも娘の苦しみを味わせたい…と思ってしまうのも当然な訳で、

長年の間"その感情"だけを抱えて生きてきたような、

森下能幸さんの執念に満ちた声の演技に背筋が凍りつきました。

 

しかし、犯罪者の犯した罪の重さと今までの事情を考慮しても、

残された息子は"加害者の子供"というレッテルを貼られてしまうのでしょうかね。

出所して更生しようとしている人が被害者にやられるなら酷な話ですけど、

今回の場合は同じ過ちを犯そうとしていましたからねぇ…

もし浅野が助けていなければ、

また幼い誰かの子の命が奪われてしまっていたかもしれないんですよ。

 

我が子を守りたい。我が子を日常的に潜む悪から救ってやりたい。

でも一歩間違えれば、"良心"のつもりが"悪意"に変わってしまう世の中で生きている。

 

考えさせられる内容で終わりましたが、来週もまた一波乱あるようで…

2時間もあるので、その中で起こった話を引っ張る事はないでしょうし。

新年(2クール目)は晴れやかなスタートを切って欲しいですけども。

 

 

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#リモラブ〜普通の恋は邪道〜 9話 感想|スマホを忘れただけなのに

 

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どこもかしこも…タイミングの悪さよ!!

今回の話はそれに尽きますわ。

ずっと欲しがっていた指輪を、マジックなんてまどろっこしい事やらずに

素直に渡していたら、栞(福地桃子)もその誠実さに惚れて、

後継問題で悩んでいたのを忘れて受け入れてくれる可能性があっただろうに。

青林(松下洸平)が五文字(間宮祥太朗)のスマホの通知を見ていなかったら

プロポーズをためらう事も。

五文字からネタバレを聞かされていなかったら、美々(波瑠)が変な期待を寄せる事も。

そして、彼女が考え込みやすい性格だからこそ、「ごめん」という言葉が先に出てこなければ

気まずい空気が流れる事も、み〜んななかったかもしれないのに。

 

この手のドラマで「通知」が関係性を狂わせ始める

キーアイテムとして描かれる事はよくあるけれど、

本作が一番「ニクいぜ…!」って気持ちにさせられましたよ。

そう…現実ではこんなタイミングの悪さが頻繁に起こりうる。

ここに来て、SNSがどんなに自分にとって便利なアイテムかを

改めて痛感させられる内容でした。

 

以前の感想にも書きましたが、SNSは「なりたい自分」でいられるし、

心の準備が出来た状態で自分の好きなタイミングでいつでも返せるし、

何か言いかけた事があっても、向こうにはそれがまだ届いていない訳だから

途中まで打った文章を消せば良い。

しかし、現実だとある種の柔軟性とコミュニケーション力が問われる。

そこで衝突が起こって…俗に言う"コロナ離婚"にも繋がるのだと思います。

でも、"相手がいる事の温もり"を、手を繋いだり、ハグしたり、ベッドで一緒に横になったりと

直で感じられる良さを、2人の生活を通して描かれてきたのを

ここ何話かで存分に味わってきただけに…

最終回直前のあの展開は、夢の世界から強制的に引き戻されたような感覚を覚えて辛い。

SNSなら"考え直し"は効くけれど、現実では言ってしまったら後戻り出来ない。

人と心を通じ合わせるのって、難しい。

上手いとこ突くなぁ…この脚本。

 

朝鳴(及川光博)と富近(江口のりこ)の関係性が

一番理想だなぁ…などと思いながら見ていましたが、

どうやらここも悩みを抱えているらしく。

「新しいお母さんなんていらない」っていう保くんの言葉が

地味にズシンと来ております。

 

次回予告が一切流れなかったって事は、まだ撮影中なのか…

とにかく!どんな過程を迎えてハッピーエンドになるのか、楽しみに待ってます。

 

 

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この恋あたためますか 9話 感想|浅羽元社長、鬼畜の極み(笑)

 

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さて、今回の「そういうとこだぞ、まこっちゃん〜」ポイントは…

自分の気持ちを押し通さない所だ!!!

あれ、なんか似たような事を前も言っていた気がするような(笑)

 

新谷(仲野太賀)は本当に"良い奴"過ぎるんですよねぇ。

「自分の気持ちを確かめてこい」じゃなくて、もっと言う事があるでしょうに…

何度もフラれてきたらしい自分に自信がないからなのか、考えを相手に委ね過ぎる。

でもって…意思を伝える時は「クリスマスまでの期間を俺にください」なんていう

ちょっと遠慮がちな言葉になってしまうしなぁ。

セクハラだと思われそうな いきなりのキスをかましてきた時の肉食っぷりは

どこ行ったんだよ!!ってツッコみたくなりますw

 

そんなんだから、冷めたフリして内心では高みの見物をしている…じゃないですけど、

樹木(森七菜)から告白された自分が一歩有利〜♪ なんていう態度を

浅羽(中村倫也)にとられてしまう訳でさ。

こうなって来ると、新谷は当て馬への道一直線ですし、

強がって樹木の背中を押す=フラれる 展開になるのが見え見えなので、

恋愛の方はベタでそこまで興味ないな〜と思っていたんですが…

最後の展開にまさかの意表を突かれてしまいました。

 

「選ぶのは彼女だ」と偉そうに言った張本人が

ちょっと待てーーーーーー!とゼェゼェしながら追いかける姿になるのを

誰が想像したか(笑)

今までのキャラと違うから、なんかもう面白かったですわ。

好きな人が誰かといる所まで追いかける展開も、「ちょっと待てーー」の展開も

恋愛モノでは王道なんですけど、新谷じゃなくてそこに浅羽を持ってきたかという。

王道は王道でも、ちょっと捻りを加えたら

ここまで楽しくなるんだなぁという例を見たようでしたw

そして2人でのデートに乱入してきたにもかかわらず、

自分の気持ちをガンガン押し通して完全に樹木の気を向かせる。

樹木は小悪魔ですが、浅羽は確信犯(爆)

もうこれで、樹木&浅羽のルートになってしまいましたねぇ…。

 

でも、浅羽が来る前の樹木の"答え"はなんだったんでしょうね。

一歩前に近づいて、にこにこして…

そこから「やっぱり付き合えません」の流れになるのは想像しづらい。

しかし、樹木なら「親友同士でいよう♪」って言うのかなぁ。

オブラートに包んでいるようでも、結構残酷な気がするんですけども(笑)

 

 

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