リバーサルオーケストラ 4話 感想|「こうあるべき」に囚われていた母と娘

 

 

まさか、2つのエピソードを同時進行させてくるとは。

不思議な構成だなぁ…と途中まで思いながら見ておりました。

勝手に推測するに、きっと、初音(門脇麦)はトラウマになっている曲に向き合い、

みどり(濱田マリ)は大好きな音楽を続けづらい環境下にいるという

「"課題"を与えられた者同士」で共通項を作って、

お互いが協力しながら乗り越えていく姿を描こうとして

今回のような内容になったのかもしれませんが。

初音の"その後"に進展はなく、次回に引っ張ったとなると…

最初から「みどり回」としてガッツリ描いていった方が

見やすかったのかな?という気がします。

彼女に玉響に復帰してもらう作戦を練り、暗躍する団員たちの様子なんて、

1人ずつ個性が確立されているのもあって絶対面白いでしょうからね。

(特に女子高生に、亜美の好きな曲が何かを尋ねる佐々木のシーンは(笑))

個人的には、そこにもっと尺を割いて欲しかったです。

 

とは言え、みどりのエピソードについては…今回もすっかり魅せられました。

最初は友達にみどりとの関係性をはぐらかしていた亜美(凛美)が、

彼女の楽しそうに演奏している姿を見て、気持ちが変わって

堂々と母親だと紹介するようになるといった"逆転""変化"のオチは

王道中の王道だと思います。

でも、その状態に至るまでのプロセスが地道に積み重ねられているから、

王道だと分かっていてもグッと来るものがあるんですよねぇ。

 

みどりは音楽が好きで、亜美はそんな「音楽を伸び伸びとやっている母」が好きである事。

しかし、2人とも中々、希望や願望の言葉は口に出せないままで、

周りの顔色を伺いながら過ごしていたが故に、「こうあるべき」という型に

いつの間にか自分を嵌めてしまっていた事。

この2点が描かれた上での「Mela!」は、

張り詰めた心を優しくほぐしてくれているようで泣けてしまいました…。

 

それに、最初はみどりのソロ演奏から始まって、徐々に人が歩み寄ってきて、

徐々に音が重なっていって…で、

「欠けてはならない存在」である彼女に対して、

団員たちが敬意を示しているのが伝わって来る演奏スタイルだったのもニクい見せ方でした。

 

選曲もまた良いんですよね。

前回は「威風堂々」で、メロディーを聴けば誰もが知っているクラシック音楽から始まったので、

オーケストラだから次はより専門的な曲を演奏する事になるのか?と言ったらそうではなく、

今度は聴き馴染みのあるポップソングを持ってくる。

劇中でも朝陽(田中圭)が、ヨーロッパだとオケと市民の距離が近いと話していたように、

音楽ってそもそも、みんなにとって身近にあるものなんだと思わせてくれるのです。

 

そして、共通テストを終えて、今日から私立大学入試が始まったタイミングで、

いよいよ受験生だという現実味を帯びてきた高校2年生にとっては、

今回の「Mela!」は心の支えになったんじゃないかなぁ…とも。

私ももし、その歳で今回の内容を見ていたら、忘れられない出来事になっていたでしょう。

 

素人視聴者なだけに、次はどんな曲を演奏するんだろう?ってワクワクさせられますね。

そこも見所の1つになりつつあります。

 

 

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