天国と地獄 〜サイコな2人〜 3話 感想|八巻が普通に心配過ぎる件

 

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前回の感想でも触れた通り、個人的に気になっていた

「日高<彩子>(高橋一生)がただの女々しい人に見えてしまう」件。

八巻(溝端淳平)に入れ替わりを気づかれた今、2人が絡むようになってからは

以前のガサツで先走りがちな"らしさ"が戻って来たように思いましたね。

好意的に解釈するならば、1人でかつ特殊な出来事に遭遇した時は

あんな風に弱い部分を見せる事がある…と捉えれば良いのかもしれません。

 

夜道で普通の声で電話するもんだから背後が常に心配になったり、

弁当のシーンとかで無意識に口が滑ってしまったりと、

そもそも警察の仕事に不向きなんじゃないか?わざとやってないか??ってくらい

彼の迂闊さが気になるんですけども(笑)

八巻が本格的に2人の関係性に介入してきたお陰で、

彩子<日高>(綾瀬はるか)に弱みを握られて

いつか消されてしまうのではないかという緊迫感も加わり、

これまでよりもあっという間に見終えた1時間となりました。

 

「入れ替わるまでの話」も「入れ替わりあるある」もようやく済んだので、

今回からがある意味ドラマとしての"スタート"とも言えるでしょう。

しかし、内容的に違和感のある部分が出てきてしまっているのも事実。

 

1つ目は、日高<彩子>に対する警察の監視体制がずさんな事。

日高の事を疑っているならば、会社や自宅の場所を特定して物を物色したり、

何か不審な動きがないか張り込み調査をしているだろうに、

当本人は呑気に奄美大島に行けるほど自由に動けているのが気になりました。

革手袋の指紋不検出の件だって、途中までは日高のものだと見込んでいたのが

最終的にはバクテリアの分解によって白になったって…

(実際は偽装工作したんだけど)すり替えられた可能性は誰か1人でも考えないのかと。

そもそも、証拠品が集まった科捜研の部屋の隅々に

監視カメラってついていないもんなんですかね。

 

2つ目は、まぁこれはまだ不確定な案件なのですが…

ゴミ袋に捨てられていた防護服についている血の色について。

私の記憶が間違っていなければ、彩子<日高>が犯行に及んだのは夜。

ゴミ袋を回収しに陸(柄本佑)が戻ってきたのは朝。

となると、血って時間が経つと鮮明な赤ではなくて

少し赤褐色っぽくなると思うんですよ。

これが単純に、スタッフによるうっかりミスで終わらなければ良いんですけど。

あの動画が合成によるフェイクで、誰かが彩子に恨みがあって、

彼女を陥れるためにわざと殺人犯に仕立てようとして

あの防護服を入れたんじゃないかと踏んでおります。

陸もあまり出番がなかったので最初は怪しんでいましたが…

純粋に驚いている感じだったので違うのかも。

 

違和感と言えば…度々使われている曲「運命」の軽さもねぇ。

ちょっとふざけてる?と思ってしまってすいません(汗)そこに一番馴染めないんです。

まぁ、「天国と地獄」を使ったら運動会になっちゃうだろうし?

「運命」を多用しているくらいだから、日高と彩子は前世で繋がっていた…じゃないけど、

せめて今後"運命的な出来事"が起こる事を示唆する意味合いを持たせていれば

良いなぁ…と思っています。

 

なんだか後半はネガティブ寄りな感想になってしまってますが、

回を重ねるごとに「面白い」の割合の方が増えてきてはいます。

今期の中では、次回が気になる作品の1つに入ってますしね。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

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