2022年04月一覧

明日、私は誰かのカノジョ 1話 感想|幸せという名の麻薬を追い求める女性たち

 

 

「きっとまた1ヶ月後には彼の事なんか忘れて、別の人を好きになってるんだろうなって」

「でも…この瞬間は本当に辛い」

親友であるリナ(横田真悠)のこの終盤の台詞よ。そして、誘いに乗ってしまうラストよ…。

 

「幸福は、麻薬なんだよ」がテーマなんだろう…とは分かっていたし、

一時的な快楽を求め、常に幸福に飢えた5人の女性が

少しだけベターな方向へ向かう物語なのだという事も見ながら掴めてはいたけれども、

彼女の心からの訴えがあまりにも切実で、あまりにも嘘偽りないように感じられて。

それぞれの行く先を見守りたいという興味を抱かせる、中々衝撃的な初回でした。

 

"1話1人×5体制"を1〜5話、6〜10話に分けて前後編でやるスタイルなのか、

初回は雪(吉川愛)を取り巻く主要人物の描写は必要最低限に押さえ、

あくまでも雪の内面に焦点を当てて描かれていた印象。

まぁ…30分ドラマかつ原作実写化ですから、削ぎ落としても支障のない部分は

かなり削ぎ落としていっているのかもしれません。

けれども、それ以上に良かったのは、「雪が今、どう感じているか?」が読み取れる

カメラワーク(主人公の姿を角度を斜めに変えては大きく映し、バックはぼかすなど)と、

インパクトを残す劇伴のタイミングの引き算が工夫されている所。

 

劇伴は全く流れていない訳ではありませんが、

基本的には1つ1つのシーンごとに溶け込む曲調になっており。

雪が価値観の違う相手に対して心のシャッターを閉じ始めたり、違和感を覚えたり、

パーソナルスペースにずかずか入り込もうとする相手に恐怖を覚えたりする時だけ、

良い意味で"引っかかり"または"ノイズ"のような

彼女の心理をそのまま映し出した劇伴が流れる。

彼女の全容はよく見えなくとも、その緩急のつけ方のお陰で

どんな人で、どんなトラウマを抱えているのかを覗き見する面白さがありました。

 

脚本家が三浦希紗さんだからか、とある1人の人生を描く所は「死役所」を。

レンタル彼女こそ風俗営業ではないものの、

「公知の職業ではない(言葉は頑張って選びました…)」点では共通しているデリヘル業界を

そこで働く者たちのリアルな視点で描いた所は「フルーツ宅配便」を。

そして、同じく事前に好みは分かれてしまうものの、

若者ならではの苦悩や人間臭さを描く所は「死にたい夜にかぎって」を

彷彿とさせる作品です。

これらの作品を視聴していて好きだった方は、本作も好みだと感じられるかもしれません。

2話はマイ視点の話になりそうなので、多分、2話から見ても大丈夫かな?と思っております。

 

他に感想や視聴を様子見している作品もありますので

今後も書き続けるかはまだ分かりませんが、

とりあえず、じわじわ飛躍していく"可能性アリ"な初回ではありました。

最後に、壮太役の楽駆さんは初めてお見かけしましたが、

不思議な雰囲気をまとい、空気を含んだような声が特徴的だなぁ…と。

 

そんな柔らかな佇まいの彼が優しさを見せているつもりでも、

彼女にとっては苦い傷に変わってしまう。

2人の対比からくる皮肉もまた、切ない気持ちにさせられました。

 

 

5/1追記:

3話はまだ未視聴。

興味深く見ている事は確かですが、他の録画も溜まっていて

感想を書くのにもキャパが超えてきてしまっているので、

本作は今後は視聴のみか、

強く響く内容だったらたまに書く…という形式をとらせていただきます。

まぁ、この感想自体、日付をずらして投稿したので

気づかない読者さんの方が多いかもしれませんが(汗)

一応、ご報告です。

 

 

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1本の記事にするほどでもない2作…「悪女」「吉祥寺ルーザーズ」の雑感

 

悪女(わる)」「吉祥寺ルーザーズ」の初回雑感です。

2作品を視聴してみて、わざわざ時間をかけて1本の感想記事として

書くほどの内容でもないかな…と思い、視聴のみで済ませようとしたのですが、

後々「こんなドラマ見てたんだよ」という備忘録代わりに軽く書こうかと思い立ったので、

雑感集のつもりでここに書き残させていただきます。

ではでは…

 

 

吉祥寺ルーザーズ 1話(4/11放送分)

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「吉祥寺ルーザーズ」と聞くと、語感的に「下北沢ダイハード」が頭に過ってしまう私(笑)

まぁそれは置いといて…直近の作品「真犯人フラグ」でガッカリさせられて記憶に新しい

秋元康企画の新作という事で先入観はあったものの、

増田貴久さんと國村隼さんの起用で興味は湧きましたし。

本作はミステリーではなくコメディで、全く別ジャンルの作品なのもあって、

色眼鏡で見ちゃいかんな…と思いながら初回を視聴してみました。

 

ですが…う〜ん……単純に言ってしまえば、ひたすら騒がしかったです。

シェアハウスの見所となるであろう会話でのやり取りも、

通常なら気にならないような些細な出来事を発端に

その人が"ルーザーズ"になってしまった原点を匂わせる訳でもなく、

脱衣所のドアを覗き見目的で壊したと疑われるという被害妄想で延々と話が進むとは…(汗)

20代から60代まで年代がバラバラである意味も感じさせませんでしたし、

キャラも声を荒げて騒ぎ立てる人が半数もいて個性が被っていて、

正直、キャストを重視しただけで、人物設定の造形は綿密に設定していなかったんじゃないか?

と疑ってしまうほどでした。

もちろん、会話自体もクスッと笑える所が少なく、

せっかくベテランの役者さんがいらっしゃるにもかかわらず申し訳ないのですが…

何だか売れない劇団の小劇場を見ている感覚に陥ってしまいました。

 

あと、私としては、役者さんのネガティブな部分にはあまり言及したくないのですが、

流石に某女優2人の演技は鼻につきましたね…(滝汗)

ある方はアイドルを長年やられてきた方なので仕方ないとは言え、

もう一方の方は、今まで見てきた演技にそこまで悪い印象はなかったのに、

何だか本作では「私個性的な役演じてます!」っていう力んだ感じが

喋り方に乗り移っているようで…コメディにはまだ向かないのかなぁと。

 

初回で辞めようとも思ったのですが、

少しのシーンでも雰囲気を変える國村隼さんと、安心感のある濱田マリさんの演技で

まだ未練が残っている自分もいて…(泣)

次回で継続するかリタイアするか決めようと思ってます。

 

悪女〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜 1話(4/13放送分)

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こちらは想像通り"ベタ"でした。

コロナ期に入社した新人の苦悩、リモート会議やソーシャルディスタンスといった

現代らしい要素はそれなりに物語に落とし込まれているとは言え、

根本的な部分では完全に"ベタ"です(苦笑)

 

もうね…ダンボールの中身落とすだろうな〜と思ったらドサドサ〜〜…

その体勢じゃこぼすだろうな〜と思ったら紙くず頭にぶっかけ〜〜…

想像に容易いドジっ子シーンの連続で、

「ああこりゃダメかもな」と肩を落としながら見ていましたが…

今時ならセクハラパワハラだと訴えられかねない一気飲みや水ぶっかけのくだりで

その考えは一気に確信へと変わりました。

30年前なら受けたとしても、令和だと流石にキツイものがあります。

 

今田美桜さんは好きでも、いつも話の語尾に「!」が付いているような麻理鈴のキャラは

見ていて疲れましたし、正直うっとうしい…。

唯一笑えたと言えば、恋バナで夢中になっている麻理鈴に対して放った

峰岸の「バカに見える」発言や、ドラマの雰囲気と合わな過ぎる主題歌くらい(苦笑)

豊かな自然を舞台に繰り広げるヒューマンドラマなら合っていたかもしれませんけどね…。

 

T・Oに再会するために、各部署の無気力な社員たちを1人ずつ立て直しながら

出世を目指すという物語である事は掴めましたが、

節々の描写のステレオタイプっぽさは拭いきれず、主人公も苦手なタイプなので

こちらは初回でリタイアさせていただきます。

 

 

*****

 

2作品の雑感を書いていて気づいたのは、どちらも「うるさい」が共通点なんだな…と(笑)

これは好みの問題で、画作りにしても登場人物の設定にしても

騒がしい&喧しいのが苦手なんですよねぇ…基本的に。

 

そして、録画したままで視聴していないものもありますが、

今期は今の所、手堅く楽しめる作品は何作品かあっても、

「これだ!(これは秀作の予感!)」クラスの作品にはまだ出会えていません。

各々がこれから化けてくれる事を期待しますが、その可能性は低そうな気もしております…。

まぁ、とりあえずは様子見するしかなさそうですね。

 

 

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未来への10カウント 1話 感想|ぼそぼそ声の桐沢(キムタク)が再起を図る!

 

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テレ朝だけれども、内容や展開は2000年代のフジドラマっぽい。

つまり…王道of王道です(笑)

でも、ここ最近は、漫画チックな奇を衒った設定や、

冒頭から"その後"の話をチラ見せして

視聴者の気を引かせる露骨な演出が多い印象があるので、

あそこまでストレートに"再起"を描く作品は、個人的には逆に新鮮。

もう1つ新鮮と言えば、木村拓哉さんの、ぼそぼそ声で魂の抜けたような演技も!

「グランメゾン東京」もそうだったんですけど、スターやヒーローよりも

廃れ気味のおじさんを演じる木村さんの方が、自然体っぽさを感じられて好きなんですよねぇ…。

数々の代表作はちゃんと見た事が少ないとは言え、

当時はとにかくモテる役しかやらない!ってイメージがあったもので(汗)

そのうち、中年男性のごく平凡のサラリーマンによるいじらしい恋愛ドラマで

お見かけしたいなぁと密かに思っております。

 

物語の進みはゆっくりではあるものの、桐沢(木村拓哉)はもちろん、

彼に影響を受けてボクシングに熱中し始める部員たちの心の動きを、

無駄な要素を加えずに、「どんな過去があったんだろう?」と興味を持たせるように

丁寧に描いていっている感じ。

何が"無駄"かと言えば…具体的には、下手したら台詞に起こす必要のない

主人公のモノローグとか、先ほども書いた時間軸を飛ばした見せ方だとか、

あとは単純に…初回あるあるの人物・状況の説明台詞が挙げられるかな?

話を賑やかにするための"お飾り"みたいな部分がほぼなく、

後の軸となるであろう主人公や部員たちの過去はふわっと添える程度で

現在進行形でそれぞれの様子が描かれているので、特に引っ掛かりも覚えず

するすると見終える事が出来ました。

 

そして、何と言っても、ボクシング部を潰す計画を企んでいる悪党の存在を

前面に押し出さない所が良い!

一番見やすかったと感じたのはそこかもなぁ。

この手の「存続危機の組織・チーム」がテーマの作品って、

教育委員会に報告する教師がいたり、主人公や部活の発展を好ましく思わない重鎮がいたり、

嫌がらせしてくる生徒がいたりして、それを初回の時点で提示しそうなものですけど、

そういった陰謀論を匂わせないのは珍しかった気がします。

 

まぁ、今後次第ではまだ可能性はあるでしょうし、

部員の怪我を校長に報告しなかった件が後々問題となり、

どことなくやる気のなさそうな友部(佐久本宝)が辞めると言い出して騒ぎを起こす展開も

なきにしも非ずかもしれませんが…

とりあえずは、各々の成長を気持ち良く見られそうで安心です。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

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妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪- 1話 感想|完璧に作り上げました!…な初回。

 

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前作を好んで見ていた身からしたら、初回はカーニバルみたいな

お祭り的な楽しさがありましたねぇ…。

最近は好きな人に一途な役や等身大な役など

続編までの間に様々な役をやられるようになった小芝風花さんですが、

やっぱり"原点"とも言えるコメディでイキイキされた小芝さんが好きですし。

すっかり自分のものにしているのが伺える松本まりかさんのお岩さんも大好き。

お馴染みの面々、お馴染みの妖怪紹介…

今は通常の編成に戻りつつあるものの、

当時は放送延期や中断されたドラマの放送が6月から続々始まるイレギュラーな時期で、

(今はないとは言えませんが)まだコロナ禍で不安に駆られていた中での作品だったので

凄く癒されていた記憶があって。

その頃の感覚に戻ったようで、また会えるんだと思うと

ちょっぴり目頭が熱くなってしまうほどでした。

 

だけども…「楽しい」と「面白い」は似て非なるものだと考えていて、

個人的には、こんなに用意周到なコメディだったかな?って気がしなくもないんですよね。

1時間内に"笑い"がぱんぱんに詰め込まれた作りで、

会話の応酬やセリフ運び、オチのつけ方の何から何まで、あまりにも完璧に仕上がっている…

と言った方が近いんでしょうか。

そして、もう1つの違和感は…お仕置きされる側の動機、

そこから展開されていく台詞に、現代社会の課題に触れて問題提起しようとする

制作サイドの意思がはっきりと落とし込まれている所。

 

前作は確か、基本的には勧善懲悪で、ダメダメな男を妖怪たちの力を借りて

スカッと成敗するというある種の単純構造を楽しみつつ、

同時に、物語の核を深く読み解けば読み解くほど

「本当の悪は妖怪ではなく人間」であるという皮肉が潜在的に含まれていて、

捉え方次第で二度面白い作風になっていた記憶があります。

何と言うか…変にかしこまった要素を入れずに、もう少し深夜ならではの緩さが欲しいです。

 

初回は1時間かつ"続編"なのもあって楽しかったという気持ちが勝ちましたが、

社会派要素を強く滲ませた本作が次回から通常の30分放送となると、

削ぎ落とす所は次々削ぎ落としていった結果、説教臭い印象が残りそうで心配…。

それに加えて、登場人物の個性や会話の応酬が既に作りこまれているので…

形式が定まった"1つのコント"な内容が今後も続くと、

もしかしたら毎回感想を書く必要もなくなるのかもしれません。

という訳で、次回の感想が投稿されなかったら、

視聴するだけで楽しむ事にした…とお察しして下さいませ。

 

 

↓4話の感想はこちら↓

 

↓前作の最終回の感想はこちら↓

 

 

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ナンバMG5 1話 感想|わんこに癒されるだけのような…

 

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「全く新しい痛快青春ドラマ」が本作のコンセプト。

でも…ヤンキーが題材だと「今日から俺は!!」、

ヤンキーである事を隠す生活を送る設定だと「ごくせん」を思い出してしまう私。

その前例があるからなのかもしれませんが、

個人的には"ゆるく楽しめる"じゃなくて、ひたすら"ゆるい"印象が残った初回でした…(汗)

もう下手したら、わんこの松の可愛さが見所なんじゃないか?と思うくらい。

 

確かに、深雪(森川葵)の180度ズレた発言は面白いし、

キャラはみんなそれなりには立っている。

ただ、何かパンチが足りないと感じるのは…うーん…

本当は普通の生活を送りたいのに、ついつい喧嘩で助けてしまうくだりを何度も描いた結果、

それがテンポの悪さに繋がっているっていうのもあると思うんですけど。

単純に、"笑い"と"青春"のメリハリが弱い気がするんですよねぇ。

 

普段は普通の高校生、誰かが困っていればヤンキー=ヒーローに変身するという

二面性の可笑しさはもっと活かせるはずで。

例えば…態度や書き文字からどことなくヤンキーっぽさを感じさせるのを

視聴者が静かに察して終わりにするのではなく、

劇中のクラスメイトにツッコませて、彼がいかに周りと比べて"変わり者"であるかを強調するとか。

無意識にヤンキー言葉をぶつけたり、ガン飛ばしたりして

「しまった!」と慌てる描写を加えるとか。

どうしても助けに行くくだりは"お決まり"のように終盤までとっておいて、

普通の生活を送りたい自分と葛藤している様子を強めるだとか。

今までとは全く違う道を通った事で感じるギャップは一応描いてはいるんですが、

どれも地味でサラ〜っと済まされているために、

二面性を活かせていない物足りなさを覚えてしまうのです。

 

あとは、メリハリがないと感じたもう1つの理由…というか違和感は、

人物紹介する時のポップで奇抜なイラストと、

質感のある映画風の映像が噛み合っていない所でしょうか。

友情の熱さや絆を描くために、あえてそんな映像にしたのかもしれませんが、

個人的にはセンチメンタルな雰囲気が漂っていて、

逆にヤンキーものならではの勢いが薄まってしまっているようにも映りました。

 

まぁ…いろいろ書いておいてなんですが、

要は、もっと"バカ"を振り切って描いたら面白くなるんじゃないか?って事なんですよね。

"青春"も何と言うか…修学旅行や部活での大会など

目の前の物事に時間も悩みも忘れて全力で打ち込んだ事で、

そのイベントが終わった時に初めて

高校生活の終わりが近づいている現実に寂しさを覚える…みたいな経験こそ、

青春ならではの醍醐味だと思います。

最後はよく分からない文章になってしまいましたが(苦笑)

今までの文脈で何を言いたいのか理解してくださると信じて…

 

次回も同じくゆるい作風なのであれば、正直、毎回感想を書き続けるのは難しいです。

裏はまだ見ておりませんが、「やっぱりね」という評価がちらほら上がっているので…

もしかしたら感想を投稿しない日になるか、録画視聴に充てる日になるかも??

 

↓次回の感想はこちら↓

 

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正直不動産 2話 感想|祟りじゃなくて守り神かも

 

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「1位になりたい」の裏に隠されていた給料格差、

契約にはなかった勝手な賃料値上げ、営業テクニックの真意、

期待株に思えた桐山(市原隼人)の本当の顔、

そして、パワハラ発言をする大河(長谷川忍)と…

本作を見なければ知らなかった不動産業界の実態や、

依頼主のいない所でタチの悪い言動をしているといった、

表には現れない様々な形の"闇"を頻りに描いてきた今回。

 

いかに不動産業界がブラックであるか?

現実世界でもこんなにズルや卑怯な手口で溢れているものなのか?

ショックを覚える展開が延々と続いて…からの

デメリットも真相も全て腹を割って話そうとする永瀬(山下智久)の描写には、

一筋の光が差し込んだようなカタルシスが感じられ、

今回も気持ち良く見終える事が出来ました。

 

依頼主も相手の人間性が分かれば、今までむき出しにしていた敵対心は消え、

自分も誠意を持って向き合おうという気になる。

家を売るにも、まずは人間関係を築く事が大事。

ベタではあるものの、展開の緩急のつけ方、他の営業マンとの描き分け、

人情の落とし込みのさじ加減と、各方面できちんと整理整頓されているので、

正直を武器に仕事する"ヒーロー・永瀬"が純粋に頼もしく思えてしまうんですよねぇ。

 

そして、「本音が出てしまった」の見せ方も、2話にして引き出しを増やしてきた感じ。

実は、風が吹いて言っちゃいけない事を口走ってしまった!という

"本音を漏らす=無礼"で笑いをとる演出が基本となると、

そのうちワンパターン化してしまうのでは?と、初回の時点で少し不安に思っていたんですが…。

本音を漏らした事で、かたや 教え上手で面倒見の良い先輩にも映ったり、

(「仕事がもらえて嬉しい…」のシーンのように)

かたや 切実な想いが態度に現れ過ぎていてクスッと笑わされたりと、

本音は本音でも、永瀬のいろんな顔を覗かせる工夫が施されていた所も楽しめました。

 

今回のサブタイトルは「1位にこだわる理由」という訳で、

永瀬の動機はもちろん、桐山の動機、一方で1位にこだわらない立場である月下(福原遥)の

3人の仕事観を描く群像劇仕立てになるのかな?と思いきや…

その予想を超えて、最終的には主人公の活躍をしっかり見せる

構成になっていたのも良かったですね。

これはやっぱり、手堅い作品かもしれません。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

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元彼の遺言状 1話 感想|ミステリアスだけど良く分からない。

 

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私がいかに頭が悪いかを痛感する初回だった…(滝汗)

麗子(綾瀬はるか)が殺人計画に乗るきっかけとなる重要な場面であろう

栄治(生田斗真)の所有株から遺産を捻出するくだりの時点で、

さり気ない図解もないとは?とふと思いつつも、

その時は単純に、お金の計算が苦手なだけだからと流して終わりにしましたが…。

う〜ん、特定のシーンだけでなく、全体的に漂う"訳の分からなさ"から察するに、

映像的な処理が上手く出来ていない気がしています。

 

原作は漫画ではなく、小説。

となると当然、文章だらけだった内容を"映像で"魅せる作業が必要になってくる訳で。

本作の場合はどうだったか?を考えると、

読み手が「こんな世界観で、演じる人はあんな人だったら良いなぁ」と

頭の中で思い描いていた理想を具現化するのに成功している印象はあって、

王道のミステリー作品を彷彿とさせる画作りや劇伴、キャスティングなどの各方面で

それを節々と感じさせるんですよね。

特にキャスティングにおいては、赤と黒と白のビビッドな服装を着こなし、

明瞭な役に安定感のある綾瀬はるかさん、

対照的に、なよっとしていて謎多き男が似合う大泉洋さんを起用したお陰で

ドラマ的なキャラが既に確立しており、

そういう意味では、実写化ならではの良さを生み出せたとも言えるでしょう。

 

では、"見た目"で惹きつけられても、台詞や展開が"ドラマ用"に…

つまり、視聴者が理解しやすい内容に再構築されていたか?と聞かれると、

正直、私はノーと答えるかもしれません。

まぁ…率直に言ってしまえば、台詞をただ流しているだけなんですよね。

映像の作りがリズミカルじゃないと言った方が近いのか。

先ほど書いた図解の件は、超個人的な思いつきだからどうでも良いとして。

例えば、劇中で触れられていた「ボトラッチ」や小説「ねじれた本」といったワードは

会話に溶け込ませて終わりにするのではなく、

冒頭や終盤で、麗子と篠田(大泉洋)の顔に重ねていた洋画風(?)のタッチで

アニメーションを挟んで、1つの例として提示してみるとか。

そして、森川家の登場人物の多さなんかは、名前・栄治との続柄・登場人物の性格を

テロップでさらっと紹介しつつ、顔がアップになったタイミングで一瞬フリーズさせる形で

印象に残るような映し方をするとか。

現在進行形でも過去形でも、登場人物の動きを淡々と、延々と見せずに、

ぱっと見で雰囲気が変わったと分かりやすい演出を入れた方が、

視聴者が感じる複雑さを少しでも緩和出来たんじゃないかと思うんです。

 

あと、複雑だったと言えば…30分拡大した故に、冗長気味な描写が多かった所でしょうか。

中盤の元彼候補面接のくだりや、森川家が食卓でそれぞれ怪しげな言動をしているくだりは

もっとカットしても支障はなかった気がします。

そこで間延びしているように感じてしまいました。

 

特にこれといった謎も解決していないし…風呂敷を広げて終わったし…

やっぱり…とも言えますが、本作も連続ドラマ向きではなく

2夜連続のSPドラマ向きなのではないか?という予感も…。

でもまぁ、ともかく、内容に関しては次回から通常放送になるので、

徐々に改善されていく事を期待するしかないですね。

 

最後に…フジテレビさん、せめて森川家の家系図

公式サイトに載せた方が良いんじゃないでしょうか(汗)

Wikipediaに名前と役者名が掲載されているとは言え、

顔写真があった方が一目で照らし合わせやすいと思うので…。

(顔と名前が一致しない視聴者の方もいらっしゃるでしょうし…)

 

 

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マイファミリー 1話 感想|間延びしないかどうかが肝。

 

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娘の誘拐から始まる、ノンストップファミリーエンターテインメント…

犯人(事件の関係者)が誰かを考察し、1つの事件を解決するまでのミステリーでもありながら、

ホームドラマでもヒューマンドラマでもあるという欲張り具合をひしひしと感じますね(笑)

で、最終的に"家族の再構築"を描く…そんな物語になるんでしょう。

 

脇役も主演級の俳優を起用したり、かつて同じように力を入れていた

「TOKYO MER」のスタッフを何人か揃えたりしている辺り、

いかにも"日曜劇場らしさ"満載だった初回。

誘拐事件を扱う事自体に真新しさはないものの、

警察が協力してからの過程を丁寧に描く事で

逆に刻々と日にちが近づいている現実味を表す展開の仕方は悪くなく、

それでいて劇伴は控えめながらも、時折 時計の秒針の音と重ねて

緊迫感を終始滲ませていた演出も、物語に上手くハマっていたと思います。

お陰で、25分拡大という長さはあまり感じさせませんでした。

 

ただ、不安要素は1つだけ…

事前に予想していた通り、これから風呂敷を広げていくであろう

登場人物のエピソードが多そうに見える所ですよねぇ。

最終回になれば"それなりに"形を整えていくんでしょうけど、

1つの物事を掘り下げる頻度が多ければ多いほど、解決するまでに時間もかかり

間延びにも捉えられませんから。

回を重ねるにつれて本題とは関係ない話に逸れるようになった「危険なビーナス」

回を重ねるにつれて"家族愛"を強調しお涙頂戴の方向に走った「テセウスの船」という

前例がある以上は、初回がいくら好印象でも

それが最後まで持つかどうかは限らない…と警戒しながら見ているのが本心です。

 

なので、最終回だけ見れば良かったんじゃない?とか、

2時間スペシャルでやるべき内容だったんじゃ?って事にならないと良いんですが…

とりあえず、しばらくは様子見としか言えません。

再来週から始まる「金田一少年の事件簿」と合わせて、どちらの感想投稿を継続していくかを

遅くても今月中には判断しようと思います。

 

ところで…小学○年生の時に遠足に行った場所なんて

父親が覚えているもんなんでしょうかね?

当時の温人(二宮和也)の様子もやけに事細かに話していたし。

あれ?…って事は、やっぱり自作自演説に落ち着いたりして…(汗)

 

 

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クロステイル 〜探偵教室〜 1話 感想|タメにはなるけど掴み所がないなぁ…

 

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キャストやスタッフに気になる方がいた…というよりかは、

「視聴リスト&期待度」でも書いた通り、既に個人の事務所を構え、腕前のある探偵や

突然そこで働く事になった秘書のいる個性派集団が活躍していくイメージのある探偵モノで、

"探偵のたまご"状態の研修生の成長を描く所に物珍しさを感じ、初回を視聴してみました。

 

で、見終えた結果、第一の印象をざっくり書くとするなら…

「一人前の探偵になるまでの豆知識披露」って所でしょうか。

そこに、匡(鈴鹿央士)の父親・迅平(板尾創路)の正体は?失踪した理由は?といった、

近年の作風らしい主人公にまつわる"縦軸"を追加し、

ある程度"ドラマ"としての体裁を保っている感じ。

今回取り上げられたのは尾行調査でしたが、尾行するにも高度な技術を必要としている事、

言われてみればごもっとも…と納得させられる事が多々あり、

そういったノウハウを知らなかった身からしたら新鮮で、やや興味深く見られましたし。

また、主人公の初期設定に関しても、通常だったら説明台詞が多くなり

物語の進みが停滞してしまいがちなものの、

本作の場合は、あくまでも「講師の尾行訓練」という1つのエピソードに落とし込み、

そこに参加していた匡の判断・行動を通して彼の人柄を伝える形で

"説明過多"を回避していたのは、工夫が見えて良かったと思います。

 

ただ、豆知識を抜きにして、"1つの物語"として面白かったのか?と聞かれると…

面白くなくはないけど、どんなテンションで見れば良いのかは分からない…というのが

率直な感想ですかねぇ(汗)

うーん、個人的には、いろんな雰囲気が混在しているのが原因な気がするんです。

置手紙を残し突然失踪した父、世間知らずな母といった漫画チックかつありふれた設定、

匡の心の中を映し出す表情やモノローグを見る限りは

コミカルな作りにしたいのかな?と思うんだけれども、

それとは一転して、OPの劇伴やテロップの演出はクールでスタイリッシュ。

でもって、最後は匡の「放っておけない性格」を強調したオチにして

人情劇も含まれている事も仄めかす。

コメディ・クール・人情…この3つの要素を一度に取り入れている上に、

どれもふわふわしていて突出した印象がないので、

本作独自の世界観が掴めないとなると、今後の視聴は難しくなるかもしれません…。

 

しかし、彼がどんな人物であるかが分かった以上、

そこを中心に物語を展開していく可能性はありますし、

父の目的がどんなものかは少しでも気になっている自分はいます。

まぁ、最初からやけに匡に期待しているらしい理子(檀れい)の様子から察するに、

父の裏の顔は売れっ子探偵で、誘導させるために名刺を本に挟んで、

探偵の素質を感じさせる息子を彼女に託した…とは考えられますが。

 

したがって、次回も様子見してみますが、

土曜深夜帯のドラマの感想は「妖怪シェアハウス」を優先する予定である上に、

来週から裏で始まるドラマも控えているので、本作の感想は初回のみになると思います。

 

 

4/23追記:

 

2話も視聴。

前回よりもコミカルにはなったかもしれませんが、それでも中途半端感は否めず…。

アオハル描写も、自分の悪い本性をさらけ出しておいて

友達に「自慢の幼馴染み」と言って美談で終わらせようとするのも

ちょっと腑に落ちませんでした。

普通に、学んだ知識で盗聴器を見つけた事で自身の成長に繋がる…という

彼女メイン回にしても良かったんじゃないでしょうかね。

 

土曜の深夜ドラマは他にもあるので、こちらはリタイアする事にします。

 

 

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先生のおとりよせ 1話 感想|深夜らしい良い感じに抜けたコメディ♪

 

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向井理さんのコミカル演技を見るのは新鮮だな〜…というのが第一の感想。

その手の役での北村有起哉さんはお見かけした事はあるんですけど、

向井さんは個人的には、ミステリアスな役か優男のイメージが強くて。

だから、言葉のイントネーションも、何て事ない台詞の言い方もいっちいち可笑しくて、

こんなに弾けた演技もこなされるのか!と、榎村のキャラを夢中で見てしまってましたよ〜(笑)

(特に「俺の中田みるくをか⤴︎えせ!」の裏返り具合が好きw)

もちろん、北村さんの、ちょっとなよっとした佇まいの安定感も言わずもがな。

 

他にも、原作由来とは言えど、性格は真反対で相性が合わなそうに見えて、

何だかんだでおとりよせのセンスや女性の趣味は合っていて、

でもって本を買うほどお互いを一作家として尊敬してて、作風も含めて好きで…という

この良い感じに拗れていてもどかしい気持ちにさせる関係性の設定描写も、

登場人物の仲の進展を応援したくなりがちな

ドラマ・出演者好き(主に女性?)の心理を突いてきていてよく練られていると思うし。

それをキャリアを重ねてきたお2人が演じるから、個性が頭に残りやすく、

会話劇のテンポ感もサクサクっとしていて、気軽に見たい深夜の時間帯には心地良い。

そして、乗り気じゃなかった2人がコラボを決めた理由が「そんな理由で!?」と

ツッコんでしまいたくなるようなオチの付け方も、コント風味を感じられて最高で、

深夜ドラマならではの味わいとも言える、ある種の軽さとくだらなさが

上手い具合に溶け込んだ作品だなぁ…という印象で見終える事が出来ました。

 

視聴前は「またグルメドラマか…」と思いつつ、

それでも、プライム帯で十分に活躍されている向井理さんと北村有起哉さんを

テレ東の深夜ドラマ(グルメドラマ)の主演に起用するという贅沢さに惹かれて

初回をチェックしてみましたが、メインで取り扱うおとりよせ以前に、

お2人のやり取りだけでも十分に見所になるし、楽しめるかもしれません。

ただ、前時間の「しろめし修行僧」はご飯がテーマ、本作はデザートがテーマとなると…

連続で視聴される方の胃袋はかなり抉られる事になるでしょうね(笑)

 

まだ控えている作品が山ほどあるので、本数を整理する機会も出てくると思いますが、

少なからず、本作の視聴は決定ですね。

昨日見たドラマに引き続き、こちらも視聴のみでゆるりと楽しませていただきます。

 

 

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