古見さんは、コミュ症です。4話 感想|前半のコミカルさが良い味出してる…

 

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たまげたわ。普通に「はい!?」って声出たわ。

片居くん(溝端淳平)、マレーシア行きですか…(汗)

逆に両親がどんな職業に就いているのか気になりますよ。

輸入業?元々おぼっちゃんだったのかしら。

 

まぁ…海外となると、会える頻度ってますます低くなるんですけど…

でも、あの3人とだったら、どうしても会いたいという強い意志を持って、

お互いに予定を合わせて会いに行ける関係でい続けられるんじゃないかと思ってます。

見ていると分かるんですよね。

片居くんがとうもろこしを泣きながら食べている時に、

誰かが(ぱっと見の性格で言えば万場木さん辺りが)つられて出てしまう涙を誤魔化すように

「もう〜なんで泣いてんの…」って笑いを混ぜながら話しかけるんじゃなくて、

みんな自然と静かになってしまうのが、ああ、この人達らしいなって。

彼の貴重な"初めて"と、もうこの経験は二度と出来ないのかもしれないという"儚さ"に

共感してくれているのが伝わる、優しさでいっぱいのシーンでもありました。

 

登場人物の行動1つ1つをユーモラスに実況するスタイルは一緒でも、

記念撮影のシーンでは、語り手自身が感情移入しかけているナレーションにもうるっと。

「片居くん。片居くん!」あのちょっと溜めた言い方よね。泣かせにくるよね…。

 

舞台は海。早く着き過ぎた待ち合わせ、ビーチバレー、バスでの移動、しりとり、

会話に困った時の「暑いね」、海の家の焼きとうもろこしをみんなで頬張る瞬間…

これら一連の行動、というか内容自体は普遍的なものなんですけど。

前半で立て続けにコミカルな描写を盛り込み、

古見さん(池田エライザ)がビーチバレーで怪我をしたのを合図に

哀愁漂う雰囲気に切り替わるというメリハリが、

青春あるあるの「あんなに楽しかった時間がもう終わりを迎えようとしている寂しさ」と重なって

特別な思い出へと昇華させているように感じられる展開も良かったです。

 

そして、片居くんがOUT、潔さん(大西礼芳)がINですね。

かなりの潔癖症ではあるけれど、おばあちゃんを助ける時になんの躊躇いもなく

腕を支えたのだから、只野くん(増田貴久)の言う通り、彼女も根が良い人。

友達になるまでは次回でやると思っていたので、

今回の残り半分でそこまで辿り着くのは意外でしたが、

次回予告を見る限りは、本番はこれから…って所でしょうか。

別ベクトルで癖強な潔さんがどう溶け込んでいくかも見守っていきたいです。

 

ところで…気になったのは、今回の古見さんの書き文字のテロップ演出についてなんですけど、

視聴者から「何を書いたのかちゃんと見たい」

「映す時間が短い」みたいな声が上がったんですかね?

確かに読みやすい事は読みやすい。目に入りやすい。

しかしその代わり、いろんな意味で"味わい"は薄れちゃった気がしますなぁ。

個人的には、古見さんがノートを見せた時の手の持ち方、顔の上げ方、目線とかで

「どんな気持ちでこの言葉を伝えようと思ったのか」を汲み取る楽しさがあったし、

若干引きの映像から繊細な文字が見えて、

どれどれ、一体なんて書いたんだろう?という引き込ませる力もあったから。

あと、一番勿体ないのは、書き文字がデジタル化されると

文字を可視化・可読化させる方向に無意識に走っちゃうのか、

手書き由来の少しムラのある筆圧や行間が調整されて

結果的に無機質寄りになってしまったのが…(泣)

うーん、作品独自の世界観と分かりやすさの両立って、本当に難しいですよねぇ。

 

 

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