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監察医 朝顔(2020) 3話 感想|知らせたい事と、知らせたくない事

 

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本作の何が好きかって、共働き家族による子育て&家事描写、

「仕事終わった!今日のご飯なに?」の他愛もないやり取りといった

日常パートの丁寧さは勿論なんですが、

家族や職場仲間と触れ合う事で"普通の幸せを送れる毎日"に感謝しながら、

突然命を絶ってしまったご遺体にはじっくり向き合っていくという

朝顔上野樹里)達の"姿勢"が見えて来るような、

仕事に対する真摯な描き方にもあるんですよね。

今回の場合は、さらにその真摯さが見えた話になっていた気がします。

休みを使ってでもどうしても調べたいという気持ち。

遺体の胃の中にあった小骨から真相を掴み取る探究心の強さ。

凄いなぁ…一度ハマったら抜け出せない監察医ならではの仕事ぶりを

見せてもらえた満足感がありました。

 

結局、父が愛していた女性はどんな人で、

父はどんな風に亡くなっていったのかは遺族の娘に伝えないまま

事件は幕を閉じましたが、

それもまた、朝顔と茶子先生(山口智子)なりの優しさなのでしょうね。

恐らく、言っていないだけで全てを知っているのかもしれないけれど…

何を伝えたら元気づけられて、何を伝えたら傷つけてしまうのかは

日々ご遺体と向き合う生活の中で自ずと分かってくると思うから。

とにかく、娘にとっては「おじいちゃんになった父を幸せにさせてくれた存在がいた」

という真相を知れて良かったです。

"生きた証"を探してくれる人も朝顔達で良かった。

「どんな事があっても、そばにいますので」と相手を想って接してくれる

言葉をかけられていなければ

一歩前に踏み出す勇気は持てなかっただろうと思うと…

今回も温かい結末に、一視聴者の私も心救われる内容でした。

 

で、嶋田(柄本明)が、朝顔が帰省するのを拒んでいる件。

やっぱり"あの歯"が関係しているんでしょうねぇ。

先週はつぐみ(加藤柚凪)の歯のくだりもあって

捨てられなかった乳歯を大切にとっておいているのかな…?とも思いましたけど、

よくよく見たら大きいし、茶色いし…で、違いましたね。

もうすでに遺体が見つかっているという"現実"で朝顔達を悲しませたくないがための

あの行為なのは察しは付きますが、

う〜ん…歯だけって…殴られて取れるくらいの想像しか出来なくて(汗)

それとも、形見としてこっそり持ち帰って来たとか…?

 

次回は大谷亮平さんにともさかりえさん、高梨臨さんが登場するとの事で、

こちらも楽しみですね。

最後に余談ですが、カエルのお肉は鶏肉みたいな食感と味で美味しいですよ♪

実は、焼いた状態のものを食べた事がありまして(笑)

 

 

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極主夫道 6話 感想|最後はやっぱり頼もしいアニキでなくちゃね〜

  

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今回は内容的にも演出的にも「切り替え」による面白さを見せたお話。

「割り込んだ方が…」「やめとけ!どんな時でも相手の事を考える、それが人の道ちゃうんか」

と龍(玉木宏)が雅(志尊淳)にアドバイスしてからすぐさま

「いや割り込まなきゃダメでしょ!」と

美久(川口春奈)に秒でツッコまれる流れが本当にツボでした(笑)

恋愛には完全に疎いんだなぁ…とw

 

他にも、ヘタレな性格の雅が"漢"を見せたり、

家事の凄さで周囲をあっと言わせる龍と、家事はてんでダメな美久の2人の立場が

恋話になると逆転し、美久が主導権を握って元天雀会の面々を「すいやせん!」と

土下座させてみたりと、

"いつもとは違う"事から生まれる楽しさがありました。

 

でも、龍は一歩下がって見守りっぱなしという訳ではなく、

最後にはきちんと主人公らしい頼もしさを残す。

トラックに潰れてダメージを受けたたぬきパンに因んで…

弱った者が強くなって立ち向かう「アンパンマン、新しい顔よ〜!」的な

鉄板の盛り上げ方ではあるんですけども、それでもアツい。

個人的には、4話がごちゃついていて、5話が縦軸にガッツリ踏み込んだ話になっていた所に

いつもの弾けた"本作らしさ"がなくて寂しいと感じていた部分があったために、

今回の展開に満足出来たのかもしれませんねぇ…。

雅を守る方法がラッパー対決だったのも、予想の斜め上を行き過ぎて最高でしたし(笑)

お皿=レコード、トラック=楽曲…

本作は基本的に勘違いで構成されているにしても、この発想には中々辿り着かないでしょ!

テレビ出演しているMC三枚おろしがルー大柴さん状態になっているのも

どこもかしこもカオスの極みで、もう…ツッコミが追いつきませんw

 

あ〜、今回はただただ笑えました。

しかし、向日葵(白鳥玉季)の悩みは詳しく明かされませんでしたが、

龍にはきっと全てお見通しなんでしょうね。

難しいけど、かっこ悪うても真っ直ぐぶつかって行くんが一番…

経験を積んで、パパみたいに立派な大人になるんやで!!

 

 

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危険なビーナス 6話 感想|(朗報?)明人は妄想シーンのみの出演じゃなかった!

 

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前回の作りにあまりにも"引き延ばし感"を感じた分…

いや、今までの話と比較してみても、今回が一番物語が動いていて

面白くなった気がしますな。

(相変わらず、妄想とか痴話喧嘩とか、無駄な部分はあるんですけどね。)

「遺産相続」を書くにあたって最も重要になってくるのは

ミステリーあるあるの誰かの失踪や殺人事件、揉め事ではなく

「禎子(斉藤由貴)の死」と「明人(染谷将太)を誘拐した犯人は誰か?」の

2つだと思うからさ…

そこをようやくガッツリと描き進めていったのは良かったです。

っていうか、6話でこんなに動くのであれば、

小出しにしたままになっている数々の謎(楓(吉高由里子)が本当に明人の妻なのか、

兼岩家が怪しい件、叔父が言うお宝、池田院長の存在の有無など)を一まとめにして

初回2時間で放送しても良かったんじゃないでしょうかね?

 

そして、前回の義父・康治(栗原英雄)に続き、今回も明人との関係性を深堀りしていく形で

伯郎(妻夫木聡)が"遺産相続に興味を持ってくれるようになった"と感じさせる

描写になっているのも良い流れだと思います。

最初から変な妄想や解説を挟まずに、遺産相続の根本的な謎に踏み込んで、

回想だったとしても登場人物とのやり取りを描きつつ

主人公を 真相を積極的に突き止めるキャラとして前面に押し出していれば、

本作に対する印象も変わったかもしれないのに…勿体ない限りですよ。

 

拘束された明人が登場した最後のシーンも、妄想じゃないって事でOKですよね?

まぁ…3話で楓を突き落とした犯人が遺産相続とは関係ない人物だったのを考えると、

文章を読ませている長身の男性が新キャラな可能性は高そうですけども。

 

話が進んだ今、次回は"お宝"とやらにも進展がある事を微かに期待してみます。

 

 

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今後の更新についてのお知らせ|感想を書く本数を減らします。

 

こんにちは、りんころです!

まずは、拙い感想ブログでも訪問して下さる読者の皆様、いつも本当にありがとうございます。

スターやコメント、検索エンジンTwitterにほんブログ村からのアクセスも、

書き手としては大変励みになっております。

 

さて、今回はドラマの感想…ではなく、

今後の更新についてお知らせしたく、このような記事を作らせていただきました。

これから書くのは私の個人的な話も含まれています。

興味ないよという方はブラウザバックしていただいても構いません。

また、今期に限っては、正直言ってそんなに変更はありませんし、

大々的にお知らせする程なのかな…?とも考えましたが、

何名だったとしても、ドラマの感想(1本でも)を待って下さっている

読者様がいらっしゃいますので…

その方々のためにもお知らせしようと思います。

 

前置きが長くなるのは悪い癖ですね(汗)

では、本題に入らせていただきます。

 

今期(恐らく来期も)感想を書く本数を減らします

 

11/15現在、最新話の感想をまだ投稿していないドラマも含めて

「監察医 朝顔」「姉ちゃんの恋人」「この恋あたためますか」

「#リモラブ」「ルパンの娘」「35歳の少女」「先生を消す方程式。」「さくらの親子丼」

「危険なビーナス」「極主夫道」

と計10本の記事を書いておりますが、

今期はプライム帯(21・22時台)のドラマの感想、

計8本(もしかしたら7本…?)に絞ろうと思っています。

 

そのため、深夜帯に分類される

「先生を消す方程式。」は、3話を見ずにこのままリタイア。

「さくらの親子丼」は視聴を続けるも、感想はリタイア…という形になります。

しかし、後者に関しては、シーズン1も2も毎話書いてきたから

3も書き残しておきたいな…という気持ちはあるので、

恐らく3話感想記事の下のコメント欄に雑感として追加していくかもしれません。

ちなみに、書く予定だった「世にも奇妙な物語」の感想も今回は中止といたします。

こちらの3作品を楽しみに待っていて下さった方は、本当にすみません…。

 

今期は幸いな事に、既に木9のドラマをやめ、本数が多い金曜日が空いているので

そこまで大きな変更はないとは思いますが、

私自身の調子次第では、来期も最初から、基本的にプライム帯のドラマ中心、

深夜に面白いのがあればどれかをやめての投稿…になる予定です。

それ以降はまだ何とも言えません。

 

プライム帯に絞る事に決めた経緯は、次の章で書かせていただきます。

 

昨日(11/14)、耳鼻科に行ったら…

 

ここからは本当に個人的な話になります。

備忘録も兼ねて経緯を辿っていくので長いです。

 

2週間前辺りから左耳が詰まって、音が篭っているような感覚を覚えました。

お恥ずかしい話ですが、これは「耳垢栓塞」という、

溜まった耳垢が詰まって外耳道(鼓膜に繋がる管)を塞いでしまう状態の事を指します。

私にとっては"いつものやつ"です(苦笑)

 

元々外耳道の幅が狭い体質なのもありますが、

こまめに耳掃除をしているつもりでも、そのうちサボりがちになってしまったり、

溜まった耳垢を取ろうと奥の方まで綿棒を突っ込んでしまったりするもので、

結果的に耳鼻科で除去してもらわざるを得ない状態に…という流れを

小学生の時から何年かに一回は

繰り返しておりました(それで"いつものやつ"という表現)。

だから、耳が篭って聞こえる症状になる度に

あぁ、またあの耳鼻科の院長に「毎日掃除して下さい」と静かに怒られるんだろうな…と^^;。

 

しかし、今回の場合は数年前との状況と違っていて

仕事の方が最近忙しくて時間が取りづらい上に、

今月は土曜日がほぼ予定で埋まっていまして…

(中々会えない友達に会うので、予定をズラしたくはないし…)

丸々空いている日は月末しかない事、

そして「耳鼻科に行くのが面倒」というのを言い訳に、

最初は 頬から耳の方へ押し流すように指を強く動かしていれば

はっきり聞こえるようになったので、それを何度もやって誤魔化していました。

でも、一度そうなった耳を素人が元に戻すのはやはり至難の業で、

先週の金曜日(11/6)から完全に左耳が詰まり、たま〜に音が聞こえる…という

不安定な状態になってしまったため、

これは来週、時間を割いてでも行かなきゃダメか…と思い、耳鼻科に行く事を決めました。

 

友達に昼に集合してもらう事をお願いして、11/14の土曜日、ようやく耳鼻科へ。

案の定「りんころさんの耳はこうなんだから、毎日掃除しなきゃダメですよ」と注意され、

ついには「毎月に一回は受けに来て下さい」とまで言われました(笑)

その時点では、「ほら、やっぱり"いつものやつ"だったね…」と、

自分の耳の事を軽く捉えていました。

 

点耳薬を両耳ずつ垂らして安静な体勢をとってから、

強大な吸引力を持つ器具で 奥に詰まっている耳垢を取り出すという

"いつもの"治療が始まります。

しかし、聴力検査をした所で"いつもの"ではなくなりました。

 

「どうやら、りんころさんの左耳が聞こえづらくなっているのは

耳垢だけが原因じゃないようです」

「(結果を見せながら)左耳が突発性難聴の状態になっています」

そう診断された時は正直ショックを覚え、

本来ならやる予定である赤外線を耳に当てる治療もなく、

更には点耳薬ではなく大量の違う薬を処方された事、

突発性難聴とは?」というミニガイドブックを渡された事に

「"いつも"とは違う」という現実を突きつけられた恐怖を感じ、

不安で落ち込まざるを得ませんでした。

 

えーっと…長い長い文章で申し訳ございませんが、

要は「突発性難聴」という診断を下されたのです。

 

思い当たる原因は多々あり…

 

渡されたガイドブックには、考えられている原因として

「耳の中の血流障害」「ウイルスによる感染など」と書かれており、

特徴として「ストレスが誘引になる事もある」と書かれています。

原因がはっきりとは分からないため「突発性」と表記しているようです。

 

しかし、「心掛けるようにしましょう」という事項を読んでみたら、

思い当たる原因が多々ありました。

・栄養のバランスを考えた食事をとる。

・睡眠をしっかりとる。

・耳と目の刺激を避ける。(テレビ、読書などは程々に)

(一部抜粋)

その下には、「ストレスをためないように、精神的な安静も心掛けましょう」という

メッセージも。

 

私の生活習慣を順に沿って照らし合わせてみると…

・栄養のバランスを考えた食事をとる。

 →実家暮らしで、夜は有難い事に母がバランスの良い食事を作ってくれているので、

  他の時間帯の食事に原因がある。

  朝はパパッと済ませるために仕方ないにしても、

  昼はカップラーメン、コンビニ弁当、パンという、

  値段をケチりながら自分が食べたいものを優先させた 野菜の少ない食生活になっていた。

・睡眠をしっかりとる。

→平日は、帰宅するのが遅くなって「もっと自由な時間を過ごしたい!」と感じたために、

 寝る前には動画を見たりして睡眠時間が少なくなる事が多々あった。

 金曜日と土曜日の夜の場合は、明日が休みだからという事にかまけて、

 遅い時間(最悪5時まで…(恥))まで夜更かしして昼に起きるという生活が続いていた。

・耳と目の刺激を避ける。

→主にドラマ、録画したバラエティ番組を見たり、パソコンを使って感想を書いたりと、

 画面を見る時間が多過ぎるんだと思う。

・ストレスが誘引になる事もある

→19〜20時、この間は22時半まで会社に残って仕事していたので、その疲れから。

(残業に関しては、私だけに当てはまる事ではありませんが…)

 とまぁ、いかに自分の生活習慣が乱れているかを思い知らされました。

 

発症してから2〜3ヶ月間は聴力の回復が期待出来るそうですが、

私としてはそれを素直に受け取る事が出来ません。

耳垢栓塞のつもりで行ったら難聴と診断された=早期発見出来て良かったね と

捉えるべきなのか…。

もし耳鼻科に行っていなかったら症状が悪化していただろう…とは考えられますが、

「いつから」発症していたのか自覚がないから怖いのです。

 

他に挙げられる症状として、調べてみたら

めまいや耳鳴り、吐き気を伴う事があるらしいですが、

耳鳴りはたま〜に起こる程度で、めまいや吐き気は全然ないし、

この記事を書いている現在は普通に聞こえているので

都合良く"軽度"と捉えても良いのでしょうか…。

 

生活習慣を見直す事から始めたい

 

ここでやっと更新の話に戻ります。

栄養バランスに関しては、サラダか野菜ジュースを買って栄養を補え!で終わりますが、

睡眠不足と目と耳の酷使に関しては、生活を改善する意識がないと無理だと思い、

「ドラマの感想記事の更新頻度を減らす」という判断をさせていただきました。

 

プライム帯の感想に絞ったのは、深夜帯よりも多くの読者様に読まれているため、

早く書いて睡眠時間を確保するため、

深夜帯のドラマは土日に一気に視聴せざるを得ないので、感想を書こうとして

どうしてもパソコンを使って、ストレスを引き起こす原因となる

目を酷使する時間が増えてしまうため…と

様々な原因が挙げられます。

(深夜帯のドラマの視聴も、微妙だと感じた場合は即リタイアするつもりです。)

 

まだ若い年齢なので、早いうちから聴力を失いたくはありません。

今後もいろんなドラマを見ては「ここが面白いから書きたい!」

「ここにツッコみたいから書きたい!」とその時の感情や想いを書き残していく

生活はしていきたいですし、

本ブログを長く続けてもいきたいのです。

 

訪問して下さっている読者様には、

どうか、この事を理解いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

そして、ダラダラと長い文章を最後まで読んで下さった方、

誠にありがとうございました。

 

 


極主夫道 5話 感想|ちゃんと病院に連れて行ってあげましょう。

 

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全て「勘違い」でお送りした話でした(笑)

龍(玉木宏)が頼んだのはカレイの煮付けで、雅(志尊淳)はカレー…

カレイとカレーで語呂が似ているのが面白いとは思ったけど、

まさか「子持ち」で引っ掛けていたとはねぇ。

子持ちはまぁ分かるんだけど…「けっこん」という言葉を聞いたら、

極道に関係していない者からすれば「結婚」と捉えられてしまうのも無理ないと思いますよ。

グラスから垂れるいちごソースを見ていてもねw

 

でも、真相が分かったとしても、

「私のどこが良かったの?」「全部や」と胸張って言える龍はとても頼もしい。

少なからず、雨の中、一本のバラを持って…というシチュエーションも含めて、

自分のために体を張ってケジメをつけてきた姿に胸を打たれた事は間違いないでしょうし。

龍も、他の店員が無視していくのが寂しい中、

美久だけがきちんと接客して近づいてきてくれるから嬉しいと感じる部分はあったでしょうし。

勘違いから始まった恋ですが、2人の様子を見ていると

家族になるのも必然だったんだろうなぁ…と思ってます。

 

前回に引き続きシリアスの雰囲気を漂わせた内容ではありましたが、

ホームドラマ要素を忘れず、小ネタはほどほどに盛り込んだ作りになっていて、

変わり者の主人公が周囲を巻き込んでいくという"らしさ"も残していたので

満足して見終える事が出来ました。

ただ、エンジン全開の弾けた演技を見せる玉木宏さんを、本作ではやはり堪能したいですね。

通常運転に戻るであろう次回以降に期待しています。

 

そうそう…車にぶつかった相手が異常なしだったとしても、

ちゃんと病院には連れて行ってあげて下さいね(汗)

状況は違うものの、某ニュースの件もあってちょっとヒヤヒヤしちゃいましたわ。

 

 

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35歳の少女 6話 感想|"不変"はない事を知る望美…

 

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とうとう来てしまいましたねぇ…

「私のせいで、家族が不幸になった」という現実を思い知らされる展開が。

前回から急激に主人公と周囲の"変化"を見せているので、

4話までの多少堂々巡りな内容をもう少し上手く見せて行ってれば…とも思うんですが、

ドラマとしては今回も面白かったです。

主人公の存在が周囲に影響を与える。そうしたら、今度は周囲が主人公に影響を与えていく。

「25年遅れた子育て奮闘記」らしい形になってきてますね。

 

それにしても、望美(柴咲コウ)に突きつけられる言葉が辛いなぁ。

「あんたなんか死んでくれれば良かったのよ!」

愛美(橋本愛)、確かに言い過ぎではあるんだけどさ、

こんな辛辣な言葉を投げかけたくなる気持ちになるのも

無理はないと思ってしまう部分もあるんですよね。

望美…というより、"25年間も眠っていた"という事が

多恵(鈴木保奈美)を始め、家族を狂わせて行ったのは事実だから。

普通に25年経っていても考え方や価値観は変わってくるし、

子供の時に感じた幸せな日常は変わらないって事はほぼないんですけれども。

でも、少なからず、望美が事故死で眠っていなければ、

母親が付きっ切りで看病して「私やパパを寂しくさせる以外何もしてこなかった」と

言い捨てられはしなかったかもしれないから…。

 

25年間は25年間でも"10歳から"というのがまた残酷で。

(どちらにせよ長い間目を覚まさないのは辛いけど)

せめて高校生ぐらいの時だったら、世間の情勢や家族との関わり方は

それなりに理解出来ている年頃だと思うんですよ。

しかし、望美の考え方は子供のままでストップしている。

世間に徐々に馴染むようにはなってきたし、

服装も髪型も実年齢との差が小さくなりつつあるけど、

根本的な思想はそう簡単には変わらないものなんですよね。

一度豆腐で成功したから、今度もそうすればまた仲直り出来るだろう…という考えは

"子供なら"許されるけど、"35歳なら"許されない。

思えば、3話の多恵に手紙を渡す件も、自分が子供だった時のカセットテープを聴いて

「そうだ!またこうしよう!」という思いつきで動いていたっけ。

自分がいる事で家族を幸せに出来るのは、可愛くて仕方がない子供の時だけ。

「不変」はない。

目覚めたら35歳になっていた彼女がぶち当たる試練は、あまりにも惨い…。

 

そんな壊れた家族を結び直してくれる人が結人(坂口健太郎)。

自身も理想と現実のギャップに苦しみながらも、主人公を支え、

家族の元に再び幸せがやって来るように働きかける役どころは大変複雑ではありますが、

今回のラストでは、いつも以上に坂口健太郎さんが

存在感を発揮されていたんじゃないかと思っています。

「俺にはなーんにも出来ない…」と涙を含める声の発し方で弱い部分を見せてからの、

「けど俺は!これから何があってもお前のそばにいる!」と言った時の

キリッとした鋭い眼差し…、

そして、モモの小説の亀について話す時には、

瞼が下がり目に柔らかさを帯びて、優しい顔つきになる

表情での演技の変化がとても素晴らしかった。

だから、キスシーンにもちょっとドキッとさせられましたし、

望美にはやはり彼の存在が必要で、

これからもそばにいて欲しいと強く願わずにはいられませんでした。

 

"我が家"のカットから始まる幸せいっぱいの冒頭で

いつも使われている「う〜う〜…」という劇伴を、今回ではこの2人のシーンで流したのも、

そんな気持ちにさせるのには効果的だったと考えています。

しかしまぁ…ドラマ目線じゃなくて役者目線で見てしまうと…

本作の坂口さんはかっこいいなぁと(笑)

最初は違和感あった髭面も、ちょっとやさぐれた役には合ってますしね。

 

 

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ルパンの娘(2020) 5話 感想|役者で遊び過ぎやて!←褒めてる

 

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前回は各登場人物に"進展"があった上に、小ネタもこれでもかと盛り込んできたので

情報過多な内容にちょっと困惑したけれど…

今回は素晴らしい出来でしたな。

もちろん、今回も「ヤッターマン」のあのシーンの再現に、カリオストロの城

「あざとくて何が悪いの?」という台詞に、「ララランド」とか、

メジャーなパロディを色々入れてはいましたが。

それでも視聴後に油ギトギト感を覚えず、ぐったりとした疲れも襲って来なかったのは、

前作でも好評だったドロンジョ田中みな実さんの再登場と、

盛り上がる事間違いなしの入れ替わりネタの2つに話を絞って

単純明快な作りにしたから…だと思っています。

予告を見なくとも、この字面だけで濃い〜内容になる事が

作り手も予め分かっていて、構成を整理整頓したんだろうなぁ。

 

個人的に本作が大好きな理由の一つとして

「役者の持つポテンシャルを引き出すキャラ設定&演技指導」も挙げられるんですが、

それが存分に発揮されていた所も満足度が高い。

まず何が凄いって、深田恭子さんとどんぐりさんの入れ替わり演技ですよね〜…。

私が今まで深キョンの事を「おっとりされてて可愛い」「お嬢様」の

イメージしか持たなかったのが、

本作を見てから「こんな"カッコイイ深キョン"初めて見た!」

「こんな低音ボイスも出せるんだ!」などと新鮮味を感じたように、

どんぐりさんにも チャキチャキした明るいおばちゃん以外の演技がハマる事を

新たに発見出来た楽しさがありました。

いや…声の出し方、間の取り方、声色、表情…お2人とも何もかも上手過ぎません?

画面を見なくても違和感ないと思えるくらい「華」と「マツ」の再現度が高かったですって。

マツ(中身は華)の華座りも様になっていましたし(笑)

 

これだけ入れ替わりネタで話を広げたら美羽(田中みな実)の存在感が霞みそうなものの、

円城寺(大貫勇輔)を使ってきちんと爪痕を残した事、

そしてミュージカルという"お約束"の2つを

しっかり押さえた展開になっていたのもよく出来てます。

で、ここでようやく気づきましたよ…

ミュージカルでメインを張るにも、

視聴者にウケてもらうために「話題性&面白さ」重視ではなく、

演技力が備わった役者さんをキャスティングしている事に。

敵対関係にあった円城寺&ドロンジョ軍団がミュージカルをやり始めたら、

何やかんやで4人を肩を組んで踊り出すまでに仲良くなっちゃった♪なんて流れ…

作りようによってはスベって終わりですからね(笑)

本当に手を抜いた所がないくらい、作り込んでいるんですよねぇ。

 

田中みな実さんに関しては、前作の時の感想に

サンデージャポンでぶりっ子キャラのアナウンサーをやられていた経験が活きている」

といった旨の内容を書き残しましたけど、

今回では更にステップアップした感じがしましたもん。

あのウィンクがとってもキュートでさぁ…

踊る度にぴょんぴょん跳ねるポニーテールに、きらびやかな黄色の衣装に…

絵本の世界から飛び出してきたような錯覚を覚えましたよ。歌も上手いとは!

本作でまた一つ、役者の幅を広げられたんじゃないでしょうか。

 

悦子(小沢真珠)も渉(栗原類)も入れ替わりたいがために妄想してみたり、

尊(渡部篤郎)は「渋柿」を引きずっていたりと、

Lの一族みんなに出番がちゃんとある所も良かったです。

いや〜こりゃあ最高ですね!永久保存版にしよう。

 

 

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#リモラブ〜普通の恋は邪道〜 5話 感想|美々先生のモノローグがノリノリ♪

 

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私生活の方が多忙で、帰宅&視聴が遅くなってしまったため、簡単感想で。

 

いや〜…表情やら、モノローグやら、

美々先生(波瑠)がノリにノってますなぁ(笑)

青林(松下洸平)の事で頭の中がいっぱい過ぎて、

産業医としては本来の仕事である イベント開催の目的の聞き出しを

疎かにしてしまうのなんて、まさしく恋する乙女にあるある案件だわ。

ファンって訳ではないけれど、今回のは眼福過ぎる。

縄跳びで気づいてもらおうとしているのに空回ってしまったり、

「早く見つけて!」「ううん、見つけなくて良い!」という正反対の言葉が交互に飛び交ったり、

「ありがとう、八木原くぅ〜ん♥」の嬉しさだだ漏れの感情から

「おい、行かんのかい!!!」への怒りの感情になったり…と

喜怒哀楽のループでコロコロ様子が変わっていく主人公をとにかく楽しんだ回でした。

 

それにしても…青林は"超"が付くほどの鈍感ですねぇ。

五文字(間宮祥太朗)との恋を応援してるって本当に思っていたのか。

そして、草モチだとは本当に気づいていないのか(笑)

まぁ、美々のほくろをゴミだと勘違いしていたくらいだから

気づいていないのかもしれませんけど…

昨夜にSNSで縄跳びとおでんの話題で盛り上がった翌日に

同じ話題が立て続けに出たとなると、偶然過ぎて流石に察しそうなもんだけどなぁw

 

仮にもし気づいていたとしても、

「現実の"ありのままの"姿」を見せるのがまだ不安なんですよね。

美々の場合は、自分の事を噂されている場面に青林がいるのを見かけて、

どう思われているのかをはっきり言われるのが怖いから

中々正体を言い出せないっていう部分もあるでしょうし。

SNSでは「なりたい私」になるものの、

現実世界ではちょっぴり繊細な部分を抱えながら生きている…

そこはやっぱり、2人とも共通してますね。

 

次回予告で青林が「草モチさんは好きですよ。でもそれは、美々先生じゃないんです」

と言っていたシーンがありましたが、多分この台詞もまた真理なのかも。

「なりたい私」と「本来の私」の間にある"ズレ"を

少しずつ埋めて行く事が、本物の恋を実らせるための近道だと思うから。

 

 

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この恋あたためますか 4話 感想|新谷よ、それはまだ早い!

 

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今回は脚本家が初担当の方なのかな?と思うくらい、

お仕事パートの描写が雑でしたな(汗)

みんなが恋愛脳過ぎて、これは文化祭の準備をしているのかな…他の仕事はないんか…とか、

仲直りしたら一気に賞賛されるスイーツが完成しちゃった…とか

終始ツッコミながら見てしまいましたw

抹茶の層になっていた状態から、どんな発想であの仕上がりになったのか知りたかったなぁ。

わざわざりんごに拘る理由もよく分からなかった。

ブコメらしからぬ「お仕事パートの丁寧さ」、

それを主人公の成長物語とも絡めている作りが

この手の作品で陥りがちな"既視感"を払拭していて、好感を持てていたんだけれども。

次回で折り返し地点となると、そろそろラブの方も加速させなきゃならないんでしょうね。

まぁ、そっちは完全に「新谷(仲野太賀)頑張れ!」目線で

楽しんで見ているので良いのですが(笑)

でも…あんまり仕事をないがしろにはしないで欲しいかなぁ。

 

で…その新谷よ。

なんだ、あのおやすみのキスは!

今回の感想、新谷が不憫過ぎる事にガッツリ触れるつもりだったのに。

樹木(森七菜)に高価な和スイーツをご馳走しようと頑張って予約したはずが、

「彼女と行くの?」なんて自分の事などと気にも止めないで返され、

何を勘違いしたのか、浅羽(中村倫也)に譲った結果

樹木と2人で行っていたのが分かったという一連の流れなんて

不憫of不憫なエピソードだったのに!

この畳み掛け方は、雅志を超したな…←未視聴の方、何度も名前出してすみません(謝)

と思っていただけに、最後の積極的な姿勢に度肝を抜かれましたわ。

樹木が鈍感過ぎるから、こうでもしないと

自分を恋愛対象として見てくれないと考えての行為なんでしょうけどねぇ。

でもなぁ…まだ早いんだな(泣)

本作はフィクションなのでまだ可能性はあるかもしれませんけど、

現実世界だったら、もうちょっと仲を深めてからじゃないと

意識するよりも引く気持ちが勝って、関係性がシャットダウンしてしまいそうですよ。

友達にも戻れなくなるってやつですよね。

新谷くん、次回、大丈夫か…?セクハラ扱いされないか…??

 

浅羽の裏事情(?)的なパートは特に注目して見ていなかったため、

企業を一気に売り飛ばすという 急に日曜劇場の池井戸作品らしい展開になっていて

びっくりしました。

中村倫也さんと言えば…りんご園にいるシーンで「美食探偵」を思い出してしまったり(笑)

 

あと、未来で浅羽とのツーショット画像を消した事を後悔する樹木へ。

スクショ画像なので、探そうと思えばいつでも再保存出来ます(キッパリ)

にしても、消すのを躊躇うほど想っていたとはねぇ… 

やっぱり「お前が必要だ」って言ってくれたのが嬉しかったから?

高いスーツを買ってもらえたから?

しかしそれって、中村倫也さんじゃないイケメンでも成立してしまいそうな感じが…w

 

 

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姉ちゃんの恋人 3話 感想|心に明かりが灯るということ

 

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桃子(有村架純)は無意識のうちに鼻歌を歌いながら料理をし、

日南子(小池栄子)は心の中で「好き♥」「好き♥」と気持ちを叫びまくり、

和輝(高橋海人)はみゆき(奈緒)が初恋相手だと打ち明け、

おまけにヒゲみたいに付いたコーヒーの泡をペロッと舐めてみせる。

温かい雰囲気に包まれながらも、ちょっと呑気で、ちょっと浮かれてて、ちょっと初々しい

三者三様の「誰かを好きになるという事」が描かれる中、

吉岡(林遣都)が過去の出来事を再び思い出し、苦しみ続ける展開になってから

一気に現実の世界に戻される感覚を覚えました。

そのギャップが、ラストを印象深いものにしてみせた気がします。

 

吉岡はどんな風に人を好きになるのか?どんな時に人の温もりを感じるのか?

彼の場合、傷ついた心を動かしてくれる"強引さ"が必要だったのだと

よく分かるシーンでした。

「4人でバーベキューをしますよ?」

「返事は、はい、わかりました、OKの三つの中から選んでちょ」

桃子からお花畑なLINEが届く。

最初は「俺の気持ち、何も知らないで!」とか思うかな?と

不安になりましたけど、そんな事はなく。

震えて怯えていた声に笑いが入り混じり、表情も徐々に微笑みに変わって行く様子に、

ああ…彼女の"強引さ"に癒され、救われたんだな…と。

吉岡の心に少しだけ明かりが灯った瞬間を見たようで、自然と涙してしまいました。

突然のキスにドキッ!でもなく、"好きな人の存在"にやきもきするでもなく、

(そういうベタな展開も楽しい部分はあるけれど)

こんなにも"人を好きになる過程"をじっくり、かつ素朴に見せてもらった作品、

かなり貴重だなぁと思っています。

 

クリスマスツリーを見に行った吉岡の母・貴子(和久井映見)も

桃子の"強引さ"に救われた一人。

彼女の考えていたツリーのコンセプトが母親の心にも響いたなんて、最高じゃんね。

ある意味、運命の出会いを物語っているようなものですもん♪

 

吉岡の過去は結局明かされないままでしたが…

「もう良いんじゃない?」と母に言われた辺り、何やら恋愛が絡んでいるのかもしれません。

でも、今はそばには桃子がいる。

 

インスタ映えしそうな派手な飾りはないけれど、

ほのかに輝くオーナメントに、根強くしっかりと光るオレンジの明かり…

"ささやかな幸せ"を映し出すクリスマスツリーのように

2人の未来も素敵なものに変わって行けたら良いですよね。そんな最後が見たいな。

 

 

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