2020年10月一覧

天使にリクエストを〜人生最後の願い〜 5話(最終回) 感想|さすらいの旅はこれからも続く

 

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話数が短いだけに、「お?ちょっとまとめに入ってるな?」という感じはありましたね。

島田(江口洋介)と時恵(板谷由夏)の関係性もてっきり

これから時々会う形で時間をかけて取り戻していくんだろうと予想していたため、

まさか復縁&しかも一緒に住む事まで考えているとは思わず(笑)

寺本(志尊淳)が「おばあちゃん」と呼べるようになったのも、島田の説得のお陰なのかしら。

成長するまでの経緯はもっと知りたかったし、

今回の話こそ2週にわたって放送しても良かった気はしますが…

まぁでも、今まで描いてきた「相手の願いを叶える事で、自分も過去と向き合って変われる」

というメッセージ性は一貫していたので。

純粋に「良かったね…」と安堵しながら泣ける1時間でした。

 

寺本が和子(倍賞美津子)をおばあちゃんだと受け入れる事が出来てからは、

今まで「サイレントエンジェル」として活動してきた思い出の日々に、

「さすらい」をみんなで歌う楽しそうな姿に、記念写真に、

そして最後は通ってきた道を一斉に映すED映像に…と

ザ・最終回!らしさを盛り込みまくる。

心のどこかにあった憑き物がとれたような4人のその後の姿を

延々と描き続けてくれる終盤の展開が粋だったなぁ…。

憑き物がとれたと言っても、これから出会う人々との関わりを通して

また試練が訪れる日は来るだろうけど。

でも、今の4人なら大丈夫。そう信じたいです。

 

本作はストーリー自体も完成度は高かったですが、

世代の離れた私でも様々な登場人物に食い入るように感情移入出来たのは、

役者一人一人の表情をじっくり見せるカメラワークの美しさもあったからだと思っています。

苦しみに耐えられない時の顔。何かに気づけた時の顔。救われた時の顔。

劇伴は基本的にギターかハーモニカで洒落た雰囲気を漂わせていて、

それを使って一切泣かせにかかろうとはしない。

よくある人情モノでも「死と向き合う事で救われる人々」を

真摯に描いている所に新鮮味を感じました。

 

ロードムービーっぽい作りもお気に入りになってしまうほど、

自分の中ではかなり好印象で終わった作品でした。

続編は見たいけど…島田達の中では過去にピリオドがついたので、

もうこれで完結させて、今後は視聴者自身が想像を巡らせるくらいが"らしい"のかも…ですね。

 

 

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天使にリクエストを〜人生最後の願い〜 4話 感想|ボケ封じの寺が守ってくれたもの

  

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仲良くワイワイ喋ったり、お煎餅の入った袋を回したりしている

移動中の車内の様子が遠足みたいで

凄く微笑ましいなぁ…と思いながら見ていたけれど、

寺本(志尊淳)も同じく過去に傷を抱えていた者だったと分かってからは

そう感じていたのにも納得してしまいました。

まだ自我がなかった頃だったとは言え、そばにいる"はず"の存在がいないという現実を

子供の時から目の当たりにしてきた訳だから辛いですよね…。

時恵(板谷由夏)も連れて、痛みをみんなで分かち合おうとした巡礼旅。

 

いつにも増して聖哉(林田悠作)の回想が多いのが

見ている側をとてもいたたまれない気持ちにさせます。

でも、全体を覆う緑の風景が、最後の亜花里(上白石萌歌)の歌声が心を癒してくれる。

それらの演出がなかったら…ただ重苦しい余韻だけが残ってしまったでしょう。

 

今回歌われた「守ってあげたい」をなぞるならば、

ボケ封じの寺は、三井(山本學)を"孫が亡くなった"という悲劇から守り、

島田(江口洋介)と時恵を"十字架を背負った自分自身を責め続ける贖罪の日々"から

守ってくれた。

階段を上る島田が走馬灯のように過去の出来事を蘇らせていくシーンで

最後に出てきたのは仏像のカット…。

再びあの時の回想になった途端、「息子が守って欲しかったもの」を思い出した。

その一連の流れが「もう自分を追い詰めなくて良いんだよ」

「2人で本当の事を話し合ってみてごらん」と

神様が背中を押してくれているみたいで、自然と涙が溢れてしまいました。

 

「聖哉、すまなかったぁ…!本当にすまなかった……」

何度も謝り続けながら顔をくしゃくしゃにして泣く江口洋介さんを見るだけでも辛いのに、

声がたまに裏返っているのがもうズルいとしか言えない。

想いを全部出し切って少しでもモヤモヤが取り除かれたのか、

前半で車を走らせているシーンでは真顔だったのが、

帰りのシーンでは表情に柔らかさが漂っているのも"変化"で対比が効いていて印象的でした。

 

個人的には2話から本作の持つ魅力にグイグイ引き込まれていって、

特に今回の話はドンピシャだったので、次回でもう終わってしまうのか…という

寂しさが一気に込み上げてくるようです。

なんで5話なんだろう。

本作だけでなく、この枠は良い作品が多いのに、話数が短すぎるのが本当に勿体ない(泣)

 

 

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キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 6話(最終回) 感想|説教7割:真相3割。

 

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終わりましたね。

で…黒幕はやっぱり澤登(六角精児)でしたね。

↑いつも冒頭でネタバレを書く時は、まだ見ていない方に記事の概要が

目に入ってしまわないように○で伏せていますが、今回は特に捻りはないので隠しませんw

最初っからどう見ても怪しかったし、そもそも候補が限られているので…。

しかしまぁ、ぐわはははという笑い方も、松原(仙道敦子)に殺されそうになる時に

小柄な神崎(山田涼介)の後ろに隠れるものの 体がはみ出てて全然隠れきれてなかったのも

それなりに面白かったんですけど、

六角さんがラスボスはちょっと違うよなぁ…と思ってしまいましたな(笑)

何となく、RPGでいう、ステージが終わる度に進化と特訓を重ねて

主人公達に戦いを挑む小ボスって感じがするのは気のせいですかね。

 

真相はあっさり済ませたのもありますが、

涙を誘うような説教シーンが全体的に多かったのも

あまり引き込まれる事なく見終えてしまった原因でしょうか。

中でも1つ挙げるとしたら…彩乃(関水渚)ですね。

私、最後まで彼女が好きになれませんでした(爆)

謝りに来たと思ったら、説教を垂らして去った。

神崎と黒木(田中圭)の関係を壊した張本人なのに

何を家族目線で綺麗事ばかり述べているのかが謎で。

3人ってそんなに付き合いの長い仲だったっけ?と思ってしまったのは

話数の短さのせいなのか、それとも人物の描写不足なのか…

あ、どっちも…でしょうか(汗)

 

チーム一丸となって捜査するくだりも鉄板なはずが、

メンバー1人1人に愛着がある訳じゃなかったので、中盤からの展開にもノれなかったなぁ。

前にも書きましたけど、もっと脇役も立てて欲しかったです。

ジェシーさんはParavi要員だとしても…江口のりこさんと八嶋智人さんが勿体ないですよ。

あれ?もう一人若い女性刑事っていたっけ?←酷い^^; と思ってしまうくらいには

チームの印象が薄かったのも残念。

 

まぁ、このご時世がご時世なので、スパンを元に戻すために

本作も話数を削らざるを得なかったんでしょうけどねぇ…。

神崎と黒木の間に"兄弟"が見えてきた所で前回から縦軸をガッツリ、

気づけばもう最終回でしたから。

TBSだから、全10話だとすると5話の時点で今回の話を持ってきて、

"過去にピリオドをつけてまた絆が深まったバディ"という程で

6話以降から新章にして面白くする事も出来たかもしれません。

 

でも、最後に一番言いたいのは…

刑事×バディモノの後に同じジャンルの作品を放送するのは気の毒過ぎる

って事ですかね。

やっぱりワンクッション置いた方が、次回作の為にもなりますって。

しばらくしたら内容も忘れそうな代わりに、

何だかいろんなタイミングの悪さが重なっちゃって可哀相だったねという

記憶の方が残ってしまいそうな作品でした。

 

 

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ルパンの娘(2020) 1話 感想|宴じゃ、宴じゃ〜!な初回♪

 

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スタッフクレジットに「吉田沙保里」の名前が載っていたから

どこに出るんだろうと思っていたら…まさかの華役でたまげた!!

あちらが泥棒界最強なら、こちらは霊長類最強なので

キャスティングしたのも分かる気がするけど(笑)

実録ドラマも凄く面白そうでしたよ。

スピンオフとして配信…いや、Lの一族のキャストを置き換えたバージョンで

まるまる本編1話分使ってもアリなんじゃないですかね。

「モス」をバックに猛々しく戦う吉田版華の活躍、じっくり見てみたいですw

 

とまぁ、初っ端から1つのネタを拾い上げてしまうほど盛り沢山だった初回。

話自体が動いたのは約30分と遅かったけれど、

それでも同窓会のような懐かしさが主に前半で味わえたので十分満足しています。

もう続編ともなってしまえば、本作もある意味"時代劇"なんですよね。

「鉄板のアレ…早く来ないかな」「お、そろそろ来るぞーー!!」という

"安定感"をソワソワしながら待つ楽しさがある。

で、作り手側は1つも欠かさずに"安定"の持つ面白さをしっかり供給してくれるから信頼出来る。

続編が上手く行くかは、視聴者が「見たいモノ」と作り手が「見せたいモノ」が

一致しているかどうかにかかっている…とここ最近思っていて。

その点では初回の時点で大成功でした!

個人的には、今回の「都合の良いスプレー」とか「捕まり癖のある和くん」とか

視聴者の気持ちを率直に代弁してくれるツッコミが地味に好きでねぇ…

劇伴も主題歌も、キャストも含めて、前作の世界観がほぼそのまま帰ってきたのが

嬉しくて仕方なかったですよ。

 

でも、拾い切れないネタに笑わされるだけでなく、

展開に"捻り"を入れてくる所も本作の魅力の1つ。

前作では確か5話辺りで華(深田恭子)の正体が和馬(瀬戸康史)にバレてしまう

くだりを描いていた記憶。

そして今回は…別れを告げられる悲劇と、子供を授かってしまうハプニングという

またもや後半に持って行きそうな要素を早速盛り込んできた!

最初からそんなに飛ばしちゃって大丈夫なの!?と思うんですけど、

前作でダレずに"ラブ&コメディ"("ラブコメ"ではなく、あえてこの表記)を

描き切った例があるので、これからどんな風に翻弄されて行くんだろう?と

期待してしまう気持ちの方が大きいです。

 

みんな大好き円城寺(大貫勇輔)も…

イスタンブールから帰国してきた時は赤いジャケット=本作の世界の中では大きな出来事

華の元で歌って踊る時は青いジャケット=自分らしさを存分に見せる(通常運転)

華に「アドバイスなんか聞かなきゃ良かった…」と言われた時は黄色いジャケット

=これから2人の間に起こる危機を暗示

と、「信号」に絡めて物語の案内役的な見せ方になっていたのも

芸が細かいなぁと思わされました。

ゲストの坂口涼太郎さんは、「恐怖新聞」のあの役が貴重な経験になった感満載の

イキイキとした演技をされていましたな(笑)

 

美雲(橋本環奈)がLの一族と関わってくるのは次回以降ですかね。

本能寺の変みたいなシーンに巌(麿赤兒)は関係していないような…?

むしろ、OP映像で和馬と接近、それを華が遠くで"見てしまった"ともとれる

構図だった所が気になります。何か共通の過去が?

 

まぁ、何はともあれ、

前作を総括した時も「木曜日の生き甲斐」と評しましたが、

今回もまた生き甲斐となりそうです。あ〜幸せ♥

 

 

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#リモラブ〜普通の恋は邪道〜 1話 感想|設定は面白いんだけど…

 

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や〜…確かに、マスクを付けての撮影、緊急事態宣言下の状況を

連続ドラマで描くのは斬新な発想だけれど、

別に恋愛モノにしなくても良かったような…?

設定を変えても結局は「30代間近で恋人がいないのってヤバい!?」

「一人でも良いって思ってたはずなのに…」という流れに落ち着いてしまう。

美人で完璧そうに見えて実は恋愛下手な役をまた波瑠さんが演じる所も

どことなく既視感を覚える原因なのかも…と思いました。

世界観はそのままにして、

コロナ禍の状況をどう乗り越えていったかを産業医の視点で描くお仕事ドラマか、

恋人=幸せ 推奨ではなく、様々な人とアプリを通して出会う事で

「一人でも、遠くでも誰かと繋がれる」というこのご時世においての"SNSの価値"を問う

社会派ドラマかで、本作を見てみたかった気がします。

 

肝心の内容にしても、主人公・美々(波瑠)の心情に共感しづらいのが

ちょっとなぁ…という感じ。

初回はエピローグのつもりなのでしょうが、

それにしても"過程"をすっ飛ばし過ぎじゃありませんか?

なぜあんなに、下手したら情緒不安定ともとれる性格にしたのかが不思議。

まず見知らぬ人に対して「下手ですね」って直接送れる精神が凄いですし、

緊急事態宣言下の話をサクサク進めたお陰で、日が過ぎていく度に寂しさが募る…のではなく

まるで「新しい生活が始まったら急に一人が辛くなった」ようにしか見えない。

終盤のくだりは、私が見逃していたらすみませんが、

なんで「もう良いです」と一方的に関係を断ち切る気持ちに至ったのかが理解出来ませんでした。

そして後になってからかまってちゃんになる。うーん、なんか面倒臭い(笑)

 

檸檬檸檬で、PCで送ってるのかと言わんばかりに矢継ぎ早に返信してくる&

5分とは言えど一日中やり取りしているからストーカー気質にしか見えなくて怖い。

夢中になるほど その人のどこに惹かれたのかも分からず仕舞い…。

 

次回からガッツリ恋愛モードになって行くでしょうから、

後は美々と檸檬の恋の行方を応援したい気持ちにさせられるかどうかって所でしょうか。

食べ物に例える部分など、気軽に笑える部分もありますが…

とりあえず、様子見です。

 

 

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DIVER-特殊潜入班- 4話 感想|前後編でも中弛みなし。面白い!

 

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前後編ともなると、どうしても前編に「起」「承」中心の話が来がちで

「まぁまぁ、今回で終わらないからね」「最終回に向けての、だからね…」と

ある程度の諦めが付くものですが、

本作に関しては視聴者を飽きさせないための「転」要素が随所に施されているから面白い。

 

事務職員が横になる事で佐根村(野村周平)が圧迫されそうになるソファの演出…

空気清浄機は正直だったというコミカルなオチ…

最終章=最大の危機が迫ってくる がテッパンの流れが故に

皆本(片瀬那奈)が怪しい人物に襲われるのにも純粋に騙されつつ…

一か八かの作戦が最早犯罪者集団にしか見えない所に笑わされます。

(英語で脅迫している音声を流しているのをそのまま見せるというのも斬新。)

ドキドキとクスクスの展開が交互に続いた構成になっていたお陰で、

一切中弛みを感じさせなかった前編は珍しいかも。

 

そして、福士蒼汰さんはやっぱり本作のような役が良いなぁ…と。

英語の出来る方だったんですね。

不思議と日本語より英語の方が、発声に抑揚と勢いがある気がしたような?

というのは置いときまして…

「お前の命はないと思え」と言った時にニヤッと笑いながら

去っていく表情が何とも活き活きされていて、

本当に主人公を演じるが楽しいんだろうなぁと思わされました。

逮捕された時のイかれた目つきも、恋愛ドラマじゃ出来ないから(笑)

貴重な出会いですよね。

 

前回からの流れで個々の活躍が目立ってきて、

チームワークも着実に良くなっていると感じさせられた所で次回は最終回。

話自体は5話でコンパクトにまとめられているとは思いますが、

もっと"D班"を見ていたかったな〜という寂しさも芽生え始めて来ました。

まだ黒沢(福士蒼汰)や、新たに出てきた阿久津(りょう)の過去の真相も残っています。

どうケリを付けるのか…駆け足にならないか若干不安はありつつも、楽しみです。

 

 

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SUITS/スーツ2 14話 感想|やっと上杉の本性が見えてきた。

 

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私の中でやっと、ほんの少しだけ盛り上がってきたって所でしょうか…。

そりゃあ最終回前後編なので、1つの物事を集中的に描く=ラスボスに立ち向かう

展開になるのは当たり前っちゃ当たり前なんですけど、

本筋に全く関係のない恋愛要素がなくなるだけで

こんなにも弁護士同士の対峙に面白みが出てくるのか…と思わされました。

ただ、上杉(吉田鋼太郎)の不当解雇とフォルサム食品の案件が

ごちゃ混ぜに描かれているので、話の進行が分かりづらい部分はあるんですけどね。

 

上杉の最後の高笑いも、最っ高に憎たらしくて良かったですよ。

あのシーンだけでやっと彼の本性が見えてきた気がしました。

何度も言うようですみませんけど、大輔(中島裕翔)の不倫云々がなければ…

「あ、そういえば加入してたんだっけ」程度の出番しかもらえていない

藤嶋(上白石萌音)に尺を取らなければ…

もっと「ファームを脅かす上杉の襲来」が1話分だけじゃなくて

段階的に表現出来たかもしれないのになぁと思わずにはいられませんでした。

 

今まで色々不満はあったけれど、次回で最終回後編。

私としては、尾形(松本若菜)に上杉を全力でビンタしてもらいたいです。

あのペチペチ程度のビンタじゃスカッとせん。

日本だったら思いっきり一発食らわすイメージなんですが…

すぐさま2回目をやる所はあちらのスタイルなんでしょうかね。

 

 

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極主夫道 1話 感想|可笑しな玉木宏さんをただただ見ていたいw

 

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す、すごい…あんなにコメディに振り切った玉木宏さん、

「のだめ」の千秋先輩ぶりかもしれない…(笑)

新人扱いのルンバに本気でキレているのとか、全員で体操するシュールなOPとか、

ネタがぎっしりな前半パートに涙が出るほど笑ったわぁ。

そして竹中直人さんとの共演にもアガる!

稲森いずみさんに、志尊淳さんに、経験を積まれた役者さんが揃っているから、

キャラクター面においては基本的には安心して見られそう。

ただ…くっきー!さん云々関係なく、尺をガッツリとる役に

芸人さんはキャスティングしなくても良かった気はするけど。

無理やりコントを入れて笑かそうとしているのが見え見えで…

そこだけはちょっと勿体なかったですね。

 

このまま気軽に楽しむ路線でもアリかもしれませんが、

「家庭を支える専業主夫」「妻と子供が安心して暮らせる街の平和のために動く」設定、

そして終盤にあった手を繋いで仲良く帰るシーンから察するに、

本作を"新感覚ホームドラマ"だと考えるとすると、

「俺の話は長い」みたいな2本立て構成にしてみたら

テンポも良くなって行ったんじゃないかなぁという気もしました。

後半になると若干グダり始めて、龍(玉木宏)の登場だけで

本作の面白さが成立しているような感覚を受けたので。

まぁ、物語が締まって来るかどうかは

初期設定を紹介し終えた2話以降にかかっているって所でしょうか。

 

でも、基本的に日10枠とは相性が合わないという理由で

そこまで期待していなかった分、想像以上に楽しめた気持ちの方が大きいです。

Huluへの誘導がなかった所も好感が持てる。

晴郎くん…じゃなくて本多力さんの起用も嬉しいし、

賑やかで充実した日曜日になりそう。

感想は…物語性があったら継続かな?

 

 

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危険なビーナス 1話 感想|いろんな意味で"賭け"に出た感じ。

 

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「24 JAPAN」に続いて、こちらも相関図と照らし合わせながら

見なければいけない案件…(笑)

しかも、本作の場合は一族の話なので尚更ややこしい。

とりあえず、波恵(戸田恵子)と祥子(安蘭けい)が異母姉妹である事、

養子同士の勇磨(ディーン・フジオカ)と佐代(麻生祐未)がどう見ても恋人関係で

7話辺りで物語を大きく動かすキーパーソンになりそうな予感しかしないって事だけは

頭に入れておきました。

しかしまぁ…おディーンさんと洋館の組み合わせは、何度見ても絵になるわ。

 

大ヒットドラマ「半沢直樹」の次回作って事で、プレッシャーがかからざるを得ない本作。

でもこの枠にしては、かなりイレギュラーな世界観で挑んで来ましたね。

日曜劇場で今まで放送されてきた作品は基本的に

「大衆受けしやすいかどうか」が軸になっているイメージがあって、

そこから悪者を懲らしめる勧善懲悪や、1話完結型、

涙を誘う感動要素などいろいろ派生させて行っている傾向にあるんですが、

初回を見た限りでは、本作にはそういった"分かりやすさ"はないように思いました。

(あ、今度は誰が退場するんだろう?という楽しさはあるかな?)

集中して見ないと肝心な内容を逃してしまいそうな連続ミステリー。

複雑過ぎて困惑する登場人物の関係性。

これでも12%程の高視聴率が取れるのかどうか…

あの人気コンテンツが終わった今、日曜劇場のブランド力を保つために

大きな賭けに出ているのかもしれませんね。

 

もっとシリアスでドロドロした雰囲気になるのかと思っていたけれど、

伯朗(妻夫木聡)が結構不純だったり、谷間だったり、

軽めのピアノ調の劇伴やSEが主に前半に使われていたりと、

ある意味フジテレビのドラマを彷彿とさせる"ユルさ"が垣間見える作りも珍しい。

共同テレビが関わっていると知って、納得しましたが。

 

個人的には、小日向文世さんがただの良い人キャラで終わらない所にも期待してみたいです。

ちょっと小難しいですが、相関図を頼りに今後も見ていきます♪

 

 

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タリオ 復讐代行の2人 1話 感想|ポップというよりはスピーディ…?

 

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うーん…この物事がとんとん拍子で進んで行く感じ…。

録画or一人で視聴する時は、感想を書く際に後でどんな展開だったかを振り返るために

台詞などをメモ書きしているんですが、

あまりの台詞量の多さに書きそびれて流しちゃったり、たまに巻き戻したり…

っていう事が多々ありましたね。

"縦軸"になるであろう白沢(浜辺美波)の父の件も、肝心の生い立ちは

「前も見たから軽くおさらいね」と言わんばかりに淡々と済ませて終わり。

復讐モノの醍醐味である「憎悪」「残酷さ」とは一味違う作品だとしても、

音楽は80年代っぽくてオシャレだな〜と思うくらいで

特に引き込まれるまでは行かない…といった初回でした。

 

一言で言うなら、復讐モノよりかは弁護士モノに近い感じ。

でも、全体的に台詞がひっきりなしに飛び交っているから、

依頼内容、調査過程自体に集中出来ないまま、

気づいたら、あ…いつの間にか解決してたわ〜という印象しか残らない。

終盤にあったビンタのシーンのように、

ターゲットが容赦なくお仕置きされる様を見て視聴者にスカッとしてもらおう、

キャラクターが何かちょこまかやっている所を楽しんでもらおうというのが

作り手の狙いなのかもしれませんが、

それならば毎回感想を書く必要はないのかな?という気がしてきました。

(それ以前に、金曜日は混み合っているので、視聴継続するかどうかも危ういですが…)

 

木村ひさしさん演出特有の「繰り返し」「変な動作」「カメラワークの切り替えの速さ」は

相変わらず健在で、いつもならそれらを執拗に続ける手法が

物語を遮っているようで好みではないのですが。

本作の場合は逆に考えてみれば、スイスイ進む作りのお陰で"悪目立ち"はせず、

上手い塩梅だったと感じさせられたのは唯一良かった点だったかと思っています。

 

浜辺美波さんはやはり、シリアスな役よりちょっと特徴的な役の方が合うとは思うんですが…

次回はどうしようかなぁ。

しれっと「執筆休止(視聴のみ)」コーナーに入っているかもしれない。

来週から始まる裏の金10ドラマが題材的に惹かれないので、

こっちが面白ければ良いなぁと期待はしたいんですけども。

 

 

10/18追記:

2話を見ました。

似ていると言われている「TRICK」は未視聴ですが、

前回よりも木村ひさしさん独特の演出が増え、

それなりにエンタメ感が出ていた印象はありました。

ただ、これは嗜好の問題で、私はあまり過剰にやるのは好きじゃないんですけどね…(汗)

(特にカメラワーク)

 

話の展開自体は前回と同じく台詞量が多いせいか、

抑揚がなくスイスイ進んでいるとしか思えず。

世界観に引き込まれず仕舞いだったのには変わりないです。

 

視聴継続するかどうかは通常回(?)に戻る3話次第で決めますが、

感想執筆の方は1話で断念します。