家族の思い出話においても、事件においても、
「親子」がテーマになっていた新春SPでしたね。
事件の方は、前半は子供が抱える気持ちに気づいてあげる話。
後半は子供の幸せを願う父の話。
亡くなったパニックで砂糖と塩を間違えるのはあり得るかもしれないけど…
新人へのお酒の強要でもなく、過食させていじめるって小中学生か!?とか、
娘を悲しませたくないがために遺体を別の場所に運ぶ発想になるのが疑問だとか
(↑指紋がついて真っ先に容疑者候補に上がる上に、
ジンクスになっているのなら娘も耐性がついているはずで、そこまでしなくても…と(汗))、
内容自体は動機や過程がいつもより雑な気がして、腑に落ちない部分もあったんですけど…
まぁ、今回はあくまでも「馴れ初め」がメインなので、
あんまり深く触れない方が良いんでしょうね。
ここ最近の本作は主人公サイドのしんどい話が続いているので、
新春SPと言うからには、つぐみ(加藤柚凪)や家族のほっこり話を見たいな〜…と思っていた分、
本当に全体的に癒される仕上がりになっていて安心しました。
だからこそ、前回のラストシーンを再び見せてからの次回予告で
また現実に戻されるのね…という切なさも感じましたけど(泣)
あと3回くらいで良いから、今回のような癒され話を時々挟んで行って欲しいなぁ。
男3人を手玉にとるつぐみちゃんなんて超可愛らしかったですし。
私も馬役やりたいし、つぐみちゃんの削ったかき氷が食べたい!(笑)
2時間という長い時間だからか、無邪気に過ごす姿を多く見られたのも嬉しい。
目の前の事に精一杯が故に、たまに天然っぷりを発揮する桑原(風間俊介)も、
朝顔の就任当初から、良い所は素直に褒めてあげたり、
寄り添って指導したりする研究室の面々も、
つぐみが生まれた時に太陽のような温かい笑顔で抱きかかえる平(時任三郎)も…
朝顔の周りには素敵な人で溢れていて。
この人達のお陰で、朝顔は現在の"頼れる先輩&母"として成長していったんだろうなぁ
というのがよく伝わるSPでした。
ドラマの世界線では5、8年前でも、現実では少し前での撮影でしょうに、
拙さや緊張が見え隠れする過去と現在で"変化"を感じさせる
上野樹里さんの演技が自然だったから、時間軸の行き来にもすんなりついて行けましたしね。
父と娘水入らずの2人旅行のシーンを見ていると、やっぱり「孤独編」は早く終わりにして
また一緒に住む様子を見たいと思ってしまうんですよねぇ。
正直言うと、大じいじよりもじいじの今後が心配です。
以前の桑原の"聖奈さん"の件で浮気疑惑を匂わせていたように、
認知症も疑惑で終わってくれれば良いのだけど…今回ばかりはそんな訳にも行かないのかしら。
↓前回の感想はこちら↓