監察医 朝顔(2021) 新春SP 感想|来週から現実に戻されると思うと…

 

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家族の思い出話においても、事件においても、

「親子」がテーマになっていた新春SPでしたね。

 

事件の方は、前半は子供が抱える気持ちに気づいてあげる話。

後半は子供の幸せを願う父の話。

亡くなったパニックで砂糖と塩を間違えるのはあり得るかもしれないけど…

新人へのお酒の強要でもなく、過食させていじめるって小中学生か!?とか、

娘を悲しませたくないがために遺体を別の場所に運ぶ発想になるのが疑問だとか

(↑指紋がついて真っ先に容疑者候補に上がる上に、

ジンクスになっているのなら娘も耐性がついているはずで、そこまでしなくても…と(汗))、

内容自体は動機や過程がいつもより雑な気がして、腑に落ちない部分もあったんですけど…

まぁ、今回はあくまでも「馴れ初め」がメインなので、

あんまり深く触れない方が良いんでしょうね。

 

ここ最近の本作は主人公サイドのしんどい話が続いているので、

新春SPと言うからには、つぐみ(加藤柚凪)や家族のほっこり話を見たいな〜…と思っていた分、

本当に全体的に癒される仕上がりになっていて安心しました。

だからこそ、前回のラストシーンを再び見せてからの次回予告で

また現実に戻されるのね…という切なさも感じましたけど(泣)

あと3回くらいで良いから、今回のような癒され話を時々挟んで行って欲しいなぁ。

男3人を手玉にとるつぐみちゃんなんて超可愛らしかったですし。

私も馬役やりたいし、つぐみちゃんの削ったかき氷が食べたい!(笑)

2時間という長い時間だからか、無邪気に過ごす姿を多く見られたのも嬉しい。

 

目の前の事に精一杯が故に、たまに天然っぷりを発揮する桑原(風間俊介)も、

朝顔の就任当初から、良い所は素直に褒めてあげたり、

寄り添って指導したりする研究室の面々も、

つぐみが生まれた時に太陽のような温かい笑顔で抱きかかえる平(時任三郎)も…

朝顔の周りには素敵な人で溢れていて。

この人達のお陰で、朝顔は現在の"頼れる先輩&母"として成長していったんだろうなぁ

というのがよく伝わるSPでした。

ドラマの世界線では5、8年前でも、現実では少し前での撮影でしょうに、

拙さや緊張が見え隠れする過去と現在で"変化"を感じさせる

上野樹里さんの演技が自然だったから、時間軸の行き来にもすんなりついて行けましたしね。

 

父と娘水入らずの2人旅行のシーンを見ていると、やっぱり「孤独編」は早く終わりにして

また一緒に住む様子を見たいと思ってしまうんですよねぇ。

正直言うと、大じいじよりもじいじの今後が心配です。

以前の桑原の"聖奈さん"の件で浮気疑惑を匂わせていたように、

認知症も疑惑で終わってくれれば良いのだけど…今回ばかりはそんな訳にも行かないのかしら。

 

 

 

↓前回の感想はこちら↓

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その女、ジルバ 1話 感想|これは拾い物かもしれない♪

 

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土曜日に放送されるドラマがまだどれも始まっていなかったので、

とりあえず初回をチェックしてみるかな〜…という軽い気持ちで視聴。

これは結構好みな作品かもしれませんね。

 

新(池脇千鶴)が置かれている辛い状況を

所謂"泣かせ系"にならないさじ加減でテンポよく描いていって、

BAR「オールド ジャック&ローズ」に入ってからは

"幸せを実感する姿"を存分に映す構成になっていた所に、

本作は何を重視した物語なのか…というテーマ性が感じられましたし。

また、水商売を取り扱った話だと、先輩によるいびりとか陰湿な嫌がらせとか

女同士のドロドロしたイメージがあるのですが、そういった描写もなく。

ただひたすら可愛がってくれる3人のベテランの様子を見て、

今後もほっこりした気持ちで見終える事が出来そうだな〜…と、期待が持てた初回でした。

 

「こんな自分を変えたい」「変わりたい」でもなく、

「自分を嫌いになりたくない」という新の台詞も印象に残っていて、

BARで働き始めてからまさにそれを体現されている池脇千鶴さんの佇まいの対比も凄い。

池脇さんの若い頃は知らず、「ごめん、愛してる」でお見かけしたくらいなのですが、

童顔っぽい顔立ちなので

多分昔からあまり変わらないんだろうなぁ…というのは何となく分かります。

 

童顔だから"デパートのアパレル販売から物流倉庫に左遷された40歳のベテラン社員"

感を滲ませるのに、きっと演技にも一苦労されたでしょうけれど。

童顔だから、化けた時のギャップが大きく感じられるという良さもある。

序盤はシワとクマの顔でぐったりしている印象だった分、

ドレスを着ておめかししてもらった時の表情はぱあっと光り輝いていて…

働き始めた段階であんなにも若々しく見えるんだから、

この先どう変わっていくのかと見守りたくなってしまいました。

 

人生何もかも上手くいかなかった主人公が新たな場所で新たな人々と出会い、

"自分を肯定してくれる"繋がりの温かさに触れながら

自信と勇気を持つようになるまでの物語である所、

そして、軽やかなタッチのピアノ調の劇伴、着替えのシーンで使われたコミカルなSEからして、

何となく「凪のお暇」らしさも感じさせますね。あの作品は大好きでした。

 

主人公を応援したい気持ちに駆られて、活力をもらって…

本作もそんな"好き"の詰まった作品になると良いな。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

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