妻、小学生になる。3話 感想|万理華が発したSOS

 

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前回の感想は偏って書き過ぎちゃったかな…とちょっと反省しつつ。

"おじさん"である圭介(堤真一)と"小学生"の姿になっている貴恵(石田ゆり子)が

一緒にいるというコミカルさを強調していた内容から一転、

今回は話が少し前進した印象がありました。

「妻が小学生で、別の家庭があるから」もう前と同じようには行かないという

現実を知る父娘の描写、現在万理華(毎田暖乃)の姿で暮らしている

白石家の実態が分かってきたのが大きいんでしょう。

そして…新島家と白石家2組の単なる家族再生物語でもないのかな?とも。

 

というのも、万理華の立場で見ると、思った以上に悲しくなる場面が多かったのです。

部屋は洗濯物で散らかっており、食事は母・千嘉(吉田羊)がいたとしても

注文した弁当を別々の場所で食べるし、会話もほとんどない。

最も切ないのは…圭介や麻衣(蒔田彩珠)といるとあんなに気ままで楽しそうなのに

千嘉の前だと笑顔すら見せない所。

そしたら、学校なら父娘のように明るく振る舞っているんじゃないか?とも考えられるんですが、

クラスメイトからキャラ変した?と言われていた辺り、

貴恵の記憶が蘇る前=元々の人格の万理華は、

大人しくて周りと積極的に関わるタイプではなかったのかもしれません。

家では母と上手くいかず、学校では1人ぼっち…

居場所がなくて心細かった万理華がSOSを発した結果、

貴恵の記憶が棲みついた今の状態になったんじゃないかという気がしました。

彼女の"頼もしいキャラ"のイメージが強いだけで、

圭介や麻衣の前で堪えきれずに泣き、「また来ても良い?甘えても良い?」とお願いする姿が

"今"の貴恵の心境でもあり、万理華そのものでもあるんだろうな…とも思います。

 

今は貴恵と再会出来て浮かれている状態の圭介と麻衣だけれども、

「"万理華"としての生活を過ごしている」事実を知った上で、白石家の実態に踏み込んでいき、

貴恵が小学生の姿で戻ってきた理由が万理華のSOSから来ていた事に気づいて、

人生の歯車が動き出した2人が今度は白石家を救ってあげる…。

展開が基本的にゆったりなのも恐らくちゃんと意図があり、

様々な人物や出来事を絡ませる形で物語の全体像を作っていき、

上記のような大きな結末を見せるためなのかな?とようやく気づかされました。

まぁ、とりあえずは…特に圭介ですが(笑)

次のフェーズに移ってくれる事を期待したいです。

 

強いて言うなら、友利や守屋(森田望智)、大きく関わるであろう愛川(杉野遥亮)と

ただでさえ新島家の2人に影響される立ち位置の人物が多いのに、

そこにまた生まれ変わり疑惑の中学生の小説家のエピソードも盛り込んでくるとなると

話が散漫しそうな予感はしております。

でも、あのオチだけでは、中学生のエピソードがどう展開されていくのかはまだ分からないので、

ここら辺に関してはツッコまず、何話かじっくり見守るしかなさそうですね。

 

 

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ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇 5話 感想|ついに凛々子の過去を知る者が?

 

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周りがどんどん活気に満ち溢れていく様子を見て、

唯一面白くなさそうにしていた真琴(石井杏奈)のお話。

凛々子(黒木華)に信頼を寄せるようになった3人にはそれぞれ

仕事との向き合い方や、今の会社に勤めるまでの経緯が描かれた上で

「戦力外」などと言われていたので、

真琴にはどんな物語が隠されているのだろう…と思っていたけれども、

彼女の場合はそのまんまでしたね(苦笑)

やる気もなければ愚痴も多い。でも、「こんな事」「ごとき」と言っている辺り、

自分の味方になってくれたと信じてやまない友達には

「メンタルの強い人でいて欲しい」という理想を押しつけがち。

その上、○ちゃんねるみたいな掲示板の書き込みを"真実"だと決めつける。

 

元々希望していた漫画編集部とはかけ離れた部署に就いたが故の言動なのは分かりますが、

前々回と前回の内容と比較すると、あまりにも"現在進行形"、

つまり自己中心的な状態の真琴を描いていた印象が強かったので…。

結局、定義づけする割には、結奈(茅島みずき)と友達には見えづらかったのも含めて、

結奈が宣言通りプロゴルファーになった時のちょっとした嫉妬や羨望の眼差しだったり、

ゴシップ部署に配属された時の心境だったりと、

当時の真琴の背景を早い段階で掘り下げてみた方が

もっと同情出来る部分もあったんじゃないかな?と思いました。

 

しかし、友達とは?肖像権の侵害とは?と問題提起しつつ、

何に価値を見出すかで"自身にとって揺るがないモノ"は異なる…と結論づけるための例として、

複数の匿名によるネット上での書き込みや悪質な盗撮者、

そして、真琴と結奈の関係性が挙げられ、1つ1つ描写されていたのはもちろん。

2人の関係性に付随させるように凛々子の過去も重ねる事で、

そこから縦軸へと広げていく流れは実にスムーズでした。

縦軸に関しては折り返し地点なので、ここで明かされるのは妥当ではありますが、

各々の登場人物の人となりがよく把握出来ないまま

ゆっくり進んでいた本作を考慮すれば、一気に見せてきたのには割と意外でしたね。

 

肝心のネット上での悪意については、結果的には、

1人の悪質な盗撮者にずっと苦しめられていたから、そいつを捕まえれば一件落着!

みたいな解決方法にすり替わってしまった感は否めませんが(汗)

でも、彼だけでなく、こういった悪意を持っている人は世の中にごまんといる訳で、

その悪意による拡散は決してなくならない事、自分を肯定してくれる人の存在を知った上で、

自分が何を重要視しているのかを突き通そうとする事が大切なのだという

視聴者へのメッセージともとれる"後日談"的なオチは書かれたので…

ある程度は仕方ないのかもしれません。

 

さて、今回でようやく仲間としての一体感が生まれ、

笹目(筧一郎)の正体も分かったとなると…

あと気になるのは、競合会社である「週刊東西」に勤める人物を実際に登場させて、

ゴシップのあり方を巡っての対立を明確化するのかどうか…でしょうか。

いつも名前だけ出ている感じなので、見てみたい気持ちにはさせられるんですよねぇ(笑)

まぁ、これはあくまでも個人的な望みなので、

縦軸が今回で動き出して、詳細はまだ謎だらけの状態となると

残り話数的には難しいでしょうけども。どうなんだろう?

 

 

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愛しい嘘〜優しい闇〜 3話 感想|名前だけ利用される奈々江がかわいそうな件

 

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3話にして早くも2人目が退場。

その退場の仕方も、想像していたものとは少し違うようですね。

 

私…てっきり、DV夫って一時的に優しく振る舞うのが定番なイメージがあるので、

望緒(波瑠)に背中を押されて

優美(黒川智花)が正(徳重聡)を毒殺する事を決心したものの、

やっぱり愛しくて自分の手では殺せない優柔不断さが出たために、

結局自殺を選んだ…みたいなオチになると思っていたんですけど。

でも、「どうして?」「私ってやっぱりダメね」と言っていた辺り、

殺そうとしていたのは本当で、そんな自分に罰が当たったともとれるのかもしれませんね。

そうなってくると、カメラワークが切り替わった間にすり替えたのかねぇ…?

電話相手の件もあるし…どちらも雨宮(林遣都)が関わっていると思えてなりません。

前回であまりにも証拠が揃い過ぎていた事から、まだ彼に対する疑惑は残っていますし、

さらっと告白した「奈々江を落としたのは自分」も事実なのか?と、

謎が膨らんでいくばかりです。

今回は今までと違って大きな進展はなく、新たな謎が積み重ねられたからこそ

ますます次回が気になってしまいました。

 

で、その代わりに…ターゲットとなる正に焦点を当てる話になっていた感じですね。

まぁ…某ドラマの定時で帰るキャラ以来、爪痕の残りそうな役を演じられている徳重さんですが、

昼間っから見張ったり、優美の行動に常にアンテナを張ったりしている様子を見る限り、

この人が本当に山梨県警刑事部長なの?

なんか凄い自由に動けてますけど?感は否めなかったんですけども(笑)

個人的には、哀愁を漂わせる雰囲気を押していたはずが、

中盤からだんだんクレイジーな登場人物が活躍するように…みたいな

配分のバランスの悪さが気になり、どう見るのが正解なのかと探っていた節があったので、

今回くらいクレイジーさ多めの仕上がりになると、

これはツッコんで見れば良いんだと割り切れて、また違う意味で楽しめます。

 

そして、正から優美を引き離そうとする計画の諸々が…

宅配で2人で押しかけるだとか、

その時になぜか望緒がフェミニンなマフラーを身につけているとか、

奈々江(新川優愛)の名前だけ利用されて全然偲んでいる様子が伝わらないとか、

相手は刑事なんだから、強引に離したら誘拐罪だと判断されちゃわない?とか

いろいろ間抜け過ぎる所も、逆にそわそわ感を味わえて面白かったです(笑)

 

この手の物語って、複雑化していくと苦手になってしまいそうなんですが、

種明かしはコツコツされていますし、テンポは相変わらず良いですし。

また、なよっとした役を演じる波瑠さんを見るのも新鮮で、

何だか放っておけない魅力がありますね。

 

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愛しい嘘〜優しい闇〜 3話 感想|名前だけ利用される奈々江

 

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3話にして早くも2人目が退場。

その退場の仕方も、想像していたものとは少し違うようですね。

 

私…てっきり、DV夫って一時的に優しく振る舞うのが定番なイメージがあるので、

望緒(波瑠)に背中を押されて

優美(黒川智花)が正(徳重聡)を毒殺する事を決心したものの、

やっぱり愛しくて自分の手では殺せない優柔不断さが出たために、

結局自殺を選んだ…みたいなオチになると思っていたんですけど。

でも、「どうして?」「私ってやっぱりダメね」と言っていた辺り、

殺そうとしていたのは本当で、そんな自分に罰が当たったともとれるのかもしれませんね。

そうなってくると、カメラワークが切り替わった間にすり替えたのかねぇ…?

電話相手の件もあるし…どちらも雨宮(林遣都)が関わっていると思えてなりません。

前回であまりにも証拠が揃い過ぎていた事から、まだ彼に対する疑惑は残っていますし、

さらっと告白した「奈々江を落としたのは自分」も事実なのか?と、

謎が膨らんでいくばかりです。

今回は今までと違って大きな進展はなく、新たな謎が積み重ねられたからこそ

ますます次回が気になってしまいました。

 

で、その代わりに…ターゲットとなる正に焦点を当てる話になっていた感じですね。

まぁ…某ドラマの定時で帰るキャラ以来、爪痕の残りそうな役を演じられている徳重さんですが、

昼間っから見張ったり、優美の行動に常にアンテナを張ったりしている様子を見る限り、

この人が本当に山梨県警刑事部長なの?

なんか凄い自由に動けてますけど?感は否めなかったんですけども(笑)

個人的には、哀愁を漂わせる雰囲気を押していたはずが、

中盤からだんだんクレイジーな登場人物が活躍するように…みたいな

配分のバランスの悪さが気になり、どう見るのが正解なのかと探っていた節があったので、

今回くらいクレイジーさ多めの仕上がりになると、

これはツッコんで見れば良いんだと割り切れて、また違う意味で楽しめます。

 

そして、正から優美を引き離そうとする計画の諸々が…

宅配で2人で押しかけるだとか、

その時になぜか望緒がフェミニンなマフラーを身につけているとか、

奈々江(新川優愛)の名前だけ利用されて全然偲んでいる様子が伝わらないとか、

相手は刑事なんだから、強引に離したら誘拐罪だと判断されちゃわない?とか

いろいろ間抜け過ぎる所も、逆にドキドキ感を味わえて面白かったです(笑)

 

この手の物語って、複雑化していくと苦手になってしまいそうなんですが、

種明かしはコツコツされていますし、テンポは相変わらず良いですし。

また、なよっとした役を演じる波瑠さんを見るのも新鮮で、

何だか放っておけない魅力がありますね。

 

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ファイトソング 4話 感想|曲を私たちにも聴かせておくれ〜!

 

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箸休めのエピソードだと捉えていた 仲良しコンビが漫才師に目覚めるまでの話が、

結果的には、花枝(清原果耶)と芦田(間宮祥太朗)の関係性にも通じていた…

とも想像出来るような、今回の物語の"核"として描かれる役割を担っていたのには

なるほどなぁとは思わされました。

 

最初は身内を笑わせる事が目的で始めた仕事で、実際に身内を笑わせる事は出来るのだけれども、

いざ外の世界に飛び立つと誰にも笑ってもらえない=良さを認めてくれる人がいない。

この"ギャップ"で苦しむ経験は誰でも起こり得るだろうし(それを描いた作品も以前あったし)、

これって、歌を生業にしている芦田の立場にも置き換えられるんじゃないかなぁ…って。

 

芦田が花枝の言動にインスピレーションを受けて、

彼女を想ってようやく曲を完成させたは良いものの、

思い出作りであれ、もう恋人="身内"になっている以上は

物事に公平に向き合えなくなってしまっているんですよね。

だから今回で、オーディション用に作った曲が不採用になった…というオチで終わったのも

何となく納得出来るんです。

そしてゆくゆくは、あの仲良しコンビみたいに、社会に出て再起する事の大切さよりも

「そばにいてくれる事で初めて元気が出て、頑張れる」…

そんな大切な人の存在が身近にいる温かさに

気づかされるようになるのかな?って気もしております。

 

ただ…今回は前回のようなベタな描写・演出は少なかったし。

花枝の空手を見て心動かされて、元々恋とは何なのかを知りたくて始めた恋愛だったはずが、

自分が描きたいのはラブソングじゃなくて

頑張る人へエールを贈るファイトソングだったんだ!という"気づき"の流れで、

そのまま 胸キュンや当て馬描写がトレンドのラブコメに見せつつ

"ヒューマンラブコメディ"へと舵を切ってくれれば凄く良かったんですが…。

芦田の頭が肩にもたれかかる形で、どうも胸キュンを盛り込む傾向にあるのは、

(邪推ですが)プロデューサーか上層部による采配が関係しているんでしょうかねぇ。

別にわざわざそんなシーン作らなくても良いのに…

2人が前向きになるまでの物語を描くんだったら

少しでもその曲を聴いてみたかったな…と思えたのも事実です(笑)

 

記憶違いだったらすみませんが、

確か元々、バンドでのヒット曲を作る事が賃貸契約更新の条件だったはずが、

物語を進展させるアイテムにするために「オーディション用の曲が採用されなければ退去」だと

書き換えられて、それを失恋に結びつけたのも強引だった気もしますし。

それに、芦田の事が密かに好きな弓子(栗山千明)をライバルキャラに仕立て上げたいのか、

初対面の花枝が彼女が敵か味方かどうかを気にし、敵だとはっきり返事するくだりも

ちょっと不自然だったような…?

 

そんな訳で、前回よりもヒューマン要素はあったものの、

まだ多少のぎこちなさを感じながら見ている状態です。

 

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ミステリと言う勿れ 4話 感想|名前に3がつく男

 

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お2人が主演の舞台劇を鑑賞しているかのような感覚がありました。

今回の面白さは…菅田将暉さんと柄本佑さんのキャスティングと組み合わせが

大きかったんじゃないかなぁと思います。

軽快で間の抜けた会話劇の応酬から一転、淡々としつつも

三船(柄本佑)が実は思い出してきているんじゃないかと薄っすら察した瞬間、

整(菅田将暉)が「なぜ?」「なぜ?」「なぜですか?」と最後に言い方を変える形で

核心に迫ってから真相に辿り着くまでの緩急のスピード感が心地良く、

最後まであっという間に見終えてしまいました。

 

整の個性の際立たせ方に関しては、今までは何となく「理屈臭い性格」を強調して

他の人物との会話による解決が多かったイメージだったのが、

今回は彼の「圧倒的な推理力」で物語を紡いでいき、解決へと導くスタイルへと

"探偵モノ"の方向にシフトした感じもありましたが、それでも"本作らしさ"は健在で。

今回のような頭脳戦でも、クスッとさせられる雑学的知識は随所に散りばめられているし、

それが結果的に事件を紐解く手がかりに繋がるのを既に知っているから、

整が次どんな話をするのかも気になるし…

とにかく、飽きさせない展開になっています。

 

記憶喪失の三船が「爆発」というワードでピンと来てから急にすらすら話し始め、

挙げ句の果てには「どこかに時限爆弾を仕掛けた…ような気がする」などと

まさしく"爆弾"発言をし出したこれらの謎や疑問を

どうやって推理して組み立てようか…という整自身の心境を表しているかのような

テトリスの音楽とのシンクロのさせ方も面白かったですし。

これから起承転結の"転"へと切り替わるのを意味する雨上がりの演出や、

適切なタイミングで音量大きめの劇伴を流していたのも含めて、

だんだん、本作の世界観にどんな演出を持って来るのかのコツが掴めている気がして、

回を重ねるごとに本当に良くなって来ているなぁ…とも思えるばかり。

今回はもう、引っかかり部分もなく、言う事なし!ですね。

 

原作は未読なので分かりませんが、今回のエピソードは映像化で

原作由来の面白さを伝えるには至難の業だったのかもしれません。

月並みな表現ですが、キャスティング、構成、演出…

どこも練って練って作られたんだろう…という"凝り性"っぷりが伝わる内容でした。

 

そして、今回もやはり事件は完全に解決という訳には行かず、

我路(永山瑛太)だけでなく、同じく犯罪者である三船とも何かしらの接点があり、

整の幼少期にトラウマがある事を匂わせたりして、

ほんの少しの苦味=余韻を残す作りにも惹きつけられます。

 

まぁ…後で振り返ってみたら、警察に暗号解読班はいないの?

大学生に頼み過ぎじゃない?とは思いましたが(笑)

でも、話自体が面白かったので、あまり気になりませんでしたね。

次回もとても楽しみです。

 

 

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DCU 3話 感想|限界突破ダイバー()の死

 

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※今回の感想はツッコミだらけ、言い方も少しネガティブ寄りです。

感動した!面白かった!という方はブラウザバックか、

それでも読んで下さる方は自己責任でお願いいたします。

 

 

はぁ…………………………………何も言葉が出てこないわ………。

DCUの正式名称って、D=どうして C=こんな内容になってるの? U=嘘でしょ?

かな?って思うくらい、今回の話はシンプルに言って「酷い」ですね。

微妙な作品・微妙なシーンを見た後は大体文末に(苦笑)をつけていて、

理解に苦しむか、とりあえず笑って誤魔化すしかない…の意味で使っている事が多いんですけど、

本作に関しては(苦笑)…いや、"笑"の一文字すら使いたくないですわ……

っていうどうでも良い情報は置いといて…。

 

う〜ん、どうしちゃったんでしょうね?

舞台の唐突なスケールのデカさも、隆子(中村アン)の破天荒な性格の描写も、

テロリスト組織のメンバーを捕まえるまでの流れの強引さも、

劇伴による緊迫感の出し方も、新名(阿部寛)の台詞や他の人物とのやり取りも

全て海外ドラマを真似ているみたいに見えます。

ハリウッドの制作会社との共同制作をうたっていましたが、

もうここまで来ると、「ハリウッドの制作会社に委託して

日本で放送する用のドラマを作ってもらった」と言ってもおかしくないんですよ…。

 

今回の話の疑問点を少しずつ整理すると…

そもそも、隆子が犯した失態は、車に置かれている証拠品を盗難させた事による

監督不行き届きってだけなんですよね。

彼がテロリスト組織の一員で爆弾犯だったっていうのは後から付け足された情報であって、

彼女は本来監視すべきだったはずの"テロリストを逃した"訳ではないんです。

何か凄い重大なミスをした…みたいな描かれ方をしているんですが…

(彼女のした事は反省するべきだとしても)"うっかりミス"程度の失態であれば、

厳重注意扱いにして、隊長である新名が主にチーム内で見張っていれば良いだけの話。

なのに、新名にしても、単独行動はさせているわ、船を自由に動かせているわ…

「あいつは俺たちの希望だ!」と熱弁して信頼を置いている割には、

その船の操縦士が隆子だと他の人からの報告で知るほど

面倒を見ていない所に矛盾が生まれるわで…話の前後があまりにも結びつかな過ぎるでしょう。

 

そして、隆子が越権行為を起こすのも、正直言って理解が追いつきません。

DCUの立派な一員になりたいのならなぜチームで動かない?という発想自体も謎なんですけど、

彼女がなぜ命を懸けてまでロペス(フェルナンデス直行)を追おうとするのかが分からないんです。

せめて、ロペスとの間に"施設育ち""親友"といった共通点を作って、

周りが逮捕の準備に入る中、彼女だけは唯一信じられずにいて、

小さい頃優しくしてくれた彼が犯罪者になる訳がない!なんて

私的な感情で暴走してあの結果に繋げるとか。

あるいは、今回も拡大版なのだから延長分を使って、

幼少期で勇気出して行動出来なかった事で人を傷つけたトラウマを抱えていて、

それを克服するため、強い人になるためにDCUに入った背景を付け加えるとかすれば

"僅かに"説得力があったんでしょうが…

チームすらまともに描けていないのに、あれで同情して!泣いて!って言われても

無理があるんですよ。

 

いや…もしかしたら、今回の無茶苦茶な話を薄める解決策を考えるとするなら、

最初から、前回とは切り離したストーリーにすれば良かったんじゃないか?とも思います。

ロペスが技能実習生である必要性も感じられなくて。

指名手配中の不法滞在者って事にしておいて、もうすぐイベントが控えているから

テロが起きる前に彼の居場所を掴んで確保してくれ!という依頼を受けたDCUの面々が、

ゴールの目前で取り逃してしまった…みたいな流れにした方が

多少の整合性は取れたのかもしれません。

 

ロペスにしても、海外逃亡したいのならば、わざわざ船を使う形で目立つ行為をしなくても、

普通に飛行機で出国すれば良いんじゃないの?っていう引っかかりが出てくるしなぁ…

なんか、「凄いドラマを作ろう!」だけが先走りして、

ドラマを作る際の手順を全然踏んでいない感じがしますね。

話は支離滅裂だし、登場人物には感情移入出来ないし。

私含んだ多くの視聴者と制作者側で、温度差がはっきりと伝わってきます…。

 

そもそも、前回の感想では「潜らせれば良いと思ってない?」って書きましたけど、

今回は今回でDCU=潜水特殊捜査隊の"せ"の字もない(滝汗)

海と絡めればOKなつもりなんでしょう。

本当に、何をテーマにした作品なんですかね?

 

確か情報解禁が早かった記憶があるので、

もう撮り終わっている可能性もあるかもしれませんが…

1週間お休みを挟むんだから、視聴者の声を取り入れて、

編集で少しでもテコ入れしていただきたい所ですが………………どうなのかなぁ。

 

 

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しもべえ 4話 感想|脚本家も演出家も変わったからなのか…

 

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へぇ…そんな展開になるんだなぁ…と。

 

前回のラストで匂わせていたしもべえ(安田顕)の正体については、一気に進めてきた。

というか、もう"父親の魂が乗り移った"でほぼ確みたいなもんでしょうね。

その代わりに、今まで何となくふわふわと謎を漂わせていた

辰馬(金子大地)の実態を絡ませた事で、

本作のベースであった"キセキ"で繋がる、笑いあり友情ありの青春ドラマの作りに

ピリオドを打とうとしている感じの内容に。

 

これはこれで、辰馬がどんな人で、どんな背景を抱えているのか興味が湧いたし、

「そう来るんだ!?」という先が気になるワクワク感は生まれたけれども…

個人的には、このミステリー要素が強まった脚本と、

(今までの回も老若男女親しみやすい話にはなっていたけど)

Eテレ風味というのか…パペット劇場(?)などの視覚的な楽しさを助長した、

ある意味 低年齢層の子供でもとっつきやすいチープな演出が

噛み合っていないような気がしたかなぁ…。

後で調べてみたら、やっぱり今回は脚本家演出家どちらも初担当の方だったそうで。

どちらかでも交代していなかったら、まだ異質な感じは受けなかったのかもしれません。

あとは、毎回の見所だと思っている、アクションを通しての"しもべえの活躍"が、

アクションよりも"頼もしいヒーロー"の方向に寄った小出し程度になり、

せっかくのアナコンダ捕獲のシーンも

さらっと終わってしまった所にも物足りなさもありました。

 

ただ、次回の放送が2/25と、1ヶ月も空いてしまう事を考えれば、

ミステリー要素が強まった脚本に関しては、視聴者を引き離さないようにしようとして

あえてあの作戦に出たとは想像はつきますね。

実際、元々あった視聴意欲がさらに湧きましたし(笑)

 

いや〜それにしても…長い!長過ぎる!!! w

開会式もあるし、NHKだから仕方ないかなぁ。←オリンピック中継を多く放送するイメージ

首を長〜くしながら、次回を待っております。

 

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妻、小学生になる。2話 感想|妻にデレデレ過ぎて逆に心配

 

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うーん、そうなるかぁ…。

確かに前回でも、貴恵(石田ゆり子)がいた頃は

彼女なしでは生きていけない!ってほど依存していた圭介(堤真一)の姿が描かれていたし、

再会するまでの10年間はゾンビのような生活を送っていたという事実も

十分に見せられてきた訳で、

その流れを踏まえれば、どっぷりのめり込む今回の変化も理解は出来るんですが…

ヒューマンとコメディのバランスが程良かった前回の雰囲気と

あまりにも風変わりしていて、ちょっと困惑している私がいます。

何というか、"小学生の女の子と一見不審者なおじさん"の組み合わせ、

なぜか仲良しである見かけの可笑しさをコメディとして消化して、延々と描いている感じ。

 

まぁ、まず言えるのは…デートのエピソードが長過ぎる!に尽きるんですよね。

長過ぎると感じた理由は、表現は悪くなってしまいますが、

娘・麻衣(蒔田彩珠)を合コンに行かせる形で"両親"と"娘"を別々に分け、

娘の方は傍に回して話を展開させてしまったから…っていうのもあるんでしょう。

 

それはそれで、圭介のボケっぷりで楽しめるし、奇想天外な言動に笑わされる

違う魅力は生まれるのかもしれませんけど…

これが"通常運転"で、しばらくこの流れで進めていくの…?という疑問は出てきます。

起こりもしないはずの"奇跡"が招く、家族再生の物語ではなかったの…?

前回で、妻(母)の死をきっかけとした麻衣との関係性の変化や、麻衣自身の挫折、

母だと受け入れるまでの葛藤が"あった"という

彼女の心情を映し出す描写をしたのも、そんな物語だと伝えるためではなかったの…?と。

 

公式サイトに記載されている通り

本作が本当に「ちょっと変わった3人による家族再生の物語」だったとしたなら、

前回と今回とでコンセプトにブレがあるようにも感じさせます。

これは、エピソードと娘の絡め方次第で、

印象もかなり変わったのでは?と思えてなりません。

せっかく提供バックでホームビデオ風演出もしているんですし…。

 

例えば、"デート"にするのではなく、合コン用の服選びか、

あるいは就職用のスーツ選びに付き合うついでにショッピングを楽しむだとか。

万理華(毎田暖乃)の見た目に合わせて選んだ映画が当時見た映画を彷彿とさせて、

思い出話に話が弾むだとか。

あとは、万理華が映った写真を待ち受けにしてからの、終盤での家族写真…という

分かりやすい共通点があったのですから、

待ち受けを 万理華だけのものを3人のものに変えるくだりをオチにして

"家族再生の物語"である事を印象付けるシーンにしても良かったのかもしれません。

 

そもそも、重箱の隅をつつくようですが、麻衣が就職出来た件に関しても、

10年間父ともまともに会話しない、1階に下りるのは弁当を取りに行く時だけ、

あとは基本的にゲーム三昧で引きこもりだと就活(特に面接)に苦戦しそうなはずなのに、

あっという間に内定がもらえているのもなんか不思議で…?

どうせじっくり描くのであれば、麻衣の就職を両親(小学生)がサポートする話でも

面白そうだった気がしますね。

 

"2人の時間"に尺を割いているから、白石家というもう1つ描くべき家族があるのに

片方だけに偏っているようにも見えるし。

白石家の実態がチラッとしか描かれないから、

ハートフルよりもぞわぞわした気持ちが勝ってしまうんだし。

とりあえずは、もっと娘も、白石家の謎も絡めて、

小学生の姿をした妻にデレデレな夫…という構図から

早めに抜け出して欲しいと願うばかりですが…

 

 

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妻、小学生になる。2話 感想|妻にデレデレ過ぎて逆に心配

 

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うーん、そうなるかぁ…。

確かに前回でも、貴恵(石田ゆり子)がいた頃は

彼女なしでは生きていけない!ってほど依存していた圭介(堤真一)の姿が描かれていたし、

再会するまでの10年間はゾンビのような生活を送っていたという事実も

十分に見せられてきた訳で、

その流れを踏まえれば、どっぷりのめり込む今回の変化も理解は出来るんですが…

ヒューマンとコメディのバランスが程良かった前回の雰囲気と

あまりにも風変わりしていて、ちょっと困惑している私がいます。

何というか、"小学生の女の子と一見不審者なおじさん"の組み合わせ、

なぜか仲良しである見かけの可笑しさをコメディとして消化して、延々と描いている感じ。

 

まぁ、まず言えるのは…デートのエピソードが長過ぎる!に尽きるんですよね。

極端に言ってしまえば、今回の内容は"夫婦のいちゃこら"なんです。

そう見えた理由は、表現は悪くなってしまいますが、

娘・麻衣(蒔田彩珠)を合コンに行かせる形で"両親"と"娘"を別々に分け、

娘の方は傍に回して話を展開させてしまったから…っていうのもあるんでしょう。

 

それはそれで、圭介のボケっぷりで楽しめるし、奇想天外な言動に笑わされる

違う魅力は生まれるのかもしれませんけど…

これが"通常運転"で、しばらくこの流れで進めていくの…?という疑問は出てきます。

起こりもしないはずの"奇跡"が招く、家族再生の物語ではなかったの…?

前回で、妻(母)の死をきっかけとした麻衣との関係性の変化や、麻衣自身の挫折、

母だと受け入れるまでの葛藤が"あった"という

彼女の心情を映し出す描写をしたのも、そんな物語だと伝えるためではなかったの…?と。

 

公式サイトに記載されている通り

本作が本当に「ちょっと変わった3人による家族再生の物語」だったとしたなら、

前回と今回とでコンセプトにブレがあるようにも感じさせます。

これは、エピソードと娘の絡め方次第で、

印象もかなり変わったのでは?と思えてなりません。

せっかく提供バックでホームビデオ風演出もしているんですし…。

 

例えば、"デート"にするのではなく、合コン用の服選びか、

あるいは就職用のスーツ選びに付き合うついでにショッピングを楽しむだとか。

万理華(毎田暖乃)の見た目に合わせて選んだ映画が当時見た映画を彷彿とさせて、

思い出話に話が弾むだとか。

あとは、万理華が映った写真を待ち受けにしてからの、終盤での家族写真…という

分かりやすい共通点があったのですから、

待ち受けを 万理華だけのものを3人のものに変えるくだりをオチにして

"家族再生の物語"である事を印象付けるシーンにしても良かったのかもしれません。

 

そもそも、重箱の隅をつつくようですが、麻衣が就職出来た件に関しても、

10年間父ともまともに会話しない、1階に下りるのは弁当を取りに行く時だけ、

あとは基本的にゲーム三昧で引きこもりだと就活(特に面接)に苦戦しそうなはずなのに、

あっという間に内定がもらえているのもなんか不思議で…?

どうせじっくり描くのであれば、麻衣の就職を両親(小学生)がサポートする話でも

面白そうだった気がしますね。

 

"2人の時間"に尺を割いているから、白石家というもう1つ描くべき家族があるのに

片方だけに偏っているようにも見えるし。

白石家の実態がチラッとしか描かれないから、

ハートフルよりもぞわぞわした気持ちが勝ってしまうんだし。

他には、今回はサプライズ的な登場をした神木隆之介さん(役名不詳)の出番が

かなりあった印象ですが、ちょっと唐突だったのでは?とも思えます。

ただの憶測ですが…後で登場させる予定だったのが、

いわゆる"大人の事情"で早めに回したとか、そんな事ないですよね?

 

とりあえずは、もっと娘も、白石家の謎も絡めて、

小学生の姿をした妻にデレデレな夫…という構図から

早めに抜け出して欲しいと願うばかりですが…