宙わたる教室 4話 感想|教室で起こった天体の衝突

 

 

自分の知らない時代を学べて、新たな気づきを得られるのが

ドラマの醍醐味だと再認識させられた回でした。

 

同局で夏に放送されていた「Shrink」でこんな病気があるのだと知ったように、

団塊世代集団就職の話はとても新鮮に聞こえました。

ある程度ドラマを見ていると、今まで蓄積してきた知識を踏まえて

あくまでも自分基準で登場人物の気持ちを考える事は出来ても、

やっぱり、背景を知っているのと知らないのとでは大違いで、

その人のことを奥深くまで理解できない事だってあるんですよね…。

長嶺(イッセー尾形)の話に最後まで聞き入ってしまいました。

まるで私も授業を受けている感覚にさせられましたね。

 

今回は長嶺にスポットが当たった回。

柳田(小林虎之介)を始めとした若者たちとは剃りが合わず、

つい突っかかってしまう所があるので厄介なジジイだと思われがちでしょうけど、

藤竹(窪田正孝)や木内(田中哲司)、アンジェラ(ガウ)、

そして妻・江美子(朝加真由美)といった、比較的歳の近い世代や同年代の相手とは

自分の気持ちを冷静に話せる人なのです。

若者世代への言葉遣いを聞いていると、とにかく乱暴でキツい。

その根底には多分…「どうせ理解してもらえない」「俺たちとあいつらは違う」という

諦めの気持ちがあるからなのかもしれません。

 

結局、"自分と他人"の分断は理解不足から始まるし、

どの世代だろうが関係なく、恵まれた面とそうでない面があって、

それぞれが事情を抱えている…というのが示された内容でした。

柳田がとある教室にひっそり通っている姿を偶然見かけ、リーフレットを読んで

授業中にタブレットを使用している理由を察した長嶺が、

彼の付箋を貼りまくりの参考書を拾った際に、優しい言葉を投げかける。

一方で、長嶺の話を聞いた柳田は、拍手が止まない中でタバコについて1人でじっくり考え、

いつもの癖で吸おうとするも、手を止めた。

自分の知らない世界を知り、学んで、自分が抱えているものを打ち明けてみる事で

初めて相手を尊重しようと思える。

あの授業の後、長嶺がいつものように先生にしつこく質問して、柳田に舌打ちされても

「これで最後だから」と口調が穏やかになっていた小さな変化にもグッと来ました。

柔らかな雪解けに、今回もほろりとさせられました…。

 

長嶺の加入で科学部のメンバーが全員揃い、学会発表という新たな目標が出来ました。

佳純が「科学部」と書かれた看板を扉にかけた所で、主題歌が流れます。

看板のロケットの絵と主題歌の相性が良くて、妙に惹かれちゃいましてね…

部活動を通してこれからみんなが飛躍していくんだと思うと、ワクワクが止まりません。

次回以降も楽しみです。

 

 

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嘘解きレトリック 4話 感想|横溝正史風の事件はまた来週

 

 

やけに掘り下げるな…展開が遅いな…と思っていたら、やっぱり前後編でしたね。

本作は昭和初期が舞台という事で、小道具や着物、セットなどコストがかかるでしょうし。

特に今回の場合は異質さを際立たせるために、数々の人形を揃えたり、

人形のような格好をした品子(片岡凛)でいかにミステリアスな印象を与えるかで

フィッティングにもかなりの時間を要しているでしょうから、

その緻密な世界観作りに合わせて、前後編でお届けしようという事なのかもしれません。

 

でも、前後編だと大体は間延びを感じてしまうものですが、

本作の場合は特にそれがなかったですね。

世界観ももちろんなんですが…演出が一番大きいんだと思います。

今回の演出家は「ラジエーションハウス」「元彼の遺言状」の鈴木雅之さん。

前半に出てきたモノクロ調の回想で、殺鼠剤入りの食事を食べたらしい人形(人間?)が

倒れていた様子を中心軸にして真上から撮るシーンの時点で、もろ分かりやすかったです。

そう…鈴木さんの演出って、食べ物の撮り方が独特なんですよね。複数の人物の映し方も。

何度もそのカットが挟み込まれるので、個人的には「どう?変わってるでしょう?」と

言われているようで、ちょっと鬱陶しいなと今までは思っていて(すみません)、

比較的苦手な演出家ではあったんですけど…

今回に至っては、鈴木さんらしいシンメトリーな構図が

横溝正史風の話とマッチしていて、不気味さや奇妙さを引き立てていて

まるで2人が異世界に入り込んだ気分にもさせられたのです。

西谷弘さんとも、永山耕三さんともまた違う画作りです。

原作実写化作品で、題材に合わせて演出家の個性をしっかり活かそうとしているのだという

制作陣の意思も感じさせました。

 

そして、人形屋敷という事で、オカルトの雰囲気を漂わせているので、

下手したら今期放送中の「全領域異常解決室」の案件に思えなくもありません。

…しかし、本作"らしさ"は忘れず。

鹿乃子(松本穂香)が品子を思わず自分と重ねてしまう人情深さや、

肩入れしかけた所で初めて嘘の声が聞こえた動揺。

品子のついた嘘をきっかけに、左右馬(鈴鹿央士)と一緒に

何が「良い嘘」で何が「悪い嘘」なのかの定義を語り合うシーンと、

本作でしか書けない要素も練り込まれていたと思います。

 

来週に続く話なので、私が書ける感想はここまででしょうか。

いつもなら頻りに嘘の音が鳴る分、今回はあの一言が来るまで全然鳴らなかったので

全容や品子自身が中々掴みづらいですね。

とりあえず、備忘録がわりに、気になった点を箇条書きにするなら…

・健康状態が原因で進まざるを得なくなった道に恨みがある様子のイネの兄

・柴田(佐戸井けん太)の去り際の言葉「今のお話以上に話す事もありませんので」

・品子は三つ子以上の子供か、多重人格か

で、品子の発言で判明しているのは…

・双子ではない

・薬入りの食べ物で倒れていたのは人形

・亡くなったイネ(松浦りょう)は人形を持ち出していた

・イネは事故か他殺の可能性がある

こんな感じでしょうか。

あとは結末次第…楽しみです。

(ただ、来週は外出しているので、感想は遅くなります(汗)一応お知らせ。)

 

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マイダイアリー 1話 感想|地味さの中で感じる心地良さ

 

 

この枠のドラマの感想を書くのは…雑感でしたが「たとえあなたを忘れても」以来1年ぶり?

でも、その作品も追いきれなくなって結局視聴を諦めてしまいましたし、

冬も興味深いな〜とは思いつつ、諦め。

春と夏は視聴が溜まっているドラマが多かったので、初回からスルー。

ちゃんと完走出来たのは最初の2作品だけ…という事で

かなり視聴成績は悪いです、日曜ABC枠(汗)

なんでリアルタイムで見ないのかという声も聞こえてきそうですが、

前時間の某劇場は拡大放送も多いですし、いろんな意味で濃い仕上がりになっているために、

日曜は1作品で満足しちゃいがちなんですよねぇ。

 

でも、本作は…次世代の若手俳優が集っていますし、大学時代での話がメインで

懐かしみながら見られそうだと思い、とりあえず初回をチェック。

放送からもう1週間経ってしまいましたが、本日は選挙で日曜日のドラマは全てお休みなので

日付をいじらずそのまま投稿させて下さい!(笑)

そんな訳で、前置きが長くなりましたが、ここから初回の感想を。

 

そうですね…一言で言うなら、良くも悪くも「地味」。

当たり前ですが、毎クール10本以上見ている熱心なドラマ好きの方でも、

余裕のある時期に合わせて数本見る方でも関係なく、全ての視聴者が注目するのは初回で、

時間を割いてでも次回も見ようと思えるかが基準になってくると思うので、

そういう意味では、登場人物の動きに興味が持てるか、「別に良いかな」で

意見が分かれる初回なんじゃないかという気がしました。

 

でも、個人的には…ずっと見ていられるドラマだなぁと。

誰かの日常を覗かせてもらっているような、そんな感覚にもなりました。

パンチはないのかもしれませんが、台詞運びは気を衒っておらず

自然体でスッと入っていきましたし、

何より、バスの座席に入る日差しの煌めきとか、桜の木の下でのシーンとか、

目を引くくらい絵になるカットも時々散りばめられています。

 

ごく普通の日常の中で、バスで寝過ごした女の子を一緒に送ってから映画を見に行く、

童心に帰ってみんなで合唱するというほんのちょっとの非日常が入ってくる塩梅も良い。

からしたら、合唱と言えば中学時代の合唱コンクールなので、懐かしくもあるんですよね。

優希(清原果耶)の優しさが、いつしか元彼にとっては苦痛に変わってしまったのと同じで、

きっと何かの蓄積が原因で人付き合いがうまくいかなくなってしまった

経験があるのであろう広海(佐野勇斗)が、

彼女たちとの出会いを機に心がゆっくりほぐれていく様は微笑ましく、

全体に漂う雰囲気に最後まで心地良さを感じながら見終える事が出来ました。

 

社会人になった主人公が、些細なきっかけで大学時代の思い出を振り返るという

構成をとっている本作ですが、それが最終回まで踏襲されるのか?

振り返った事で現在の主人公に変化をもたらすのか?などは気になる所ですね。

別れたらしい優希と広海の今後も、5人の交友関係もちょっとだけ気になります。

次ももちろん見てみるつもりですが…

感想本数整理のため、次回以降は視聴のみで行かせていただきます。

 

 

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3000万 4話 感想|信頼関係が崩壊する瞬間を見た。

 

 

本作を見てきて、自首するなら今だ。もうここで自首した方が良いと何度思った事か…。

免許証のコピーを車に置きっぱなしという爪の甘さで坂本(木原勝利)に目をつけられ、

ソラ(森田想)が仲間に殴られるのを目の当たりにし連れ去られる悪夢のシーンで、

闇バイトが絡み出した以上は、息子が危険な目に遭うかもしれないから

良い加減このタイミングで…と今回だって思ったけれども、時すでに遅しでした。

野崎(愛希れいか)の質問に答えたあのラストはまさしく、

純一(味元耀大)が親に失望する瞬間そのものでしたよ。

自分が大金の入ったバッグを持ち出してきて、犯罪に関与してしまった事に怯えて、

「返した」って知ったら胸のつかえが取れたように安心して、

親が頑張って稼いで買ってくれた(と思っていた)恩返しにと張り切っていたのに…。

ドアを開けて親を睨みつける純一の目は、悲しみを優に通り越して、

嘘をつかれた恨み・憎しみ・絶望…負の感情が滲みまくっていて、見ていて苦しかったです。

 

ソラが大金を抱えた理由も判明しましたね。

以前、祖母から奪ったお金を返すために集めたそうですが、

そのせいで祖母が命を絶った今、母親とは絶縁状態になってしまったと。

「お金は信用関係を失くしやすい」とはよく言ったもので、

2つのエピソードを通してまざまざと痛感させられます。

 

義光(青木崇高)が音楽を諦めきれないのは、あの事情を聞いてしまったら分かるけれども、

せめて自作する傍ら仕事して欲しいですし。

祐子(安達祐実)は祐子で、台風の日に家の近くの川を見に行くような感覚で

なんで蒲池(加治将樹)が浮かんでくるかもしれない湖に行っちゃうかなぁ…(汗)

と、今回も夫婦にはツッコミまくり。

そして、次回予告を見る限り、またヤバい方向に進む感じじゃないですか。

「ボスを見つけられれば捕まえてもらえるかもしれない」

…え?その日まで闇バイトを手伝ってどうにか逃れようって事???

何とかなる、何とかなるといつまでも根拠のない自信をつけていますが、

命が助かる可能性だってないのに。

蒲池にやってしまった事が、自分にも返ってきそうな気さえします。

 

佐々木家、ソラの家庭、刑事2人、闇バイト…など複数のエピソードを展開する形で

それぞれくすぶっていた"静"の前半から、

とある刑事のファインプレー、そして、闇バイトの大学生・長田(萩原護)が

免許証のコピーを見つけた事がきっかけで一気に物語が進展し、

佐々木家が完全に崩壊するまでを描いた"動"の後半。

今回の緩急のつけ方は凄まじかったですね。

ソラが坂本に襲われた時、びっくりし過ぎて思わず声が出ちゃいました。

 

ここまで4話。次回から後半戦に突入です。

 

 

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宙わたる教室 3話 感想|みんなの想いを乗せて走ったオポチュニティ

 

 

うーん…取り扱うものがものだっただけに、今回は一際重い回でした。

佳純(伊東蒼)の気持ち、真耶(菊地姫奈)の気持ち、

佐久間(木村文乃)の気持ち…頭の中でぐるぐる考えながら見ておりました。

 

保健室で久しぶりに会った佳純に「うちら同類でしょ?」と言った真耶。

一気に距離を縮めてくるので、佐久間が注意したように、

たとえ家庭環境などで心身ともに同じ傷を抱えていたとしても

今は1人だけでいたい人、仲間を探して辛いのは自分だけじゃないと思いたい人、

それぞれに自分なりのペースがある訳で、

きっと、佳純もどうやって接したら良いのか動揺していた所もあったかもしれません。

でも、真耶の気持ちも分かるんです。

学校にも家庭にも居場所がなく、心にぽっかりと穴を空けたまま毎日を過ごしていたのが、

ある日偶然、佳純に会えた。

自分は孤独じゃなかった。自分の苦しみを分かち合える人に出会えて

嬉しくてたまらなかっただろうなとも思います。

ただ、共依存になるんじゃないかという恐れも感じて、複雑ではあったんですよね。

 

藤竹(窪田正孝)の誘いで物理準備室に入ろうと決めたものの、

知らない人の声が聞こえて、入り口の窓がすりガラスなだけに中も見えなくて

自分が入っていいんだろうかという不安で押し潰されそうになる所に

アンジェラ(ガウ)が話しかけてくれて、第二のハブが出来そうで良かったと思うと同時に、

後ろで見ていた真耶の反応に胸がキュッとなりました。

みんな種類は違えど思いやりのある人たちばかりなので、

佳純に新たなハブが出来そうな予感がする。それは喜ばしい事なんです。

けれども…このまま2人の距離が遠くなってしまったら

真耶は自暴自棄になるだろうし(だからオーバードーズしてしまったんですし)、

真耶について行ったとしても、共倒れの道を辿っていくだけ。

だから、どちらも最善の道とは言い切れない…

やっぱりここは大人が手を差し伸べて欲しい…とも思うんですけど、

重要な物事を任された大人だって、いつも正しい選択が出せる訳ではないんですよね。

 

真耶を突き放したとも取れる佐久間(木村文乃)の発言は確かにキツく聞こえたんですが、

そうした理由を話す時に声がだんだん低くなっていったり、

「自分を救おうとする人間しか、私は手助け出来ない」と言った時には目が泳いでいたり、

後で思い詰めた表情を見せたり…強気な言動とは裏腹に、後ろ向きな姿が多かったのです。

厳しく接した後も、本当にこれで良かったんだろうかという葛藤が見えた。

だから、私は彼女を責められませんでした。彼女は多分…とっても不器用な人なんだなって。

佳純が見つかってハグしにいったシーンだって、

佳純が無事で良かったという安心の気持ちももちろん入っているんだろうけれども、

また同じ過ちを繰り返さなくて良かった…という安堵も含まれていたんだろうとも思います。

 

2人のハグシーンは一瞬、オポチュニティとスタッフの間にある特別な関係性を思わせて

感情が込み上げてくるようでした。

藤竹の話によると、運用期間3ヶ月の予定だったオポチュニティが15年も持ったのは、

想定外の幸運が重なった事もあるけれども、

オポチュニティが出来るだけ長く旅を続けられるように

スタッフがあらゆる努力を重ねたから…らしいです。(その話も泣けたなぁ…。)

佳純も佐久間もまだまだ足りない部分はあるけれども、何か問題にぶつかるたびに

自分の歩幅でゆっくり克服していけたら良いですよね。

そしていつか、真耶もフォローしてあげて欲しい。

それぞれの未来を願いたくなる、そんなシーンでした。

 

佳純は科学部に入部を決め、記録係を託される事に。

岳人(小林虎之介)は積極性に溢れていて部員をグイグイ引っ張ってくれますし、

アンジェラ(ガウ)は大気を安定させてくれる存在です。

2人が様々な事情で文字書きが苦手な代わりに、佳純が補ってくれる。

得意な部分も苦手な部分もお互いカバーし合える、中々素敵なチームなんじゃないでしょうか。

そこに次回から長嶺(イッセー尾形)が加入するようで、

どんな化学反応を見せてくれるのか楽しみです。

 

火星の空を見つめる3人のシーンで終わりなのも良かったですね。

見終わって気持ちよく眠れそうな余韻を残してくれました。

キラキラした目で見つめる3人のカットが今回のサムネイルにもなっていますが、

やっぱり、何かに夢中になれるものがあったり、

夢や目標に向かって一生懸命打ち込んだりする時の表情は美しい…というのを

このドラマは教えてくれます。

大人になってから…そんな経験をした事があったかな?

ちょっと羨ましくもなっちゃいますね。

 

 

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嘘解きレトリック 3話 感想|優しい嘘と絆を深める嘘

 

 

おっ…手書き文字の件について、ちゃんと触れてくれました。

嘘か本当かは声で判別出来ても、文字や音では判別が出来ないらしいです。

前回、鹿乃子(松本穂香)が母から送られてきた手紙を読んでいるシーンで、

そう言えば、手書き文字でも嘘って見分けつくもんなのかな?とふと疑問に思っていたので、

早い段階で不明瞭な部分を解決してくれたのはありがたい。

「思い込みや勘違いでも、その人が嘘だと思っていない事は嘘に聞こえない」

これ、今後の鍵になって行きそうですよね…。

 

ここ最近は「1話完結型」とうたいつつ、実際に蓋を開けてみたら

初回から"縦軸"がある事を匂わせていて、意味深な登場人物や思わせぶりな演出などで

1話完結型の本来の良さが損なわれがちなドラマも時々散見されるだけに、

本作は、見逃しちゃって今回から初めて見るという視聴者にも

親切な仕上がりになっている所が好感が持てます。

例えば、冒頭で書いた嘘の検証の他にも、鹿乃子には特別な能力がある事、

左右馬(鈴鹿央士)が居場所をくれた事を鹿乃子のモノローグで簡潔に説明がなされていますし、

嘘だと分からせる時の合図では、指を組むポーズが必ずアップで映されています。

そして、これでもかというほど、嘘の音も頻繁に流れる。

反対に、九十九焼のエピソードで、左右馬がいかに洞察力に長けた人物かも描かれました。

「ああ、この2人はこういう人なんだな」と理解しやすいと思います。

 

でも、3話になっても初期設定を描いていると言うとそうではなくて。

初回から見続けている視聴者にとっては、鹿乃子(と彼女の能力)をもっと理解したいという

左右馬の好奇心で、2人の距離が縮まっていく過程に微笑ましささえ感じますし、

最初は能力がバレる事をためらっていた鹿乃子が徐々に心を開いていく変化が

嬉しく思えたりするんですよね。

 

今回のキーワードは「嘘」。

あれだけ鋭い人が、まさか鹿乃子が自分の嘘に気づいた事を分からないはずがないし、

質屋に持って行かせるお皿の包み紙を、うっかりあの紙にしちゃったという

ヘマはやらかさないと思っていたので、

端崎(味方良介)に傷ついて欲しくない事情があって、

後は何か意図があるんだろう…とは読めてしまいましたが、

実は鹿乃子の事を、彼女が想う以上にこんなにも想っていたという

後半の"真相解明"展開には、さらに裏があったのかと惹きつけられるものがありました。

 

嘘をついていたのは馨にと言うより…で

そよ風でゆらゆら揺れている満月が映る池のカットに切り替わる所は、

鹿乃子の左右馬に対する気持ちの変化の始まりを暗示しているかのようで、実にロマンチック。

「1人でぐるぐる悩まないでよ。君はもう、1人じゃないんだから。」

「一緒にいるから悩むんだからさ!…一緒に抱えるよ。」

左右馬のこの言葉は頼もしくて、それはもう、惚れてまうやろ案件だったんですが、

鹿乃子の「月が綺麗ですね」という最後の言葉も、

自分を受け入れ寄り添ってくれる彼への信頼や安らぎが垣間見えてほっこりするのです。

左右馬は一瞬動揺するものの…

それに対する「月見そば、食べて帰ろっか。」の返しもとっても粋。

月9らしい胸キュン要素がここに全て詰まっていましたが、

まぁ…多少の願望も含まれているのかもしれませんが、

個人的には"恋人"の関係を飛び越えて、

険しい道も共にする"伴侶"の関係になっていくのでは?という期待感を抱かせてくれました。

 

何の予告もなく3話の感想をヌルッと上げる形となりましたが、

本当は2話の感想も書きたかったんですよねぇ。

その時は月10の初回感想を優先していて、

秋ドラマの感想が溜まり過ぎてしまう前に(もう既に投稿に時差がありますが(苦笑))

本作は視聴のみにしようと初回の時点で決めていたんですね。

でも、2話の、どこか平成の休日ゴールデン帯のアニメを思わせるチャーミングなオチを見て

やっぱり書きたい!と迷い始めて、都合で結局書けずじまいで、

諦めようかと思いながら3話を見たんですが…

好きなドラマだから書こうという決断に至りました(笑)

とにかく、2人が可愛らしくて、癒されて、温かい世界で包まれている本作。

そんな訳で…感想執筆は復活させる事にします。

あ、でも、現在(10/27)は火10の3話の感想がまだ途中なので、

明日の最新話の感想は遅れるかもしれませんし。

次の投稿がどちらになるかは、ちょっとまだ未定です。

 

 

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海に眠るダイヤモンド 1話 感想|日曜劇場の本気を見た…。

 

 

いや〜凄い…今期の日曜劇場がいかに力が入っているかは、冒頭の映像を見ても明らかです。

メインスタッフのクレジット表示の凝り具合からして、もう違います(笑)

この作品で絶対に外したくないという、TBSおよび日曜劇場の本気度の高さが伝わってきます。

 

元々期待していた作品なだけに、いやいや、過度な期待はしないようにしなきゃと

少し身構えて見てみましたが…

内容も冒頭の壮大な演出に負けず劣らずで、良質さを感じさせる仕上がりになっていました。

 

いづみ(宮本信子)に連れて行ってもらった長崎・端島

時代を経て廃墟となり、すっかり寂れ果てた島に暖色の光が当たった途端、

"あの頃"を思い出すかのようにゆっくり街が色づき出し、

徐々に賑やかな声が聞こえてくる演出には自然と涙が込み上げてしまいました。

 

基本的には、1955年の高度経済成長期が始まったばかりの端島を舞台にした過去パートと、

2018年の東京・歌舞伎町を舞台にした現代パートを

行ったり来たりしながらの構成で行くようです。

端島は石炭産業が盛ん。地下600mの気温は35度・湿度は80%で、

それって令和の夏の気温と変わらなくて、

暑くても私たちの場合は、オフィスや工場勤務だったり、車移動が多い仕事だったりしたら

冷房をガンガン効かせて快適に働けるんですが、

暑い中で長い時間働く人々にとってはかなりの劣悪環境でしょう。

なのに、どの人も表情は活気に満ちて、

日本が発達していくのに手応えを感じているのか、やりがいを見出しているよう。

"生"が伝わってくるんですね。

一方で現代の東京は、職業も多種多様になってきて、豊かな時代であるはずなのに

どこか空虚で閉塞的で、ホストクラブで働く玲央(神木隆之介)からも覇気を感じられません。

2つの時代を照らし合わせながら、進歩したのに、なぜ…?という違いと矛盾が描かれました。

 

しかし、時代を経ても変わらない部分もあり…。

例えば、端島端島で、活気に満ちているとは書きましたが、

いざ深掘りしてみれば、お腹を壊して我慢出来ず、地下でスッキリしようとしたら

置いてけぼりになって痛い目に遭った人もいれば、

長年働いて、炭で体がボロボロになっている人もいるのです。

で、歌舞伎町は歌舞伎町で、通常は原価率が30%なのに対して7%と物凄く低いですし、

売掛金問題が発生したらかなりのリスクを伴う事になります。

果たして、労働と金額が見合っているのか?という搾取もそうですが。

差別もハラスメントも忖度も、現代にも共通しているものも描かれました。

 

「たかが端島」と見下され、店をクビにされ島を出て行こうとした際、

鉄平(神木隆之介一人二役)の説得を受けたリナ(池田エライザ)。

大衆の前で端島音頭を歌い始めたら、

みんなが歌に合わせて手拍子、足踏み、掛け声をする…ここもグッときました。

舐められてたまるか!この島で生きた証を歴史に残してやる!という底力を感じさせる、

エネルギーがじわじわみなぎってくるような曲調の劇伴も相まって、鳥肌もんのシーンでした。

リナがこの島に来た理由とか、鉄平の端島への熱過ぎる想いとか、いづみの若い頃は誰…?とか、

まだまだ掴めそうで掴めない所はありますが、

昭和と現代、2つの時代を生きる役を演じ分ける神木隆之介を通して、

「生きる」とはどういう事か?を問いかける作品になりそうな予感のする初回でした。

 

朝ドラ主演のご経験も大きいんでしょうね。

神木隆之介さんはすっかり箔のついた、立派な役者さんになりました。

日曜劇場という、歴史ある看板枠の主演にふさわしい存在感を放っています。

特に後半の、リナの差別を目の当たりにした後の、

百合子(土屋太鳳)と賢将(清水尋也)の3人で列車に乗った際に

感極まりながら想いを吐露するシーンは凄味があって、

心の奥底にある情熱やふつふつとした感情を真っ直ぐ伝える演技は

神木さんの真骨頂という感じで、思わず見入ってしまいました…。

 

期待以上の出来で、安心しました。

半沢直樹」「下町ロケット」が大ヒットして、勧善懲悪のカラーが強まる前の、

2010年代半ばまでを彷彿とさせる作品でもありましたね。

あと、リナが宿の部屋を開けるシーンは…ジオラマと合成させているんでしょうか?

世界遺産であるはずの端島が実際に使われているの?と思えるくらいの臨場感なので、

どうやってこの画を作っているんだろうと考えるのもまた楽しいです。

 

それにしても、TBSはどれだけ予算があるのか…。

あのお金のかかりようですもん。前作の初回が始まった辺りで本作の情報が解禁されたのに、

初回放送日が10月に入っても中々発表されない訳ですよ(笑)

でも、来週は選挙でお休み。

先週から放送されていれば…う〜ん、タイミングが悪かったですね。

しかし、初回のあのインパクトなら、次も絶対に見ようと決めた視聴者も多いと思います。

 

 

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宙わたる教室 2話 感想|知識を活かして生まれたささやかな奇跡

 

 

2話は越川アンジェラ(ガウ)の回。

ペンケースを盗んだ疑惑をかけられるマリ(山﨑七海)の元に仲裁しに入ったり、

傷ついてそうなマリには親身になって母親の事まで気遣ったり、

喧嘩が起きそうなのを察知して止めたり、おまけに店も兼業していて…。

いつも周りをよく見ている人なだけに、

相手を優先し過ぎて、自分を犠牲にしてしまっていないかな?と

序盤のうちから気がかりだったんですけど、

なるほど…マリの中学時代の件が関係していたんですね。

 

自分はもう若くないからと、夢を諦めて退学しようとしていた彼女に

藤竹(窪田正孝)がかけた言葉は「夢に優劣はありませんよ」。

こういった、相手をハッとさせるような的確な言葉をかけてくれる存在が

身近にいると、本当に心強い。

〇〇オタクでその分野にしか興味がないという登場人物はよくいるけれど、

彼の場合、科学や物理と同じくらい人の心にも興味を持っていて、

感情の機微にすぐ気づける一面もあるのがとても魅力的です。

「大気を安定してくれる人」という表現も素敵だなぁと思いました。

終盤でアンジェラについて話す時、基本、目を合わせずやや下を向いて話しているのに、

その褒め言葉を言う時だけ一瞬溜めて、少し恥ずかしそうにチラッ…と目をやる所なんかは

素直じゃなくて可愛らしくてw

思わずニヤニヤしましたよ。

 

素直じゃなくて…で言えば、岳人(小林虎之介)のシーンも、鉄板ながらグッときました。

2人の事は勝手にやめろよと言いながら、自分は昼の時間をわざわざ使って

高校に乗り込んでくるという。なんつう情に熱い男だ!(笑泣)

…でも、彼がここまで行動を起こせたのも、前回、藤竹に背中を押された経験があるからで、

クラスメイトの背景を知って自分の苦しみと重なり、人のために動こうと思えた。

メイン回じゃなくなっても、いろんな人との関わりを通して

地道に成長していく描写が見られるのは群像劇ならではです。

 

最終的にペンケースを盗んだ犯人は分かったものの、

校長が上手く収めてくれるだろうという事で

そこはやんわり終了…ですが、個人的にはそれで良い。

あんなに意地悪してくる人は大体プライドが高くて、

無関係の人を責めていた自分が恥ずかしくなっても、謝りには行かないもんでしょう。

むしろ、マリももう彼女たちには会いたくないと思います。

最後になって漂白されて「ごめん…」と反省するラストを用意しなかったのも、

ドラマ臭くなくて好感が持てました。

 

そして、ラストの実験シーンは、ささやかな奇跡を目の当たりにしたようでちょっと感動。

確かに、アンジェラは言語の問題や環境の違いもあって、

他の生徒たちの学力にはまだ追いつかないのかもしれないけれど、

長年お店を経営してきて培った知識がある。

自分はもう…と諦めかけていた彼女の人生が肯定された瞬間だったし、

あれは3人だから成功出来た実験だった。

子供心を取り戻したかのようなアンジェラと岳人の無邪気さの後ろで、

微笑みながら見守る藤竹の構図で終わる。

喜ぶシーンなのに、2人がもし藤竹と出会っていなかったらと想像すると…

出会いの貴重さに何だか泣きそうになります。

 

「ヤンキーだから」「外人だから」と差別されて生きてきた人々が集う定時制高校だから

彼らの言動には時に危うさや脆さも感じさせるんですけど、

最後には、少し肌寒くなってきた体をじんわりさせてくれるような温かさが待っています。

秋にぴったりな作品な気がしています。

今期のドラマはそこそこ充実していますが、本作は上位に来るほど好きです(笑)

これは最終回まで感想を書く事、確定ですね…。

(遅くなっても最後まで投稿出来るように頑張ります!)

 

 

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3000万 3話 感想|旦那があまりにも能天気すぎて…w

 

 

ああ、これはやっちゃうな。

ソラ(森田想)との湖での殺人事件に、純一(味元耀大)への隠し事に、

お金を少し勝手に使ってしまっている件にと

祐子(安達祐実)は彼女に弱みを何個も握られているから、

それを良い事にアゴで使ってくる彼女を

衝動的にやってしまうラストが来るんじゃないかな…と途中まで予想しながら見ていたんですが、

予想とは斜め上で、かなりいや〜な結末になりましたね。

 

あの秘密を共にしている2人だからなのか、

おそらく考えに耽りやすい深夜の時間というのもあってか

少し心を打ち解け合う関係性になるのはちょっと意外に思いましたが、

まぁ……やっぱり「持ち主」なので。大金を取り戻して逃げてしまうのも無理はないよなと。

勝手に使われている上に、前回で一緒に逃げた時に持っていた黒い鞄の中身が

実は義光(青木崇高)のライブチケットで騙された経験がある。

隠しておいた倉庫で中身開けて、嗅いでいる所なんか見たらね…

そりゃあ恨みたくもなりますよ(汗)

 

今回は義光の能天気っぷりが一際増していて、

これは「こういう人いるよね〜」と思わせる演技が自然体で上手いという事になるんですが、

ほんっとダメだこりゃ…と呆れ笑いする頻度も多かったです。

もうね…冒頭の、祐子とソラが緊迫している様子の裏で

楽観的な曲調の歌を歌っているシーンでガクッとさせられましたもん(笑)

その後も、俺は知りませんよ〜と言わんばかりにギターを弾き続けるし、任せっきりだし。

妻の事情を知らないにしても、妻の些細な変化に気づけず

新しいフライパンを買ってあげるという間の悪さ。

またミュージシャンに戻りたい。ピアノはローン組んで何とかしよう。←いや働け!

と呑気に言えるのは大金で気が大きくなっているからなんですよね。

何やってんだ…とツッコミつつも、現実逃避して「何とかなる」と思い込みたい心理とか、

面倒臭い事から免れたいという気持ちには

決して心当たりがない訳ではないので、強くは責められないのです(苦笑)

 

ピアノを買ってもらえて、家に届いて

嬉しそうに弾いている息子で終わりなんて…なんと残酷なラストでしょう。

あんなにも綺麗で美しい音色なのに、

夫婦はそれとは真逆の汚い世界にどっぷりと嵌まり込んでしまっている。

あの家って防音機能は備わっているんでしょうか?

グランドピアノとなると音もかなり響くと思うので、既に目をつけている警察もそうですが、

近隣の人たちにもじわじわ怪しまれそうです…。

調律師に直してもらったら、まだ怪しまれなかったかもしれないのに。

 

同局の「宙わたる教室」も本作も、先が見たいと思わせる魅力が詰まっている作品なんですけど、

ベクトルが全然違うんですよね。

前者は生徒1人ずつの成長が垣間見えて、科学部のメンバーが全員揃ったら

どんな"夢"を見せてもらえるんだろうかと期待を寄せたくなるのですが、

後者は「怖いもの見たさ」な感覚で、

バッドエンドになるのは分かりつつも、過程が気になってハラハラドキドキ(笑)

次回も楽しみです…。

 

 

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ザ・トラベルナース(2024) 1話 感想|曲者ナイチンゲール・コンビ、再び。

 

 

2年ぶりの続編。…という事で、まずはシーズン1の最終回の終盤から。

「あれから2年」の体で、おさらいを兼ねつつ物語を始めたのが大きいんでしょうけれども、

凄いですね…放送開始たった5分程度で、

歩(岡田将生)と静(中井貴一)の関係性を描き切っちゃいましたよ。

2人のやりとりが好きで待ち望んでいた視聴者からしたら、初っ端から見せてくれた事で

「そうそうこれこれ!」と気持ちが高まって、本作への期待と視聴意欲が湧きやすくなりますし、

シーズン2から初めて見る視聴者にも、2人がどんな人柄なのかが分かりやすくて

すんなり入り込めたのではないでしょうか。

 

その後は、医療ドラマの初回の王道である

外で倒れた患者を応急処置するという展開を挟みながら、

新院長と医療界の変化、前作でもお馴染みのナースたち+新キャラをスルッとテンポ良く紹介。

「ドクターX」の脚本を長年担当されてきた中園ミホさんは

やはり書き慣れていらっしゃるなぁという感じで、

どこを膨らませてどこを引っ張り過ぎないかの匙加減がしっかりしていて、

1話内の構成にまとまりがあるんですよね。

 

私自身は…シーズン1はどんな内容だったかはもうぼんやり程度ですが、

菜々緒さんや安達祐実さんが出演されていた事は覚えていて

菜々緒さん、金曜日に出世しちゃいましたねぇ)、

顔ぶれを見るたびに、そう言えばこのメンバーもいたなぁと思い出しながら見ておりました。

放送後に相関図をチェックしたら、大田黒(内藤剛志)は初回ゲストって訳でもないんですね。

てっきり、テレ朝ドラマあるあるの、シリーズもので縁ある方が

他のドラマにサプライズ出演という形かと思ってましたので…

まぁ、捜査しそうには到底見えない、珍しく横柄な役だったので納得。

 

もう1人の重要な新キャラである新院長の薬師丸(山崎育三郎)は、

自分の理想とする医療改革のためなら躊躇せず人を切り捨てるヒール役のようですが。

恐らくここも王道で、プライドは高けれど、手段が違うだけで歩や静と目指す所は一緒で、

何度も対峙していくうちに静に根性を叩き直されて

最終的に人徳のある院長になっていくのではないかな?という気もします。

初回はシーズン1のおさらいが多くを占めていただけに、2の方向性に注目ですね。

 

静の「かのナイチンゲールは〜」発言も、ささやかで怖い広島弁も、

言葉が流暢な時は嘘をついているという鉄板要素も、何もかも懐かしかったです。

歩も相変わらずへそ曲がりな人ではありますが、

再び静と狭い寝床で寝る事になった終盤のシーンでの、

静の眠る姿を見た時の内心嬉しそうな表情にはほっこりさせられました。

本当は大好きなんですよね(笑)

 

緊急の患者が来たという連絡があった時の2人のシンクロ具合、

アイコンタクトのスムーズな流れはプロフェッショナル感が漂っていて、

普段は喧嘩しているけれど、仕事となるとプライベートとはきっちり切り分けて

息が合う2人が好きでシーズン1も見ていたんだよなぁ…という事も思い出しました。

(シーズン1の、看護師としての二者二様の頼もしさが滲み出ている

ポスタービジュアルも気に入っていたので、

本作もあえてTOPのものではなく、↑上の画像にしたのです♪)

 

安定して楽しめるドラマ、始まりましたね。

最後に余談で…「おむすび屋」なのはたまたまじゃないですよね?(笑)

 

 

↓シーズン1の最終回の感想はこちら↓

 

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