未来への10カウント 1話 感想|ぼそぼそ声の桐沢(キムタク)が再起を図る!

 

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テレ朝だけれども、内容や展開は2000年代のフジドラマっぽい。

つまり…王道of王道です(笑)

でも、ここ最近は、漫画チックな奇を衒った設定や、

冒頭から"その後"の話をチラ見せして

視聴者の気を引かせる露骨な演出が多い印象があるので、

あそこまでストレートに"再起"を描く作品は、個人的には逆に新鮮。

もう1つ新鮮と言えば、木村拓哉さんの、ぼそぼそ声で魂の抜けたような演技も!

「グランメゾン東京」もそうだったんですけど、スターやヒーローよりも

廃れ気味のおじさんを演じる木村さんの方が、自然体っぽさを感じられて好きなんですよねぇ…。

数々の代表作はちゃんと見た事が少ないとは言え、

当時はとにかくモテる役しかやらない!ってイメージがあったもので(汗)

そのうち、中年男性のごく平凡のサラリーマンによるいじらしい恋愛ドラマで

お見かけしたいなぁと密かに思っております。

 

物語の進みはゆっくりではあるものの、桐沢(木村拓哉)はもちろん、

彼に影響を受けてボクシングに熱中し始める部員たちの心の動きを、

無駄な要素を加えずに、「どんな過去があったんだろう?」と興味を持たせるように

丁寧に描いていっている感じ。

何が"無駄"かと言えば…具体的には、下手したら台詞に起こす必要のない

主人公のモノローグとか、先ほども書いた時間軸を飛ばした見せ方だとか、

あとは単純に…初回あるあるの人物・状況の説明台詞が挙げられるかな?

話を賑やかにするための"お飾り"みたいな部分がほぼなく、

後の軸となるであろう主人公や部員たちの過去はふわっと添える程度で

現在進行形でそれぞれの様子が描かれているので、特に引っ掛かりも覚えず

するすると見終える事が出来ました。

 

そして、何と言っても、ボクシング部を潰す計画を企んでいる悪党の存在を

前面に押し出さない所が良い!

一番見やすかったと感じたのはそこかもなぁ。

この手の「存続危機の組織・チーム」がテーマの作品って、

教育委員会に報告する教師がいたり、主人公や部活の発展を好ましく思わない重鎮がいたり、

嫌がらせしてくる生徒がいたりして、それを初回の時点で提示しそうなものですけど、

そういった陰謀論を匂わせないのは珍しかった気がします。

 

まぁ、今後次第ではまだ可能性はあるでしょうし、

部員の怪我を校長に報告しなかった件が後々問題となり、

どことなくやる気のなさそうな友部(佐久本宝)が辞めると言い出して騒ぎを起こす展開も

なきにしも非ずかもしれませんが…

とりあえずは、各々の成長を気持ち良く見られそうで安心です。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

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