2022年11月一覧

ファーストペンギン! 5話 感想|なんの話だ?(汗)

 

 

後でTVerで見ようと思ったんだけど、6話の放送までに間に合わない!どうしよう!!

と迷われてる視聴者の方へ…(多分伝わらないメッセージですけどw)。

え〜…今回の話は、アバンの部分だけチェックすれば十分ついて行けます(笑)

琴平(渡辺大知)の正体はいろいろ明かされてましたけど、

検索すればまとめ記事が出てくるでしょうし。

つまり、そのくらいの内容だったって訳です。

 

和佳(奈緒)を取り巻く人物に、同年代の永沢(鈴木伸之)や

琴平(渡辺大知)が配置されている事から、実際は違ったとは言え、

そのうち恋愛事情を盛り込んでくるんだろうなぁとは予想していましたが…

まさか、ジェンダーも絡めてくるんだから驚いた。

ここ最近のドラマでも、"群像劇風"に仕立てる際に

誰か1人ジェンダーの設定が付け加えられるケースはたまに見かけますが、

それにしても、本作のテーマには全然関係なさ過ぎて…

「なんの話だ?」状態になって、途中から集中力が削がれてしまいましたよ…(滝汗)

 

っていうか、設定に対して否定的な事は言いたくはなかったんですが、

そうとしか感じられなかったのであえて言うとすると…

ぶっちゃけ、今回の内容って安易じゃなかったですか?

個人的には、女性が主人公で、身近に男性が複数いるなら、

四角関係にすればドラマとして盛り上がるだろうっていう、

何となくの発想から描かれたように思えてなりませんでした。

 

本作の感想で度々「騒動」だの「揉め事」だの、

そういった旨の文章を書いてきましたけど、

本当に本筋から脱線した"イベント"で膨らませるのがお好きなようで…。

もう5話まで到達しちゃいましたが、

紆余曲折や試行錯誤含めて「ファーストペンギン」を描いているように見える

お仕事パートだけをかき集めたら、1時間にも満たないんじゃないか?って気がします。

 

基本、ドラマを見る上で「2話・5話・8話」が重要な回だと思っている、

そのうちの5話で別物の話をやられるとなると、

今後改善される見込みは低いのかもしれませんね。

 

私もこのまま感想を続けていても、ネガティブ寄りの感想ばかりになるでしょうし、

読んで下さる読者さんも良い気がしないと思うので。

来週からは裏のドラマを優先して、本作の方はよほどの変化がなければ

視聴のみに切り替えるつもりです…。

 

はぁ…実話がベースになっているから、大きく失敗しないだろうと踏んでいたのに、

なんでこうなったかなぁ…(泣)

 

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silent 4話 感想|「分かり合えない」が出した答え

 

 

想(目黒蓮)と話せて、想の声を久しぶりに聞けて

「全然変わんないね」と言う湊斗(鈴鹿央士)を見て、

前回の萌(桜田ひより)のこの言葉がすぐさま頭に過ぎりました。

「今まで何があったかも知らないで、久しぶりに再会して」

「自分はその間、湊斗くんと呑気に楽しくヘラヘラ…」

これは本来、想と再会したのを機に手話を覚え始めた

紬(川口春奈)への嫌味で言った言葉ではありますが、

実は「呑気に楽しくヘラヘラ」は彼にかかっていたんじゃないかって…。

今回は、変わってないと思い込みたい湊斗が

想との間にある壁を徐々に広げていってしまう、いたたまれないお話でした。

 

湊斗って、本当に純真無垢な性格なんだろうなぁってつくづく思わされるんですよね。

ラインでやり取りしている時の彼の、目を輝かせた表情を見ていると、

高校の帰り道で想の名前を呼んで、やっと振り向いてもらえた時の

あのワンコのような笑顔と重なってしまうんです。

だから「湊斗も変わんないね」と返されたんだろうなって。

…でも、3年という月日が経って、耳の件もある以上、「全く変わらない」なんて事はない。

話すのが楽しくてしょうがなくて、1人でキッチンに向かっても喋り続けてしまった際に、

あえて数秒間だけ無音にし、

"何も聞こえない空間"をずっと過ごしている想視点の話を視聴者に共有した事で、

両者の気持ちにどれだけズレが生じているかを示すシーンには

グサッと来てしまいました…。

 

それからも、「考え過ぎだった」「変わってなくて良かった」「みんな元に戻れる」と

いろんな人にポジティブな事ばかり言う湊斗。

フットサルで集まると知って、大丈夫かと心がザワザワしていた頃に、

正輝(風間俊介)が核心を突く言葉を手話で放ってきます。

「どうしたって僕は聞こえるので、ろう者同士みたいに…分かり合えないです」

彼は本作の登場人物の中でも、人生を知り尽くしているかのように

一歩引いて周りを見る立場にいる唯一の人物だと捉えているので、

ああ、これが後々の"答え"になってしまうんだろうな…というのも察せられました。

 

しかしまぁ…まさか、自ら別れを告げる展開になるとまでは思いもしませんでしたね。

ハイライトをつけたキラキラした目が、別れようと決心した時には、

下を向いているのもあって黒目がちの目になってしまっていた辺りに、

自分がどれだけ相手の想いを深く知ろうとしなかったか、

どれだけ表面的に物事を見ていたか…という湊斗の自責の念が伝わってきて

余計に切なかったです。

でも、それ以上に切なかったのが、2人が楽しそうに手話をしているのを見て、

やっぱり自分は…と勝手に決断してしまった事ですよね。

初回では正輝に向かって「(手話は)出来れば覚えたくない」と言い、

2話では想が耳が聞こえないのを知っていてもなお普通に話し、

で…今回もキッチンでつい喋り続けてしまう。

とにかく、あの時のまま…"普通"がいつまでも続いて欲しい気持ちにブレがなかった。

 

青春してきた高校時代の同級生という同じスタートに立っていたはずなのに、

2人はもう自分とは違うフィールドにいる。

2人とも大好きな恋人・大好きな親友だったから、

そこに自分が介入する事で関係を打ち壊したくはない。

そんな不変を願う彼だからこその決断だったんでしょう。

でも…その思いやった"つもり"の行為が、結果的に想に

「自分が来たから2人の恋人関係を壊してしまった」と思わせ、傷つける事になってしまった。

正輝の言っていた「分かり合えないです」は、最後のここに皮肉としてかかってきた訳です…。

なんて恐ろしい積み重ねの描写をしてくるのだと、改めて見入った1時間でした…。

 

視聴者は、想がまだ紬に未練がある事も既に知っているので、

それに全く気づこうともしない湊斗に焦ったさを感じてしまうんですよね。

ちょっとした"心のすれ違い"が常に描かれているのが、

TVerのお気に入り登録の増加やタイムシフト再生1位にも繋がる理由なのかな?とも思います。

例えば、前回で紬の「好きじゃない」という文字をはっきり目にした

想のシーンが描かれたからこそ、今回の湊斗の「任せとけ」もじわじわ効いてくるというか…。

1つ1つの心情変化の蓄積が、登場人物への感情移入度を高くさせているような気がするんです。

 

主題歌の「伝えたい 伝わらない その不条理が今」のシンクロ具合も凄かったですね。

そして、光(板垣李光人)の様子を見る限りは、湊斗にずっと片想いしていて、

結局、紬との恋を応援する事にした…という線もありそうです。

自分よりも相手を最優先する湊斗に、何だかイラッとしているようにも見えましたからね。

あとはやっぱり…正輝と奈々(夏帆)が元恋人同士だった可能性も?

いずれにせよ、3人がバラバラになってからの次回が気になります…。

 

 

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拾われた男 4話 感想|「友達だから」から脱出!!

 

 

役者業の方は、今回は特に動きなし。

まぁでも、あの映画出演を機に本気で役者を目指したくなったからと言って、

そう簡単にチャンスをくれないのが現実ではあるんですよねぇ…。

それは塚本(要潤)も同じで。

夢を目指す者同士がひとつ屋根の下暮らす設定なら、

心折れかけ実家に帰りそうになった彼を説得して、

最後は互いに励ましの言葉を送って再奮起する…という展開には、残念ながらならなかった。

 

夢破れた男たちを見送り、空港チケットで役者の道へと拾われた諭(仲野太賀)は、

今度は結(伊藤沙莉)に拾われるんですね。

で…彼女の方も、彼が閉じこもった世界から自分を拾ってくれた、

自分を変えるきっかけを与えてくれた"恩人"に見えたのかもしれない。

前回に引き続き、次の者へと未来のバトンを託していく過程と、

必然だったとも言える2人の出会いを、微笑ましく見届けたお話でした。

 

多くは語らなくとも、いつ何時でも、

ある特定の曲を聴いている時だけなぜか辛そうな表情をする結の様子で

「ん?」と思わせ(あのDJシーンもミックスになる前は…でしたし)、

店内での会話で、その些細な引っかかりが

「ああ、きっと彼氏は束縛しい人なんだな」という確信に変わっていく

伊藤沙莉さんの演技が良かったです。

だからか、咄嗟に諭が「好き」と言ってしまったのも分かる気がしました。

どうすれば良いかよく分かんないけど、でも何か行動に起こしたい…

そんなパニック状態から来る火事場の馬鹿力ってやつですよねぇ。

涙の流し方も、二者二様で美しい。

伊藤沙莉さんは感情的にボロボロ流していくんですけど、

仲野太賀さんの涙は一粒がするん…と流れていくんですね。

2つの涙の対比が、今までストレスを溜め込んできた結と、

直感で行動に移しがちの諭の性格を表しているようで、そこも興味深く視聴しました。

 

「寒い」と呟くあの女性の存在も、場の緊張をちょっとでも解してくれる

良いアクセントになっていました。誰か上着着させてあげて(笑)

 

終盤の映像は、調べてみたらどうやら「電車男」だったようですね。

って事は、次回からお仕事の方は上り調子になる…?

それに反比例して、プライベート方面では

父・平造(風間杜夫)とのいざこざを…って感じでしょうか。

 

毎回思うんですけど、次回への繋げ方も煽り過ぎない程度に、

するする展開されていく話に対してナレーションでサクッと締める…

という作りになっているお陰で、純粋に次が気になってしまうんですよね。

桂三枝さんのモノマネ、見たいですw

 

 

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エルピスー希望、あるいは災いー 2話 感想|エンディングも含めて次が気になる…

 

 

前回の感想でも触れた通り、本作は1時間で見せる内容に対して

盛り込んでいる量がかなり多いです。

冤罪事件の調査だけでなく、昭和の価値観のおじさんたちが集うマスコミ業界の現実や、

恵那(長澤まさみ)が今のボロボロの体になるまでに至った背景、

正一(鈴木亮平)とのスキャンダル、さらには拓朗(眞栄田郷敦)のあの"手"の件まで…

とにかく、テーマの異なるエピソードが一挙に集っています。

だから、これらをひっくるめて、どんな結末へと持っていくのか?が読めない上に、

なぜこれだけ複数の謎を作り出したのかも、現段階でまだ掴めておりません。

まぁ、それが楽しみに繋がっているんですけどね。

 

でも、前回と今回を見て分かったのは…

報道に誠意持って向き合おうとすればするほど、何が正しいのか分からなくなってしまった

「過去(=迷っていた頃)の自分」を乗り越えるまでの

恵那の変化を描く物語が主軸になるんじゃないかな?という事。

数々の"揺らぎ"を表す演出が印象に残ったんですよねぇ。

例えば…沸騰したカレーを映す、わずかな間とか。

恵那が正一に本音を話し始めた途端、カメラワークがブレるとか。

どこから自分が崩れてしまったのかを模索するかのようなランニングのシーンとか。

1つ1つのちょっとしたパーツの積み重ねが、

何事にも逃げない強い自分を演じていても、時々"脆さ"が見え隠れする…

そんな主人公の人物像に立体感を持たせているように思えたのです。

で…冤罪事件に関しては、ある意味、彼女を奮い立たせる起爆剤的な存在として

今後描かれていくんだろうと踏んでおります。

 

エンディング映像も中々凝ってますね。

終盤の方は内容とリンクさせる形で、毎回変わるみたいです。

でも、それ以前に…前回見た時は

「これから虚構の中の真実を見つけ出していくんだな…」という恵那の"覚悟"にもとれた映像が、

今回では、序盤で笑顔で振舞っている様子から、スタジオにいる彼女を撮った映像全体が

アナウンサー時代の彼女の"闇"を映し出しているようにも見えて、

同じ映像でも印象が違う作りになっているのも面白いです。

 

最近流行りの考察要素を絡めている上に、

下手したら現実味が強くて重苦しくなりそうな題材を、

エンターテインメント作品として上手く消化出来ていますね。

あのニュース映像も、本物を使っていてびっくりしました。

本当に、最後まで独自路線で突き進んでいって欲しいです…!

 

 

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PICU 小児集中治療室 4話 感想|綿貫の件はとりあえず解決?あとは悠太か…

 

 

これから書く感想は、2話の時と同じかなぁ。

やっぱり、何を引いて、何をメインに置きたいのか?が

まだ精査し切れていない感じがします。

 

今回の生後7日の赤ちゃんを取り扱ったエピソードは…

今までの流れ関係なく、"パーツ"として見るなら普通に良い内容なんですね。

綿貫(木村文乃)の過去も含めて「母親には母親なりの事情がある」を描く以上、

どうしても重くて辛辣な印象を覚えそうなのに、

合間合間に差し込まれる今成(甲本雅裕)や羽生(高梨臨)の気の利いたフォローが

ちょこっと緊張をほぐしてくれるというのか…そんな緩急のついた話でまとまっていますし。

武四郎(吉沢亮)のキャラも、基本的には自分の恵まれた環境を基準に物事を考える辺り、

いかにも新人らしいなぁとは思いつつ、時にはそのストレートさに惹かれたりもするのです。

 

でも、それが「PICUで働く医師たちの物語」を描く作品の中の1話分だったら、

今回の内容も特にはてなマークは浮かばなかったんですけど。

本作は「PICUがどうなるか?」を描く作品だから気になる…ってだけの話。

率直に言えば、今回…完全に本筋から逸れていたような?

主人公たちの代わりに働いてくれる人が出てきて

人手不足が解消出来ているから、時間に余裕が取れるようになったとも考えられますが、

母親とは何かを悶々と考えたり、病院を抜け出して傍聴しに行ったりと

本来の任務外での行動(=手を動かすより、口を動かす描写)が多いのが…。

そのつもりはなくても、「患者を1秒でも早く救う」という行為がおざなりの状態に

見えてしまって仕方なかったです。

 

私が前回の感想で

「綿貫(木村文乃)の訴訟問題については、

今の所、話を広げる意味を見出せていないんですが。

植野の過去に人手不足が絡んでいたように、

彼女の設定にもきっと、現代の医療問題に繋がる"何か"があるんだろう…と

好意的に捉える事にしておきます。」

と書いたように、せめて、綿貫の訴訟問題をわざわざ膨らませるだけの

理由が見つかれば良かったんですが、

別に共通点もなかったみたいで、そこもちょっと残念。

彼女の描写に関しては、私生活で傷を抱えながらも"1人の医者"として生きる主人公を描いた

「監察医 朝顔」の設定に寄せた結果、あんな感じになったのかな?という気もしています。

 

次回は悠太(高杉真宙)にフォーカスが当たるとの事なので、

引き続きメインから離れた内容にはなりそうです。

最後は仲間入りして、一緒に仕事するでしょうから…

前回と今回が1つのターニングポイントだと思って見る事にします。

したがって、よほどでない限り、似通った感想を書かないよう気をつけます(笑)

 

 

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