となりのチカラ 8話 感想|やってる事が極端すぎる件

 

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前回の話の動きがあまりにも遅かったし、今回も中盤までは特に進展がなかったので、

このまま最終回まで「我が家のチカラ」を引っ張るのかな〜と思って見ていたら…

何だか素っ頓狂な感じで解決しましたね。

長台詞は確かに凄かったけれども…

うーん、今までのチカラ(松本潤)の性格を見ている身からしたら、

終始良い事言っている"風"にしか聞こえなくて(汗)

灯(上戸彩)が元々家を出て行った理由は、家庭内の問題を彼が後回しにしていた所にあって、

家出するまで自分に何の原因があるのかも分からなかった人なのに、

変化を行動で少しずつ示す訳でもなく、あんなに言葉を並べ立てただけで

和解出来るものなのかと。

何というか…勢いだけで押し切ったように映って、個人的には腑に落ちないのでした。

 

そして、住人たちはとにかく面倒臭い(苦笑)

自分の身の回りの事を放り出してまで助けてくれていたのに、

今度はその自分の悩みでいっぱいいっぱいな状態になっているチカラを助けないとは

なんて自己中な住人たちなんだと思っていたら…

まさか、自分の事よりもチカラ自身の問題に目を向けて欲しいという

思いやり()から来ていたとはねぇ。

これもまぁ…失礼ですが、前回から何を見せられていたんだ感が半端ないです(汗)

実は手を組んでました!展開でまとめるくらいだったら、

わざわざ2話分で引っ張らなくても成立する内容だったんじゃないでしょうか。

 

で、ある意味綺麗に終わった今回で最終回にすれば良いものを…

「もうその時点で終わりで十分なのに」ってパターンをやってしまいがちなのが遊川脚本。

言ってしまえば、描くべき問題が多くて、風呂敷を広げすぎた結果がこれなんですよね。

素直に、本作のコンセプトである「チカラの動きによって

ひとつの"コミュニティ"が出来上がり、強い絆で繋がっていく」通りに、

最終章に入るまでに隣人の悩みを全てスッキリさせてから、

家庭問題に直面し、今度はお返しとして住人たちがチカラの悩みに関わっていく…

というシンプルな構成で良かったのに…。

 

エピソード単体で見れば面白いのかもしれないけれど、

チカラの問題に向き合ったり、隣人の問題に向き合ったりで、

あっちこっち行き来していて話にまとまりがないので、

"本作らしさ"が活かしきれていない勿体なさを強く感じてしまいます。

 

 

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