妻、小学生になる。2話 感想|妻にデレデレ過ぎて逆に心配

 

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うーん、そうなるかぁ…。

確かに前回でも、貴恵(石田ゆり子)がいた頃は

彼女なしでは生きていけない!ってほど依存していた圭介(堤真一)の姿が描かれていたし、

再会するまでの10年間はゾンビのような生活を送っていたという事実も

十分に見せられてきた訳で、

その流れを踏まえれば、どっぷりのめり込む今回の変化も理解は出来るんですが…

ヒューマンとコメディのバランスが程良かった前回の雰囲気と

あまりにも風変わりしていて、ちょっと困惑している私がいます。

何というか、"小学生の女の子と一見不審者なおじさん"の組み合わせ、

なぜか仲良しである見かけの可笑しさをコメディとして消化して、延々と描いている感じ。

 

まぁ、まず言えるのは…デートのエピソードが長過ぎる!に尽きるんですよね。

長過ぎると感じた理由は、表現は悪くなってしまいますが、

娘・麻衣(蒔田彩珠)を合コンに行かせる形で"両親"と"娘"を別々に分け、

娘の方は傍に回して話を展開させてしまったから…っていうのもあるんでしょう。

 

それはそれで、圭介のボケっぷりで楽しめるし、奇想天外な言動に笑わされる

違う魅力は生まれるのかもしれませんけど…

これが"通常運転"で、しばらくこの流れで進めていくの…?という疑問は出てきます。

起こりもしないはずの"奇跡"が招く、家族再生の物語ではなかったの…?

前回で、妻(母)の死をきっかけとした麻衣との関係性の変化や、麻衣自身の挫折、

母だと受け入れるまでの葛藤が"あった"という

彼女の心情を映し出す描写をしたのも、そんな物語だと伝えるためではなかったの…?と。

 

公式サイトに記載されている通り

本作が本当に「ちょっと変わった3人による家族再生の物語」だったとしたなら、

前回と今回とでコンセプトにブレがあるようにも感じさせます。

これは、エピソードと娘の絡め方次第で、

印象もかなり変わったのでは?と思えてなりません。

せっかく提供バックでホームビデオ風演出もしているんですし…。

 

例えば、"デート"にするのではなく、合コン用の服選びか、

あるいは就職用のスーツ選びに付き合うついでにショッピングを楽しむだとか。

万理華(毎田暖乃)の見た目に合わせて選んだ映画が当時見た映画を彷彿とさせて、

思い出話に話が弾むだとか。

あとは、万理華が映った写真を待ち受けにしてからの、終盤での家族写真…という

分かりやすい共通点があったのですから、

待ち受けを 万理華だけのものを3人のものに変えるくだりをオチにして

"家族再生の物語"である事を印象付けるシーンにしても良かったのかもしれません。

 

そもそも、重箱の隅をつつくようですが、麻衣が就職出来た件に関しても、

10年間父ともまともに会話しない、1階に下りるのは弁当を取りに行く時だけ、

あとは基本的にゲーム三昧で引きこもりだと就活(特に面接)に苦戦しそうなはずなのに、

あっという間に内定がもらえているのもなんか不思議で…?

どうせじっくり描くのであれば、麻衣の就職を両親(小学生)がサポートする話でも

面白そうだった気がしますね。

 

"2人の時間"に尺を割いているから、白石家というもう1つ描くべき家族があるのに

片方だけに偏っているようにも見えるし。

白石家の実態がチラッとしか描かれないから、

ハートフルよりもぞわぞわした気持ちが勝ってしまうんだし。

とりあえずは、もっと娘も、白石家の謎も絡めて、

小学生の姿をした妻にデレデレな夫…という構図から

早めに抜け出して欲しいと願うばかりですが…

 

 

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