未解決の女 警視庁文書捜査官 Season2 7話(最終回) 感想|SPの方が合っているのかも。

 

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前回と今回だけで捉えたら、紳士的な対応をする矢代(波瑠)と

それに元気付けられる鳴海(鈴木京香)の

所謂"王子様とお姫様"的な書き分けがされていてバディが魅力的に映るし、

泣かせに行きがちな逮捕のシーンも「どうか謝らせてくれ」という刑事側の誠意で

復讐を止めさせた捻りが効いていたのが面白かったです。

犯人側の背景も丁寧に描けているし、「文字の神様が降りてきた!」を二度言わせる形で

視聴者の心を掴む工夫も出来ているとも思います。

 

ただ、本作に最後までむず痒さを覚えたのは、

「文書捜査」のアピールが控えめ過ぎた事だけ。

本当に、それだけ。

刑事ドラマとしては普通に見ていられるんだけど、

でも見たいのは木8でやっているような内容じゃない…

ツンデレな2人は可愛げがあって好きなのに…

これらは前シーズンでも感じていましたが、続編になっても結局、

その気持ちは拭えないままだったなぁという印象が残ってしまいました。

あと、やっぱり登場人物も多いんですよね。

6係がチーム一丸となって原因究明していく姿を、もっと見たかったです。

 

去年放送されたSPの時は、文書要素も活かせていて、

脇役にもそれぞれスポットが当たった作りになっていたので、

前回と今回の話も少し手を加えて2時間構成で放送していれば

より満足出来ていたのかもしれません。

主題歌が変わっても本作の世界観なら上手く消化出来る事も証明されましたし、

物語に深みを増して行けば増して行くほど

主題歌が流れた時の切ない余韻もガッツリ残せる所は"強み"であるとも思っています。

だから…連ドラじゃない方が合っているんでしょうね。

 

 

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