おじさんはカワイイものがお好き。 5話(最終回) 感想|人は推しと誰かの力で生きている

 

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良い最終回だったわ…。

この手の話だと大団円の結末は予め読めはするものの、

それでも、その予想を凌駕するほどの爽快感と、幸せに満ち足りた感じが本作にはあったなぁ。

 

全5話の短い話数でも過不足なくきっちり完結出来たのって、

恐らくメインの登場人物が4人という、限定的な人数に絞ったのが大きいんでしょうね。

サラリーマンと、同僚と、取引先の相手と、親戚という関係性も効いていて、

小路さん(眞島秀和)の家に住む真純くん(藤原大祐)がある日

鳴戸くん(桐山漣)かケンタくん(今井翼)のどちらかにばったり会うのも、

あまりご都合主義を感じさせない設定でしたし。

それに、この人がまさかあの人と仲良くなるとは!とか、

実はこんな一面を持っていたのか!とか、

多過ぎずかと言って少な過ぎず…という絶妙なバランスで、

人と関わっていく事による"新たな発見"や"可能性"を

様々なパターンで見せてくれた面白さもありました。

 

小路さんもケンタくんも口を揃えて「良い歳したおじさんが」と自分の事を言っていたけれど、

歳をとっていくにつれて良くも悪くも周りを窺うようになって、

無意識のうちにその言葉が自分の行動を阻む足枷になってしまうんだろうなぁ…

というのを垣間見たようで。

だから、公園で人目を気にせず「好きです!」と言って握手するシーンには

思わず嬉しくて泣けちゃったんですよねぇ。

前から子供達がはしゃいで通り過ぎる姿も映したのが、個人的にはグッと来る演出で、

この時だけでもありのままに生きていた少年の心を取り戻せたかな…

というのを想像させられて、仲直り出来た2人についつい感情移入してしまってました。

 

人は一人で十分だと思い込んでいても、案外そうは行かず、

自分の背中を押してくれる人、"好き"を一緒に分かち合ってくれる人がいる事で

初めて生きて行く価値を見出す。

そして、その"好き"が共通していると、二倍楽しい。

 

あくまでも「推しを愛でるおじさん達の話」なんだけど、

もしかしたら、大切な人と自由に出かけて思い出を作ったり、

自由に会ったりする事が未だ自粛状態になっている、

人恋しい今の状況には刺さる作品だったのかもしれないなぁ…とも思ったり。

 

伝えたいメッセージを決して説教臭くはせず、

深夜らしいユルさとクスッと笑えるコメディの2つでオブラートに包んでお届けした

本作が大好きでした。

パグ太郎にももっと会いたいな。ぜひ、Season2を希望!!

誕生日とか、今度こそご当地キャラショップに行くとか、

まだまだ書けるエピソードはありそう…♪

 

 

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竜の道 二つの顔の復讐者 8話(最終回) 感想|最初から凛子と手を組めば良かったじゃん。

 

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えぇ〜〜〜…ただの殺し損じゃん、竜一(玉木宏)よ…。

結局、復讐計画は遂げたんだろうけど、

源平(遠藤憲一)はせいぜい失業したサラリーマンと同じ程度の

不幸しか味わえていないですよね。

これは彼の割に合っていたのでしょうか。

軽くあしらわれたSNS拡散描写で撃退するくらいだったら、

最初からブラジル時代から共にしてきた凛子(奈緒)に真相を打ち明けて、

竜一は行動派・彼女はハッカー&頭脳派のコンビで、源平の情報収集をしながら動いていれば

サクッと解決したかもしれないのに…。

「竜の道」だけにくねくねと遠回りしていましたけど、

もしかして、終わらせようと思えば5話構成でも全然行けたんじゃないですかね?

 

そもそも、前回で銃を渡されたなら真っ先に源平を撃ってしまえ!って話ですし、

復讐計画とは無関係の沖(落合モトキ)は部屋に行った途端すぐに殺れる癖して

彼は撃てずに逃がしてしまうなんて、優柔不断にも程があるんですよねぇ。

最後まで「竜一は復讐に向いていない」というのがブレなかった所は

ある意味凄いとは思います(苦笑)

 

そうですね、まぁ、総括するとするならば…

本作の最大の失敗は「導入部分の分かりづらさ」と「登場人物の多さ」の

2つにあったと考えています。

 

まず、「導入部分」というのは初回の事。

以前にも同じような内容を書いたかもしれませんが、

復讐劇を描くにあたって最も重要になってくるのは「いかに視聴者を共感させられるか」です。

本作の場合は、子供時代に根付いてきた"兄妹愛"や"家族愛"を

じっくり見せながら描いていくのがマストでしょう。

しかし、せっかく2時間もあり、コロナの都合で恐らく2話分合体になったとは言え、

前半の1時間で家族間の心情を深掘りする事はせず、

肝心の動機の紹介は所々に回想を差し込んで終わってしまった。

そして、過去と現在を行き来する構成にしたが故に、それが余計に分かりづらくなり、

双子が長年培ってきた怨念と憎しみを同時に味わっていく"追体験"が出来ないまま

話が進んで行ったから、

源平を悪しきキャラクターに仕立て上げたのが「形だけ」にしか見えなかったのが

物凄く痛手だったと思います。

 

次に「登場人物の多さ」に関しては、名前の通り、

竜一や竜二(高橋一生)に関わる描くべき登場人物が多過ぎた事。

人数が多いと、自ずと1人1人の設定も盛り込まざるを得ません。

曽根村(西郷輝彦)の実の息子が沖だという設定は本筋に無関係ですし、

"双子を翻弄する"立場は、美佐(松本穂香)がいなくても

まゆみ(松本まりか)だけで成立出来たかもしれません。

いや…双子を「ダブル主人公」として描くから混乱したんでしょうか?

 

極端に言えば、竜一の動きだけに焦点を当てていれば

物語の印象もかなり違ってきたでしょうし、竜二の場合も然りだと思うのです。

一人に絞っていれば、今回は成功した、失敗した、はい次…という

簡潔な構成に見えるから。

しかし、本作はメインの人物を二人にしたがために、

竜一と竜二でそれぞれ違うフィールドで関わるキャラクターが出てきて、

そうなると人間関係の"もつれ"も各所で生まれる訳で、

それが「復讐劇」である事を薄める最大の要因になってしまいました。

最終回で物語の迷走に更に拍車をかけたのが、沖の存在。

ネタとしてツッコむ分には面白い。けど、本作の題材でどうしても描かなければ

ならなかったかと言ったら、また別の話ですよね。

 

 

ここまで本作に対して感じていたモヤモヤを書いてしまったけれど、

役者の演技は良くて、それに見応えを覚えながら楽しんでいたのも事実で。

皆さん、言葉で表さなくとも、"目"で"涙"で決意や葛藤を醸し出されていたのが

本当に素晴らしかった。

松本まりかさんも最初は土曜のドラマの方が魅力的だなぁと思っていたけれど、

回を増すごとに人間らしいイキイキとした感じを取り戻していく変化が伝わって、

最終的に私の中での一番の主人公になるくらいには好きになっちゃいました。

キャストは大勝利でしたし、

光と影を活かした照明も大人っぽい雰囲気があって、演出も良かったです。

 

少年の件が回収されていないのが丸わかりなカットだったので、

竜一が刺されてバッドエンドだろうな〜…というのは予想通りだったものの。

3人で幸せを味わいたかった…と後悔の念を抱え、

それでも自分が犯した罪を認めながら亡くなっていくラストは

「自分のやってきた事は必ず返ってくる」といった教訓も含んだものになっていて、

考えさせられる点でいつまでも余韻が残りそうで。

この締め方は個人的にはアリだと思いました。

 

だがしかし!最後が好みのものだったので

終わり良ければすべて良しって言いたい所なんですけど…

どピンクの照明の部屋が見られなかった!

最終回も「ドコヘユクンダー♪」って歌いたかった!!

あら、話よりも、むしろこっちの方が心残りな気がしてきましたな(笑)

 

 

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レンタルなんもしない人 9話 感想|おかえり、レンタルさん!

 

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3ヶ月以上経ち、ようやく放送再開!待ってました。

本作こそ少人数で撮れて密にならなそうなのに、お知らせはまだなのかな〜…と

うずうずしていた日々が続きましたけど、

こうしてまた無事に新作が見られたのが本当に嬉しい。

 

暑い季節になったから、レンタルさん=森山さん(増田貴久)の制服も

グレーのパーカーから白のシャツへと模様替え。

通常通り放送していたら、もしかしたら新しい服装が見られる事は

なかったのかもしれないと思うと、ちょっとしたお得感がありますね。

 

内容の方は、本作らしい「見ているだけで心が満ち足りていく」

ぽかぽかした世界観を久しぶりに堪能しました。

実は再放送を見ていなかったもので、当時抱えていた"好き"という感覚を

再び呼び戻せるのだろうか…と不安だったんですけど、

ああ、この劇伴懐かしいなぁ…そうそう、森山の返しが一々面白いんだよなぁ…などと、

あまり時間が経たない内に物語に入り込む事が出来て良かったです。

そして、恋人を"好きでいる"事、恋人を"好きであり続けたい"気持ち、

そういった言葉では表しきれないような感情が

知世(土村芳)や優季(古川琴音)から伝わってきて、

勝手に幸せのおすそ分けをしてもらった気分になっちゃいました。

 

知世の「惚気話をし始めたら止まらない」感じが良いんですよね。

1つ話を終えたらまた別の話へ…と、箇条書きしてあるものを線で引いていく所には

普段彼女に関する話題を出さないが故の拙さと初々しさがあるし、

どうしてもホワイトボードを見せたいから家に連れて行くのも、

今まで本当に誰かに話したくてしょうがなかったんだなぁ…って

興奮状態になっているのが分かる。

また、優季の性格が愛娘みたいでさ…

人に関わる事に積極的だったり、人の目も気にせず自由奔放な動きをしたりしているのを

見ていると、知世のノートにどんどん話したいネタが追加されて行くのも

無理ないよなぁと思ってしまうんですよね。

知世にとってはほんの動作も、発せられる単語も、1つ1つが愛しく映ってしまうんだろうな。

 

そんな幸せ溢れるエピソードと同時に書かれた神林(葉山奨之)のエピソード。

どちらも愛を欲している所は共通していても、そこに「嫉妬」が混じると

あそこまで別人になり果てるのか…という恐ろしさを垣間見たようでしたわ。

でも…SNSの"いいね"は決して「同意」「共感」だけとは限らないんですよねぇ。

本格的に精神が病んでしまう前に、早くこの人もレンタルさんによって救われる話が見たい。

 

 

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SUITS/スーツ2 10話 感想|突然のキス魔と突然のボストン

 

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ボストンって東京にある街だったっけ(爆)

洋風くさい葬式のシーンは、きっと少しでも密の環境を減らすために

外で開催する事にしたんだろうと何とか好意的に捉えられますけど、

ボストンに関しては言葉だけ借りて、数分くらいで日本に帰ってきましたからね。

日本でお葬式やったと思ったら、CM明けにはボストンに飛んで、

間をおかずに帰国して、そして大輔(中島裕翔)のお部屋へ…

もう「どこでもドアでもあるのか!」とツッコみたくなりますよ(笑)

朝ドラだとたまに、田舎と都会をまるで短い距離かのように行ったり来たりする

シーンもありますけど、まさかそれ以上に移動する作品が見られるとは思いもしなかった。

いやぁ、ぶっ飛んでますなぁ。

 

ぶっ飛んでると言えば、大輔の突然のキス魔設定も謎。

キスシーンを求めている視聴者がいるのかもしれませんけど、

イケメンじゃなかったらただの変態おじさんですからね。あのガッツリ具合。

おばあちゃんも天国で泣いているよ…

「ニクめなさ」が完全になくなった高圧的な態度の蟹江(小手伸也)も含めて、

色々とキャラ変し過ぎて困惑しかしません。

 

 

ただ、いつもだったら乖離していて見づらい印象の

甲斐(織田裕二)パートと大輔パートの合体も、

今回に関しては如何に後者が本題に不必要かがはっきりと分かったから、

その分前者の話に集中出来た気がします(笑)

全体的にビールやウイスキーの長い長いCMを見ているような作りでした。

 

さて、次回から最終章…というより、舞台も登場人物も変わった「〇〇編」に見えるんですけどね。

新たにレギュラーの話もありましたし、予定通り月9史上最長話数で行くつもりなのでしょうか。

なんか…黒歴史で終わりそうですな(汗)

 

 

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半沢直樹(2020) 8話 感想|大嫌いは大好きの裏返しって言うよね〜

 

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なんだあの、「後はお前に託した。成功を祈っている」みたいな少年漫画的ラストは…

半沢(堺雅人)LOVEな黒崎(片岡愛之助)のキャラクターは元から好きだったけど、

彼にかける言葉も、去り際の後ろ背中もあまりにも男らし過ぎて

なんか胸がジーンとして来ちゃいましたよ…(泣)

そして、噂を聞いて真っ先に駆けつける半沢にも萌える。

あれだけ本気でやり合っているうちに、いつしか敵対関係を超えた友情のようなものが

芽生えてしまってたんですねぇ。

 

半沢サイドからしたら、黒崎はねちっこくてウザったい敵キャラではあったけれど、

よくよく考えたら立場が違うだけで、黒崎も黒崎で常に不正を暴くために行動する

正義感の強い人である点は共通していた訳で。

お世話になった金融庁に向かって深くお辞儀する姿からも、

彼がどれだけ仕事に打ち込んできたのか…という誠実さが感じ取れて良かった。

Paraviで配信されるみたいに、日曜劇場「黒崎駿一」も

スピンオフで見てみたい気持ちにさせられました。

 

睨みつけた表情で急に大声で恫喝する箕部(柄本明)は厄介ですが、

紀本(段田安則)も中々一筋縄では行きませんねぇ…。

追い詰められた時はただ怯えっぱなしじゃなくて、

サラリーマンらしい真っ当な返しをして反撃してくる所に

今までの悪役とは違うぞ!という凄みを感じます。

 

今回は最終回前に相応しい、

言わば「ぐぬぬ…」といったやり切れなさしか残らない"溜め"の回でも、

相変わらず最後まで飽きさせない構成ですね。

「おねしゃす」などのネタを盛り込んだ前半で楽しませ、

そうきたか!という意外性を持たせつつ、

"ザ・ラスボス"の風格を漂わせる柄本明さんの佇まいでビビらせながらも、

ラストは黒崎の花道を飾って、別れを惜しむ形でしっかり余韻も残す。

半沢直樹の世界のキャラクターが視聴者のみんなに愛されている」

そんな自信と誇りがなければ、多分あのような逞しくもあり切ない展開は作れなかったと思います。

本当に隙のない1時間だわ…。

 

 

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恐怖新聞 3話 感想|良い事言うたび信頼度を失う彼氏くん。

 

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「詩弦があたしの人生めちゃくちゃにしたんだ!!」

えっちょっと待って…大袈裟過ぎません?(笑)

それは職も家庭もお金も何もかも失った人が言う言葉だぞ、桃香(片山友希)よ…

なんてツッコんでしまいました。

彼氏を失ったくらいでしょ。大学生活は別に留年危機でもないんだし、再起なんて全然可能でしょ。

大体、協力するよ!って参加してきたのは自分の方なんだから、

他人のせいにするのも変な話ですよねぇ。

 

さて、今回も、そんなほんの好奇心と良心的な気持ちで手伝い

また返り血を浴びる人が増えるのか…と思われた母・歌子(黒木瞳)。

しかし、無事に運命は変えられた…んですよね?

まだハッピーエンドではないだろうと疑っている自分がいます。

中盤までは前回と同じで「事件は別の場所で起こっていた!」という早とちりする

流れになっていたので、このパターンが続いて行くのかなぁとも思いましたし、

分かっているのに守ってあげられなかったと嘆く日々が重なって、やがて鬱になり自殺…?

なんて展開も考えていましたが、

全7話構成だからなのか、早めの段階で結末を捻ってきた所は良かったです。

というか、声をかけられてるのに、俯いて親の後ろに隠れたままの子供は

絶対何かしら"理由"があるからなぁ…もっと早く気付いて!とも言いたくなりましたけど、

助かりはしましたのでね。終わり良ければすべて良しってやつです。

 

今回は演出方面でも"捻り"があって、何かが近づいてくるカメラワークだったり、

劇伴と場面のミスマッチ具合だったり、不安をハッキリと煽るような見せ方ではなく、

ともを(坂口涼太郎)の正体が判明するラストシーンで

「そんな人と一緒に喋っていたのか…」という、視聴後に静かな恐怖を襲わせて

余韻を持たせる事を狙った見せ方にシフトチェンジしていた印象。

(幽霊なのは当たっていたけど、まさか新聞配達人とは思わず。)

あ!でも、幼少期のカウンセラーと男の子を虐待していた母親の見た目は怖かったなぁ。

「妖怪シェアハウス」の妖怪達よりも妖怪らしかった(笑)

下手したらなまはげになっちゃいそう。

 

で、回を増すたびカッコイイ発言に説得力がなくなる勇介(佐藤大樹)…

「抱えきれない苦しみがあるなら、俺も一緒に背負うからな」

あんた、違う女性と寝てたやないか!白目むいてたやないか!!

最後のコーナーを作るあたり、スタッフも彼をどんどんダメ男にして

視聴者にツッコませる気満々なんですよねw

いつの間にか恋人になったかと思ったら、今度はいつの間にか浮気に手を出す。

詩弦(白石聖)のどこに惚れたのかも分からないから、

恐怖新聞で怖い思いをしている所にたまたま出てきて支えてくれていた、

要は吊り橋効果で付き合ったようにしか見えず。

 

詩弦の母親も母親で、前回まで精神的に病んでいるほどだったのに

急に改心しているし…この作品にまともな登場人物はいないのかも(爆)

 

 

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キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 1話 感想|金槌の人に泳がせたらアカン。

 

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まず、本作の初回の感想でず〜っとツッコミたかった事を書かせていただきます。

作品タイトルが!!クドい!!!!

「キワドい2人〜池袋署刑事課神崎・黒木〜」「K2〜池袋署刑事課神崎・黒木〜」

のどっちかで良いやろと思ってしまいました。(原作は後者がタイトルみたいですね。)

横にサブタイトルが付いているのに、

果たして正式名称と略称を一緒に並べる必要はあったのでしょうか(笑)

まぁ、内容に関係ない話はここまでにしまして…

 

初回は…良くも悪くも、「こんな作品なんだよ」と伝えるための予告を

作り込み過ぎてしまったって印象ですかね。

軽そうな雰囲気だったので元々期待していませんでしたが、

違う意味で嫌な予感が的中しちゃったかなぁ…と。

あれを見る限りは、凸凹コンビを筆頭に各キャラクターの個性が光る

コメディテイストになるのかと予想していましたが、

いざ蓋を開けてみたら、肩の力を抜きながら笑って見て欲しいのか、

男らしいカッコよさを見せたいのか、人情モノにしたいのか、

全体的に"カラー"が定まっていないような気がしました。

うーん…特に最後の説教シーンが長くて、

感動的なのでしょうが話が入って来なかったんですよね。

 

コメディパートも面白ければ良いんですけど、

キラキラしたSEや、ノリの良い劇伴、迂闊な発言や行動をした時の

「おいおい!」と訴えかける顔芸…といった

如何にも「チープにしてます!」感を漂わせる要素を随所に盛り込むから、

それが作品のテンポを崩してしまっていてちょっと見づらい。

 

あと、細かい所までうるせぇ!と思われるかもしれませんが、

金槌の人に泳がせたらアカンです(苦笑)

あの展開で「やれば出来る」という根性論を視聴者に叩き込んで、

誰かが真似して水難事故が増えたらどうするんだって話ですよ。

(フィクションが通じない人でごめんなさい)

っていうか…わざわざ泳がなくても、金槌なら金槌なりに

犯人を捕まえる事に専念すれば良いのにねぇ。無事に…解決出来たみたいですけど。

 

真面目な刑事とヤバイ刑事。

山田涼介さんは「もみ消して冬」以来、個人的には不憫で思わず可愛がりたくなるような

ワンコ的な役がハマるイメージですし、

田中圭さんはちょっと乱れた前髪とダークスーツの格好がとにかくカッコイイ!!ので、

キャラクターを見る楽しさはありそう。

年齢も上手い具合に離れていて、キャスティングは合っていると思います。

それだけに、もっと"カラー"を前面に出して行って欲しいです。

 

 

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未解決の女 警視庁文書捜査官 Season2 6話 感想|室長の名場面集めました!みたいなED

 

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前シーズンの最終章でも(ってか、最終回近くになると「最終章」と銘打つドラマが多すぎ)

前後編でしたからね。

豪華なゲストを何名も呼んだ辺り、こりゃあ引っ張るんだろうなぁと思っていたから、

今回で事件が完結しない事に驚きはなかったけども…

文字要素が「梵字」しかなくて、後はよくある刑事ドラマと変わり映えしない作風で

時間延長っていうのはちょっと…(汗)

個人的な都合もありますが、途中、若干ウトウトしながら見てしまってましたw

 

それに、刑事ドラマが多く作られるが故の弊害なのか、

警察官が容疑者だった!という設定も、

しかもそれを最終章に持ってくる所も「ああ、またかぁ」と。

確かに緊張感を煽るには相応しい題材なんでしょうけど。

でも、つい先週までその話を取り扱った某警察学校ドラマと、

(正確には違うものの)設定自体を取り入れた某機捜隊のドラマを見てからだと、

どことなく既視感を覚えてしまったかなぁ。

 

あと、仲間の誰かに死亡疑惑が持ちかけられる流れも、割とこの局ではやりがちな印象。

矢代(波瑠)の時は、まぁ主人公だから大丈夫でしょ…と思いながら見ていましたけど、

うーん…古賀(沢村一樹)の場合はどうなんですかね。

2サスだったら序盤で遺体として発見されているくらいの出血量と倒れ方でしたよ?

あの状態から最終回ではピンピンしていたら逆に凄いよ。

早く処置しないと記憶を失った刑事になっちゃうっていうのは置いといて…

そうですね、「古賀の名場面集めました!」みたいな視聴者を泣かせる気満々の

ED映像通りに彼が退場する事になるのは悔しいので(笑)

ここはやはり無事でいて欲しいですし、

富野(市原隼人)が撃ったのではないとも願いたいです。

 

女性役が北乃きいさんだけに、事件の真相を握る"きい"パーソンになるのかも。

とりあえず、答え合わせとなる来週を待ちます。

 

 

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妖怪シェアハウス 6話 感想|澪、またフラれる…の巻。

 

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原島大東駿介)の件、既婚者なのは予想がついていたので、

あえて「SNSアカウントの"しらはま"が実は別の人だった」で最後にズッコケるオチが

来るんじゃないかな〜と踏んでいましたが、ストレートに終わりましたね。

うちの母も指輪はしていないし、良い歳だし、奥さんがいるのかと疑わない時点で…

本当にピュアピュアな性格ですよ、澪(小芝風花)は。

離婚危機にある事が分かった途端、私だったらちょっとでも「もしかしたらチャンスかも?」

なんて不純な心が働くのに…(笑)

だから、妖怪達に可愛がられているのにとても説得力があります。

 

今回も、というか4話以降はザ・勧善懲悪の作風じゃなくなりましたけど、

それでもスッキリとした心地で見終える事が出来たかも。

なんでだろう?って考えた時、ああ、社会風刺をコミカルに織り混ぜる話の上手さ以前に、

基本的にポジティブ思考の妖怪のキャラクター描写が好きなんだなぁ…

今頃になって気づく。

昔話で語られる妖怪の立場は悲しくて気の毒なものだけれど、

現世ではそんな素振りを見せようとせず、

人間に対しても真剣に応援してくれる明るい所に好感が持てます。

今回の場合、最もそれを顕著に表したのは山姥(長井短)ですよね。

「同じ時代に生きて恋をするって、めちゃめちゃ奇跡なんだから!」という言葉に

無性にジーンと来てしまって…。

周りを巻き込んではどんどん自分の世界を作り上げていってしまう人だからこそ、

1つ1つの言葉に歯止めが効かない"勢い"が含まれていて、

その"勢い"に圧倒されっぱなしになっていく感じが堪らなかったです。

でもって、本人はギャル姿になって彼に気づいてもらえるように、

1000年以上待ち続けているという。

澪よりも一途で純粋な妖怪がいた。

これは愛らしく思わずにはいられないじゃないですか(泣)

 

最後のパラパラパーティーも楽しかったなぁ。

洒落た服でも絶妙に垢抜けていないような"ぎこちなさ"が残る澪から、

ノリノリで踊りまくる澪まで、いろんな小芝風花さんが見られて眼福でしたわ。

着実にコメディエンヌの道を進んでいるけど、某事務所を辞めていく人が増えた今、

彼女に仕事が集中して体調を崩す…なんて事がないと良いな。

 

で…ギャルメイクでもぬらりひょん大倉孝二)だけあまり変わっていないし、

むしろインド人っぽいと思っていた所、

次回予告でカレーを配っているのには笑っちゃいましたw

 

 

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恐怖新聞 2話 感想|爪痕残す南無阿弥陀仏ガール

 

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黒木瞳さんにホラーの印象はなかったけれど、おお…凄く馴染んでる。

かじっている遺骨が一瞬お菓子に見えてしまって(というか、遺骨を初めて見た…)、

それもあって余計にゾッとさせられました。

 

でも、どうしてそんなに落ち着いてられるんだ!!と震えた声で

詩弦(白石聖)を怒鳴るのも無理ないんですよね。

いくら未来が見えていたとしても、あんなに冷静でいられるのが不思議で堪らない。

親の死に様を目の前で見てしまったパニックと、父の娘に対する想いを知ってしまったパニックで

頭がいっぱいいっぱいになって、動揺を隠せないと思うんですけど…

いや、もうおかしくなり過ぎてあの様子になったんでしょうか?

血だらけの服になっても今回の事件を分析している辺り、

もう精神がやられてしまっているのかも。

 

元愛人・諸積の件は、桃香(片山友希)もそうですけど、

単に勇介(佐藤大樹)を翻弄して現場から遠ざけるための

「神様のいたずら」的なポジションだと思っていたので、

まさかこっちがサイコパス凶悪犯になるとはーーー!!という驚きはありました。

南無阿弥陀仏と書かれた包丁ケースに、やけにフォームの良い走り方に、

最後の血ブシューーーーーーに………もう色々とインパクト残し過ぎて、

この子誰だ!?と思って調べてみたら、どうやらグラビアをやられているらしく。

日比野友香さん、まだ役者としての出演経験が少ない状態だったとしたら

各方面にかなり爪痕を残したんじゃなかろうか(笑)

個人的には、同じ枠の「リカ」のターミネーターリカと同じくらい恐怖を感じたわ。

あ…どっちもクセありありの走り方だったのが共通点かw

 

シャワーを浴びる詩弦に徐々に近づいていく演出だとか、

ともを(坂口涼太郎)の足元の方へ下りていくカメラワークだとか、

気持ち悪さしか残らないクライマックスと劇伴の間の"ズレ"だとか、

視聴者の不安を煽っていく作りは、やはり「引き込む」点からしたら

上手いなぁと思います。

 

ところで、もう一つ気になったのは、刑事の聞き込み調査が終わった後の、

怖い経験をしたあまりに桃香が勇介の腰回りをぎゅっと掴むシーンなんですが…

まさか今後三角関係になって行くんじゃなかろうか?なんて展開が脳裏をよぎりました。

詩弦は刑事に「俺と手を組まないか?」って言われているし…

もし本当に組むのだとしたら、それはそれで、事件を未然に防いで解決する

別ジャンルのドラマになってしまいそう(笑)

 

 

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