2023年冬ドラマ一覧

罠の戦争 3話 感想|ワッシッヅ!が聞けなくなると思うと寂しいw

 

 

前期は演出で魅せる作品が多かった一方で、

今期は演技で魅せる作品が多いような気がしております。

 

特に、本田博太郎さん演じる犬飼がね…ぎゃふんと言わせたくなるのも頷ける、

本っ当に憎いキャラなんですよ(笑)

某刑事ドラマの笹川部長に似ているとの声も聞きますが、

それだけ、一度演技をお見かけしたらインパクトに残りやすい役者さんだとも言えるでしょう。

 

個人的には、「ワッシッヅ!」の言い方が、

毎回、ただ癖が強いだけじゃない所が良いなぁと思っていて。

例えば、猫なで声のような、語尾にハートが付いているかのような

甘〜い言い方の時もあれば、憎悪が乗り移っているかのような苦み走った言い方の時もあって、

時と場合で巧みに使い分けているから、余計に飄々とした人物に映るんですね。

で…声自体、年齢を重ねられたのもあって渋味があるし、強面な顔つきだから、

恫喝するシーンだと、いつもとギャップを感じさせて

ピリッと引き締まった空気になるのです。

"復讐相手"として、上手いキャスティングだと思います。

 

終盤の、倒れて搬送されながらの「ばぁか」も、

鷲津(草彅剛)と犬飼の本音のぶつかり合いのシーンも見応えは十分で、

もう逃れられない所まで来た…という亨の覚悟も伝わってきた回でした。

 

ただ、内容全体に関しては…やはり、前回と前々回で罠を仕掛けていく様を

連発させる展開になっていたので、

そのスリルを今回も求めてしまっていた部分もあったのかもしれませんが。

今回は、後輩2人が捜査する様子や、"謎の提示"が中心のミステリー寄りの話が続いていて、

途中まではあっさり気味だったかな?感は否めず。

まぁ、その反動で、一気に進展したラストには胸が躍ったんですけどね。

状況変化で新章を仄めかしていた辺り、

きっと、次回からまた物語が大きく動く事になるのでしょう。

 

敵にも見えるし、まだ味方説も捨てきれない鷹野(小澤征悦)の動向も目が離せませんが、

私としては、「弱い者は弱い者なりの戦い方をする」をモットーとしている亨が

もし出馬する事になったら、

牛尾(矢柴俊博)を救い上げる…なんて可能性もあるんじゃないかと期待してしまいますね。

 

 

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ブラッシュアップライフ 4話 感想|家政婦…ではなくミタコングのミタね(笑)

 

 

人生3周目で、テレビ局のAP(=アシスタントプロデューサー)になる!…という事で、

今回は、本作の特徴の1つでもあった「リアルな世界線」が前面に出て、

メタ要素を含んだお仕事ドラマっぽい内容に。

でも、ドラマ制作の裏側を見せるだけに留まらず、シュールな笑いは今回も健在でした。

 

何と言っても、「シン・ゴジラ」を彷彿とさせる劇伴とテロップで

妙な緊張感を演出していたのがじわじわ来てしまいました。

そのチョイス…ぴったり過ぎます(笑)

それに、麻美(安藤サクラ)が撮影時間を巻いている理由が、

出演者の次の仕事に支障が出ないようにするためでも、

効率よく回す事でスタッフや出演者に負担がかからないようにするためでもなく、

三田先生(鈴木浩介)を痴漢冤罪から救出する徳を逃したくないから…っていうのが、

実に人間臭くて可笑しいです。

 

で、親友3人で昔懐かしのドラマノートを広げて、

カタルシス」にやたら言及していたくだりが、このエピソードに活きてくるんですよね。

自分のために動いているのに、結果、現場の雰囲気の活性化に繋がって、

塚地武雅さんがようやく到着した時には謎の達成感・一体感すら覚えているという、

まさしく、言葉だけではよく分からなかった

カタルシスが整ってる」が具現化されていた辺りに、

今回も脚本の緻密さを感じさせました。

 

シュールな笑いで言えばもう1つ…

田邊(松坂桃李)をダメんずにさせないようにサポートする割に、

実際は10億円しか頭にないと思わせる、麻美を皮肉った描写も面白かったです。

なんか…「面白かったポイント」ばっかり書いた感想になってしまっていますが(苦笑)

それだけ、3周目のタイムスリップで

構成的にも展開的にももう飽きが来てしまいそうなものを、

全く飽きさせないように作られているって事なんですよねぇ。

 

今回のエンディングテーマは、斉藤和義さんの「やさしくなりたい」。

ミタコングを助けるエピソードが最後に来たから「家政婦のミタ」の主題歌?

父親へのプレゼントを渡すのが"ついで"になって

ちょっと申し訳なくなってしまったから「やさしくなりたい」?(笑)

麻美の本音とダジャレで、ダブルミーニングになっていましたね。

 

無事に徳は積めたようですが…

テレビ局となると現場移動も多くなり、

その分事故に逢う確率もかなり高くなりそうな気がするので、

33歳の壁を越えられるのかどうか、そこもやっぱり気になる所です。

 

 

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Get Ready! 4話 感想|最初から下準備が出来ていれば…

 

 

「先生、仮面ドクターズはご存知ですか?」

おっ…初めて「仮面ドクターズ」の存在を認知している人が現れましたね。

そして、こちらは「やっと…」ですが、

彼らと敵対関係にある千代田医科大学附属病院の医者に、

手術不可と診断されても諦めきれない付添人が

直接その名前を伝える展開も初めて描かれました。

 

まぁ本当に…物語を魅せる上での下準備が不足していた。それに尽きるんですよねぇ。

初回のラストか2話の前半で、こういった「違法行為で患者を救う組織がいる」事を知らせて

病院側が意識するような展開をやっていれば、

病院パートが必ず盛り込まれるのにも説得力は感じられましたし。

警視庁のパートだって同じで。

警察が独自に捜査し、医者たちへの聞き込みで

「治療されている患者は、千代田医科大学附属病院に入院している患者ばかり」だという事を

指摘するくだりも、正直、状況説明でしかない訳で、

今更…?感が強くなってしまうんですね。

 

要するに、警視庁や病院が仮面ドクターズに目をつけている理由や動機となるものを

最初のうちに明示しておかないから、

今まで、2組の存在意義がイマイチ見えてこなかったんだと思います。

で…さらに堤監督の癖のある演出が上乗せされるので、蛇足過ぎて、

ここの描写はもう良いから!というイライラした気持ちも芽生えてしまう(笑)

実に勿体ない限りです。

 

まっ、お決まりのようにコケたり、大声を出す刑事だったり、

占い師のパートも含めて、コミカル演出がうっとうしいと感じる事は

今後も変わらないと思いますが(苦笑)

ただ、個人的には、今回の内容でようやく、病院と警視庁が今後

仮面ドクターズにどう接触していくのか?というもう1つの軸に

興味は持てるようにはなったので、そこは良かったです。

 

1話完結型の内容に関しても、今までにはあった犯罪や悪事が絡んでこなかったからか、

見やすい仕上がりになっていました。

波座間(妻夫木聡)の言う「生きる価値」が何なのか?を映像で分からせるには

キャッチーなエピソードです。

登場人物の抱える"悪"が浄化されそうな兆しが見えた所で手術をする…

この流れはきっと、「日曜劇場」枠ではお馴染みの

勧善懲悪に倣ってのものだったんでしょうけど。

今回のような内容を早い段階で持ってきて、変に悪い人物である事を強調する内容は

控えめにしておけば(またタラレバ構文ですみませんが(笑))、

波座間が手術したくなるのも理解出来て、この人に生き続けて欲しい…とも共感出来る、

本作のうたう「ヒューマンドラマ」らしい作品になったのかもしれませんね。

 

 

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夕暮れに、手をつなぐ 2話 感想|主人公、今回何かしたっけ?

 

 

広瀬すずさん演じる空豆は…私は全然嫌いじゃないんですよね。

いや、どちらかと言うと好きです。だからこそ、感想もしばらく続けてみようと決めた訳で。

ただ…前回と今回を見て、世間的には苦手な印象が強いのも

頷けるのかなぁ…と思ったのも事実です。

 

前回でもうっすら感じていた事ですが、本作って、会話劇に"間"がほとんどありません。

そう作られている演出が、苦手意識を高める一番の原因なのでは?という気がしています。

緩急の"緩"を無視しているかのように、矢継ぎ早に会話が続くもんですから、

ただでさえ好き嫌いが分かれやすい北川悦吏子さんの描く主人公のキャラも、

ミックス方言の癖の強さも相まって、余計にウザったく見えてしまう。

 

初回はあくまでも第一印象となる回なので、まだ受け入れられた部分もあったんですが。

私も正直、その演出のお陰で、物語の魅力度は少し減っており…

クスッとさせられるというよりかは、息苦しさや窮屈感を覚えてしまっています。

早いうちに、カットしても会話として成立出来る台詞は

なるべくカットして整理整頓した方が、

恋愛ドラマにおいて最適な魅せ方になるんではないでしょうか。

 

あと、今回を見て気になったのは…

もう少し主人公"ならでは"の動きが欲しいかな?という所。

これは別に、存在感が薄いって訳ではありません。むしろ、違う意味で残せています(笑)

私が言いたいのは…ただ単に、周りからの提案や、全体で醸し出されている雰囲気に

流されて動いているようにしか見えないって事なんですね。

物語としては一応、四角(五角?)関係を匂わせて進展はさせているんですが、

空豆が主体となって周りに、特に音(永瀬廉)に影響を与えていく様子が見当たらないから、

物足りないなぁというか…

こう言うのもなんですが、広瀬すずさんのファンだけが楽しめるような内容に

なってしまっている気もしております。

 

本作がうたっているのは「青春ラブストーリー」なので、

まずは青春からじっくりと…って事なんでしょうけどね。

でも、お互い、どこか離れがたいような、そばにいて欲しいとふと願ってしまうような、

そんな"引っかかり"を覚え始める段階に、

一歩ステップアップして欲しいと思ってしまうのです。

 

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2/12追記:

 

3話は視聴済み。

4話は未視聴ですが…キャラは好きなので、見続けるつもりではいます。

ただ、内容自体はやっぱり、2話と特に変わった印象はない上に、

他のドラマの感想が溜まってきているので、消去法でもう本作の方は良いかなぁと。

 

何しろ、脇役との絡みが多いんですよね。

その分、場面転換も増えるので、2人の心情変化が感じられにくいと言いますか。

(ぶっちゃけ、過程が弱いために、3話ラストの「いろよ」のシーンは…

某事務所かな?と思っちゃったくらいです(苦笑))

主人公を動かすだけで大分違う気がするんですけどねぇ。

 

 

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忍者に結婚は難しい 4話 感想|音無の妻の活かし方、そうなっちゃうかぁ〜…(笑)

 

 

まず、序盤のモノローグによる2人の応酬に関しては、

ついた嘘次第では自分が忍者だとバレてしまいそうなスリルを味わえて楽しかったです。

「良かった〜…」「どうする?どうする俺?」「いやったー!堪えたー!」

お互いクールな顔立ちで、冷静に接していながら

内面ではめちゃくちゃ素が出ている…っていう、このギャップですよね(笑)

相手を探っているシーンのはずが、慌てふためく様子を見ていて何だか笑えてくる。

「お互い忍者だという事を隠しながら、普通の生活を送っている」設定が最も活きていました。

 

ただ…そんな風に、序盤で期待させてもらえただけに、

(特殊任務が中心の話ではなくなった事もあってか)

結局、今回で再び「"夫婦あるある"に共感するホームドラマ」に

戻ってしまったかぁ…という残念感は否めませんでしたね。

 

個人的には、音無の妻・恵美(筧美和子)の扱いが勿体なかったのかな?と思ってます。

どんな立ち位置なのか気になったので、相関図を調べてみたら…

どうやら、伊賀一族の血を引いているものの、跡取りではなかったために

現在は専業主婦として音無(勝地涼)を支えているという立ち位置だそうで。

つまり、"ごく普通の人間"でもあり、"忍者と直接関わりを持つ者"でもある彼女は、

二面性のある登場人物ばかりの中で、唯一キーパーソンになる気がするんです。

 

だから…例えば、蛍の父・竜兵(古田新太)と蛍(菜々緒)が

外で甲賀忍者について話をしている時に、彼女に聞かれて正体を勘付かれるとか、

蛍が自分の娘と忍者ごっこで遊んでいる時のふとした動作や、

うっかり私物が見えて「もしかして忍者では…?」と察するだとか。

喧嘩をきっかけに蛍の自宅に転がり込み、蛍と交流する時間が長くなる事で、

物語が盛り上がりを見せる可能性も大いにあり得たんですけど。

作り手は「専業主婦」の方を重視してしまったようで、

せっかくの特殊な設定なのに…と、そこに歯がゆさを感じてしまいました。

 

う〜ん…何度も言いますが、キャスト的にも設定的にも

面白くなる材料は十分揃っているのに、

調理し切れていないのが気が気でならない作品ですね。

むしろ、漫画仕立てのエンディングを映像化した方が面白いんじゃないか?

という気持ちもまだ変わりません。

 

内容自体にしても…よくよく振り返ってみたら、

蛍と悟郎(鈴木伸之)の間で描かれていた"夫婦再生の兆し"を

音無夫婦に置き換えただけですし。

前回のラストで匂わせたお互いの"身バレ"についても、

終盤での映像で特定するシーンまでは何も動きはなしで。

極端に言うと、40分くらいカットして次回の内容へと直結させても

特に支障はないのでは?とすら思えてしまうのもねぇ…(汗)

 

次回はついに…との事で、忍者要素が出てくると良いんですけども。

どうかなぁ…?

 

 

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警視庁アウトサイダー 4話 感想|急にテレ朝王道刑事ドラマっぽくなるじゃん。

 

 

一気に縦軸を進めてきたなぁ…という印象。

テレビ朝日のこの枠は通常、全9話、たまに全8話なケースが多いですが、

まだ折り返し地点でもないのに、1話完結型のスタイルを取りやめて

縦軸をメインとした連続型にもう移行したって事は、

もしかしたら7話で終わる可能性もあるんでしょうか?

っていうのは置いといて…。

 

今回の事件は、架川(西島秀俊)がマル暴時代からお世話になっていたらしい

黒石(井上肇)の死の真相を探す内容になっていたので、

初めて縦軸を盛り込む必要性は見えたのですが。

1つ引っかかるのは、架川と光輔(濱田岳)のどちらにも

異なった縦軸が存在している…って所なんですよね。

 

いや、光輔が独自で調査している父の冤罪事件にも、マル暴の人物が関わっていた事で

共通点を作ってきたので、無関係とまでは行かないんです。

でも、何年以来の模倣犯でもなければ、

"何か"を通じて2人の被害者が交友関係をとっていた訳でもないのに、

あたかも架川と光輔が「同じ事件を追っている」ように描かれている。

そこが、話に難解さを生み出してしまっているんだと思います。

光輔の方にも動きがあったように度々見せておきながら、

実際、事件の手がかりを得て犯人特定までに至ったのは架川の方"だけ"ですからね。

 

公式サイトには「それぞれが背負っていた過去の真実が明らかになり」と記載されていたので、

原作由来の設定だとしても、それを強調しての今回の内容になったのかもしれませんが。

最初から光輔の縦軸に限定した方が、興味を持ちやすかった気がしております。

 

っていうか…これはただの偏見ですが、

あそこまでハードボイルドな雰囲気を強めてしまうとなると、

「相棒」や「刑事7人」みたいな、テレビ朝日の王道の刑事ドラマと

代わり映えしなくなるのではないでしょうかね…(汗)

個人的には、前回の小ネタの匙加減が一番本作"らしく"て

ちょうど良いのかな?と思ってます。

何度も書いているように、正直、事件パート自体は、

粗っぽさや捻りのなさが目立っていて特に面白味を感じていないので。

だからこそ、クスッと笑える程度の小ネタを取り入れて、

「ちょっと新感覚な刑事ドラマ」として徹底して欲しい…と願ってしまうのです。

 

 

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6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱 2話 感想|"モノ"より"コト"の方が記憶に残る…は真理

 

 

いろんなドラマを見ていると、

「あの役は良かったけど、この役は何だか固いかな…」とか、

「この役者さんとこの役者さんで役を逆にした方が、しっくり来たんじゃないか?」とか

思う事もたまにある分。

魅力的に映る役っていうのはやっぱり、

役者さんと脚本家・演出家の相性の良さが大きいんだろうな…と

改めて気づかされる回でした。

 

否定的な声もあるようですが、私は本作での本田翼さんは好きなんですよね。

演じられている「水森ひかり」という人物の展開次第で、

本田翼さんもここまで良さが引き出されるのかと思いました。

例えば…前回では、多くを語らないキャラとして徹底して描く事で、

「掴み所のない女性」という第一印象を与えていましたが。

今回では、もしかしたら、星太郎(高橋一生)との2人での会話が増えたから

必然的に…な部分もあるんでしょうが、

ひかり自身の喜怒哀楽の"感情"や"本音"を含んだ台詞運びになっていたために、

前回とはガラッと印象を変え、彼女がミステリアスな存在である事を

より際立たせていた気がしました。

で…最後に、母親疑惑もほんのり匂わせて、次回へと繋げる。

どんな人で、どんな結末へと向かっていくのか…先が見たくなるような仕掛けも

さり気なく作り込んでいるのも上手いです。

 

航(橋爪功)の出番に関しても…

前回は星太郎と航との会話劇がメインだったので、

多少の差は感じるのも無理はありません。

ですが、前回で感じた、シュールかつ少し温かみのある作風は

引き続き踏襲されていたのかな?と思います。

航を"ちょっかい役"的な立場に回したのが効いていて、

それがまた、出るタイミングが絶妙で(笑)

謎めいたひかりの掘り下げで異質な雰囲気を覚えてしまいそうなものを、

彼の存在感が内容に緩急を生んで、和らげていっていたのも良かったです。

 

「結局、記憶に残るのは、誰とどんな気持ちで見たとか、そういう事なんじゃないんですか?」

ひかりのこの言葉には、とても真理を突かれた感覚がありましたね…。

もちろん、"モノ"自体がよほど強烈だったのであれば、

全然覚えてないって事もないと思うんですが、

何かを思い出せば、その時、こんな大変な事があったっけかなぁ…とか、

あんな感情で見ていたかなぁ…とか、

そういった"出来事"の方が自然と浮かんで、それきっかけで話も広がるもんなんですよね。

 

ひかりが「記憶に残った出来事」として、

花火を見ながら鼻で笑うまでに至る過程を話していたのを受けて、

星太郎が初心に戻ってみよう…と決心する流れもスムーズでした。

前回の時点では、航の「すまん…」の理由を見つけるまでの、

感動を誘う物語になるのかと思って見ていた節もありましたが。

花火を通しての2人の心境・変化を描いてきた辺り、

ひょっとしたら、人間再生物語になっていくのかもしれませんね。

 

「僕らは奇跡でできている」や「モコミ」を描いてきた

橋部敦子さんならではの作品だなぁ…と、しみじみ思います。

 

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リバーサルオーケストラ 3話 感想|3話目にして好感度爆上がり

 

 

まだ3話で、演奏シーンも"成長物語"としては序章の段階なのに、

まさかもう胸が熱くなるとは思いもしませんでしたなぁ…。

 

回を重ねるごとに、それぞれのキャラが本当に立ってきているんですよね。

「登場人物が好き」よりかは

「役者さんが演じている登場人物が好き」といった方が近いんでしょうか。

例えば、大好きな音楽を諦めさせないでくれた人を、

今度は自分が…と同じ分だけ"恩返し"しようと行動に移す蒼は、初音(門脇麦)と歳が近く、

真っ直ぐさが滲み出る坂東龍汰さんでなければ成立しないし。

そんな彼を引き止め、発する言葉からは人生経験の豊富さが伺える穂苅は

平田満さんでなければ成立しないし。

マイペースなようで、ふとした時に頼もしさを見せてくれる

気の利いた面も持ち合わせている藤谷は、渋川清彦さんでなければ成立しない。

脚本家の清水友佳子さんの1人1人の個性のつけ方が上手いのはもちろんですが、

その役のイメージにぴったりハマる・馴染みやすい役者さんをキャスティングする事で

相乗効果が生まれて、より魅力的な人物に魅せているんだと思います。

 

人物描写に既に安定感があるから、時折挟まれるコミカルな言葉選びややり取りも

"その人らしさ"を加速させて、ますます面白く感じられますし。

それに加えて…今更ながら、児玉交響楽団の団員とSNS担当となった奏音(恒松祐里)全体の

年代のバランスが、若手・中堅どころ・人生の大先輩で

ちょうど良くまとまっているのも効いています。

年代が違うからこそいろんな考えが生まれる訳で、

若者が自分とは歳の離れた相手の言葉に刺激を受けたり、逆に若者に刺激をもらったりで、

それぞれ影響を与え合いながら"みんなで"オケの立て直しを図っていく様は

見ていてとっても楽しいのです。

 

そして、他に良かったのと言えば…初音の"克服"の描写も挙げられますね。

彼女を取り巻く人物は皆、音楽と、音楽を一緒に作る仲間を愛してやまない

優しい人々なんですが、ただ優しいのではなく、

その根底には、初音も通ってきた挫折や苦悩が含まれています。

この、過去を乗り越えようとしているのは初音だけじゃない…

という描かれ方も、本作の好きな所です。

彼女と同じくブランクの大きい藤谷を始め、

自身のトレーニングにも時間を費やせるようになった蒼や、

姉の様子を一番間近で見届けてきた奏音、1ヶ月間で玉響の成長を実感しつつある朝陽や、

練習に精を見出している団員たちなど、

「再び音楽をやり始めた初音」と関わってからの"経過"の描写を積み重ねた事が、

結果的に視聴者に、まだみんなとは同じステージに立てていない彼女を

自然と応援したい気持ちにさせた…。

こんな感じで、初音の心情変化に無理がなく、

最後の感動シーンに向けてきちんとプロセスを踏む構成になっていたのは、

よく出来ているとしか言いようがありませんでした。

 

「威風堂々」のあの盛り上がる部分に関しては、

本番まであえて引っ張り続ける演出をとっていたのも良かったです。

特に、本番の1個前の練習シーンで、大サビ前のフレーズを何度も弾かせたのなんかは

盛り上げ方が分かっていてズルいなぁ…なんて(笑)

実際、作り手の思惑通り、大サビが聞けた時には本当にグッと来ましたし、

張りのある音だったのもあって、それぞれの"自信"が演奏に現れているようで、

ここでも目頭が熱くなりました。

また、個人的に「いつか触れる時が来るのかな?」と気になっていたコンマスについても、

説明じみた表現ではなく、日常生活でぽろっと生まれたような表現に落とし込まれていたのは

凄いなぁ…とも思わされました。

 

今まで動向がよく掴めなかった三島(永山絢斗)も、

どうやら次回から本格的に物語に絡んでくるようで。

でも…同じく(?)敵側の立場でも、本宮(津田健次郎)の場合は

演奏会で使用する楽器を壊すとか、団員の1人を出られなくするいった陰湿さからは程遠い、

食べ物で釣るという、人間臭くて中々憎めない嫌がらせをしてきたので(笑)

三島の件もきっと大丈夫かなぁ…と信じております。

 

 

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大奥(2023) 3話 感想|理不尽は次の理不尽を生む…

 

 

家光(堀田真由)の過去が明かされるとともに、

理不尽は次の理不尽を生む…という事が嫌というほど(褒めてます)描かれた回でした。

 

酷な展開が続いた前回で、これから癒し要素になりそうな気がしていた猫が

開始から20分程度で殺される運命に遭ったり…

訳も分からず男の格好をさせられ、上様だと言い聞かされる当時の家光だったり…

相変わらずゲスな考えをしている三人衆を罠に嵌める玉栄(奥智哉)だったり…

春日局斉藤由貴)が真顔で「では仕方ない、切りましょう」と提案してきたり…と

各々の動きを描く事で、一見かなりボリューミーな内容にはなっていましたが。

原作に沿っているのかは分からないものの、

昔から物語の核を掴むのに長けているイメージのある森下脚本の本領発揮といった所か、

幼少期から怨念や憎悪を抱えて生きてきた家光は

やはり今でも権力や運命には抗えない…という"前提"の作り方が上手く。

そのお陰で、有功(福士蒼汰)に縋るのにも説得力のある、

ちゃんと有功と家光の2人に感情移入出来る話に仕上がっていて、

今回も見応えを感じさせました。

 

また、前回は福士蒼汰の演技に惹かれましたが、

今回は何と言っても、堀田真由さんの内に秘めた繊細さが

覗き見える演技が印象に残りましたね。

特に、男性陣に女装をさせているシーンでの、強がれば強がるほど目に涙が溜まっていく姿には

こちらも少し目頭が熱くなりました…(ここも感情移入出来る理由の1つだったのかなと)

堀田さんについては、前回の感想で「将軍姿でも隠しきれない女性らしさがミソ」と

書きましたが、ちょっとだけ訂正。

今までの役柄から、どちらかと言うとほわっとしたお嬢様感ある役が

馴染む方だと思っていたので、それとは真逆の役もナチュラルに演じられているのは

何だか意外性も感じさせたのです。

吉宗役の冨永愛さんもそうですが、本作って、

役者さんの魅力を再発見して、新たな一面が見られる所も

見所の1つだなぁと思ったりもしております。

 

春日局に落とされ、少し良い方向に向かい始めそうになった段階で

また彼女に落とされて終わり…って事で、やはり次回も容赦ない展開が続きそうですね。

内容の面白さはもちろん、

大奥の由来ってここから来ているのかも?という"気づき"もあって、そこも楽しめた回でした。

 

 

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星降る夜に 2話 感想|今回くらいならまだ見られるかも…

 

 

前回と今回を見て思うのは…

本作はあくまでも、日々"生"と向き合う鈴(吉高由里子)と、

日々"死"と向き合う一星(北村匠海)による

「出会い」や「全く違う仕事に携わっているからこそ惹かれ合う2人」を、

日常生活をベースに、フラットに描こうとしているんだな…という所でしょうか。

 

いや、もちろん、まだまだ引っかかる部分はあるんです。

下ネタの描写にしろ、上記の2つを描く割には

お仕事パートのウエイトが大き過ぎる事にしろ。

例えば…前者に関してだったら、前回より古典的な下ネタ演出は薄まったにしても、

遺品のAVで盛り上がっていたら、私が故人だったらやっぱり嫌な気持ちにはなりますし。

一星の手話の内容がAVだったと知った時に、

鈴が「私も興味ある!」って食い気味に描かれていたのも、

個人的には、えっ…最初に若干引いてから熱弁を聞く流れなら分かるけど…なんて

変な疑問は生まれてしまう訳で。

後者に関しても、妊娠の現実も描いて…深夜(ディーン・フジオカ)の成長物語も含ませて…と、

まるで1話完結型の、産婦人科が舞台の作品を見ているかのような錯覚を覚える

内容になっている辺りに、果たして"恋愛モノ"としてお仕事と恋愛のバランスは

これで良いのかどうか?と思ったりもするのです。

 

ただ…ポジティブに捉えれば、こうも考えられるのかなと。

ろう者関係なくAVだって普通に見るし、普通に下ネタだって喋る。

そんな「ろう者だから」で特別視しない描き方には好感は持てるんですよね。

(正直、もうちょっと下ネタは抑えて欲しい気持ちはありますが…)

お仕事パートも、妊婦に置き去りにされた赤ちゃんに対する「可哀想」と、

一星の境遇に対する「可哀想」という、マジョリティ側が囚われがちな"固定観念"を重ねて

考えさせられる結末になっていた点では、尺を割いて描くのにも

多少意味の感じられるエピソードに仕上がっていた気がしています。

 

まぁ…初回の出会いがある以上、一星の第一印象が変質者で、

それは今後も変わる事はないと思いますが(苦笑)

他に気になっていた下ネタ描写とお仕事パートが今回くらいの見せ方だったら、

まだ見続けられそうかな?って感じですね。

 

っていうか…今回は2人の馴れ初めも、一星の強引さを除けばほぼまともに見られただけに、

なんで初回はあんなに強引にキスさせたり、人のキャンプ場に乗り込んだりさせたんだろうって

勿体なく思っちゃいましたねぇ。

前回と今回の内容を借りるとするなら…斎場に一星が遺品整理士として訪れて、

コミュニケーションをとった事でお互いどことなく相手の顔を覚えていて、

映画を見ていたら、自分は全然泣けないのに隣で号泣している人がいるから気になって、

顔を覗き込んでみたら以前会っていた鈴だった…

で…一星が近くのカフェに誘って会話を…という、

ベタはベタでもごく自然な展開で魅せていれば、脱落者も少なかったでしょうに…(笑)

 

 

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